付き合う前のLINE頻度|婚活は回数より「歩幅」
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こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。
先に答えをお伝えしますね。
付き合う前のLINEに、正解の回数はありません。
仮交際のはじめは1日1〜2往復を目安にして、あとは相手と「返信の歩幅」をそろえていくだけです。関係がこじれるのは、回数が多いときでも少ないときでもなく、片方が走っていて、片方が歩いているときなんです。
「1日何回くらいが正解なんだろう」
「返信が遅いと、嫌われたと思われるかな」
「毎日送ったら、重いと思われるかな」
婚活中の方から、本当によくいただくご相談です。
1日10往復でうまくいくふたりもいれば、2日に1回でうまくいくふたりもいます。
並んで歩くときに歩幅を合わせるように、LINEも「相手の歩幅を知り、そこにそろえ、少しずつ一緒に速くしていく」ものです。のべ3万人以上の男女と向き合ってきた中で、LINEでつまずく方の多くは、文面より先に、この歩幅がずれていました。
この記事では、お見合い後から真剣交際までの段階別の目安、相手の歩幅の測り方、デート後のお礼LINEの型、話題に困ったときの引き出し、「俺通信」の書き換え、既読スルーからの立て直し方まで、例文つきでまとめました。
この記事の結論
・付き合う前のLINE頻度に正解の回数はありません。見るべきは、頻度・長さ・温度の「歩幅」が相手とそろっているかです。
・目安は、仮交際のはじめは1日1〜2往復から。最初の1週間で相手の歩幅を測り、そこに合わせていきます。
・好かれるLINEは「質問で終わる」「前回の続き」「相手の言葉を拾う」の3点。自分の話だけを送る「俺通信」は、好意があっても伝わりにくくなります。
・LINEは会うための道具です。日程は候補日つきで決め、謝罪や大事な話は電話か会って伝えるほうが、関係は深まります。
この記事を書いた人:関口美奈子(恋愛心理研究家・作家)
著書『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』。KADOKAWAほかより刊行し、中国・韓国・台湾で翻訳出版。TBS「王様のブランチ」のBOOKランキングにも掲載されました。結婚相談所エースブライダルを主宰し、のべ3万人以上の男女と向き合ってきた経験と心理学から書いています。
付き合う前のLINE頻度は、どれくらいが正解?
正解は「相手とそろっている頻度」です。
何回なら好かれる、という数字はありません。自分がどれだけ送るかより、相手とのリズムが合っているかのほうが、関係の満足度に関わってきます。
ネットでは「1日1〜3往復が理想」といった相場をよく見かけますが、調べてみると、どんな調査に基づく数字なのかがはっきりしないものがほとんどです。
一方で、研究ではっきり示されているのは、回数ではなく「似ているかどうか」のほうでした。
交際中の18〜29歳の男女205人を調べた研究では、自分と相手のメッセージの送り方が似ていると感じている人ほど、関係に満足していることがわかりました(Ohadi et al., 2018)。
とくにはっきり関係していたのが、「どちらがどれくらい自分から連絡を始めるか」と「用がなくても、元気?とひと声かけるか」の似かたです。
交際中のカップルの研究ですが、婚活のLINEにもよく当てはまります。
お相手が1日1往復のペースなのに、こちらが1日5通送れば、相手は「追いつかなきゃ」と疲れてしまいます。
反対に、お相手がこまめに送ってくれるのに、こちらが2日に1回だと、相手は「興味がないのかな」と不安になります。
どちらも、好意の量は同じかもしれないのに、です。
婚活の段階別、LINE頻度の目安は?
目安は、仮交際のはじめは1日1〜2往復、関係が深まるにつれて相手と合わせて増やしていく、です。
ここでの数字は、私が現場で見てきた「うまくいくふたり」に多いペースです。ルールではなく、相手の歩幅を知るための物差しとして使ってくださいね。
お見合い直後:LINEの前に「ファーストコール」
IBJでは、お見合いで交際が成立してから、担当カウンセラーを通じて連絡先を交換します。
そして交換した当日に、男性から連絡するのがマナーとされています。原則は電話です(IBJ公式のマナー案内より)。
LINEの頻度を気にする前に、まず声で「あらためてよろしくお願いします」と伝え合う。ここで初回デートの日程まで決めてしまうと、そのあとのLINEがぐっと楽になります。
日程が決まっていると、LINEは「決めるための連絡」ではなく「楽しみを育てる連絡」に変わるからです。
仮交際のはじめ:1日1〜2往復から
仮交際に入ったばかりのころは、朝か夜のどちらかに、相手が返しやすい話題をひとつ。そのくらいの軽さで十分です。
そして最初の1週間は、送ることより相手の歩幅を測ることに意識を向けてください。見るのは次の4つです。
・返信までの時間:すぐ返す人か、夜にまとめて返す人か
・文の長さ:1〜2行か、段落になるか
・温度:絵文字やスタンプを使うか、敬語か
・質問の有無:あなたへの質問が返ってくるか
この4つがわかれば、相手の歩幅はほぼ見えています。
合わせ方のコツは、相手より少しだけ短く、少しだけ軽く。追い越さない範囲でそろえると、相手は自然に「話しやすい人だな」と感じてくれます。
仮交際の中盤:相手の歩幅にそろえて少しずつ
何度かデートを重ねると、夜に「今日もおつかれさまでした」のひと言が加わる、写真を送り合う、など、用事のない連絡が増えてきます。ここで初めて、ふたりの歩幅が少しずつ速くなっていきます。
ただ、仮交際ではお相手もほかの方と並行していることがあります。
頻度が増えないからといって、すぐに脈なしと決めつけないでくださいね。見るべきは回数より、次の日程が具体的に進んでいるかどうかです。
真剣交際:LINEは「生活の共有」に
真剣交際に進むと、LINEは結婚後の生活のリハーサルになります。
毎日連絡を取り合うカップルが多いですが、ここでも「毎日でなければ」と決める必要はありません。
「平日は夜にひと言、週末は電話」など、お互いに心地いい形を言葉にしてすり合わせておくと、結婚後もずっと楽になります。
LINEの返信は、どれくらいの速さがいい?
速いか遅いかより、「いつも同じくらいの間で返ってくるか」のほうが安心感につながります。
即レスの人が急に半日空くと不安になりますが、いつも夜にまとめて返す人なら、半日空いても気になりません。
ですから、無理に速く返す必要はありません。
仕事中に返せない方は、最初のうちに「平日は昼間なかなか見られないので、夜に返しますね」とひと言添えておく。
これだけで相手はあなたの歩幅を知ることができ、待つ時間が不安ではなくなります。
反対に、わざと返信を遅らせて気持ちを試す駆け引きは、婚活ではおすすめしません。
並行してほかの方と会っているお相手から見ると、「テンポが合わない人」と判断されて終わってしまうことがあるからです。
好かれるLINEの送り方は?
好かれるLINEは、「相手が返しやすく、相手が話したくなる」LINEです。
上手な文章や面白い話題はいりません。次の8つを意識するだけで、同じ頻度でもやり取りの温度が変わります。
①最後に、答えやすい質問をひとつ添える
何が起きているか:会話の中で質問、とくに相手の答えを受けた「追加の質問」を多くする人ほど、相手から好かれやすいことがわかっています。スピードデーティングのデータでも、追加の質問が多い人ほど「また会いたい」と言われやすかったと報告されています(Huang et al., 2017)。
婚活の場面:LINEの最後に質問があると、相手は「返していいんだ」と安心できます。質問のないLINEは、会話を終わらせたいサインにも読めてしまいます。
例文:「今日はカレーにしました。〇〇さんは、疲れた日に食べたくなるものってありますか?」
②前回の話の「続き」を送る
何が起きているか:前回の話を覚えていることは、「あなたの話をちゃんと聞いていました」という、いちばん伝わりやすい好意の表し方です。
婚活の場面:デートのあとや、数日ぶりのLINEで効きます。毎回ゼロから天気の話を始めるより、ずっと距離が縮まります。
例文:「そういえば、この前話していた資格の試験、どうでしたか?」
③相手の言葉をひとつ拾って返す
何が起きているか:相手が使った単語をそのまま返すと、「読んでくれている」と感じてもらえます。質問をする人が好かれる理由も、相手が「聞いてもらえた、わかってもらえた」と感じるからだと説明されています(Huang et al., 2017)。
婚活の場面:短い返信しかできない日でも、これならできます。
例文:相手「今日は会議が3つもあって、バタバタでした」
あなた「会議3つはおつかれさまでした。バタバタの日は、夜ゆっくりしてくださいね」
④長さと温度を、相手にそろえる
何が起きているか:これが「返信の歩幅」そのものです。先ほどの研究のとおり、送り方が似ていると感じるほど、関係の満足度は高くなります(Ohadi et al., 2018)。
婚活の場面:相手が2行なら、あなたも2〜4行くらい。相手が敬語なら、しばらくは敬語で。スタンプは、相手が使ってくるまでは「文の最後にひとつ」くらいに控えめにしておくと安心です。スタンプだけの返信は、会話を閉じる合図に読まれやすいので、ひと言添えてからにしましょう。
例文:相手の「今日は暑かったですね!」に、10行の長文ではなく「本当に暑かったですね。〇〇さんは夏バテしていませんか?」くらいの長さで。
⑤デートの日の夜は「お礼+その日の場面+次」の3点で
何が起きているか:交際中の若い男女を調べた研究では、メッセージで愛情や好意を伝えることは、関係の良さと結びついていました(Schade et al., 2013)。付き合う前に「好き」は早くても、「楽しかった」は今日から送れます。
婚活の場面:お礼LINEは、帰宅したらその日のうちに。「ありがとうございました」だけだと定型文に見えてしまうので、その日の具体的な場面をひとつ入れ、最後に次につながる一文を添えます。どちらが先に送るかは気にしなくて大丈夫です。
例文(男性から):「今日はありがとうございました。パフェを前にして真剣に写真を撮っていた〇〇さん、思い出して笑っています。次は前に話していた植物園、行ってみませんか?」
例文(女性から):「今日はありがとうございました。お店まで調べてくださって、とても楽しかったです。〇〇さんのおすすめの本、さっそく探してみますね」
⑥日程の話は、候補日つきで具体的に
何が起きているか:LINEは、次に会うための道具です。やり取りが楽しくても、日程が決まらないと関係は前に進みません。
婚活の場面:「また今度ぜひ」で終わらせず、候補日を2つ出す。相手が選ぶだけで済む形にしておくと、忙しい相手ほど助かります。
例文:「来週の土曜か日曜、お昼に〇〇駅あたりでいかがですか?前に話していたお店、行ってみたいです」
⑦大事な話や謝罪は、LINEで済ませない
何が起きているか:先ほどの研究では、女性では、謝罪や意見の違いの話し合いをメッセージで済ませることが、関係の質の低さと結びついていました。また男性では、メッセージの頻度が多すぎることが、関係の質の低さと関係していました(Schade et al., 2013)。
婚活の場面:デートに遅れた、予定を変えたい、気になったことがある。そんなときは、LINEで長く説明するより、電話かお会いしたときに、ひと言で。「文字で言い合う前に、声で伝える」と覚えておいてください。
例文:「この前のこと、ちゃんと謝りたいので、少しだけ電話してもいいですか?」
⑧返信のいらない「ひと言」も、ときどき送る
何が起きているか:用事のない「元気?」の似かたが満足度とはっきり関係していた、という先ほどの結果を思い出してください(Ohadi et al., 2018)。用事がないからこそ、「あなたのことを思い出していた」というメッセージになります。
婚活の場面:相手が忙しい時期にこそ、返信を求めない軽い連絡が効きます。
例文:「忙しい時期ですよね。返信は気にしないでくださいね。雨なので、帰り道お気をつけて」
LINEの話題に困ったら、何を送ればいい?
話題に困ったら、「相手が答えを持っている話」を送るのがいちばん確実です。
自分の近況を報告するより、相手の得意なことや好きなことを聞くほうが、返信の負担が軽く、話も広がります。困ったときにそのまま使える引き出しを、5つ置いておきますね。
・前回の続き:「〇〇の件、その後どうなりました?」
・相手の得意分野への小さな相談:「料理が得意って言ってましたよね。作り置きで1品だけ覚えるなら、何がおすすめですか?」
・次のデートの下調べ:「この前話していたカフェ、調べたら秋限定のメニューがあるみたいです。甘いものは平気ですか?」
・今日の小さな発見を、質問つきで:「駅前の金木犀が咲いていました。〇〇さんは、季節を感じるものって何かありますか?」
・相手の好きなものの近況:「応援しているチーム、昨日勝ちましたね。観てましたか?」
どれも最後が質問になっていて、相手の「番」が用意されているのがポイントです。
反対に「今何してる?」は、答えるのに困る質問の代表です。答えやすさは、質問の具体さで決まります。
LINEの「俺通信」とは?なぜやってしまうの?
俺通信とは、相手への質問やリアクションがなく、自分の近況だけを一方的に送り続けるLINEのことです。
男性に多いと言われますが、女性でも「私通信」になっていることは意外とあります。
やってしまう理由は、自分のことを話すのが、そもそも気持ちいいからです。
人は話す内容の3〜4割を、自分の体験や考えを伝えることに使っていると言われます。ハーバード大学の研究者たちの実験では、自分のことを話すとき、脳の報酬に関わる部分が活発になることが示されました。少しのお金を手放してでも自分のことを話したがる、という結果まで出ています(Tamir & Mitchell, 2012)。
つまり俺通信は、性格が悪いからではなく、「好きな人に自分を知ってほしい」気持ちが、報酬のアクセルを踏んでしまった状態なんです。
ただ、受け取る側は違います。
初対面の男女の実験では、交互に打ち明け合ったペアのほうが、片方がまとめて話し、あとでもう片方が話したペアより、相手に好意を持っていました(Sprecher et al., 2013)。
好意は、話の量ではなく「順番」で育ちます。俺通信は、この順番を相手に渡さないLINEです。
俺通信の例と、書き換え例
俺通信:「今日は朝から新宿で打ち合わせ。昼はラーメン。午後はずっと資料作り。夜はジムに行ってきました。明日も早いので寝ます」
書き換え:「今日は1日資料作りで、夜にジムでリフレッシュしてきました。〇〇さんは、疲れたときどうやって切り替えていますか?」
内容の量はほとんど変わっていません。
変わったのは、最後に相手の番を作ったことだけです。これで報告が会話に変わります。
俺通信が届いたときの返し方
受け取る側になったら、話の中から単語をひとつ拾って、軽い質問で返してあげてください。
「ジムに行ってきました」には「ジム、えらいですね。どんなトレーニングをしているんですか?」。
何度か続けても一方的な報告のままなら、あなたも同じくらいの長さで自分の話を返してみましょう。歩幅をそろえることで、相手が「聞き返す」番に気づくことはよくあります。
付き合う前のLINEで、やってはいけないことは?
いちばん避けたいのは、相手の歩幅を無視して、自分のペースだけで送ることです。
俺通信のほかにも、次のようなLINEは、好意があっても逆効果になりやすいので気をつけてくださいね。
・返信がないうちに、続けて何通も送る(追いLINE)
相手の歩幅を追い越してしまう、いちばんわかりやすいずれです。
・質問ばかりを並べる「面接LINE」
「休日は何を?」「好きな食べ物は?」「兄弟は?」と、プロフィールの確認のような質問が続くと、相手は答えるだけで疲れてしまいます。質問は1通にひとつまでと覚えておくと安心です。
・毎回、スクロールが必要なほどの長文
気持ちを伝えたいほど長くなりがちですが、長文は相手に「同じ量で返さなきゃ」という宿題を渡してしまいます。
・既読なのに返信がないことを責める
「既読なのに返事がないですね」は、ほぼ確実に相手を身構えさせます。
・深夜やお酒の入った勢いでのLINE
夜中のテンションで送った長文や本音は、翌朝の相手には重く届きがちです。送る前に、朝の自分に読ませるつもりで。
・ほかのお相手の存在をにおわせる
仮交際で並行しているのはお互いさまですが、それをLINEで匂わせて焦らせるのは、信頼を削るだけです。
既読スルーされたら?LINEが続かないのは脈なし?
既読スルーや短い返信だけで、脈なしと判断するのは早すぎます。
既読のまま返信が止まる理由は、「落ち着いてから返したくて置いてある」「返す内容を考えているうちに寝てしまった」「質問がなく、返すきっかけがなかった」など、好意とは関係のないものがほとんどです。
既読スルーからの立て直し方
まずは1日待ちましょう。
それでも返信がないときは、前の話題には触れず、答えやすい新しい話題をひとつだけ送ります。「返信は気にしないでくださいね」と逃げ道を添えると、相手は気まずさなく戻ってこられます。
例文:「おつかれさまです。今日、〇〇さんが好きだと言っていたパン屋さんの前を通りました。今度の土曜、もしご都合よければ一緒に行きませんか?返信はゆっくりで大丈夫です」
それでも数日止まったままなら、結婚相談所の婚活ではひとりで抱え込む必要はありません。担当カウンセラーに伝えれば、相手側のカウンセラーを通じて様子を確かめてもらえることがあります。ここが、個人の恋愛とは違う安心なところです。
脈なしと誤読しやすい3つのタイプ
・LINEを「連絡手段」と考えているタイプ
用件だけを短く送る方は、男女ともにいます。会っているときに楽しそうで、日程がきちんと進むなら、LINEの短さは性格です。
・返信が夜にまとめて来るタイプ
仕事中はスマホを見られない職場の方も少なくありません。返信の時間帯が毎日そろっているなら、それはその方の生活の歩幅です。
・質問は返ってこないけれど、話は拾ってくれるタイプ
質問が苦手でも、あなたの言葉を拾って返してくれるなら、ちゃんと読んでいます。あなたから答えやすい質問を渡してあげると、少しずつ会話が続くようになります。
反対に、LINEは長くて毎日来るのに、日程の話になると止まる方は、LINE相手としては楽しくても、会うことにはまだ気持ちが向いていないのかもしれません。
LINEの量と、関係の進み方は、必ずしも比例しないんです。
LINEがうまい人は、何が違う?
LINEがうまい人は、文章がうまい人ではなく、「返信を待つ時間を楽しめる人」です。
ここには、テクニックの差ではなく、器の差が出ます。
返信が来ない時間に不安になると、人は確かめたくなります。追いLINEを送る、既読を責める、わざと遅らせて試す。
どれも根っこにあるのは「安心したい」という自然な気持ちです。でも、その不安を相手に預けてしまうと、LINEは会話ではなく確認作業になってしまいます。
持てる人は、先に与える側に立ちます。
相手が返しやすいように質問を添える。忙しい相手に「返信は気にしないで」と逃げ道を用意する。相手の話を覚えておいて、続きを聞く。
そして返信を待つあいだは、自分の仕事や趣味や友人との時間をちゃんと楽しんでいます。
その余裕は、不思議なくらい文面ににじみます。
「この人とのLINEは、なんだか楽だな」と思ってもらえたら、歩幅がそろってきたサインです。
LINEは、結婚したあとも毎日続く「ふたりの会話」の練習でもあります。相手のペースを思いやれる歩き方は、そのまま結婚生活の居心地のよさになっていきます。
「この返信、どう返したらいいんだろう」と迷ったとき、第三者の目で一緒に見てくれる人がいると、ずいぶん気持ちが楽になります。
エースブライダルでは、仮交際中のLINEや連絡のペースについても、カウンセラーが一緒に考えています。まずは無料相談で、今の状況をお話ししてみてくださいね。
まとめ:LINEは回数ではなく、歩幅で育てる
付き合う前のLINE頻度に、正解の回数はありません。
仮交際のはじめは1日1〜2往復から始めて、最初の1週間で相手の歩幅(返信の間・長さ・温度・質問の有無)を測り、そこにそろえていく。
好かれるLINEは、質問で終わる、前回の続き、相手の言葉を拾う。デートの日の夜は、お礼とその日の場面と次の一文を。
LINEは、会うための道具です。
大事な話は会って伝え、LINEでは「楽しかった」を短く届ける。
返信を待つ時間まで楽しめる人のLINEは、相手にとっていちばん居心地のいい場所になります。
よくある質問
Q.付き合う前のLINEは、毎日したほうがいいですか?
A.毎日である必要はありません。相手のペースとそろっていることのほうが大事です。相手が毎日送ってくれるならあなたも毎日、2日に1回くらいなら無理に毎日にしない。仮交際のはじめは1日1〜2往復くらいを目安に、相手に合わせて調整していきましょう。
Q.LINEは男性から送るべきですか?
A.IBJでは、連絡先を交換した当日に男性から最初の連絡(原則電話)をするのがマナーとされています。その後は、どちらから送っても大丈夫です。どちらか一方ばかりが送り始めている状態が続くなら、もう片方から送ってみると、歩幅がそろいやすくなります。
Q.返信が遅い人は脈なしですか?
A.返信の速さだけでは判断できません。仕事や生活リズムで大きく変わるからです。遅くても、いつも同じくらいの間で返ってくる、質問が返ってくる、日程が具体的に進む、のどれかがあれば、気にしすぎなくて大丈夫です。
Q.既読スルーされたら、追いLINEしてもいいですか?
A.まずは1日待ってみましょう。それでも返信がないときは、前の話題には触れず、答えやすい新しい話題をひとつだけ送るのがおすすめです。数日たっても止まったままなら、担当カウンセラーに相談してください。
Q.スタンプだけの返信は失礼ですか?
A.失礼ではありませんが、付き合う前は「会話を終わらせたい」という合図に読まれやすいです。スタンプを使うなら、ひと言添えてから最後にひとつ、くらいが安心です。相手がスタンプをよく使う人なら、あなたも少しずつ増やして歩幅をそろえてください。
Q.LINEと電話、どちらがいいですか?
A.日常のやり取りはLINE、大事な話や気持ちを伝えたいときは電話か会ってから、という使い分けがおすすめです。声のほうが温度が伝わりやすく、誤解も生まれにくいからです。仮交際の中盤あたりで、一度「少し電話しませんか」と誘ってみるのもよいと思います。
参考にした研究・資料
・Ohadi, J., Brown, B., Trub, L., & Rosenthal, L. (2018). I just text to say I love you: Partner similarity in texting and relationship satisfaction. Computers in Human Behavior, 78, 126-132.
・Schade, L. C., Sandberg, J., Bean, R., Busby, D., & Coyne, S. (2013). Using technology to connect in romantic relationships: Effects on attachment, relationship satisfaction, and stability in emerging adults. Journal of Couple & Relationship Therapy, 12(4), 314-338.
・Huang, K., Yeomans, M., Brooks, A. W., Minson, J., & Gino, F. (2017). It doesn't hurt to ask: Question-asking increases liking. Journal of Personality and Social Psychology, 113(3), 430-452.
・Tamir, D. I., & Mitchell, J. P. (2012). Disclosing information about the self is intrinsically rewarding. Proceedings of the National Academy of Sciences, 109(21), 8038-8043.
・Sprecher, S., Treger, S., Wondra, J. D., Hilaire, N., & Wallpe, K. (2013). Taking turns: Reciprocal self-disclosure promotes liking in initial interactions. Journal of Experimental Social Psychology, 49, 860-866.
・IBJ「お見合い・交際のマナー」https://www.ibjapan.com/success/manners/
この記事を書いた人
関口美奈子(せきぐち みなこ)
恋愛心理研究家・作家。結婚相談所エースブライダルとメンズ眉毛サロンWinsome(新宿・吉祥寺・高円寺)を運営。のべ3万人以上の男女と向き合ってきた現場経験と心理学をもとに恋愛・結婚・人間関係・コミュニケーションを執筆し、自治体や企業、官公庁でも講演。著書はKADOKAWAほかより刊行、中国韓国台湾で翻訳出版。
公式サイト https://sekiguchiminako.com/
著書:『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』
「このLINE、どう返したら正解なんだろう」とひとりで悩んでいるなら、一度プロと一緒に考えてみませんか。
エースブライダルでは、恋愛経験ゼロから入会した方のうち98%が交際に進んでいます(※結婚相談所エースブライダルの実績。集計期間2025年1月〜2026年9月26日、仮交際を含む)。
無理な勧誘はしませんので、気軽にお話しにいらしてくださいね。