「ザ・ノンフィクション」ミナミさんから学ぶ婚活

ザ・ノンフィクション考察

こんにちは。自由が丘の婚活アドバイザー岡部美穂子です。

先日、1月16日、23日と、2週にわたって放映された「ザ・ノンフィクション　結婚したい彼女の場合　～コロナ禍の婚活漂流記～」。

結婚相談所での活動を追った特集の反響がすごかったようで、放送後ツイッターや5チャンネルなどの口コミでかなり盛り上がっているようでした。

この番組のヒロインとなったミナミさん（仮名）。

自分の内側もすべてさらけ出した活動内容に、いろいろな批判なども飛び交ってしまったようで、今後も婚活を続けていく上でマイナスになってしまってはいないかどうか心配です。

ただ、ミナミさんが起こした行動は、多くの婚活者がついつい陥ってしまうありがちな例でもありました。

そこで結婚相談所のカウンセラーとして、この番組について考察と、皆さんに向けてのアドバイスをしたいと思います。

【ミナミさんの属性】

31歳女性

大学卒業後、飲食店で働いている。

給料は手取り13万。親と同居。

恋愛経験はなく、男性とのコミュニケーションは苦手。

【ミナミさんの希望条件】

親が共働きで、子供のころはさみしい思いをしたので、自分は専業主婦になって暖かい家庭を築きたい。

【婚活アドバイザーが打ち出したミナミさんの理想の結婚相手】

専業主婦でも生活できるような収入がある人

専業主婦になってもいいといってくれるような相手（ミナミさんよりも10歳以上年上）

→この二つの条件でお相手を探していきます。

この恋愛初心者の彼女が結婚相談所で両極端の二人の男性に出会います。

40代の資産家男性　長谷川さん（仮名）

30代の介護士　町田さん（仮名）

資産家男性長谷川さんは、婚活アドバイザーの直接のご紹介。専業主婦になりたいというミナミさんの条件にぴったりの男性。

一方で自分のことを褒めてくれたり、好きだと言ってくれたりと、ストレートに好意を示してくれる介護士の町田さん。ミナミさんはこの男性に恋してしまう。しかし、彼の収入を考えると専業主婦にはなれない。

恋愛感情に走るか？それとも現実的な条件で選ぶか？

感情が大事？それとも条件が大事？

入会時の条件でお相手探しをしたとしても、実際に出会って好きになった相手が当初の条件とは違っていた。というケースはよくあります。

条件ではなく、感情を優先した。ということです。

好きになってしまえば、条件なんてどうでもよくなってしまう。ということはよくありますし、それはそれでアリだと思います。

まさか、この人と結婚するとは思いませんでした！

自分でも意外でした。

といいながら成婚退会していく方は多いのです。

やはり、感情が伴わないといくら条件が揃っていても結婚はできませんから。

ミナミさんの場合は専業主婦になりたいということが条件でしたが、介護士の町田さんとなら、自分がパートで働くことになっても構わないと思い始めていました。

その流れでいくと、

介護士の町田さんを選ぶのかな？と思いました。

しかし、結果的にはミナミさんは彼を選びませんでした。

ミナミさんが選んだのは誰？

彼との生活の為なら、働いても構わない！

と思ったくらいのめり込んでいたミナミさんでしたが、その後彼の家に呼ばれ、現実を目の当たりにします。

薄暗い電球、綿がみえてしまっている座布団。

それなのに自分の趣味の車などにはお金を使っている。

結婚したら、お金に気を使いながらこんなみすぼらしい生活が待っているんだ…。と思ったら一気に熱が冷めてしまったようでした。

現実を知り、資産家の長谷川さんに目を向けようとします。

資産家長谷川さん、彼女の誕生日にはネックレスをプレゼント、なくしたイヤリングのことで一緒に探そうとしてくれたりと彼が自分に向けてくれる優しさにも気づき始め、彼との結婚を前向きに考え始めました。

ここで、長谷川さんの条件だけでなく、彼の内面的な優しさに気づき、彼を選びました。

となるととても美しく物語が終わったのですが、そうは行きませんでした…（汗）。

とあるデートの途中で彼女が具合が悪くなり、資産家長谷川さんが介抱してくれました。

その時かけてくれたあるセリフで、「彼に持病があるのだ」と思ってしまったのです。

私は騙された。

彼を紹介した婚活アドバイザーもグルになって私のことを騙したんだ！

私が結婚すれば、結婚相談所も儲かる。

私は10億詰まれたって、この人とは結婚しませんよ！

「えぇ～～～～～～～っ」

いままであれだけ信頼して慕っていた担当カウンセラーに驚くほどの暴言を吐いたのです。

その態度の豹変ぶりには視聴者の人たちも唖然としたことでしょう。

あぁ！！ミナミさん！

やってしまったねぇ。。。

ミナミさんの婚活がうまくいかない最大の理由

結局このお二人を断ってしまった原因はそれぞれ別の理由のようですが、ここにミナミさんの最大のうまくいかない理由が隠されています。

それは、ミナミさんすべて自己完結してしまっていること。

ここに相手とのコミュニケーションは全くありません。

これも、割と婚活女子達が失敗する大きな原因の一つでもあります。

<介護士の彼>

彼と一緒なら恋愛感情がもてる幸せな結婚が送れるはず。と夢を見ていました。

まるで魔法をかけられたシンデレラが12時を過ぎ、本来のみすぼらしい姿に戻ってしまったありさまをみて幻滅してしまったように…。

ミナミさんは、自分のことを褒めてくれ、気持ちよくさせてくれる彼に恋していただけで、彼の本質を見れていません。

勝手に彼との素敵な未来を妄想し、現実をみて勝手に幻滅してしまったのです。

彼、なにもしてないよね…（汗）。

本当に彼のことが好きならば、電球を買い替えたり、新しい座布団をプレゼントしようという気持ちになると思います。

自分が幸せになることしか見えてなく、相手への思いやりの気持ちが持ててないのです。

（ミナミさん、まだ心に余裕がないのです。）

<資産家の彼>

こちらも勝手に自己完結。

もしも彼に持病があるのかも。と思ったなら、まず本当かどうか本人に確認すべきなのです。事実確認せずに、彼のことばから勝手に持病をもっているんだ。と思い込み、一気に熱が冷めてしまっています。

ミナミさんから学んでほしい婚活アドバイス

このように、相手に確認せず、

勝手に解釈してしまい、

勝手に憤慨して

勝手に終わらせてしまう。

というケース、とても多いです。

このような時、会員にアドバイスをすることは

それは事実なのか？

妄想なのか？

ついつい、現実と妄想をごっちゃにしてしまうのです。

ミナミさんの場合でいうと、

デート中に体調悪くなり資産家の男性介抱してくれた。「自分もパニックになる事はあるよ」と言った。

→これは事実です。

しかし、

「この人はパニック障害なのだ！」

「騙された！」

→これは妄想です。

何かお相手にモヤモヤした時は、それが事実なのか？妄想なのか？どこまでが事実でどこから先が妄想なのかを冷静に切り分けて考えることが必要です。

そして、不確定な部分は相手に確認をする。

その上で、どうするかを判断してほしいのです。

＜まとめ＞

婚活を成功させるための２つのポイント

１）感情が大事？それとも条件が大事？

これは、表面的な部分だけでなくちゃんと相手の中身まで見てほしいのです。

相手の本質を見たうえで、その人を好きになれば、条件なんて関係なくなります。

そして、どんな困難なことが降りかかっても、その人と乗り越える！

という「覚悟」が大事になってきます。

２）それは現実か？妄想か？

勝手に自己完結してしまう、というのは相手とコミュニケーションとることを避けているのです。心地よいコミュニケーションだけを望み、不穏になりそうなことを避けていては結婚できません。

恐れずちゃんと相手と向き合いましょう。

相手とコミュニケーションをとりましょう。

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ミナミさん、今回ノンフィクションに出演したことで必要以上に注目され、性格悪いとかいろいろネットで叩かれてしまっているのが気がかりです。

本当は一生懸命でいい子だと思う。ただちょっと不器用なだけ。

今回の経験をばねに今度こそ本当にふさわしい相手が見つかるよう心から願っています。

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ミナミさんと同じ 親と同居・恋愛経験なしでも結婚できる！

▼婚活ド初心者のアラサー女子の婚活体験談

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