年収を上げてから婚活を始めるとなぜ結婚が遠のくのか
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結婚相談所のページを見ながら、こんなことを考えていませんか。
「入るなら、年収をもう少し上げてからにしよう」
その気持ち、分かります。
相談所のプロフィールには、年収の欄があります。
数字が低いまま入っても、年下の女性には相手にされないのではないか。
そう思わせる数字が、IBJのデータにあります。
10歳以上年下の女性と結婚した男性の平均年収は、1,170万円でした。
この数字を見ると、年収が年の差を決めているように読めます。
ですが、この読み方は間違っています。
なぜ間違いなのかが分かると、入会を先延ばしにする理由が消えます。
1170万円は「10歳下と結婚できる年収」ではなかった
1つ目|10歳以上年下との結婚は100組に5組もない
IBJで結婚した人のうち、10歳以上年下との結婚は100組に5組もありません。
1,170万円は、この少数の人たちだけの平均です。
では、残りの95組はどうだったか。
一番多いのは、男性が1〜2歳上。
次に多いのが3〜4歳上、その次が同い年です。
結婚相談所で結婚した人の大半は、同い年から4歳差の範囲に収まっています。
1,170万円は、その外側にいる100組に5組の話です。
少数の人の平均年収を、自分が目指す目標だと読み替えてしまう。
これが、入会を止めている読み間違いです。
2つ目|年収を上げても年の差はほとんど動かない
では、年収を上げると年の差はどこまで動くのでしょうか。
年収1,000万円台の男性でも、相手との年の差は4歳でした。
年収を数百万円上げたところで、年の差はほとんど変わりません。
上げた分が年の差になって返ってくるのは、桁が変わるほど稼いでからです。
そこに何年かけるのかを、入会前に考えてみてください。
年収は、上げれば上げるほど有利になり続ける数字ではありません。
一定の水準を超えたあとは、伸びしろが小さくなります。
3つ目|相談所の中では年収で差がつきにくい
もう1つ、入会前に知っておいてほしいことがあります。
IBJの男性会員は、約7割が年収500万円以上です。
相談所の外では上位に入る年収が、中に入ると多数派の側になります。
つまり相談所は、年収で差がつきにくい場所です。
年収を上げてから入っても、周りも同じように上げてきています。
年収欄が見られるのは、女性が申し込みを絞り込む場面までです。
その先で会うかどうかを決めているのは、年収の数字ではありません。
私が婚活をしていた時の話
私は、年収650万円で結婚相談所に入りました。
「貯金してから」と待つ選択肢も、ありました。
待たずに始めて、お見合いで出会ったのが3歳下の妻です。
もし2年待っていたら、年の差はほとんど変わらなかったはずです。
変わるのは、自分の年齢が上がることだけでした。
どちらが結婚に近かったかは、今なら分かります。
このあたりの数字は、YouTube動画でグラフを見ながら話しています。
「年収を上げてから」では入会の日がいつまでも来ない
「年収を上げてから」。
この一言が、なぜ入会を止めてしまうのか。
止める力の正体を、2つに分けて見ていきます。
1つ目|「準備ができてから」には終わりがない
年収を上げてから入ろうと決めたとします。
では、いくらになったら「上がった」と言えるでしょうか。
少し上がれば、次の目標が気になります。
そこに届けば、さらに上の数字が頭をよぎります。
年収は「上げ終わる」ものではなく、「上げ続ける」ものです。
だから、年収を条件にすると、入会の日はいつまでも来ません。
しかも、その努力で動く年の差はわずかです。
終わりのない準備で、ほとんど動かないものを追いかけている。
それが「年収を上げてから」の正体です。
2つ目|年収を上げる間に自分の年齢も上がっている
年収を上げるには、何年もかかります。
その何年かで、確実に上がるものがもう1つあります。
自分の年齢です。
同じ年収でも、45歳を過ぎると成婚率は半分以下になります。
年収を上げて増える分より、年を取って減る分のほうが大きい。
つまり待っている時間は、準備ではなく、目減りです。
若い女性を望むなら、なおさらです。
年の差が開くほど、そこで結婚している人は減ります。
それを年収で埋めようとしても、待つ間に年齢が上がります。
追いかけるほど、遠ざかる構造になっています。
入会前に決めるのは年収の目標ではなく申し込む年齢の幅
年収を待つのをやめたとして、では代わりに何を決めるのか。
入会前に決められることが、1つだけあります。
入会してから、自分で動かせるものと動かせないものがあります。
年収と年齢は、入会後にすぐ動かせるものではありません。
一方で、申し込む相手の年齢の幅は、今日決められます。
IBJで結婚した人の半分以上が、同い年から4歳差以内でした。
まずは、この範囲を申し込みの中心に置いてください。
年下の女性に申し込むこと自体は、問題ありません。
ただ、そこばかりに執着すると、お見合いが組めません。
年下は、幅の一部として残す。
年収が整うのを待つのではなく、幅を決めて始める。
入会前に決めるのは年収の目標ではなく、この幅のほうです。
そしてもう1つ。
「断られたのは年収のせいだ」と思っている限り、直せるものがありません。
年収以外の理由が見えて初めて、次に何を直すかが決まります。
その見える化は、相談所に入ってからでないと始まりません。
婚活カウンセラーとしてこう向き合っています
ジムリッジでは、入会の相談の段階で、この数字を一緒に見ます。
「年下がいい」という希望を、否定はしません。
ただ、自分の年収なら何歳下が普通なのかを、先に確かめます。
希望と実際の差が見えたら、どこまで幅を広げるかを一緒に決めます。
入会してからお断りが続いたとき、年収のせいだけにしないためです。
年収のせいにしなければ、断られた理由を1つずつ確かめられます。
聞きにくいことは、私が聞いてきます。
「年収を上げてから」と待つより、いまの年収で始めるほうが早い。
まとめ|年収は出会うきっかけであって入会を待つ理由ではない
10歳下と結婚した男性の年収は、平均1,170万円でした。
ただしそれは結婚した人の平均で、目指すべき目標ではありません。
年収を上げても、年の差はほとんど動きません。
相談所の中では、年収で差がつきにくくなっています。
「年収を上げてから」には終わりがなく、待つ間に年齢は上がります。
だから、入会前に決めるのは年収の目標ではなく、申し込む年齢の幅です。
年収と年の差のグラフは、YouTube動画でさらに解説しています。
出典は次のとおりです。
IBJ成婚白書2025年版・2024年版。
IBJ結婚みらい研究所の記事。
IBJ登録会員データ、総務省の就業構造基本調査。