好きよりも、嫌なことが似ている人
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ご成婚された方とその後お話しする機会があると、私はできるだけ聞くようにしていることがあります。
「結婚してから、これは大事だったなと感じたことはありますか?」
そう聞くと、返ってくるのは、婚活中に見ていた条件やプロフィール上の共通点の話ばかりではありません。
婚活中は、どうしても条件や共通点に目が向きやすいです。
趣味が合うか。
会話が楽しいか。
休日の過ごし方が近いか。
結婚観が合いそうか。
もちろん、そうした感覚も大切です。
ただ、結婚生活が始まってから気になりやすいのは、もっと日常に近い部分です。
たとえば、水回りの汚れがどれくらい気になるか。
タオルをどのくらいの頻度で替えたいか。
食事の時間や内容に、どのくらいこだわりがあるか。
疲れたときに、一人の時間がほしいのか、誰かと話したいのか。
こうしたことは、婚活中には少し地味に見えます。
でも、結婚すると、洗面台やキッチンの使い方、洗濯物の扱い方、食事の取り方、疲れて帰ってきた日の過ごし方として、生活の中にそのまま出てきます。
だからこそ、好きなことが合うかだけでなく、嫌だと感じることが近いかどうかも、結婚生活ではかなり大事だと私は見ています。
水回り、タオル、食事。小さく見えて、毎日出てくる
結婚生活で見えてくるのは、特別なイベントの価値観だけではありません。
むしろ、毎日の生活の中で何度も出てくることの方が、じわじわ効いてくることがあります。
たとえば、水回りです。
洗面台に髪の毛が落ちていることが気になる人もいれば、あまり気にならない人もいます。
キッチンのシンクに食器が残っていることが嫌な人もいれば、後でまとめて洗えばいいと思う人もいます。
タオルもそうです。
毎日替えたい人もいれば、数回使ってから洗濯したい人もいます。
バスタオルとフェイスタオルの使い分けにこだわりがある人もいます。
食事も、生活の中ではかなり大きいです。
食べる時間をある程度そろえたい人。
一緒に食べる時間を大切にしたい人。
疲れている日は、それぞれで簡単に済ませたい人。
外食や惣菜にどこまで抵抗があるかも、人によって違います。
ほかにも、テレビや動画の音量、寝る時間・起きる時間、同じ部屋で寝るかどうか、においへの敏感さ、エアコンの温度なども、生活が始まると意外と気になりやすい部分です。
こういうことは、お見合いの最初から細かく確認する話ではないと思います。
ただ、仮交際や真剣交際に進んでいく中で、少しずつ見えてきた方がいい部分です。
好きな食べ物が同じかどうかよりも、食事に対するストレスの感じ方が近いかどうか。
部屋をきれいにしたい気持ちそのものよりも、どの状態から「嫌だ」と感じるのか。
結婚生活では、こうした感覚の近さが、お互いの疲れにくさにつながることがあります。
疲れたときに、一人になりたい人もいる
もう一つ、結婚生活で意外と大きいのが、疲れたときの過ごし方です。
仕事で疲れて帰ってきたときに、誰かと話して気持ちを切り替えたい人もいます。
一方で、まずは一人で静かに過ごして、少し回復してから話したい人もいます。
これは、どちらが良い悪いという話ではありません。
ただ、ここが大きく違うと、同じ家にいてもすれ違いやすくなります。
片方は「今日あったことを聞いてほしい」と思っている。
もう片方は「今は少し黙っていたい」と思っている。
片方は「話してくれないのは寂しい」と感じる。
もう片方は「少し放っておいてほしいだけなのに」と感じる。
同じ出来事でも、受け取り方が変わってきます。
だから、真剣交際に進む前後では、楽しい時間の過ごし方だけではなく、疲れたときにどうしているかも少し話しておくと良いです。
「仕事で疲れた日は、すぐ話したいタイプですか?」
「疲れているときは、一人の時間があった方が回復しやすいですか?」
このくらいの聞き方なら、重くなりすぎずに話せると思います。
一緒に暮らすことを考えるなら、元気なときだけではなく、疲れているときの自分も想像しておくことが大切です。
真剣交際では、生活の感覚も見ておきたい
仮交際のうちは、楽しく会えるか、また会いたいと思えるか、会話が自然に続くかを見ていくことが多いです。
もちろん、それは大切です。
ただ、真剣交際を考える段階では、もう少し生活に近い部分も見ておきたいです。
たとえば、家での過ごし方。
掃除や洗濯への感覚。
食事の取り方。
休日の使い方。
疲れたときの距離感。
こうした話は、最初から全部確認しようとすると重くなります。
また、SNSなどを見ていると、真剣交際中に「お相手の家に行ってもいいのか」と気にされている方も見かけます。
ここは、状況によります。
お互いに安心して過ごせる関係性があり、相談所のルールや活動上の線引きを守れる環境であれば、お相手の家に行くこと自体が悪いわけではありません。
実際に家での過ごし方を見ることで、外で会っているだけでは分からない生活感が見えることもあります。
部屋の整え方。
水回りの使い方。
食事の準備や片付けへの感覚。
一緒にいて落ち着けるかどうか。
こうしたことは、結婚生活を考えるうえで参考になる部分です。
ただし、無理に家に行く必要はありません。
少しでも不安がある場合や、まだそこまでの関係性ではないと感じる場合は、焦らなくて大丈夫です。
大切なのは、「家に行くかどうか」そのものではなく、お互いが安心できる形で生活の感覚を知っていくことです。
何度か会って関係性ができてきたら、少しずつ話しておくのも良いと思います。
「一緒に住んだら、家事はどう分けたいですか?」
「休日は予定を入れたい方ですか?ゆっくりしたい方ですか?」
「家で一人の時間も必要なタイプですか?」
このくらいなら、結婚生活を想像する会話として自然に話せます。
大事なのは、相手を試すように聞くことではありません。
お互いの生活の感覚を知っていくことです。
合うか合わないかをすぐに判定するためではなく、違いがあったときに話し合えるかを見る。
私は、真剣交際ではそこも大切だと思っています。
生活の感覚は、一緒に過ごしてみて分かることもある
ただ、生活の感覚は、最初からすべて分かるものではありません。
自分では「たぶん気にならない」と思っていたことが、一緒に生活してみると意外と気になることもあります。
反対に、「自分はけっこう敏感な方かもしれない」と思っていたことが、相手との関係性の中では意外と大丈夫だった、ということもあります。
水回り、食事、睡眠、音、におい、部屋の使い方。
こうしたものは、頭で考えている感覚と、実際に一緒に過ごしたときの感覚が少し違うこともあります。
だからこそ、同棲経験がないからダメ、という話ではありません。
同棲経験がある人の方が生活の違いに気づきやすい部分はあるかもしれませんが、同棲経験がない方でも、結婚生活を考えるうえで大切なことを一緒に確認していくことはできます。
大事なのは、経験の有無よりも、生活を一緒に始める前に話し合おうとする姿勢です。
「自分はこういうところが気になりやすいかもしれない」
「疲れている日は、一人の時間が少しほしい」
「寝る時間や部屋の使い方は、どんな感じが落ち着く?」
こうした話を、真剣交際の中で少しずつできるかどうか。
そこも、結婚生活を考えるうえで見ておきたい部分だと思います。
結婚生活は、我慢の量が少ない相手と続きやすい
結婚生活で大切なのは、何もかも同じ感覚でいることではありません。
水回りの使い方も、タオルの交換頻度も、食事の取り方も、疲れたときの過ごし方も、完全に同じ人はいないと思います。
ただ、嫌だと感じるポイントがあまりにも違うと、日々の中で小さな我慢が増えていきます。
毎回は言わない。
でも、ずっと気になっている。
相手は悪気なくやっている。
だからこそ、言い出しにくい。
こういう小さなズレは、結婚生活の中で少しずつ溜まっていくことがあります。
だから私は、好きなことが同じかどうかだけでなく、嫌だと感じることが近いかどうかも見てほしいと思っています。
嫌なことが似ていると、日々のストレスが少なくなります。
違いがあっても、お互いに「それは嫌なんだね」と受け止めやすくなります。
もちろん、すべてが一致する相手を探す必要はありません。
大切なのは、違いが出たときに、話し合えるかどうかです。
好きなことが似ている楽しさも大事です。
でも、結婚生活を長く考えるなら、嫌なことが似ている安心感も、同じくらい大事にしてほしいと思います。
結婚相談所Owenについて
結婚相談所Owenは、埼玉・大宮を拠点に、埼玉県内・東京都内で活動される方の成婚に向けた婚活をサポートしているIBJ加盟の結婚相談所です。
お見合い後の振り返り、仮交際中の進め方、真剣交際に向けた判断など、婚活中に迷いやすい場面を一緒に整理しながら、成婚に向けた活動をサポートしています。
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