男性仲人が”バチェロス”に勧める「モンスターアイドル」

”バチェロス”の方に勧める番組「モンスターアイドル」

約2ヶ月に渡って世間を熱狂させた「バチェラー3」が先々週で終わってしまい、”バチェロス”になっている方も多いのではないでしょうか？

このブログもほぼバチェラーの事しか書いていなかったので、急に書きたい事が無くなってしまい手持ち無沙汰の状態です。何か変わりのネタを・・と思って他の恋愛バラエティ番組をチェックしたりしたのですが、「バチェラー」と比べるとショボさが目についてしまい、どうも食指が動きませんでした。

（「バチェラー3」のスペシャルスタジオトークで、出演女性が「バチェラーに出た後で普通の男と普通のデートをしても物足りない」と言っていましたが、同じ感覚でしょうか？）

そんな中、久しぶりにレビューしてみたいと思う番組に巡り合いました。

「水曜日のダウンタウン」の中のコーナー、安田大サーカスのクロちゃんがアイドルをプロデュースする「モンスターアイドル」です。

*公式ホームページ

https://www.tbs.co.jp/suiyobinodowntown/idol/

*お断り

・以下、ネタばれ含みます。

・あくまで筆者個人の主観的な意見です。出演者の方の人間性を貶める意図はありません。

「モンスターアイドル」第1話のあらすじ

”水ダウ”恒例の、目隠しをされてスタッフに誘導されてくるクロちゃんの画からスタート。

目隠しをとった前にいたのは、アイドル志望の16人の若い女性。そしてスタッフから渡された手紙。

”クロちゃんには、この中からメンバーを選抜してアイドルグループをプロデュースしていただきます”

「そういう立ち位置ね、もう審査始まってるからね」と、途端に悪い顔になるクロちゃん。

今回は16人からいきなり8人に絞る。合格の子に赤い札を渡す。

と説明が終わったところで、クロちゃんは唐突に、一番前に座っていたアイカ（20）さんに札を渡す。

「何で合格したか分かりますか？それはカワイイからです」とクロちゃん。身も蓋もない笑。

まずは歌唱力チェック。ヘッドホンを付けてスタジオに座っていると、クロちゃんでも本当のプロデューサーに見えるから不思議。

続いて15人を3組に分けての、アピールタイム。

アイドルになりたい女性陣は、例え相手がクロちゃんでも必死でアピールする。それを利用して「おれの事好き？」と聞いて「好きです」と言わせるクロちゃん。

1グループ目の5人の中では、ナオ（19）さんを1番のお気に入りに挙げていたクロちゃん。しかし、合格したのはミユキ(18)さん、カエデ（20）さん。ナオさんは保留となる。

2グループ目からはミスズ(20)さん、カナ(24)さん、3グループ目からはヒナタ(22)さん、ハナエ(18)さんがそれぞれ合格。残る枠は1つとなったところで、クロちゃんは最後にナオさんに赤い札を渡す。感極まって涙を流すナオさん。

1番お気に入りのナオさんを最後まで保留した理由について、クロちゃんは

「普通に受からせてたらそんなに僕のことを考えない。『なんで受からないんだろう』って、もっともっと僕のことを考えるから、僕のことを何１０倍も好きになっている」

うーん、すがすがしい程の〇ズ・・笑

残った8人に対して、合宿での共同生活でアイドルとしての適性を見ると宣言するクロちゃん。次の舞台は沖縄だそうです。

男は皆、心に”クロちゃん”を飼っている

見ている人は誰もが思ったと思いますが、これは完全に「バチェラー」のパロディです。”合格者に赤い札を渡す”というのがバチェラーのローズそのまんまですし、グループでの歓談から2ショットでのアピールタイムという流れも全く同じです。

違いは相手がイケメンのバチェラーか、モンスターのクロちゃんかというだけですが、正直見てて「あれ、クロちゃんと友永さんって、やってる事そんなに変わらなくね？」と思ってしまいました笑。前後の文脈バッサリ切り捨てて単純に好みで女の子選んだり、番組のシステムを利用して女の子を精神的に追い詰めたり、つい最近も似たようなシーン見たよなあ・・と既視感ありまくりでした。

クロちゃんをキモいと言う女性は多いですが、はっきり言いますが、男なんて外面をはぎ取ったら皆あんなモンです笑。下心丸出しのオッサンが”音楽プロデューサー”という肩書と権限を得て、もっともらしい事を言いながら女の子を口説いていく・・というのは秋〇康に対する皮肉でしょうかね。

とにかく、「モンスターアイドル」は”スピーディーで回りくどい演出のないバチェラー”のようなものですので、”バチェロス”の方はぜひどうぞ。男の生々しい本音を知れるという点でもお勧めですよ。