お見合いで感じる「会話の違和感」
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そのストーリーに、私はいる?
お見合いで、お相手がずっと自分の話をしています。
仕事のこと。
これまでの人生のこと。
これからやりたいこと。
「こんなことをしたいんです」
「将来はこういう生活がしたいんです」
夢を持っていることは、素敵なことです。
でも、同じように自分のことを話しているのに、「この人、素敵だな」と感じる人と、「なんだか違うな」と感じる人がいる。
私は、その違いは話している内容ではなく、相手をどう見ているかなのではないかと思っています。
自分の中で、相手を作ってしまう
少し気になるのが、まだ相手のことをよく知らないのに、
「あなたもこういうの好きですよね」
「きっとこういう生活が合うと思う」
「僕たち、すごく合うと思います」
と、話を進めてしまう人。
悪気はないのかもしれません。
相手に好意を持っているからこそ、そう思うのかもしれない。
でも、ここには少し違和感があります。
相手を見ているようで、自分の中で作った“相手”を見てしまっている。
相手が何を考えているのか。
何を大切にしているのか。
今、どんな気持ちでその話を聞いているのか。
そこを確かめる前に、自分のストーリーの中に相手を入れてしまう。
そうすると、相手の反応が自分の想像と違ったときに、
「え? 違うの?」
「こんなに合うと思ったのに」
となってしまいます。
夢のある人は、相手を巻き込まない
一方で、夢を持っている人も、自分の話はします。
「仕事を辞めたら、こんなところに行ってみたい」
「こんな暮らしができたら楽しそう」
「いつかこういうことをやってみたい」
でも、そこで相手の気持ちを決めつけない。
「○○さんは、こういう暮らしに興味がありますか?」
「もし一緒に暮らすなら、どんなことを大切にしたいですか?」
そんなふうに、相手の反応を見る。
私は、この違いが大きいと思っています。
自分のストーリーを話しているけれど、相手を勝手に登場人物にしない。
「僕はこう思う。あなたはどう思う?」
ちゃんと、相手の場所を残しているんです。
だから、こちらも無理に合わせなくていい。
違う意見を言ってもいい。
「私はそこには興味がないです」と伝えてもいい。
お互いの考えが違っても、そこから会話を続けられる。
それが、相手を尊重するということではないでしょうか。
相手を知るために、できること
これは、婚活中の私たち自身にも当てはまります。
相手の話を聞いているつもりでも、気づかないうちに「きっとこういう人だろう」と決めつけてしまうことがあるからです。
そんなときは、少しだけ聞き方を変えてみる。
例えば、
* 「それって、どういうところが好きなんですか?」
* 「そう思うようになったきっかけはありますか?」
* 「私はこう思うのですが、○○さんはどうですか?」
大切なのは、質問をたくさんすることではありません。
相手の答えを、自分の想像で補わずに聞くこと。
そして、答えを聞いたら、すぐに自分の意見を返すのではなく、少し考えてみる。
「なるほど、そういう考え方なんですね」
そこから、さらに話を深めてもいい。
自分の話をすることも、相手の話を聞くことも、どちらも大切です。
ただ、会話がうまくいかないときには、話す内容だけでなく、相手の反応を見ながら話せているかを振り返ってみてほしいのです。
結婚相談所での婚活でも、こうした会話の振り返りは大切にしたいところです。
お見合いのあとに、何を話したかだけでなく、相手の反応はどうだったか、自分はどう感じたかを整理する。
必要であれば、質問の仕方や会話の進め方を一緒に考え、次のお見合いで試してみる。
一度で完璧にできる必要はありません。気づいて、試して、また振り返る。その繰り返しで、相手を知る力も少しずつ育っていきます。
結婚は、一人で作るストーリーじゃない
婚活では、「どんな人と結婚したいですか?」という話をよくします。
もちろん、自分の理想や夢を持つことは大切です。
でも私は、それと同じくらい、
「相手は、どんな人なんだろう」
を見ることも大切だと思っています。
自分の理想に合う人を探すだけではなく、目の前にいる人を知っていく。
「この人は、こういうことを大切にするんだ」
「私はそこは違うな」
「でも、ここは一緒だな」
そうやって少しずつ、お互いのことを知っていく。
自分の人生を諦めて、相手に合わせることでもない。
反対に、自分の人生のストーリーに相手を当てはめることでもない。
二人とも主役でいられる場所を探していく。
だから、お見合いでも交際でも、
「私はこの人とどうなりたい?」
だけではなく、
「私は今、この人をちゃんと見ているかな?」
と、一度考えてみる。
そして、相手を見るときにも、
「この人のストーリーに、私は一人の人間として存在しているかな?」
そんな視点を持ってみると、今までとは少し違ったものが見えてくるかもしれません。
自分の会話は大丈夫かなと思う方。
いつでもご相談くださいね。