え?ストレスが人生を面白くするの?
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私は、少しのストレスって大事だと思っています。
「え? ストレスが大事なの?」
そう思いますよね。
私も、昔はそう思っていました。
離婚して一人になったとき、最初に思ったのは、
「こんなに自由なんて、素敵!」
でした。
朝、何時に起きてもいい。
食べたいものを食べて、好きな時間に寝る。
休日だって、自分の好きなように使える。
誰かの予定を気にする必要もない。
誰かに合わせる必要もない。
ものすごく快適でした。
「一人って、こんなに楽なんだ」
本気でそう思いました。
自由って、最高だった
しばらくは、その生活を思い切り楽しんでいました。
ところが、あるときふと思ったんです。
「私、前より臆病になってない?」
以前なら、
「ちょっとやってみようかな」
と思っていたことを、やらなくなっている。
「面倒そうだから、やめておこう」
「別に困ってないし」
「もう今さらいいかな」
そんなふうに、知らないうちに自分で選択肢を狭めていました。
もちろん、一人でいることが悪いわけではありません。
一人の時間は楽しいし、自分で決められる自由も大切です。
でも、何でも自分の思い通りになる生活を続けていると、
「自分はこうだから」
というものが、少しずつ増えていく。
もしかしたら私は、自由になったのではなく、
少しずつ「変わらなくなっていた」のかもしれません。
「面倒」って、悪いことなのかな
そこで思ったんです。
「面倒なことって、全部なくせばいいのかな?」
誰かと一緒に暮らせば、当然面倒なことがあります。
自分ならこうするのに、相手は違う。
今日は自分の予定を優先したいけれど、相手の予定もある。
食べたいものも違う。
行きたい場所も違う。
ときには譲らなければいけない。
正直、面倒です。
でも、その「面倒」の中には、
「今日は私が合わせよう」
「今回はお願いね」
「ありがとう」
「お互い様だよね」
という言葉も生まれます。
自分一人なら、しなくてもいい我慢。
自分一人なら、考えなくてもいいこと。
自分一人なら、出会わなかった考え方。
そういうものが、誰かと一緒にいることで入ってくる。
「私はそう思わないけど、そういう考え方もあるんだ」
そんな経験が、自分の世界を少し広げてくれることもある。
もちろん、全部が楽しいわけではありません。
腹が立つこともある。
ちょっと我慢することもある。
「なんでそうなるの?」と思うことだってある。
でも、その小さなストレスがあるからこそ、
自分の考え方が固まりすぎるのを防いでくれることもあるんじゃないか。
私は、一人になって初めて、そんなことを考えるようになりました。
50代から、何を増やしたいですか?
50代になると、すでに自分の生活があります。
仕事もある。
友達もいる。
一人の時間も楽しめる。
だから、
「別に結婚しなくても困らない」
という人も多いと思います。
私も、それはその通りだと思います。
だからこそ、50代からの結婚は、
「一人では生きていけないから」
じゃなくてもいい。
一人で生きていけるけれど、誰かと生きる人生も知ってみたい。
それくらいでもいいんじゃないでしょうか。
自分の生活を全部相手に合わせなくてもいい。
一人の時間もあっていい。
仕事も続けていい。
でも、誰かと話して、考えて、譲って、笑って、ときにはぶつかって。
そして、また「ありがとう」と言う。
そんな日々の中で、
「私って、こんな考え方もできるんだ」
「こんなことで笑えるんだ」
「一人だったら、これは選ばなかったかもしれないな」
そんな新しい自分に出会うこともあるのかもしれません。
私は、年齢を重ねても、まだ知らないことを知りたい。
新しいことを楽しめる人でいたい。
だから今の私は、
「ストレスのない人生」より、
「大切な人と生きるための、ちょっとした刺激がある人生」
のほうが、なんだか面白そうだと思っています。
一人って、自由。
でも、その自由の中に、もう一人を入れてみたら。
今まで知らなかった自分に出会えるかもしれない。
50代からの結婚って、
私は、そんなことも楽しめると思っています。