お見合い後の笑顔に隠された真実~お断りにならないために~
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はじめに
みなさん、こんにちは! 横須賀・湘南地域と横浜を中心に活動している Pacific Bridal の佐野です。
突然ですが、婚活中のみなさん、特にお見合いを終えたばかりの男性に、少し胸に手を当てて考えていただきたい質問があります。
「今日のお見合いは手応えバッチリでした!」と、自信満々に振り返っているそこのあなた。……本当に、お相手の心を開くことができていたでしょうか?
先日、当相談所の会員さまで、お仕事も非常に優秀、お人柄も優しく「誠実さ」を絵に描いたような40歳の男性(仮にAさまとしましょう)から、大変弾んだ声でご連絡をいただきました。
「佐野さん!今日のお見合いは過去最高に盛り上がりました。お相手の女性も私の話にずっと笑顔で、楽しそうに耳を傾けてくださったんです。もちろん、交際希望でお願いいたします!」
電話越しにも彼の充実ぶりが伝わってくるほどのご様子に、私も「素晴らしいご縁になりますように」と心から願っておりました。……数時間後にお相手の相談所から届いた通知を見るまでは……。
そこに書かれていたのは、無情にも『お断り』の文字でした。
「あんなに笑顔で会話が弾んでいたのに、なぜ!?」と、愕然とされるAさま。
実は、お見合いの席には、多くの男性が見落としがちな、切なくも恐ろしい「笑顔の罠」が潜んでいるのです。
今回は、Aさまの事例から、すべての婚活男性が心に刻むべき「真のエスコート」についてお話しします。
男性の言う「手応え」の8割は、自己満足?
なぜAさまは、ここまで完璧なすれ違いを起こしてしまったのでしょうか?
率直に申し上げますと、男性が「お見合いで会話が盛り上がった」と感じるケースの多くは、「自分が気持ちよくお話しできただけ」の自己満足に過ぎない傾向があります。
40代を迎え、社会的な地位や仕事のキャリアを積んでこられた大人の男性ほど、「自分が場をリードしなければ」「沈黙を作ってはいけない」と意気込みがちになります。そして、得意のビジネストークやご自身の趣味、これまでの実績などを滑らかに披露してしまうのです。
その際、目の前の女性が「素晴らしいですね」「そうなんですね」と楽しそうに相槌を打ち、満面の笑みを浮かべてくださっていたら、「よし、楽しんでもらえている」と確信してしまうのも無理はありません。
しかし、ここでいったん立ち止まって考えてみてください。それは彼女の「好意」ではなく、大人の女性としての「極上の気遣い = 洗練された社交スマイル」である可能性が高いのです。
女性は周囲の空気を円滑にするプロフェッショナルです。たとえ内心で「自分の話ばかりで退屈だな…」「早く終わらないかしら…」と感じていても、その場を気まずくさせないために、テーマパークのキャストの方のような微笑みをフル稼働させて合わせてくださっているのです。
つまりAさまは、ホテルのラウンジという社交空間で、お相手の「おもてなしの労力」に甘えていただけ。彼女が払ってくれた細やかな気遣いに、1ミリも気づくことができていなかったのです。
すべてを無に帰す、最後の1分~恐怖のスタスタ帰宅
しかし、ここまではまだ「よくあるすれ違い」の範疇です。会話が多少一方通行であっても、「誠実そうな方だし、もう一度お会いしてみよう」と次につながるケースはいくらでもあります。
Aさまが、今回「お断り」されてしまった決定打は、お見合いが終了して席を立った「最後の1分」の振る舞いにありました。
「今日の会話は完璧だった」と安心しきったAさま。お会計をスマートに済ませたその瞬間、無意識のうちに緊張の糸が切れ、「おもてなし脳」のスイッチを完全にオフにしてしまったのです。
ラウンジを出たAさまは、女性の存在をすっかり忘れたかのように、ご自身のいつもの歩調でスタスタと前を歩き始め、そのまま丁寧なお見送りもせず「では、失礼します!」と軽快にホテルの出口へと消えていきました。
ご本人は「あぁ、楽しかった」と余韻に浸りながら帰路についたようですが、置き去りにされた女性のお気持ちはどうだったでしょうか?
ヒールを履き、慣れないお見合いで疲れ切った足で、前をスタスタと歩くAさまの早いテンポについていけず、必死に男性の後ろ姿を目で追う女性。
「えぇ……? お話しをするだけして満足されて、最後は私を放置して帰ってしまうの? 歩くのが早くて追いつけない……。私のことを、ただの『自分の話を気持ちよく聞いてくれる観客』としか思っていなかったのね。優しそうな方だと思ったのに、見えない部分での思いやりがない方なのかな……」
その瞬間、1時間の楽しかった(と男性が思っていた)会話の貯金は、一瞬にしてゼロ、いえ、マイナスへと転落しました。
女性が別れ際に見せた、最後の笑顔。あれは好意の笑顔ではありません。「あぁ、ようやく緊張から解放される」という、心からの安堵の笑顔だったのです。
お見合いは「お見送り」までがお見合いです
「遠足は家に帰るまでが遠足」と言われますが、婚活においては「お見合いは、お相手の姿が見えなくなるまでがお見合い」です。
女性は、お見合い中の「用意してきた会話」だけでなく、ふとした瞬間の「素の行動(エスコート力)」を恐ろしいほどシビアに見ています。
どれほど会話が盛り上がろうとも、最後の最後で雑に扱われたと感じさせてしまえば、すべての努力が台無しになるのです。
大人の男性であれば、席を立ってからこそが本番です。お見合いが終わったら、必ず女性の歩幅と歩調に合わせること。そして、「今日は本当に楽しいお時間をありがとうございました。エレベーター(または、出口)までお送りしますね」と、最後までエスコートの姿勢を崩さないでください。
そして、エレベーターの扉が閉まるまで、あるいは出口からの、その姿が見えなくなるまで、温かい笑顔で見送る。これが鉄則です。
女性は、その別れ際の「最後の1分」の余韻で、「あぁ、大切に扱っていただけたな」「またお会いしたいな」とジャッジしているのです。
Aさまは素晴らしいスペックと、優しい心を持った素敵な男性です。しかし、「自己満足の競歩」をしてしまったがために、大切なご縁を逃してしまいました。
いかがでしたでしょうか? あなたもAさまのように、最後、お相手を置いてスタスタと歩いていませんでしたが? 大人の男なら、引き際こそ美しくスマートに。最後までお相手を主役にするお見合いを心がけ、次への切符をしっかりと掴み取りましょう。
まとめ:お見送り3つの心得
【歩調の同調】
席を立った瞬間からエスコートは始まっています。ご自身のいつもの歩幅を意識的に緩め、ヒールを履いた女性の一歩に完全に寄り添う優しさをお持ちください。
【目的地のスマートな提示】
「エレベーター(または、出口)までお送りしますね」と、見送る場所をあらかじめ明確に伝えることで、女性に余計な緊張や気疲れをさせないスマートなエスコートを心がけましょう。
【「姿が見えなくなるまで」の余韻の演出】
別れ際の最後の1秒こそが、交際可否をわけます。エレベーターの扉が閉まるまで、あるいは彼女の姿が完全に見えなくなるまで、温かい感謝の笑顔でお見送りしてください。
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婚相談所 Pacific Bridal
代表カウンセラー 佐野 利昭