芸能人ではありません。ただの婚活写真です。
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こんにちは。
婚活サロン Blossom Days –ふたり日和–の鈴木花帆です。
プロフィール写真のために選ばれた、あの花柄のブラウス。
後輩から「六花亭みたいな柄」と言われた、例のブラウスを着て、いよいよ撮影の日を迎えました。
もともとはスタジオ内で撮影する予定でしたが、当日は見事な晴天。
カメラマンさんと同行してくださったカウンセラーさんから、
「せっかくお天気もいいので、外で撮りませんか?」
と提案されました。
「いいですね!」
と、気軽に返事をした私。
このときは、屋外撮影がどんなことになるのか、知る由もありませんでした。
ヘアメイクを終え、いざ撮影へ。
時計はすでにお昼の12時を回っていました。
撮影場所は、オフィス街の一角。
ちょうどランチタイムと重なり、通りには昼食に向かうサラリーマンたちが次々と出てきます。
そんな中、カメラマンさん、レフ板を持ったスタッフさん、ヘアメイクさん、そしてカウンセラーさんを引き連れて、撮影が始まったのです。
すると、ランチに出てきたサラリーマンたちの視線が、一斉にこちらへ。
中には、わざわざ立ち止まって見ている人までいます。
「何だ、何だ? 誰か芸能人でもいるのか?」
そんな声が聞こえてきそうな雰囲気です。
いやいや、違うんです。
お願いです。どうか素通りしてください……。
そんなことを心の中で、ひたすら願っていました。
「はい、笑ってくださーい!」
カメラマンさんから声がかかります。
ところが、目の前にはランチタイムのサラリーマンの集団。
周囲の視線が気になって、とても笑顔どころではありません。
笑おうとすればするほど、顔が引きつってしまいます。
あまりに笑顔が出ない私を見かねたのでしょうか。
撮影場所を、少し離れた公園へ移すことになりました。
公園なら人も少ないし、少しは落ち着いて撮影できるかも。
そう思ったのも束の間。
今度は、笑顔とポーズのリクエストが、さらに激しくなったのです。
「もう少し笑ってくださーい!」
「はい、今度はこちらを向いて!」
次々と飛んでくる、笑顔とポーズのリクエスト。
とうとう、カウンセラーさんまで、
「花帆さん、笑ってくださーい!」
カメラマンさんも、カウンセラーさんも、何とか私の笑顔を引き出そうと必死だったのかもしれません。
けれど、そもそも恥ずかしがり屋の私。
人前でポーズを取るだけでも精いっぱいなのに、自然な笑顔まで求められるとは。
笑ってと言われれば言われるほど、笑えない。
そんな悪戦苦闘の末、ようやく撮影終了。
どうにか、渾身の一枚を撮っていただきました。
でも、私の頭に浮かんだのは、
「こんなんで、本当に大丈夫なの?」
という不安でした。
撮影を終えた帰り道のことです。
女性のカメラマンさんが、撮影した画像を確認しながら、ぽつりと一言。
「うん、今日は手ごたえある。」
その言葉には、なぜか確信めいたものがありました。
「えっ、手ごたえあるんですか?」
思わず聞き返した私。
「ありますよ。」
きっぱりとした返事が返ってきました。
何をもって手ごたえがあるのか、私にはさっぱり分かりません。
もしかしたら、緊張しっぱなしで自信のなかった私への、励ましの言葉だったのかもしれません。
でも、その一言に、少しだけ安心したのを覚えています。
そして、出来上がったプロフィール写真。
新緑の中で、あの六花亭ブラウスが、予想以上に映えていました……。(笑)
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