黒いスーツで現れた私は、とにかく暗かったらしい
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こんにちは。
婚活サロン Blossom Days –ふたり日和–の花帆です。
いよいよ、結婚相談所の初回面談を迎えた当日。
その日の朝、通勤途中でスマートフォンが壊れました。
よりによって、今日。
仕事も忙しく、ただでさえ余裕のなかった頃です。
このあと、初対面のカウンセラーさんと無事に会えるのだろうか。
もし、待ち合わせ場所で行き違ったら。
もし、何かあって、連絡が取れなかったら。
心配になった私は、お昼休みになると、公衆電話から相談所へ電話をかけました。
けれど、聞こえてきたのは留守番電話の声。
つながらない・・・。
初回面談を前に、私の不安は静かに膨らんでいきました。
そのままスマートフォンを店舗へと修理に出し、仕事を終えると、その足で受け取りに向かいました。
どうにかスマートフォンを手にし、カウンセラーさんと待ち合わせているホテルへ急ぎます。
待ち合わせ場所は、職場から近い落ち着いた雰囲気のラウンジでした。
店内は、少し照明を落としたダウンライト。
そこへ現れたのが、黒いスーツ姿の私です。
朝からスマートフォンに振り回され、
待ち合わせに間に合うよう、必死で仕事を終わらせたばかり。
初めて会うカウンセラーさんを前に、緊張もしていました。
それでも、
「変な人だと思われないようにしなくては」
と、私はきちんと受け答えをしようとしていました。
笑顔で話しているつもりでした。
ただ、その笑顔も、おそらく相当ぎこちなかったのでしょう。
ダウンライトのラウンジ。
黒いスーツ。
疲れた顔に、固い表情。
今思えば、明るく見える要素が、一切ありません。
もちろん、当の本人は、まったく気づいていません。
ずっと後になって、カウンセラーさんが、あの日の私のことをこう話してくれました。
「最初に会ったとき、暗ーい雰囲気で現れて、話している間も、とにかく暗い印象だった」
暗い・・・。
しかも、「とにかく」暗いとは。
緊張も、不安も、疲れも、
どうやら、すべて顔に出ていたようです。
スマートフォンは、初回面談の前に直ったけれど、私の表情は最後まで直らず、面談は終了。
黒いスーツ姿の暗ーい私は、
こうして婚活をスタートさせたのです。
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