結婚相談所で男性の顔に悩む女性へ
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お申し込み画面を開いて、数人見て、また閉じる。
年齢も近い。仕事も安定している。プロフィール文にも大きな違和感はない。
それでも、写真を見た瞬間に手が止まる。
「悪い人ではなさそう。でも、会いたいかと言われると違う」
「条件は悪くない。でも、気持ちが動かない」
結婚相談所の婚活では、こういう止まり方をすることがあります。
これは、わがままだからでも、理想が高すぎるからでもありません。
結婚相手なのですから、見た目の感覚を大事にしたいのは自然です。
顔の好みがあること自体は、何も悪くありません。
ただ、婚活カウンセラーとして結婚相談所の現場で多くのご相談を受けていると、ここで苦しくなりやすい方には共通点があります。
それは、顔を気にしているというより、顔にいろいろな意味を乗せすぎてしまっていることです。
安心したい。
失敗したくない。
後悔したくない。
できれば、ちゃんと納得して結婚したい。
そういう気持ちまで、写真一枚に背負わせてしまう。
すると、本来は会ってから分かることまで、会う前に切ってしまいやすくなります。
顔を気にしてしまうのは、おかしいことではありません
まず最初に、ここははっきり書いておきたいです。
婚活で顔を気にすること自体は、おかしなことではありません。
一緒に食事をする。
並んで歩く。
家で過ごす。
年を重ねていく。
その相手を選ぶのですから、見た目の違和感を無視したくないのは当然です。
問題になるのは、顔の好みがあることではありません。
写真の印象だけで、その人全体を決めてしまうことです。
普段の恋愛なら、会話のテンポや笑ったときの雰囲気、店員さんへの態度、気遣いの細かさのようなものが、少しずつ好意につながることがあります。
でも結婚相談所では、最初の入口がどうしても写真になりやすい。
だから、顔の印象が必要以上に大きくなりやすいのです。
IBJの「数字でIBJチェック!」では、成婚者のお見合い数は「1〜5回」「6〜10回」がボリュームゾーンとされています。つまり、半分以上の方が10回以内のお見合いで成婚相手と出会っているということです。会う前の段階で厳しく絞りすぎるより、実際に会って見極めている方が多いことがうかがえます。
「生理的に無理」の奥にあるのは、見た目だけではないことがあります
婚活のご相談で、とてもよく出てくる言葉があります。
「生理的に無理なんです」
もちろん、本当に合わない相手はいます。
清潔感がどうしても受け入れられない。
距離感が近すぎて怖い。
話していてずっと落ち着かない。
そういう相手まで無理に前向きに見ようとしなくて大丈夫です!
ただ実際には、「生理的に無理」と言いながら、よくよく話を聞いていくと、中身が少し違うことがあります。
髪型が惜しい。
服が少し古く見える。
写真の表情が固い。
姿勢や雰囲気で損をしている。
初対面を想像すると、なんとなく気持ちが乗らない。
こういうものまで全部まとめて「無理」に入れてしまうと、本来なら十分可能性のあったご縁まで閉じてしまいます。
しかも、このときの“無理”の奥には、見た目の好みだけでなく、失敗したくない気持ちが隠れていることが少なくありません。
せっかく真剣に活動するのだから、後悔したくない。
結婚してから「やっぱり違った」と思いたくない。
真面目に結婚を考えているからこそ、最初の違和感を軽く扱えない。
だから写真の段階で慎重になる。
この慎重さ自体は、悪いことではありません。
ただ、その慎重さが、本当に避けたい相手だけでなく、まだ魅力が見えていない相手まで遠ざけていないかは、一度分けて考えてみる価値があります。
写真で切る前に、自分に聞いてみたい5つのこと
・その違和感は、本当に変えられないものでしょうか
・それとも、髪型や服装、写真写りの問題が混ざっているだけでしょうか
・「好きな顔ではない」と「嫌な顔だ」が、同じ意味になっていないでしょうか
・周りにどう見られるかが、判断に混ざっていないでしょうか
・会ってから分かる良さまで、写真だけで切っていないでしょうか
この5つを静かに見ていくと、気づくことがあります。
自分は顔そのものに強く反応しているのではなく、
“まだ魅力が見えていない状態”に不安を感じているだけだった
ということです。
仮名・Aさんは、写真の前でいつも止まっていました
ここで、実際のご相談内容をもとに一部調整した、仮名の事例をご紹介します。
仮名・Aさんは32歳の女性でした。
仕事も安定していて、結婚への気持ちも真剣。
活動もまじめでした。
でも、お見合いの申し込みがなかなか進みませんでした。
条件が高すぎるわけではなかったのです。
年齢差も現実的。年収も現実的。住まいも許容範囲。
それでも、プロフィールを見ては止まる。
Aさんは、少し困ったようにこうおっしゃいました。
「悪い人ではなさそうなんです。でも、どうしても気持ちが動かなくて」
そこで一緒に整理していくと、Aさんが“生理的に無理”だと思っていたものの中に、実はこういうものが混ざっていました。
表情が固く見える。
髪型が好みではない。
服装が少し野暮ったく見える。
写真だけでは会話のイメージが湧かない。
つまり、顔立ちそのものというより、
まだ魅力が伝わっていないことへの引っかかりだったのです。
そこからAさんは、「好きな顔」だけではなく「嫌ではない顔」で会う枠を少しだけ持つようになりました。
すると、不思議なくらい見えるものが変わりました。
会ったときの声のやわらかさ。
話していて焦らなくていい感じ。
質問の返し方の丁寧さ。
相手の話をちゃんと聞く姿勢。
写真では分からなかった部分が、少しずつちゃんと見えてきたのです。
その後Aさんが成婚されたのは、写真だけだと派手さはないものの、会うと穏やかで、受け答えが丁寧で、気になることを話したときにもきちんと向き合ってくれる男性でした。
Aさんにとって大きかったのは、「最初から強く惹かれたこと」ではなく、「一緒にいると安心できたこと」だったそうです。
この話で大事なのは、我慢したことではありません。
「無理」の中身を分けたことです。
それだけで、婚活の進み方は変わることがあります。
お見合いが進まないときほど、見直したいのは“申し込み基準”です
「いいなと思える人に申し込んでも通らない」
「そもそも申し込みたい人が少ない」
「活動しているのに、全然進んでいる感じがしない」
こういうとき、気持ちはどうしても外に向きます。
いい人が少ないのかもしれない。
タイミングが悪いのかもしれない。
自分の運が悪いだけかもしれない。
もちろん、市場の影響はあります。
ただ同時に見直したいのが、申し込み基準です。
IBJの「数字でIBJチェック!」では、成婚者の交際成立数は「1〜5人」がボリュームゾーンで、お見合い数との関係から約2回に1回はお見合いから交際に発展していると説明されています。お見合いを入り口で狭めすぎると、この流れに乗りにくくなります。
ここで考えたいのは、
「もっとたくさん会いましょう」という雑な話ではありません。
そうではなく、
会う前に使う基準と、会ってから見る基準を分けましょう!
ということです。
たとえば、会う前に見るのはこのくらいで十分です。
・年齢差が大きすぎない
・結婚観に大きなズレがなさそう
・プロフィールに違和感が少ない
・清潔感の最低ラインがある
一方で、会ってから見たほうがいいものがあります。
・一緒にいて変に気を使いすぎないか
・ 会話のテンポが合うか
・違和感を覚えたときに話し合えそうか
・店員さんや周囲への態度に引っかかりがないか
・結婚後の生活が想像できるか
ここを写真だけで判定しようとすると、婚活はどうしても詰まりやすくなります。
成婚する人の婚活は、思っているより早く進んでいます
婚活では、「もっといい人がいるかもしれない」と迷っているうちに時間が過ぎやすいものです。
でも、IBJのデータを見ると、成婚に近づいている人の動きは思っているより早いです。
IBJの「数字でIBJチェック!」では、成婚相手との交際日数は「90〜119日」が最多で、お見合い日から4か月以内に成婚している方が多いと説明されています。IBJの読者向け記事でも、仮交際1か月程度、真剣交際2か月程度、お見合い日からプロポーズまでは3か月くらいが目安とされています。
さらにIBJの別記事では、2024年度版 成婚白書をもとに、お見合いから交際を経て成婚退会するまでの期間は150日が6割以上、200日以内が約9割と紹介されています。つまり、多くのカップルが半年以内に成婚を決断している、ということです。
このスピード感を考えると、写真だけで対象を狭くしすぎる婚活は、どうしても不利になりやすいです。
良い相手ほど長く残りにくい。
だからこそ、婚活では入口の厳しさより、会ったあとに見抜く力のほうが大事になります。
顔を妥協するのではなく、“見る順番”を変える
このテーマになると、
「でも結局、見た目を我慢しろということですよね」
と感じる方もいます。
でも、そうではありません。
必要なのは、顔の基準を下げることではなく、
見る順番を変えることです。
最初に見るのは、清潔感があるか。
嫌な感じがしないか。
会ってみてもいい範囲か。
ここです。
その次に、会ってから見る。
話していて落ち着くか。
気を使いすぎなくていいか。
誠実さがあるか。
ちゃんと向き合える人か。
そのうえで、「この人を好きになれそうか」を見ていく。
IBJの読者向け記事では、お見合い結婚は、恋愛結婚のように最初に強い恋愛感情が生まれてから進むのではなく、「出会い→交際→好きになる→結婚」という順序をたどりやすいと説明されています。最初から強く惹かれていなくても、交際の中で気持ちが育つことは十分ある、という前提で考えたほうが、相談所での婚活には合いやすいです。
婚活で苦しくなっているときは、
好きになれる相手を探しているつもりで、
実は最初から完成された相手を探してしまっていることがあります。
でも結婚で大事なのは、完成度の高さより、
一緒にいて安心できるか。
話し合えるか。
生活を重ねていけるか。
その土台です。
ここが見えるようになると、顔のことで止まりすぎる婚活は、少しずつほどけていきます。
まとめ|顔の基準を下げるのではなく、相手を見る目を深くする
顔の好みがあること自体は、悪いことではありません。
結婚相手なのですから、そこを大事にしたい気持ちは自然です。
ただ、婚活が苦しくなっているときは、
理想が高すぎるのではなく、
基準の置き場所が少しずれているのかもしれません。
そんなときは、記事の途中で触れた「写真で切る前に、自分に聞いてみたい5つのこと」を、もう一度静かに見返してみてください。
・その違和感は、本当に変えられないものでしょうか。
・「好きな顔ではない」と「嫌な顔だ」を、同じ意味にしていないでしょうか。
・周りにどう見られるかが、判断に混ざっていないでしょうか。
・会ってから分かる良さまで、写真だけで閉じていないでしょうか。
IBJの公開データからも、成婚する方は比較的短い期間の中で、実際に会い、交際し、見極めています。だからこそ、婚活では入口を狭くしすぎることより、会ったあとに相手を見ていく力のほうが大切です。
顔の基準を下げる必要はありません。
ただ、顔だけで止まらない見方は、持っていていい。
と私たちは思います。
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