初回デートでご馳走になったらどうお礼する?
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こんにちは、織田マリーの結婚相談所代表の織田マリーです。
初回デートでご馳走になった。嬉しい。ありがたい。……で、帰り道にふと不安になる。
「ちゃんとお礼、言えてたかな?」
電車の中でLINEを開き、「今日はありがとうございました」と打っては消し、「本当に」を足しては消し、気づけば最寄り駅。
一通のお礼に30分。もはや帰り道が小さな作文教室。
カウンセラーとしてお話を伺っていると、この「お礼LINE迷子」になる方は本当に多いんです。
しかも、真面目で相手を大切にしたい方ほど迷います。
だからまず安心してください。迷っている時点で、あなたはもう十分に誠実です。
結論から言うと、お礼は2ステップで大丈夫。
1. その場で、顔を見て感謝を伝える
2. 帰宅後のLINEで、楽しかったことを一つ添える
これだけです。何度も「払います」と言い合ったり、立派な長文を作ったりする必要はありません。
その場のお礼は「すみません」より「ありがとう」
相手が支払ってくれたら、まずは顔を見てこう伝えましょう。
「ご馳走さまでした。ありがとうございます。とてもおいしかったです」
ここでよくあるのが、「すみません、すみません、本当にすみません」の三連発。謙虚さは伝わるのですが、言われた側は「あれ、悪いことしたかな?」と少し戸惑うこともあります。
ご馳走した側が受け取りたいのは、謝罪より笑顔です。
「申し訳ない」を「嬉しい」に言い換えるだけで、空気がぐっと明るくなります。
さらに一歩。お店を予約してくれていたなら、「素敵なお店を選んでくださって、ありがとうございます」と添えてみてください。食事代だけでなく、お店を探してくれた時間へのお礼です。ここに気づける人は、「この人、ちゃんと見てくれているな」と相手の印象に残ります。
なお、初回デートは必ずどちらかが全額負担、というルールはありません。支払い方は二人の考え方や、所属相談所の案内も踏まえて確認しましょう。
「払います」「いえいえ」の押し問答、何往復までOK?
答えは、1往復で十分です。
「私もお支払いします。おいくらでしたか?」
「今日は大丈夫ですよ」
「ありがとうございます。それでは今日はご馳走になります」
はい、ここで試合終了です。お財布を出す回数を競う大会ではありませんので、レジ前で延長戦に持ち込まなくて大丈夫です。
ただ、全部出してもらうのがどうしても落ち着かない方は、「ありがとうございます。でも、私も少し負担できると嬉しいです」と伝えてOK。お礼のために、自分の気持ちを消す必要はありません。
私がこの場面で大事だと思っているのは、実は「お会計の金額」ではなく「気持ちの受け渡し方」です。相手の好意を素直に受け取れるか。自分の希望をやわらかく伝えられるか。これ、結婚後のお金や家事の話し合いにそのままつながる力なんです。
帰宅後のLINEは「感謝+具体的な感想ひとつ」
送るのは、落ち着いてからの帰宅後がおすすめ。何分以内に、という決まりはありません。帰りが遅い日は翌朝でも大丈夫です。移動中に焦って大作を仕上げなくていいんです。
次も会いたい時は、例えばこんな文面です。
```
今日はありがとうございました!お食事もご馳走さまでした。
旅行のお話が楽しくて、あっという間でした😊
またお会いできたら嬉しいです。
```
ポイントは、「楽しかったです」の後ろに、何が楽しかったかを一つだけ足すこと。「旅行のお話」「おすすめのお店の話」「意外な趣味の話」。
この一言があるだけで、定型文から「あなたに向けたお礼」に変わります。
逆に気をつけたいのが、全部盛りの長文。お料理の感想、会話の振り返り、次回の候補日、最近の天気……。
気持ちはありがたいのですが、相手にとっては返信に30分かかる宿題になってしまいます。
絵文字は、普段使っているなら一つ程度で十分。
普段まったく使わない方が急にハートと花束とキラキラを並べると、相手は「スマホ、誰かに乗っ取られた?」と心配するかもしれません。
まだ気持ちが分からない時は「感謝」と「判断」を分ける
初回で「また絶対に会いたい!」とまで思えないこと、普通にあります。むしろ初回からドキドキ全開の方が少数派かもしれません。
そんな時は、感謝と交際の判断を切り分けましょう。
```
今日はありがとうございました。お食事もご馳走さまでした。
お仕事のお話を伺えて、少しお人柄が分かった気がします。
お時間を作っていただき、ありがとうございました。
```
実際に感じたことを選んで使ってください。楽しくなかったのに「最高でした」、次は会わないと決めているのに「ぜひまた」と書く必要はありません。
ひとつだけお伝えしたいのは、「ドキドキしなかった」だけで、すぐに答えを出さなくてもいいということ。
私は、ときめきの強さよりも「自然体でいられたか」「話をちゃんと聞いてくれたか」「一緒にいて疲れなかったか」を大事にしてほしいと思っています。結婚生活は、毎日がスペシャルディナーではなく、ほとんどが普段のごはんですから。
もちろん、違和感を我慢して進む必要はありません。
IBJで仮交際を終了する場合は、お礼LINEで直接終了を告げるのではなく、担当カウンセラーに相談し、所属相談所の手順に沿って進めましょう。
次回のお礼は「返済」ではなく「交換」
また会うなら、「次のお茶は私にご馳走させてください」と提案するのも素敵です。これは借りを返すというより、「次は私の番ね」という気持ちの交換。相手が受け取りやすい範囲で、二人の負担を調整できるといいですね。
ただし、食事代と同額の贈り物を用意する必要はありません。まだ関係が浅い段階で高価な品を渡すと、相手が「えっ、次は何をお返しすれば……」と、お礼のラリーが終わらなくなります。
手土産を選ぶなら、相手の好みを聞いたうえで、小さく持ち帰りやすいものを。まずは言葉で十分に伝わります。
迷ったら、この3つだけチェック
- その場で「ありがとうございます」と伝えたか
- 帰宅後のLINEに、実際に感じたことを一つ入れたか
- 本心にない約束や、無理な出費をしていないか
織田マリーが「お礼」で本当に見てほしいこと
完璧なマナーより大切なのは、相手の配慮に気づいて、言葉にできること。そして、あなたの「ありがとう」を相手が気持ちよく受け取ってくれるかを見ることです。
感謝を素直に渡せて、素直に受け取ってもらえる。この小さなキャッチボールが続く関係は、結婚してからも強いです。恋愛の勢いだけに頼らず、二人で暮らしを作っていく「共創結婚」は、こういう小さなやり取りの積み重ねから始まります。
そして、ご馳走になったからといって、次のデートや相手の希望に応じる義務ができるわけではありません。感謝と自分の意思は、どちらも大切にしてください。
「今日はありがとうございました。あのお話、楽しかったです」
送信ボタンの前で30分悩むより、この一言を今夜そっと送ってみてくださいね。
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