ラヴ上等2|たいちゃんではなくルネを選んだ理由を考察
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こんにちは、織田マリーの結婚相談所代表の織田マリーです。
『ラヴ上等2』の卒業式。みみが選んだのは、たいちゃんではなくルネでしたね。
「あっ、そっちなんだ!?」とテレビの前で姿勢を正した方も多かったのではないでしょうか。
私一度、リモコンを置きました。
これは片手間で見る場面ではないよと。
たいちゃんのまっすぐな好意に、みみの気持ちが動いていたのは確かです。
たいちゃんにドキドキするといってましたよね。
それでも最後に選ばれたのはルネ。
この結末を婚活目線で見ると、単なる逆転劇ではありません。
ときめく相手と関係を育てられる相手は、同じとは限らない。
みみの選択には、結婚相手を見極めるという視点で考えてみた時にも、大切なヒントが詰まっていました。
※この記事はNetflix『ラヴ上等2』の内容に触れます。ネタバレを避けたい方は、視聴後にお読みください。
たいちゃんは「好き」を伝え、ルネは「味方」を行動で示した
たいちゃんのアプローチは、とてもわかりやすいものでした。
砂浜で気持ちを表現したり、香水をつけた上着と手紙を渡したり。
相手を喜ばせたい気持ちが前に出る、直球の恋愛ですね。
みみも、その素直さや何ともかわいらしい感じに心を動かされていたように見えました。
一方のルネは、派手な演出よりも「必要な時に動く人」でした。
象徴的だったのが、転校初日の夕食をめぐる場面です。
居場所を失いかけたみみの変化に気づき、自分の食事を差し出し、その場から連れ出した。
ここで重要なのは、格好いい台詞を言ったことではありません。
困っていることに気づいた。見て見ぬふりをしなかった。そして、実際に動いた。
この3点です。
婚活でも、デート中に優しい人はたくさんいます。
しかし、本当に見たいのは予定外のことが起きた時です。
お店の予約が取れていなかった時。
意見が食い違った時。
こちらが落ち込んでいる時。
そんな場面で、責めるのか、黙るのか、一緒に解決しようとするのか。
花束も素敵です。
でも、結婚生活では花束より先に、詰まった排水口と向き合う日が来ます。
ロマンチックだけでは、水は流れません。
「キュン」と「安心」は、競争ではない
この結果を「みみは、ときめきより安定を選んだ」とだけまとめると、少し雑です。
みみは、たいちゃんに惹かれていなかったわけではありません。
ルネとのデート前にも、たいちゃんへの気持ちが残っている様子がありました。
つまり最後まで、心は揺れていた。
だからこそ面白いのです。
婚活でもよくあります。
- 会うと楽しいけれど、未来が見えにくい人
- ドキドキは強くないけれど、自然体で話せる人
- 好きと言ってくれるけれど、こちらの気持ちはあまり聞かない人
- 派手さはないけれど、小さな変化に気づく人
ここで「ときめきか、安心か」の二択にすると、かえって判断を誤ります。
見るべきなのは、安心の中に好意が育つ余地があるかです。
最初から強い恋愛感情がないからといって、すぐに交際終了にする必要はありません。
一方で、違和感を我慢して条件だけで進む必要もありません。
自然体でいられるか。尊重されているか。話し合いができるか。一緒に暮らしを作れそうか。
恋愛の熱量だけでなく、関係を二人で育てられるかを見る。
これが、私が大切にしている「共創結婚」の考え方です。
たいちゃんが選ばれなかったのは、気持ちが弱かったからではない
たいちゃんの好意は、十分すぎるほど伝わっていました。
ただ、求愛の中心が「自分がどれだけ好きか」になり、みみが本当は何を必要としているかまで届かなかったように見えます。
たいちゃんはビーチフラッグ対決に負け、ルネとのデート権を逃したことを悔やんでいました。しかし、婚活はビーチフラッグではありません。
旗を取った人が、相手の心まで自動で取得できる仕組みではないのは言うまでもありません。
必要だったのは、勝つことよりも、みみの不安や人を信じる難しさに気づき、対話を重ねることだったのかもしれません。
そして、22歳のたいちゃんと29歳のみみでは、今いるライフステージにも違いがありました。
年齢だけで成熟度は決まりません。
ただ、結婚を現実的に考える時期にいる人ほど、恋愛の楽しさだけでなく、仕事や生活、家族、将来の話を一緒に扱える感覚を重視します。
たいちゃんは「追いかけてくれる恋人」として魅力的だった。
一方、ルネには「支え合う生活の相手」を想像しやすかった。
この差が、最後の選択に影響したのではないでしょうか。
ルネとの間には「支えたいし、支えてもらいたい」があった
みみが卒業式で語った「支えたいし、支えてもらいたい」という言葉は、このカップルの本質をよく表しています。
一方が守り、もう一方が守られるだけではありません。
自分も相手の力になりたい。でも、自分が弱った時には頼りたい。
この双方向性がある関係は、長く続きやすいものです。
お泊まりデートで家族や犬・猫への接し方を話したことも、単なる趣味の一致以上の意味があります。
動物との暮らし方には、責任感、生活リズム、お金の使い方、命への向き合い方など、その人の生活観がかなり出ます。
「犬派?猫派?」で終わらず、「どう一緒に暮らしたいか」まで話せた。
そこに、二人の日常を想像できる材料があったのだと思います。
婚活で相手を見極める5つの質問
みみとルネの成立を、自分の婚活に置き換えるなら、次の5点を確認してみてください。
1. 困った時に、変化へ気づいてくれるか
言わなくても全部察して、ではありません。違和感を放置せず「大丈夫?」と確認できる人かを見ます。
2. 問題が起きた時、二人の課題として扱えるか
正しさを競うより、一緒に着地点を探せる相手かが大切です。
3. 弱さを見せても、関係が不安定にならないか
元気な自分だけでなく、疲れた自分でも安心していられるかを確認します。
4. 生活に関わる価値観を話せるか
家族、お金、仕事、住まい、家事、ペット。答えの一致より、違いを話し合えることが重要です。
5. 「支えてほしい」だけでなく「支えたい」と思えるか
条件が良いからではなく、相手の人生にも関心を持てるかを見てください。
迷ったら、次のデートで聞いてみて
仮交際で「好きかわからない」と迷った時は、結論を急ぐ前に、こんな質問をしてみてください。
- 仕事で大変な時は、一人で考えたいタイプ?誰かに話したいタイプ?
- 意見がぶつかった時、どうやって仲直りしたい?
- 家族や友人と、普段どんな距離感で付き合っている?
- 結婚後、お互いの一人時間はどれくらい欲しい?
- 最近、誰かのために動いたことはある?
質問への答えだけでなく、こちらの話も知ろうとしてくれるかを見てください。
面接のように5問連続で聞くと、恋愛リアリティではなく採用面談になるので、会話の流れで一つずつがおすすめです。
選ばれたのは、いちばん派手に愛した人ではなく、安心して愛せる人
ルネが選ばれた理由は、単に年上だから、経営者だから、落ち着いているからではないと思います。
困った時に気づく。味方であることを行動で示す。生活の価値観を話す。そして「支える・支えられる」の両方を想像させる。
その積み重ねが、みみにとっての心理的安全性になったのでしょう。
たいちゃんの情熱は、恋のスイッチを入れました。ルネの行動は、その先の生活を想像させました。
婚活で本当に見極めたいのも、そこです。
「一番ドキドキする人は誰?」だけでなく、「何かあった時、この人となら話し合って戻れそうか?」を考えてみてください。
結婚は、恋愛のゴールというより、二人で生活を作り始めるスタートです。
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