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年収だけで決めない婚活へ。共働き時代の結婚後のお金の見方

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共働き時代に考えたい「結婚後のお金」のこと

結婚相談所では、男性の年収が公開されていることもあり、つい最初に年収へ目が向くという方は少なくありません。

けれどそれは、打算的だからではなく、これからの人生や結婚後の暮らしをきちんと考えているからこその、自然な感覚なのだと思います。


なお、本文中でふれている統計データや調査資料の出典は、記事の最後に参考リンクとして一覧でまとめております。気になる方は、ぜひあわせてご覧ください。


ただ、共働きが当たり前になった今の時代、結婚は「相手の年収だけ」で考えるものではなくなってきました。

大切なのは、その数字の先にどんな暮らしがあるのか、ふたりでどんな毎日を築いていきたいのか。

そんな視点で見つめ直してみると、婚活における年収の見え方も、少し変わってくるかもしれません。


共働きが当たり前になった今の結婚

実際、2024年時点では、共働き世帯は約1,221万世帯、一方で専業主婦世帯は約398万世帯とされていて、すでに共働きのほうが主流です。

「結婚したらどちらかが家庭に入る」ではなく、「結婚後も夫婦で支え合いながら暮らす」という形が、いまの多数派になっていることがわかります。

その前提に立つと、婚活で見るべきなのは「相手の年収が高いかどうか」だけではなく、自分も含めた世帯年収で、どんな生活ができるかという視点です。

年収は大事な条件のひとつですが、それ以上に「結婚後の暮らしをどう組み立てるか」が大切になってきます。


まず知っておきたい、今の家計の目安

厚生労働省の調査では、2023年の1世帯あたり平均所得は536万円、中央値は410万円でした。

ただし、高齢者世帯を除いた世帯では平均所得は666.7万円となっていて、結婚や子育てを考える世代の感覚に近いのは、こちらの数字かもしれません。


一方で、暮らしの実感は数字だけでは測れません。

同じ調査では、全世帯の58.9%、さらに児童のいる世帯の64.3%が「生活は苦しい」と感じていると回答しています。

つまり、平均以上の収入があっても、住居費や教育費、働き方によって家計の余裕は大きく変わるということです。


結婚後の生活費はどれくらいかかる?

総務省の家計調査をもとにしたデータでは、2人以上の勤労者世帯の平均消費支出は月32.5万円です。

これが、結婚後の暮らしを考えるうえでの、ひとつの基本ラインになります。


さらに、夫婦と未婚の子ども1人の世帯で見ると、

夫のみ働く世帯の消費支出は月約30.2万円、

夫婦共働き世帯は月約33.9万円でした。

支出は共働き世帯のほうが少し多い一方で、家計の黒字額は、夫のみ就業世帯が月18.6万円、共働き世帯は月24.9万円

共働きのほうが、将来に回せるお金が増えやすいこともわかります。


家計のイメージ比較

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出典:総務省「家計調査年報」2024年


婚活では「相手の年収」より「世帯年収」で考える


婚活では、どうしても「男性は年収いくら以上がいい」と考えがちです。

でも本当に大切なのは、自分は結婚後にどんな働き方をしたいのか、どんな生活レベルを望んでいるのかを先に知ることです。


たとえば、


✓ 自分も仕事を続けたいのか

✓ 子どもを望むのか

✓ 住まいにどれくらいお金をかけたいのか

✓ 貯蓄を重視したいのか

✓ 旅行や外食など、日々の楽しみにどれくらい使いたいのか

ここが見えてくると、「年収○万円以上」という条件も、ただの不安や見栄ではなく、自分の暮らしに基づいた現実的な条件に変わっていきます。


子どもを望むなら、教育費も大切な視点

結婚後に子どもを望む場合は、教育費も年収の見方に大きく関わってきます。

文部科学省の調査では、年間学習費は以下のようになっています。

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そして、幼稚園から高校卒業までの15年間で見ると、

すべて公立で約665万円、すべて私立で約1,969万円。

さらに大学まで含めると、オール公立で約1,043万円、オール私立で約2,547万円が目安です。


だからこそ、婚活では「高年収の人がいい」だけではなく、

子どもをどう考えているか、

教育にどんな価値観を持っているか、

そこまで話せる相手かどうかも、とても大切になってきます。


婚活で年収を見るときの、整理の仕方

私は、婚活で年収を見ること自体は悪いことではないと思っています。

むしろ、現実的に結婚生活を考えているからこその、大切な視点です。


ただ、その見方を少しだけ変えてみると、婚活はもっとラクになります。


年収を見るときの3つの視点

1.「相手の年収」だけでなく「世帯年収」で考えること

結婚後に自分も働くなら、男性ひとりの収入だけで判断しなくていい場合もあります。


2. 年収額よりも、生活スタイルとのバランスを見ること

同じ700万円でも、住宅費や教育方針で余裕は大きく変わります。


3. お金の価値観を話せる相手かを見ること

高年収でも、お金の使い方や考え方が合わなければ、安心感は育ちにくいものです。


ma cherie angeとして感じること

相談所で活動していると、年収はとてもわかりやすい条件だからこそ、ついそこに気持ちが引っ張られてしまうことがあります。

でも本当は、年収は「相手の価値」を決める数字ではなく、これから一緒にどんな暮らしをつくっていくかを考えるための材料なのだと思います。


大切なのは、

いくら稼ぐ人なのか、だけではなく、

どんな暮らしを望んでいる人なのか。

どんな金銭感覚を持っているのか。

そして、その未来に自分も無理なくいられるのかどうか。


共働きが当たり前になった今だからこそ、

「年収が高い人を探す婚活」ではなく、

ふたりで安心して暮らしていける相手を見つける婚活へ。

そんな視点を、これからの婚活では大切にしていきたいですね。


参考リンク

厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況(所得)」

内閣府男女共同参画局「令和7年版 男女共同参画白書(概要)」

文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」

知るぽると「子どもの教育費、どう準備する?」


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