恋愛や婚活で「効率化」を求めすぎると、逆に遠回りになる件
- 男性向け
- 恋愛テクニック
- 婚活のコツ
「脈のない女性にお金を使うのはもったいない」 「条件を満たしていない人と会うのは時間の無駄」 「効率化と節約のために初回デートもカフェで、同じ日に3人デートしようと思います」
確かに、時間もお金も有限の中で、できるだけ最短ルートで結果を求めたいという気持ちはわかります。
ただ、こうした「効率化」が、実は一番遠回りになっていることがあります。今日はその話をしたいと思います。
誤解のないように先に言っておくと、効率化がすべて悪いわけではありません。
たとえば「絶対に子どもが欲しい」「家業を継いでくれる人がいい」など自分の中で絶対に譲れない条件がある場合は、その条件で早めに絞り込むことに意味があります。ここで無駄に時間をかける必要はありません。
問題になるのは、恋愛感情や結婚という、そもそも「効率」では測れない領域にまで、この考え方を持ち込みすぎてしまうケースです。
効率化を求めすぎた結果、何が起きるか
私は大きく2つの弊害があると考えています。
1つ目:つながるはずのご縁が、つながらなくなる
「脈がなさそうだから」とか「進展するかわからないので、できるだけ短時間で、安く済ませたいです」と早めに見切りをつけると、本来なら時間をかけて育っていったはずの関係の芽を、自分から摘んでしまっている可能性があります。
例えばよくX上でラインのスクショを貼って、「自分から話題を振ってばかりで女性から質問してこない」「おうむ返しすぎてつらい、、」と愚痴を言っているアカウントを見かけますが、正直、まだ相手から返事が返ってくるだけマシだと私は思っています。本当に興味のない相手には、そもそも返事すら返しません。
返ってきた返事の内容の薄さや相手の温度感は、あなた自身はあまり気にしなくていいのです。イメージとしては、海に釣り糸を垂らし続けているようなもので、連絡を淡々と続けていくことの方が大切です。うまくいかない人ほど、こうした相手の言動を「無下にされた」と過剰に受け取って傷ついてしまう印象があります。
ですが正直、相手はそこまで何も考えていませんし、傷つけるつもりもありません。こちらはやるべきことを淡々とやるだけでいいので、いちいち気にしなくて大丈夫です。
返信がそっけないからといって連絡を絞ったり、見切りをつけて誘うのをやめてしまうと、そこで関係は終わります。逆に、送り続けたことで進展したケースはたくさん見てきましたが、送るのをやめて後から進展したというケースは見たことがありません。効率を優先して早々に自分から手を引くことは、この「時間をかければ動いたはずの気持ち」の芽を、自分から潰しているのと同じことなのです。
2つ目:出会いの母数が減り、自分の「好き」の可能性が狭まる
条件を厳しく絞りすぎると、そもそも出会う人数自体が減ります。母数が減れば、自分でも気づいていなかったタイプの人と出会う機会も、当然減っていきます。
「自分の好み」だと頭の中で思っている条件は、案外自分の本当の「好き」とズレていることがあります。たとえば「年収」「身長」「学歴」といった数値化しやすい条件は設定しやすい一方で、「一緒にいてなんか安心する」「会話のテンポが心地いい」「笑いのツボが合う」「なんか好きになれそうかも?」といった、実際に会ってみないとわからない相性の要素は、条件には反映されません。それにもかかわらず、後者の方が長い結婚生活においては重要だったりします。
母数を絞りすぎるということは、この「会ってみないとわからない相性」を確かめる機会そのものを減らしているということでもあります。プロフィール上のスペックだけを基準に足切りを続けていると、実際に会えば意気投合したかもしれない相手とは、一生出会わないまま終わってしまいます。自分の「好き」のパターンは、経験の中でしか更新されていきません。母数を絞りすぎることは、その更新のチャンス、つまり自分自身が知らなかった新しい「好き」を発見する可能性を、自ら狭めていることになるのです。
これは男女ともに起こりうることですが、特に女性に多い傾向だと感じています。女性の方が感情よりも先に頭で冷静に条件を組み立てる傾向があり、その結果、譲れない条件がどんどん増えていきがちです。
条件は、あくまで出会う相手の「範囲」を特定するためだけに使ってください。そこから先、実際に誰を選ぶかという「絞り込み」の部分は、条件ではなくその時の自分の気持ちで決めるものです。
ここを混同している人が非常に多いように感じます。条件が合っているから好きになるわけではありません。条件はあくまで出会いの入り口を絞る道具であって、最終的に「好き」という感情を決めるのは、条件ではない部分なのです。
では、どう探すのがいいのか
私がおすすめしたい相手探しの戦略はシンプルです。
譲れない軸は2つ多くても3つくらいに絞り、間口は広く持つ。そして、実際に会って、まず相手を好きにさせてから、絞り込んでいく。
これは男性・女性どちらにも共通して言えることです。
最初から条件で厳しくふるいにかけるのではなく、まずは間口を広く取って多くの人と出会う。そのうえで、実際に会う中で「この人いいな」と思える瞬間を大事にしながら、少しずつ絞り込んでいく。
婚活を「効率」で捉えすぎると、この「会ってみないとわからない部分」を切り捨ててしまいがちです。しかし恋愛や結婚は、無駄に見える出会いの中にこそ、思いがけない発展のきっかけが眠っていることがあるんです。
「効率よく婚活を進めたいのに、なかなか良いご縁に恵まれない」という方は、進め方そのものを一度見直してみる価値があるかもしれません。