男性におごられるのは当然?賛成派/反対派それぞれの主張
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目次
- 金構造基本統計調査
- おごられたくない派の主張
- おごられたい派の主張
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金構造基本統計調査
令和4年の「賃金構造基本統計調査」によると、男性の賃金は34.2万円、女性は25.9万円となっています。
まだまだ、差はありますが、働く女性も増え、男女でわかりやすい差のない対等なライフスタイルが求められるようになってきました。
又、物価も高騰し、共働きが当たり前になってきている昨今、バブル時代の「デートなら男性が払うでしょ?」なんて意見は、女性からも、昭和的な考えのある男性からもかなり減ってきている状況です。
おごられたくない派の主張
おごられたくない派①~「男性だったら」なんてそんなの昔の話~
『おごられたい』『重たいものは持ってほしい』『車道側を歩いてほしい』『リードしてほしい』とかほんと刷り込みですよね。ムズムズするんですよ。女性に限らず、男性もなんとなく『そういうものだ』って時代遅れのマニュアルを植え込まれてる気がする」と前のめりに主張するユイさん(仮名・30歳・食品)。
お金事情に限らず「男性だからこうあるべき、女性だからこうあるべき」は、男女ともに煙たがられるようになった時代にも感じます。「デートの時、女は財布なんていらなかったのよ」とテレビで主張するバブル時代を生きた女性タレントには「イタタタ・・・」な印象を抱くイマドキ女子たち。彼女たちからしたら、もうそんな男女お金事情は遠い昔の話のようです。
おごられたくない派②~おごられ人生に疲れた~
前はおごられたい派だったけど、今は割り勘派なカナエさん(仮名・28歳・IT)は、「おごられて得しているようで、なんか搾取されているというか、すり減っているな~って気がした」とおごられ期待をしなくなったと振り返ります。必要以上に気を使ったり、お礼を言ったりと、自分が弱い存在で、下に扱われている感じがして嫌になったといいます。「この前、年が割と近い同業の男性と飲みに行ったんです。普通に対等な立場で仕事に対してあーでもないこーでもない言い合ってました。さー帰ろうかってタイミングで相手がお手洗いに立ったので、私も交代で行って、お会計頼もうとしたら、『払っといたよ』ってドヤ顔で言ってきて。『わ~ありがとう!』って言ってほしいのが見え見え。なんかもうその顔見た瞬間、一気に疲れました。」
働く女性たちは、おごられた時の気疲れ、お金ではない形での「お返し」にストレスが溜まるぐらいなら割り勘でいいよ、ということなのですね。
おごられたい派の主張
おごられたい派①~「初デートで割り勘なんてあり得ない」支払いでジャッジ~
「割り勘でいいよと言うけど、割り勘になった時点でその人は永遠の友達ポジションですね」と話す愛美さん(仮名・26歳・広告)。
男女ともに友達が多い愛美さんは、「男性だからおごって当然」と言う感覚は全くないと言います。同世代の男友達だったら当然割り勘で、後輩だったらむしろ多く払うそうです。「男性に対して」というより「恋愛」の要素でお金のモノサシが動きます。
同じくおごられたい派のモモさん(仮名・25歳・フリーランス)は、初デートの支払いで「この人とは友達なのか、恋愛対象になるのか」はっきりジャッジします。今後ずっとおごってほしいとかは思わないけど、初デートでおごってくれないと「気合い入れてないな」「小さい男」認定。
割り勘派を主張する女性でも、男としての格付けチェックとして、「割り勘でいいよ」を使う人は筆者の周りでも多いです。男性は「割り勘でいいよ」という女性の発言を、言葉通りに捉えてはいけないかもしれません。
~現代の勝ち組?!「私もおごる、でも私はおごられるために計算しておごるの」~
都内銀行に勤める多美子さん(28歳・大手銀行一般職)。見た目は清楚で、性格は特に尖った特徴もなく、同性の友達も多い、いわゆるどこにでもいる普通の女性です。しかし、彼女はいつもハイスペ男子を手に入れています。そして、当然男性からおごられまくっているのです。そんな彼女のテクはとにかく計算づく……!
「基本私はおごられたい派です。私は一般職で、そんな高いお給料もらっている訳でないので、正直おごってくれる男性じゃないと楽しい生活レベルは送れないから、彼氏や男性にはおごってもらってます」と屈託のない笑顔で語ります。しかも、恐ろしいことに嫌味はありません。
多くの女性が抱く「美味しいもの食べたい」「素敵な人と付き合いたい」という欲求。多美子さんの場合、おごられるなら相手にも気持ちよくおごってもらうし、どちらもストレスにならない関係を心がけています。相手もおごることをストレスに感じない余裕ある男性……つまり、お金に余裕のある“ハイスぺ男子”。
「ハイスペ男子を手に入れるためにまずはおごります。最初にgiveするんです」
多美子さんは、初デートで計画的な“少額おごり”をしているそう。ちょっとした出費は全て払うようにしています。食事前の映画は「チケットとっといたよ」、カフェに立ち寄った時には「席見てきて? 私注文しとくね。何飲む?」など。
「何より大事なのは“この子お金に汚くない”って男性に思わせること」と語ります。ハイスペ男子は、デート経験も多く周りには「おごられて当然」スタンスの女性が多い中、多美子さんは小さな信頼を積み上げ、差別化をするのだそう。そして大きな金額のものは、しっかりおごってもらうようです。
「負担のない金額は全部自分で払うんです。そうすると大きなリターンがある」とまたもや笑顔を見せる多美子さん。
……あ、あざとすぎる!! しかし、こういった自分にも相手にもストレスがなく、良好な人間関係を築き、自分の欲求を満たす彼女の「おごられ術」は、学べる部分が多ですね。
あざと賢いおごられ人生はあり?なし?
女性がおごられないと生きていけないなんて時代は終わりました。昔に比べれば、経済的にも自力で欲求を満たすこともできるし、自由に生きることができます。そんな働く女性たちに改めて問いかけます。あなたは相手に何を求めますか? そして多美子さんのような生き方がある中、あざと賢いおごられ人生はあり?なし?
参考URL(男性におごられるのは当然? 賛成/反対の女性、それぞれの主張):https://joshi-spa.jp/963182
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