「ありのまま」と「自分を変えない」は違います
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「結婚するなら、ありのままの自分を好きになってくれる人がいい」
婚活をしている方から、そんな言葉を聞くことがあります。
とても自然な気持ちだと思います。
ずっと一緒に生活していく相手の前で、いつまでも無理をして自分を演じ続けることはできません。
自分らしくいられること、気を張らずに過ごせることは、結婚相手を選ぶうえでも大切です。
ただ、「ありのままの自分を大切にすること」と「今の自分を何も変えないこと」は、同じではありません。
◆婚活は一人でするものではありません
例えば、お見合いで緊張してしまい、あまり笑顔になれなかったとします。
「私は人見知りだから仕方ない」
それで終わることもできます。
でも、お相手からすれば、あなたが人見知りなのか、自分に興味がないのかは分かりません。
だから、少し笑顔を意識してみる。
「緊張していて、うまく話せなくて」と素直に伝えてみる。
それだけでも、お相手が受ける印象は変わります。
自分の性格そのものを変える必要はありません。
大切なのは、「お相手にはどう伝わっているだろう?」という視点を持つことです。
◆「苦手だからしない」から一歩だけ進んでみる
婚活では、
「LINEは苦手です」
「自分から誘うのは苦手です」
「会話を盛り上げるのは得意ではありません」
という方もいらっしゃいます。
もちろん、得意不得意は誰にでもあります。
でも、「苦手だから相手に任せる」ことが続くと、お相手も疲れてしまうかもしれません。
自分から長いLINEを送れなくても、
「今日はありがとうございました。楽しかったです」
と伝えることはできます。
デートプランを全部考えられなくても、
「今度ここに行ってみたいです」
と一つ希望を伝えることはできます。
100点を目指す必要はありません。
今の自分にできる小さな一歩で十分なのです。
◆「自分らしさ」と「思いやり」は両立できます
時々、
「そこまで相手に合わせたら、自分らしくなくなる気がします」
というご相談をいただくことがあります。
でも、相手を思いやることは、自分をなくすことではありません。
自分の考えを伝えながら、相手の考えにも耳を傾ける。
自分の希望を大切にしながら、相手の希望も聞いてみる。
その両方ができる関係が、結婚生活では大切になってきます。
◆結婚は「そのままの二人」で始まり、「二人らしく」なっていく
結婚してからも、お互いに変化していきます。
仕事が変わることもあれば、家族が増えることもあります。
年齢を重ねれば、生活スタイルや価値観が変わることもあるでしょう。
そんな時に、「私はこうだから」とお互いが動かなければ、二人の距離が離れてしまうこともあります。
自分らしさは大切にする。
でも、お相手のために少し工夫したり、時には考え方を柔軟にしたりする。
それは「自分を変える」というより、「二人の関係を育てていく」ということではないでしょうか。
ありのままの自分を大切にしながら、お相手のありのままも大切にする。
そんな二人であれば、結婚してからも一緒に心地よい関係を作っていけると思います。