婚活で感じる「この人じゃない」の正体とは?
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プレ交際でデートを重ねる中で、
楽しかったと思える時間があっても、次へ進むかどうか迷うことがあります。
大きな問題があったわけではない。
嫌な人だったわけでもない。
でも、なぜか「この人ではないかもしれない」と感じる。
今回は、30代女性会員のHさんとのカウンセリングで見えてきた、違和感の奥にあった本当の気持ちについて書いていきます。
「褒めてほしい」が気になった理由
Hさんは、プレ交際中のお相手とのデートを振り返って、最初にこう話してくださいました。
「楽しかったのは、楽しかったです」
お食事をしながら、家族のことや結婚後の生活のことまで、深い話もできたそうです。
ただ、その中でHさんの中に引っかかった言葉がありました。
お相手は、ご自身の家庭環境について話す中で、
「褒めてほしい」
「認めてほしい」
「話し合いの時に、まず否定しないでほしい」
という気持ちを話してくれたそうです。
Hさんも最初は、
「私も褒めてほしいし、認めてほしいと思いますよ」
と、共感のつもりで伝えました。
誰だって、褒められたら嬉しい。
認めてもらえたら嬉しい。
Hさんはそんな軽やかな気持ちで伝えたのですが、お相手の反応は、Hさんが思っていたものとは少し違っていたようでした。
「共感のつもりで言ったんですけど、なんか違うような顔をされて」
その言葉を聞いて、私はHさんに聞いてみました。
「本当は、どんな話がしたかったんですか?」
するとHさんは、少し考えてからこう言いました。
「一緒に頑張りたいよね、みたいな方に持っていきたかったです」
Hさんが引っかかっていたのは、「褒めてほしい」と思うこと自体ではありませんでした。
一方的に満たしてほしい、受け止めてほしい、支えてほしい、という方向に感じられたこと。
そこに、Hさんの心が少し止まっていたのだと思います。
「私が強くいて、支えてあげないといけない」がしんどかった
さらに話を聞いていくと、Hさんの違和感は少しずつ言葉になっていきました。
「褒めてほしいから嫌だった、ということではなさそうですよね」
私がそう伝えると、Hさんも、
「それはそうです」
と答えてくれました。
では、何が違ったのか。
Hさんは、言葉を探しながらこう話してくださいました。
「なんか、”自分がない”方な感じがすごいして」
そして、その先にあった本音が、これでした。
「この人、何かあった時に助けてくれるのかな、頼りになるのかなって」
「一緒に落ちちゃいそうって感じました」
この言葉が出た時、私はHさんの違和感の姿が見えた気がしました。
Hさんは、お相手を否定したかったわけではありません。
弱さを見せる人が嫌だったわけでもありません。
ただ、結婚生活を考えた時に、
「私が強くいて、支えてあげないといけない」
という関係になりそうなことが、すごくしんどかったのです。
ここまで言葉にできたことは、本当に大きかったです。
デート後の報告だけでは、「褒めてほしいと言われたことが気になった」という出来事に見えていました。
でもカウンセリングで一緒に見ていくと、その奥には、
「私は、支え合える関係がいい」
「私だけが強くいる関係は苦しい」
「困った時に、一緒に考えてくれる人がいい」
というHさんの本当の願いがあったのです。
話し合える関係を、次の婚活でどう見ていくか
そこから、Hさんの「どんな人と結婚生活を作っていきたいのか」という理想の関係も少しずつ見えてきました。
Hさんは、
「しっかりしてるなあ、みたいな人がまだ思えた人がいないです」
と話してくださいました。
私は聞いてみました。
「しっかりした人がいいですか?」
するとHさんは、
「自立してる人がいいです」
と。
Hさんが求めているのは、ただ強く引っ張ってくれる人ではないということです。
高圧的に決められたいわけではない。
でも、全部を委ねられるのもしんどい。
Hさんは、
「私はこう思ってるけど、あなたはどう思う?と話して行けるのがいいです」
と伝えてくれました。
私はその言葉を聞いて、すごく大事な願いだと感じました。
結婚生活は、決めていくことの連続です。
住む場所、お金、働き方、家族との関わり方、子どものこと、日々の小さな選択。
その時に、どちらか一方が強くいるのでもなく、どちらか一方に任せきりにするのでもなく、
「私はこう思う」
「あなたはどう思う?」
と話し合えること。
Hさんはそこを大切にしたいんですよね。
だからこそ、次の出会いでは「最初からピンとくるか」だけで判断しなくてもいい。
その人と話している時に、自分の気持ちを少し出せそうか。
違和感が出た時に、少し確認してみようと思えるか。
相手も自分の考えを持ちながら、こちらの気持ちを聞こうとしてくれるか。
「そういうところを、一緒に見ていこう」とカウンセリングを締めくくりました。
違和感は、自分の願いを知るためにある
婚活をしていると、「この人ではないかも」と感じた時に、自分の感覚を責めてしまうことがあります。
条件は悪くないのに。
嫌な人ではないのに。
楽しく話せた時間もあったのに。
それでも進みたいと思えない自分は、理想が高いのかな。
わがままなのかな。
見る目が厳しすぎるのかな。
そんなふうに感じてしまう方もいると思います。
でも今回のHさんのように、違和感の奥には、その人が本当に大切にしたい関係性が隠れていることがあります。
Hさんにとって大切だったのは、
「話し合って、支え合える関係がいい」
ということでした。
この本音が見えたからこそ、次の婚活では、ただ相手を見るだけではなく、自分も関係を作っていく側に立てます。
気になったことを、その場で少し聞いてみる。
「今の言葉、どういう意味でしたか?」と確認してみる。
「私はこう感じたんですけど、どう思いますか?」と出してみる。
それは単なる婚活テクニックではなく、Hさんが自分を置き去りにせず、人と関係を作っていく大切なステップです。
ヒロイン婚活塾では、交際が続くか終わるかだけを見ているわけではありません。
その交際を通して、自分は何を感じたのか。
何がしんどかったのか。
本当はどんな関係を望んでいるのか。
そこを一緒に言葉にしながら、次の出会いでどう関わっていくかまで考えていきます。
Hさんの違和感は、相手を責めるためのものではありませんでした。
「私は、支え合える関係がいい」
その願いに気づくための、大切なサインだったのだと思います。
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