結婚ってコスパ悪い？

はじめに

カウンセラー夫妻です↑

皆さんこんにちは！
代表カウンセラーの森山（夫）です。

結婚ってコスパ悪い？についてお話させていただきます。

少し前から聞くようになりましたよね。
個人的には結婚をコスパで考えるのは今風でドライだなと思ってしまいます。
極力感情論を抜きにして様々な視点から考えていこうと思います。

コスパについて

コストパフォーマンスとは和製英語です。
英語圏ではvalue for moneyなどと言われます。
費用対効果のことで、投入した費用に対して得られる価値やメリットの度合いの事を指します。

上記を踏まえて、結婚はコスパが悪いと言う事は結婚によって得られるメリットよりデメリットの方が多いと言う事になります。
今回は結婚で得られる感情論のメリットを抜きにしてリアルなコストについて語っていこうと思います。

現状の日本では、物価と共に給料も上がるインフレでは無いので一般消費者にとっては厳しい状況である事は間違いないです。
・円安で輸入品・エネルギーの値上がり
・ドルに対しての円安も日米の金利差が原因ですが、アメリカと違って中々日本は金利を上げれない
・しかし、いつかは日本も金利を上げざるを得ないのでそれに伴い住宅ローン等の金利も上昇する可能性がある
・都市部は海外からの資金により不動産価格の上昇

まだまだマイナス要因はありますが、書いていたら私も具合が悪くなってくるのでここら辺にしておきます。しかし、今は日経平均株価が示す通り、過去最高益の企業も多く企業自体は悪い傾向ではないです。
景気と言うのは先に企業が儲かってその後一般消費者が恩恵を受けるので良くなったと感じるのはもう少し後かもしれません。

ただ、増税などでもわかる通り働き盛りの方たちはこのままやっていけるのか不安になると思います。
現に私もそうです。
しかし、私は実際に結婚してコスパが悪いとは思えずむしろ良くなったと感じています。

３つの視点

①生活費

独身の方から考えたら、２人になれば生活費がガツンと上がると思いますよね…

・光熱費（２０２３年総務省家計調査）
１人暮らし平均１万９８２円
２人暮らし平均１万７８０７円

・食費（２０２３年総務省家計調査）
１人暮らし平均３万９５３２円
２人暮らし平均６万４０１４円

・住宅費
住宅に関しては賃貸・分譲・持ち家・実家など色々な選択肢があるので一概には言えません。
しかし、元々２LDK以上でお住まいの方は家賃・ローンが変わらず２人で住むことになるのでパートナーの方が賃貸にお住まいの場合は住宅費が丸々浮きます。

・通信費（２０２３年総務省家計調査）
・１人暮らし平均６,６３３円
・２人暮らし平均１１,６０４円
こちらに関しては２倍近い金額になりますが、格安SIMを使えば２人で１万以下は簡単に可能です。むしろ皆さん結構払ってるなと言う印象でした。
（我が家は２人で７,０００円です）

まだまだ比べるべき所はたくさんありますが、分かりやすい４つの項目を見てみました。
家計における最大の割合を締めている住宅費は人数に関係無くかかってきます。
お互い１人暮らし同士だとトータルではむしろ安くなります。

光熱費は約１.６倍です。住宅同様１人暮らし同士だと基本料金が浮きますので２倍にはなりません。

食費は家計調査では大体１.６倍くらいで収まっていますが、人によっては外食から家で食べる事が増えるので２人になってもあまり変わらない場合もあるかと思います。

以上の事から子供がいない場合で独身から２人になった場合生活費は大体１.４倍～１.７倍くらいになると想定されます。

②税金・手取り

夫婦どちらとも正社員だった場合は控除はあまりありません。
住宅ローンをペアローンにした場合夫婦どちらとも税額控除が受けれるくらいです。
そもそもどちらとも正社員なら、夫婦になった時点で大幅な世帯年収のプラスになりますのでコスパが悪いとは言えません。むしろ良くなります。

夫（妻）が正社員・妻（夫）がパートで扶養に入る場合は
・配偶者控除・特別控除
・配偶者の年収が１３０万円以下なら３号保険者となり国民年金保険料自己負担ナシ

などの優遇措置を受けることが出来ます。

１０３万の壁（所得税・配偶者控除）
１０６万の壁（社会保険）
１３０万の壁（扶養）
等ありますのでパートやアルバイトの方はしっかり計算して抑えた方が良い場合があります。
ちょうどタイムリーに１３０万円の壁で２年間は超えても扶養から外れない話が出ていますが…もう少し根本から変えて欲しいです。

③病気・出産

病気や出産で仕事を休まなくてはいけないと言う事もあり得ますよね。
もし１人だと手当は出る場合がありますが、手当も満額と言う訳ではなく月の収入の２/３や３/４になる場合が多いです。やっぱり不安ですよね。

共働きの夫婦だったらどうでしょうか？
片方が仕事を休む事になっても、もう一方の収入が少しでもあるのなら家計が明日にでも窮する事にはなり辛いです。

結局！

２馬力になった場合コスパが悪いと言うよりは少し楽になる可能性の方が高いです。
共働きの場合はコスパが極端に悪くなるとは思えません。
（たった３つの指標だけで何言ってんだと思う方がいるのも分かります）

今回挙げた内容は共働き前提ですなので専業主婦（主夫）になるとまた状況は変わってきます。
住む場所も首都圏・大都市圏なのか地方なのかでも大きく変わります。

そして子供が生まれたり家族が増えた場合は負担が増えてきます。
しかし、国も少子化対策として根本的な解決になっているかはさておき教育費の無償化や児童手当の拡充等に乗り出してきています。今後民意を反映してもっと良くなってくれる事を願いましょう。

感情論抜きにして３つの視点で結婚のコスパについて考えてみました。
最後に少しだけ感情論を入れると…
結婚をする事によって経済的な面でお互いを支えあえます。
「コスパが悪いからと言う理由で結婚しない」
は理由になってないです。コスパ＝自分の為だけに使えるお金として考えればコスパは悪いですが…

本当にコスパが悪いから結婚しないと思っているのなら自分の稼ぎを増やして２人になっても余裕を持って暮らせる様に努力すれば良いだけです。

収入を増やすことは簡単な事ではありません。
ですが、他責にせず自力で頑張っている人は異性から見て魅力的に見えるはずです！

色々と偉そうに書きましたが、私自身も色々ともがいて頑張っています。
上手く行かない事の方が多いですが…

自分ではなく家族の為にお金を使って喜んでくれたら結構嬉しいですよ！

ここまで読んで下さってありがとうございます。