外見と性分は別物です
遠い遠い学生時代のお話です。
当時、男子学生から人気のある女性がいました。
華やかな雰囲気を持つ美人さん。(多分)
一見人目を引く子なので、可愛いとウワサされるのもうなずけます。
ところで。
僕は彼女と同じ学部で同じ担当教官だった為、多くの時間を共にしたお陰?で、彼女の性分をよく垣間見ることがありました。
見た目は小綺麗にしている彼女でしたが・・・・
汚いんです。
カバンの中が。
車の中が。
雑なんです。
やることなすこと。
ポテチを食べた後の、脂ぎった手で
大切な書類を触るんです。
あまり綺麗じゃないんです。
食事の仕方が。
見た目に騙される男たち
お父様は医者、お母さまは先生と、お育ちは良さそうな環境のはずですが
何故そんなに残念なの???
と、よく思ったものです。
ただその見た目の良さやお育ち、そして「したたか」な立ち回り(?)から、先生方や男性諸君にチヤホヤ贔屓されて、ご機嫌な彼女を何度か目撃しました。
その陰で、舌打ちしてる女性たちの姿も(笑)。
学生を終え就職し、そんな彼女も結婚をしました。
当時、まだまだ新しかった駅直結・某ホテルでの挙式。
お相手はどこぞ良いところの御曹司なんだとか。
ほ~。
ネコ被って結婚しよったなと思ったものです。
ところがその数年後、離婚したと風の便りで聞きました。
・・・・。
やっぱりあかんかったか。
本質はどこに
「人は見た目が〇%」というくらいですから、外見が大切なのは言うまでもありません。
まして恵まれた容姿に生まれついたのでしたら、それは大変ラッキーなことだと思います。
けれど外見が良いだけで円満な結婚生活が送れるなら、美男美女夫婦は離婚しないことになり
ビジュアルが宜しくない夫婦は、離婚することになってしまいます。
離婚理由として「見た目が悪いからやっぱりムリ」というのを聞いたことがありません。
人は「中身が勝負」なのです。「人間力」とでも言いましょうか。
特に結婚生活のような長期戦に渡る場合は、それ以外にないと言っても過言ではないでしょう。
また生活を共にする相手として、いかにお互い気持ちよく毎日を過ごすことが出来るか。
そこには、似たような価値観や経済感覚も必要になってきます。
先の彼女。
学生時代にお付き合いしてきた男性を何人か見てきましたが、彼女が飾らず楽しそうに過ごしてきた男性は、決しておぼっちゃま風の男性ではありませんでした。
お嬢育ちの彼女から見たら、いわゆる「格下」で、ちょっと言葉は悪いですが「育ちが彼女とは違いそう」な男性たちです。
けれどそんな男性たちと馬が合って、とても楽しそうにしている彼女は、本当に「良いところのお嬢さん」だったのか?と思えてきます。
いや、きっと彼女の表の顔の「プライド」と、裏の顔の「素」が、大きく乖離していたのでしょう。
どちらと結婚したら正解だったのかは分かりませんが、とりあえず表の顔の「プライド」に合わせた男性とはうまくいかなかったようです。
格下男性と結婚していたら、彼女自身は楽だったでしょう。
しかしお嬢育ちで育ったそのプライドと見栄が、格下男性との結婚は許せないと想像します。
自分の目指すべき方向と、自身が(自覚せずに)持っている本質的なものとは違うようです。
そこに乖離が生じた場合、どちらにベクトルをあわせるのか。
「自分自身」をよく知っておく必要があります。
まだ結婚していない皆さんはチャンスです。
相手を見つける前に、自分の心の声を、本質を見抜いて下さい。
そのお手伝い、ブライダルメッセージがいたします。
#ブライダルメッセージ #ここなら出逢える