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すこし息抜き:マインドフルネスで結婚できますか?

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COME TO LIFE「すこし息抜き:マインドフルネスで結婚できますか?」-1

すこし息抜き


マインドフルネス(ヴィパッサナー瞑想)は、集中力をもって観察を続けることによって効果が出てきます。


効果が出るということは、次第に集中力と観察力が維持される状態になってゆく、ということなのですが、いわば完全に”上がり”の状態である「解脱」や「悟り」の状態に至れば、苦悩や苦痛は発生しないのでしょうが、そうでない場合には、時には、集中力と観察力が維持されるということが負担になります。


そもそも「解脱」や「悟り」を推奨するつもりもありませんし、私も「解脱」や「悟り」を求めてマインドフルネス(ヴィパッサナー瞑想)に取り組んではいません。


苦悩や苦痛が発生しなくて、生活の質が上がればよいのです。


苦悩や苦痛が発生しない、といっても超能力を得るとか、全くの別人格になるとか、そういうことではありません。


マインドフルネスのメカニズムを、慢性疼痛に伴う苦悩の改善を例にとってご説明します。


九州大学の安野広三先生の、マインドフルネスストレス低減法と、アクセプタンス&コミットメントセラピーについてのご説明からの引用です。


「ボディスキャンや座瞑想のワークでは、自ら積極的に痛みの感覚に対する暴露を行いながら、なおかつその体験に対して破局的な、認知・情動的反応、即時的な行動を起こさないという在り様が繰り返し訓練される。それを通じて、痛みに対する恐怖などの感情的苦痛や破局的思考、非適応的な行動反応が減少し、痛みに対するアクセプタンスが促進される。また、瞑想の中で移りゆく思考や記憶、感情をマインドフルな気づきのなかで観察することを続けることで、思考や記憶、感情を現実とは区別して、単なる心の出来事してとらえるという在り様(脱中心化)も発展する。それにより痛みに反応しておこるネガティブな解釈や予想、不安や恐怖などを客観的に距離を置いてとらえられるようになり、それからくるネガティブな影響を減少させることにつながる。」


「慢性疼痛のような当面は避けることのできない痛みの感覚やそれに必然的に随伴するつらい思考や感情をコントロール・回避しようとする努力は、かえってそれらに関連する苦悩を拡大させる。さらに、そのようなコントロールと回避のための格闘に日常の労力と時間を消費し続けることで日々の生活は痛みに支配され、有意義でいきいきとした生活から遠ざかってしまう。痛みやそれに伴う心理的苦痛をありのままに体験することで、それらとの格闘から派生する苦悩の拡大から自由になることができる。そして痛みとの格闘に日々の労力を使うのではなく、痛みがあっても、自分の人生の価値に沿った活動に取り組み続けることに全力を尽くし、価値のある日々を送られるようにすることをめざす。」

(日本評論社「マインドフルネス-基礎と実践-」)


一時的には苦悩がたまかることも


慢性疼痛等の方は相当な痛みに苦しめれられていて、医療的には完全に疼痛を治癒することができないようです。


それゆえ、「痛み」と「痛みに反応した悲観的な思考や感情」を分離できれば、痛みはあっても人生を前向きに生きられる方向性が見えてきます。


マインドフルネスによって到達したい所、そこに到達する方法論、メカニズムが見えていますから、マインドフルネスとしては「適用しやすい分野」と言えるでしょう。


特段の苦悩がない、または苦悩の自覚のない方が、マインドフルネス(ヴィパッサナー瞑想)を行うとどうなるでしょうか?


今まで見えなく、なんとも思わなかったことが見えてきて、それが気になったり、気になっていることの正体がわかったりします。


カウンセリングでも同様のことはあり、悩みや苦悩と感じることの原因に、悩みや苦悩を生み出す自分の思考、過去の思い出したくないような出来事とその時の感情によって、悩みや苦悩が発生しているのだ、気付いたとすれば、今ある悩み苦しみから開放されるには、ご自身の思考や、出来事に対するその時の感情をケアして、癒したり考え方を変えたりする必要があります。


もともとの原因は他者がもたらしたものであったかもしれませんが、今現在の悩みや苦悩は、あなたの心の中の出来事として発生しているからです。


今現在の悩みや苦悩や、その原因に向き合うことはつらいことではありますが、人には回復力がありますから、今現在の悩みや苦悩や、その原因を、自己の中にきちんと消化して不快な経験が過去にはあったとしても、現在の悩みや苦悩とはならない方向が実現される、と考えられています。


ゲシュタルト心理学でいう、本人にとっての「未完結の仕事」を完結させ、自己に統合する心理的な作業を行うことで、苦悩からの解放もしくは低減がもたらされる、と説明するとわかりやすいかもしれません。


悩み苦しみと折り合いをつけながら生きている


人間が、この世におぎゃーと生まれて来た瞬間から、生きるとは、欲求と欲求が満たされないことによる怒りと、自分の欲求を社会生活の中で調和的に満たしてゆくことのせめぎ合いなのでしょう。


そこには当然に苦悩が発生します。


愛情を注がれ育てられたとしても、子供の欲求とその充足、社会性の獲得の間には必然的にギャップが生じます。


フロイドの自我の概念を継承し発展させた自我心理学に接すると、その思いをより強くします。


それゆえ、支障なく社会生活を送っていても、苦悩の原因は多かれ少なかれ、誰しも抱えていると考えられます。


マインドフルネス(ヴィパッサナー瞑想)は、集中力が高まり自分の心のうごき、心のはたらに対する観察力が高まると、苦悩の原因が見えてくる、ということもあります。


あまり、息抜きになりませんね。


マインドフルネスは成婚に役立つ?


幸いなことに、ブログ等で出版社さんからお声がけいただき、本を出しませんか、などと言ってもらっているのですが、例えば、


「マインドフルネスで理想の結婚を手に入れる」


というようなタイトルが示されることもあります。


マインドフルネスは婚活に対しては「促進的」であるとは考えているものの、魔法や超越的な能力を手に入れるものではないので、このようなタイトルでは本は書けません。


むしろ、心理療法分野で活用が広がっているように、苦悩との「付き合い方」を変えることによって「心理的な負担を減らす」、場合によっては、活動に支障をもたらすような苦悩をなくせる、というとらえ方をしてもらえば、婚活に対しては「促進的」なものになる、とはいえます。


そもそも願いがかなうのか?


これに対しては、マインドフルネスの方法論から言うと、


1.願望を強くする、ということは、感情的な欲求を強化することになるので、良い結果にはつながらない可能性が高い。


2.むしろ感情的な反応を抑制する訓練をすることで、合理的な思考に基づく行動が促進されるなら成婚には近づくだろう。


1.の場合、強い願望が、行動につながるのであれば、願いが叶う確率が高くなるでしょう。


しかし、願望が強いために、期待も高くなってしっまった、という状況の中で、頑張ってみたけど、結果が出ず「うまくいかない」という状態になってしまった場合はどうでしょうか。


気分は、だだ下がりしますから、行動への意欲が失せる可能性が高くなります。


そもそも感情を刺激すること自体は、疲労感や無力感を招く、というふうに釈迦は自らの瞑想から気付いたのではないかと思います。


それゆえ、ヴィパッサナー瞑想は、欲や怒りといった感情を停止した瞑想状態を作り出し、欲や怒りの感情がなければ、ああなったらいいなあ、とか、こうなるのは嫌だ、といった感情に影響されずに物事を観て判断することができますから、そうすれば、おのずと悩み苦しみなくすにはどうしたらよいかわかるよね、という方法を取っていると考えられます。


それゆえ、私はポジティブ思考をあまり推奨しません。


ポジティブ思考は、心理学では、合理的ではないが心の健康に役立つ場合は「ポジティブ幻想」などとも言われます。一定の効果がありますが、目的がある場合には、行動の促進につながらないと結果が伴わないことになりかねません。


ではどうすればよいのか?


ヴィパッサナー瞑想の方法論は以下のプロセスを取ると考えています。


1.瞑想(歩行瞑想、座ってする呼吸瞑想等)において、思考をするのではなく観察に徹する


2.観察を徹底し、思考が停止すれば感情が生起しない


3.感情の生起が停止すれば、自分の在り方に気づくことができ、気づきがあればそれを自覚に高めることができる


5.自覚に高めたら、意志によって「行為」を選択する


6.「行為」を実践することによって解脱(心が迷って定まらないことからの脱出)が確かなものになる


この方法は、婚活への取り組み方についても参考になると思います。


婚活への応用するために上記をアレンジするとこうなるでしょう。


1.瞑想(歩行瞑想、座ってする呼吸瞑想)で、思考ではなく観察に徹する訓練をする


2.観察を徹底する訓練をすると、思考が停止して感情が生起しない


3.感情の生起が停止すれば、嫌になった、とか、こうなったら嫌だとか、こうでありたい自分に気づき、気づきを自覚に高めることができる


4.自覚に高めたら、自覚に基づいて自分の意志を固め、意志によって、何をするのかという「行為」を選択する


5.「行為」を継続することによって、成婚への確立が高まる


願望にフォーカスしすぎないこと


例えば、プライベートな時間に、スマホで婚活を検索して、「こうすすればうまくゆく」という類の投稿を読んで、気分が上がったり、下がったりしている状態は、脳が「デフォルト・モード・ネットワーク」の状態にある、と言えるようです。


「デフォルト・モード・ネットワーク」は、プライベートな時間など、くつろいでいる状態で、執務中などとは異なり課題に集中していない脳の状態を言うそうです。


課題に集中していない脳の状態なので、脳の休息になりそうですが、近年の研究によると、実はエネルギーをかなり消費し、あまり休息にはなっていないそうです(久賀谷亮さん「世界のエリートがやっている最高の休息法」ダイヤモンド社)。


上記の「2.観察を徹底する訓練をすると、思考が停止して感情が生起しない」という状態を経験すると、感情が揺れ動くと、疲れるよね、ってことは体験的に理解できます。


この場合の「疲れる」は、どうしたらいいかわからなくて気力がなくなった、って感覚です。


うまくいきそうだと期待を高めたり、期待は高まったもののうまくゆかず悲観的になったりすると、感情が動き回って、疲れる、ということです。


ですから、願望にフォーカスして、あまり期待を高めたりせず、コツコツとやるべきことをやって、一喜一憂しない、ということが正攻法になります。


行為(行動)が結果をもたらす


釈迦は、すごいなと思うのは、徹底的に人の心のはたらき、認知のしくみを観察し、苦悩の発生する原因を知り、苦悩を無くす方法を見つけ、それにとどまらず最終的には「行為論」によって苦悩を無くすことの仕上げをしたことです。


釈迦は、2600年前にあって、


認知療法アプローチともいえる、徹底的に人の心のはたらき、認知のしくみを観察し、苦悩の発生する原因を知り、苦悩を無くす方法を見つけ、さらには、行動療法アプローチともいえる「行為論」によって苦悩を無くすことの仕上げをした、と言えるように思います。


釈迦の方法論は、認知療法アプローチに、行動療法アプローチを接続して完成したように、私には思えます。


私の理解になりますが、釈迦の行為論とは、


あなたの心に起こっては消える、思考や思考に伴って生まれる感情に対して反応していたのでは、あなたは苦悩を無くして、心が平静を獲得して幸せになることはできないでしょう


あなたが、自分についての観察を徹底し、気づきを得て、それを自覚に高め、自覚に基づく意志によって選択された行為を行うならば、あなたは心の平静を得て苦悩(迷い)から解放されるでしょう


ということになります。


馬場紀寿先生の「初期仏教ブッダの思想をたどる」(岩波新書1735)では、「行為」について以下のように説明されています。


「仏教」と言われていますが、「初期仏教」をさしますので、釈迦の説いたところ、と考えていただいていいように思います。


「また仏教は、意思の自発性を否定する見解を認めなかった。仏典は、すべてが「前世で行われたことを原因とする」という運命論、全てが「主宰神による創造を原因とする」という主宰論、全てに「原因もなく条件もない」という偶然論をみな斥ける(『増支部』三・六一『外教処経』)。


(中略)


「その論理的帰結として、自らの心を正すことによって、自らの行為を正すことが目指される。それは、あくまで自分で自分の行為を律することだから、共同体の秩序に従うとか、神の命令に従うといった他律ではない。そのような外部の規範を受け入れるのではなく、意思の発現として他者に及ぼす行動が自己に折り返してくる結果にもとづくという点で、自身で生み出す規範である。」


馬場先生がご説明される、


「外部の規範を受け入れるのではなく、意思の発現として他者に及ぼす行動が自己に折り返してくる結果にもとづくという点で、自身で生み出す規範である。」


は、先に引用した九州大学の安野広三先生の、アクセプタンス&コミットメントセラピーについてのご説明の、


「自分の人生の価値に沿った活動に取り組み続けることに全力を尽くし、価値のある日々を送られるようにすることをめざす。」


というご説明と、基本的に同じ方向性を持つものであると感じています。


釈迦は、2600年前に、今日の心理療法がさししめしている地点を、説いていたことになります。


慈悲の瞑想は行為を促すもの


「あなたが善きご縁にめぐりあえますように」


ちなみに、これはおまじないではありません。


一般的に「慈悲の瞑想」と言われる、自分の心の中に好ましい態度を育てるために、自分に願い、同じ気持ちを他者に向けるという、マインドフルネス瞑想のアレンジです。


私が言っているので「あなたが善きご縁にめぐりあえますように」となりますが、ご自身で行うならば、「私が善い縁にめぐりあいますように」となります。


言い換えれば「善い縁にめぐりあえ」る行為を自らが理解して、それを行なえば、あなたは「善い縁にめぐりあえ」る可能性がたかまる、ということを前提、自ら「善い縁にめぐりあえ」る行為へと向かわせる瞑想、ということになります。


やり方を具体的と効果の経路を説明します。


座ってする呼吸の瞑想などによって、呼吸と呼吸に伴う体の動きや感覚に注意を集中することで、心を落ち着けたうえで(集中力を高めて)、願望はいったん脇に置いておいて、自分に、私はこうするのだ、という指令をあたえて、心の中に定着させ、自分の行為、行動が発現されるよう促すことにより、自らを「善い縁にめぐりあえ」る行為へと向かわせる瞑想、といえるでしょう。


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