結婚したい人は減った?今の婚活に結婚相談所が必要な理由
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「最近は結婚しない人が増えた」そんなニュースを目にすることも多くなりました。
実際、2026年9月11日に国立社会保障・人口問題研究所から公表された「第17回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」を見ると、結婚を取り巻く環境は大きく変化しています。
でも、この調査結果を見て、私は一つ気になることがありました。それは、「結婚したい人がいなくなった」というより、“結婚したい人が、結婚につながる出会いをつくることが難しくなっているのでは?ということです。
今回は、最新の調査結果をもとに、今の婚活について考えてみたいと思います。
「いずれ結婚するつもり」の人は、実はまだ多い
まず注目したいのが、18~34歳の未婚者の結婚意思です。
今回の調査では、「いずれ結婚するつもり」と答えた人は、
* 男性:75.1%
* 女性:77.8%
でした。
前回調査では男性81.4%、女性84.3%だったため、低下していることは事実です。
一方で、男女とも7割を超えています。
つまり、「若い世代は、もう結婚したくない人ばかり」というわけではありません。
結婚したい気持ちを持っている人は、今も一定数いる。では、なぜ結婚につながらないのでしょうか。ここに、今の婚活を考えるヒントがあります。
「適当な相手がいない」が、結婚への大きなハードル
調査では、結婚したいと思っている未婚者が「独身でいる理由」についても調べています。
25歳以上では、「適当な相手がいない」という理由が最も多くなっています。
これは、婚活の現場にいる私たちにとっても、とても実感のある結果です。
「結婚したくないわけではないんです」
「できれば結婚したいです」
「でも、出会いがありません」
「マッチングアプリをやってみたけど、なかなか続きませんでした」
こうした相談は、決して珍しくありません。
つまり、結婚したい気持ちがないから結婚できないのではなく、結婚したいと思える相手と出会い、関係を育てる機会がつくれていない。そんな人も少なくないのです。
出会い方も大きく変わっている
もう一つ、今回の調査で興味深いのが「夫婦がどのように出会ったか」です。夫婦調査では、アプリなどを通じて知り合った夫婦が20.2%となりました。前回調査の11.0%から大きく増えています。
一方で、職場や友人を介した結婚は減少しています。つまり、昔のように、「会社にいた人と自然に仲良くなった」「友達から紹介された」「職場の飲み会で出会った」というような、日常生活の中で自然に結婚相手と出会う機会は変化しているのです。
今は、自分から出会いの場に行かなければ、そもそも「結婚を考えられる相手」と出会うことが難しい時代になっています。
「出会い」は増えた。でも、婚活が簡単になったわけではない
マッチングアプリなど、出会いの選択肢が増えたことは、とても大きな変化です。スマホ一つで、今までなら出会えなかった人ともつながることができます。これは便利なことです。ただし、「出会える」ことと「結婚できる」ことは、同じではありません。
プロフィールを見て、「この人、条件はいいかも」と思ってマッチングする。メッセージをする。会ってみる。でも、そこからどう進めればいいのかわからない。相手の気持ちがわからない。2回目のデートにつながらない。やっと交際できても、結婚の話をするタイミングがわからない。こうした「出会った後」の難しさがあります。
婚活で本当に大変なのは、実はここだったりします。
結婚相談所の価値は「出会わせること」だけではない
ここで、結婚相談所の役割を少し考えてみたいと思います。結婚相談所というと、「たくさんの人を紹介してもらえる場所」というイメージがあるかもしれません。もちろん、それも大きな価値です。でも、それだけではありません。結婚相談所の大きな価値は、「出会いを、結婚につながる活動に変えていくこと」にあると私は考えています。
例えば、「どんな人と結婚したいのか」「自分にはどんな人が合うのか」「プロフィールで自分の魅力をどう伝えるのか」「申し込みをどのくらいすればいいのか」「お見合いで何を話せばいいのか」「交際中、相手との距離をどう縮めるのか」「この人との結婚を考えていいのかわからない」こうした一つひとつを、一人で抱え込まなくていい。
これが結婚相談所の大きな特徴です。
婚活は「一人で頑張る」より「振り返る」ことが大切
婚活をしていると、「もっといい人がいるかもしれない」「私の何がいけないんだろう」「また断られた…」と、どうしても自分を責めてしまうことがあります。でも、婚活は「頑張った量」だけで結果が決まるものではありません。もちろん、出会いの機会を増やすことは大切です。
そのうえで、「やってみる → 振り返る → 改善する → またやってみる」というサイクルを回すことが重要です。
例えば、お見合いがうまくいかなかったとき。
「自分には魅力がない」で終わってしまえば、次につながりません。
「相手との会話はどうだった?」「自分ばかり話していなかった?」「相手の話をもう少し深掘りできたかも」「プロフィールの情報だけで相手を判断していなかった?」そんなふうに振り返ることで、次の出会いに活かすことができます。
その振り返りを一緒にしてくれる人がいる。これは、婚活を続けるうえで意外と大きな支えになります。
「自分に合う人」がわからない人にも、婚活の伴走者がいる意味
婚活を始めると、多くの人が最初に考えるのが、「どんな人を選べばいいんだろう?」ということです。
年収、年齢、身長、学歴、職業、住んでいる場所。条件を考えること自体は悪いことではありません。
結婚生活を考えるうえで、大切な条件もあります。ただ、それだけでは「一緒に暮らしたときに心地いい相手」がわからないこともあります。
だからこそ、「その条件は、なぜ大切なの?」「本当にそこは譲れない?」「逆に、あなたが一緒にいて安心できるのはどんな人?」と、一緒に考えてくれる存在がいることには意味があります。
自分一人では当たり前だと思っていた価値観や思い込みに気づくこともあります。婚活は、相手を探す活動であると同時に、「自分はどんな結婚生活を送りたいのか」を知っていく活動でもあるのです。
結婚相談所は「結婚を急かす場所」ではありません
結婚相談所というと、「早く結婚しなければいけない」そんなイメージを持っている方もいるかもしれません。
でも、本来の婚活サポートは、そういうものではありません。
大切なのは、その人が望む結婚に近づくために、必要な行動を一緒に考えること。出会いが少ないなら、出会い方を考える。申し込みがうまくいかないなら、プロフィールや相手選びを見直す。お見合いが続かないなら、会話や第一印象を振り返る。交際で悩んだら、相手との関係を整理する。そして、「この人と結婚したい」と思える相手と出会ったときには、その関係を丁寧に育てていく。その一連のプロセスに伴走するのが、結婚相談所の役割だと思っています。
「結婚したい。でも、どうしたらいいかわからない」
今回の第17回出生動向基本調査から見えてくるのは、結婚をめぐる価値観が変化していることです。
結婚しないことも、一つの選択肢になりました。
一人の時間を楽しむ人も増えています。
仕事を大切にしながら、自分らしい人生を送りたいと考える人も増えています。
一方で、「いつかは結婚したい」と思っている人も、まだたくさんいます。だからこそ今の婚活で大切なのは、「結婚しなければ」と焦ることではありません。まして、「条件を下げれば結婚できる」という単純な話でもありません。自分がどんな人生を送りたいのか。どんな人となら、その人生を一緒に楽しめるのか。そして、その人と出会うために、今何をすればいいのか。そこを一つずつ整理していくことです。
もし、「結婚したい気持ちはある。でも、一人で婚活を進めるのはちょっと難しい」と感じているなら、誰かに相談してみるのも一つの方法です。
結婚相談所は、単に「結婚相手を紹介してもらう場所」ではありません。
あなたの「結婚したい」という気持ちを、具体的な行動と出会いにつなげていく場所。
そして、うまくいかないときも、一緒に立ち止まって考え、また前に進むための場所。
私は、そんな婚活の伴走者でありたいと思っています。
「一人で頑張る婚活」から、「一緒に考えながら進める婚活」へ。結婚したいと思ったその気持ちを、大切にしながら始めてみませんか。
【参考資料】
国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」
2025年6月実施、2026年9月11日公表。独身者調査6,756票、夫婦調査5,024票をもとにした調査。