「誰と会っても心が動かない」婚活男性へ
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仕事もそれなりに充実している。休日には趣味もある。一人で食事にも行けるし、家事もできる。
正直、一人でもそんなに困っていない。
でも、できれば結婚はしたい。
お見合いもする。デートにも行く。女性に大きな不満があるわけでもない。
でも、「また会いたい!」と強く思うわけでもない。会えない週があっても、別にそこまで寂しくない。デートが終われば、いつもの自分の生活に戻っていく。
そして気づけば、
「誰と会っても、いまいち心が動かない」
そんな婚活になっていませんか?
もしかするとあなたは、女性との出会いが少ないのでも、恋愛が苦手なのでもなく、一人で完結している今の生活が、すでに結構心地いいのかもしれません。
だから女性と出会っても、
「この人ともっと一緒にいたい」
「この人のことをもっと知りたい」
「次はこれを一緒にしたい」
と、自分の日常が相手によって動いていかない。
男性向け「恋の勝ち筋」診断、第5回。
今回は、自分の軸を持ち、自然体でいられる一方、自分の世界がすでに完成しているからこそ、恋愛で心が動きにくい「マイスタイルタイプ」についてお話しします。
婚活がうまくいかない男性には「5つのタイプ」がある
男性の婚活をサポートしていると、「もっと積極的に」「女性の話を聞いて」「自信を持って」など、一つのアドバイスでは解決できないことがよくあります。
なぜなら、婚活でつまずく理由は人によって全く違うから。
そこで私は、男性が婚活でつまずきやすいパターンを大きく5つに分けて見ています。
① 委ね上手タイプ
穏やかで相手を尊重できる一方、好意や意思が女性に伝わりにくい。
② 頭脳派モテ戦略タイプ
合理的で分析力が高い一方、恋愛でも「正解」を探しすぎてしまう。
③ 直感アタッカータイプ
行動力がある一方、自分の気持ちが先行すると女性との温度差が生まれやすい。
④ ヒーロー願望タイプ
頼られたり認められたりすると力を発揮する一方、相手からの評価に気持ちが左右されやすい。
⑤ マイスタイルタイプ
自然体で自分を持っている一方、自分のペースを優先しすぎると女性との距離が縮まりにくい。
どのタイプが良い・悪いではありません。それぞれに女性から魅力的に映る強みがあります。
ただ、その強みが恋愛では裏返ってしまうことがある。
だから性格を変えるのではなく、自分の恋愛傾向を知って「恋の勝ち筋」を知ることが大切です。
今回は最終回、「マイスタイルタイプ」です。
▶ 第1回:なぜか女性から「脈なし」だと思われる男性へ|委ね上手タイプ
▶ 第2回:【高スペックの罠】仕事ができる男ほど恋愛が深まらない理由
▶ 第3回:婚活で積極的すぎる男性が女性に引かれる理由|直感アタッカータイプ
▶ 第4回:「俺に興味なさそう」で冷める男性へ|婚活で女性の反応を気にしすぎる理由
マイスタイルタイプは「一人でもそれなりに楽しく生きられる」
このタイプの大きな特徴は、一人でもそれなりに人生を楽しめること。
仕事もある。趣味もある。友人もいる。一人の時間も嫌いじゃない。
休みの日だって、誰かと予定がなければ自分の好きなことをして過ごせるし、一人で食事や旅行を楽しめる人もいるでしょう。
つまり、恋人がいなくても日常がそれなりに満たされている。
これは大きな強みです。
ただ、このタイプの婚活が難しいのは、
一人でもそれなりに楽しいからこそ、「誰かと一緒にいることで、今よりもっと楽しくなる」という感覚を持ちにくいこと。
デートをしても、別につまらなかったわけではない。
「楽しかったし、いい人だったな」とは思う。
でも、一人の生活に戻れば、それはそれで楽しい。
だから、
「またすぐ会いたい」
「もっとこの人を知りたい」
「次はこれを一緒にしたい」
というところまで、なかなか気持ちが動かない。
嫌いじゃない。でも、特別にもならない。
そしてまた別の女性と会っても、
「この人もいい人なんだけどな……」
を繰り返してしまう。
一人の生活がすでに70点、80点あるからこそ、そこに誰かが入ってきたときの“プラス”を感じるまでに時間がかかる。
ここが、マイスタイルタイプの婚活の難しさなんです。
「もっといい人なら心が動く」と思っていませんか?
何人かと会っても、なかなか心が動かない。
すると、
「まだ自分に合う人に出会えていないだけ」
「本当に好きになれる女性なら、もっと会いたいと思うはず」
「もっと魅力的な女性なら、自分だって積極的になれる」
そう考えたくなるかもしれません。
もちろん、本当に相性が合わないこともありますし、誰でもいいから交際を続ければいいわけではありません。
でも、何人と会っても、
「いい子なんだけど……」
「嫌ではないけど、別に会わなくても……」
を繰り返しているなら。
ぶっちゃけ、あなたの心は「恋愛不感症」になっているのかもしれません。
もちろん、医学的な意味ではありません。
一人の生活がすでにそれなりに楽しい。仕事もある。趣味もある。休日も自分の好きなように過ごせる。
普段から、そこそこ満たされているんです。
だから女性と一度や二度会ったくらいでは、今の日常を超えるほどの存在には、なかなかならない。
ここで厄介なのが、
「この女性だから心が動かなかった」
と思ってしまうこと。
次の女性なら。もっとタイプの女性なら。もっと会話が合う女性なら。
そうやって相手を替えていく。
でも、もし何人と会っても同じことを繰り返しているなら、見直した方がいいのは女性の条件ではなく、自分の“心の動き方”なのかもしれません。
相手を知る。自分から関わる。いつもと違う時間を一緒に過ごす。
その積み重ねで、
「また会ってもいい」が「また会いたい」に変わることもある。
マイスタイルタイプは、「心が動く女性を探す」だけではなく、自分の心が動くところまで、一人の女性と関わってみる。
この感覚を持ってみてほしいんです。
「自分らしくいる」と「何も変えない」は違う
マイスタイルタイプがなかなか恋愛に踏み込めない理由には、もう一つあると思っています。
それは、
今の生活が変わってしまうことへの不安。
一人なら、休日は好きなように使える。食べたいものを食べて、趣味にも好きなだけ時間を使える。
でも結婚したら、
「今までみたいに自由にできなくなるんじゃないか」
「相手に合わせることが増れるんじゃないか」
「一人の時間がなくなるんじゃないか」
「我慢することが増えるんじゃないか」
そんな不安を、どこかで感じている人もいるでしょう。
でも実は、同じような不安を抱えている女性もたくさんいます。
結婚したら家事が増えるんじゃないか。自分の時間がなくなるんじゃないか。仕事や趣味を今まで通り続けられなくなるんじゃないか。
男性だけが「今の生活を守りたい」と思っているわけではありません。
だから結婚は、どちらか一方が今までの生活を捨てて、相手に合わせることではないんです。
「俺はこれを大切にしたい。あなたは?」
お互いに、自分が大切にしたいものを見せ合う。
そして、
「じゃあ二人なら、どうしたら心地よく暮らせるだろう?」
を一緒に考えていく。
たとえば、自分は家で過ごす休日が好き。でも彼女が紅葉を見たいと言ったから、一緒に行ってみる。
普段LINEはあまりしない。でも彼女が「次に会うまで少し連絡があると嬉しい」と言ったから、少し増やしてみる。
逆に、自分が一人で趣味を楽しみたい日には、それも伝える。
合わせるのは、どちらか一方ではありません。
彼女の世界に自分が少し入ってみる。自分の世界にも彼女に入ってもらう。
そこで初めて、
「意外とこれも楽しいな」
「二人でも、ちゃんと自分でいられるな」
が増えていきます。
変化することは、我慢が増えることと同じではありません。
今までの心地よさを全部捨てるのではなく、二人だからこそ新しい心地よさをつくっていく。
「自分らしくいられる相手」とは、何も変えなくていい相手ではなく、
変わっていくことさえ、一緒に楽しめる相手なのかもしれません。
マイスタイルタイプの「恋の勝ち筋」3つ
一人でもそれなりに楽しいマイスタイルタイプに必要なのは、無理に恋愛を最優先にすることではありません。
「心が動くのを待つ」のではなく、自分から心が動くきっかけをつくること。
ポイントは3つです。
①「好きになったら動く」ではなく、動きながら知る
このタイプはそもそも、最初から心が大きく動きにくい。だから「好きになったら動こう」と待っていても、なかなか何も始まりません。
お見合いや1、2回のデートで「好きか?」「結婚したいか?」まで答えを出さなくて大丈夫。
「もう少し知ってみたいか?」くらいで、もう一度会ってみる。
ただ食事をして当たり障りのない話をするだけではなく、「恋人になるかもしれない女性」として接してみてください。
少しくだけた話をしてみる。相手のことを名前で呼んでみる。「今度これ一緒に行きたいね」と次の楽しみをつくる。自分のことも少しずつ見せていく。
「好きだから知りたい」だけではなく、知って、近づいていくから好きになることもある。
マイスタイルタイプには、この順番を意識してみてほしいんです。
②「空いている日に会う」から、「会うために時間をつくる」へ
仕事も趣味も大切です。全部を恋愛優先にする必要はありません。
ただ、毎回「空いている日に会う」だけでは、彼女はいつまでも自分の生活の外側にいる人のまま。
少し気になる女性ができたら、「来週忙しいけど、水曜なら早く上がれそうだからご飯行かない?」と、自分から会う時間をつくってみる。
そして、「これ好きって言ってたな」「この店、一緒に行ったら楽しそうだな」と、会っていない時間にも彼女を思い出してみる。
自分の日常の中に、彼女の存在を少しずつ入れていく。
心が動いたから彼女が日常に入ってくるだけではなく、日常に入れてみるから、心が動き始めることもあります。
③「自分に合う女性」より、「二人ならどうする?」
マイスタイルタイプは、自分の好きなものや心地いい生活がわかっています。
だから「自分の趣味を理解してくれる」「自分のペースを邪魔しない」など、今の自分に合う女性を探したくなる。
でも、現時点での「合う・合わない」を判断する前に、「二人ならどうする?」を試してみてください。
「俺は家で過ごすのが好き。〇〇さんは?」
「それはやったことないけど、一緒なら行ってみようかな」
彼女の好きなことを一緒にやってみる。自分の好きなことにも誘ってみる。
そうしているうちに、「俺はこれが好き」「彼女はこれが好き」だった二人に、「俺たちは、これが好き」が増えていくかもしれない。
「この人は自分に合うか?」だけではなく、「この人となら、どんな二人になれそうか?」
マイスタイルタイプには、この視点を持ってみてほしいんです。
「一人で楽しい」は、この先もずっと同じとは限らない
ここまで読んで、「でも今、一人で十分楽しいんだよな」
と思った方もいるかもしれません。
それはそれでいいと思います。結婚が人生の正解ではありませんし、本当に一人で生きていきたいなら、無理に婚活をする必要もありません。
ただ、私が婚活の現場で何度も見てきたのが、30代は一人で楽しかった。でも40代、50代を目前にして、急に孤独を感じ始めた男性です。
年齢を重ねると、周囲も変わります。友人たちは家族との時間が増え、以前ほど気軽に会えなくなる。親も年齢を重ねる。
そしてふと、
「この先もずっと一人なのかな」
「やっぱり誰かと生きていきたいかもしれない」
と思って婚活を始めてみたら、
「あれ……思っていたより難しい」
となる。
こういうケースを、私は何度も見てきました。
もちろん、何歳でも結婚はできます。ただ、婚活では年齢によって出会える相手や選択肢が変わっていくのも現実です。
だから考えてほしいのは、「今、一人で困っているか」ではなく、「この先も一人で生きていきたいのか」ということ。
もし、
「いつかは結婚したい」
「いい人がいたら結婚したい」
「将来は家族がいたらいいな」
と思っているなら、その「いつか」が来るまで待つ必要はありません。
自分の基準がしっかりしている今だからこそ、動いてみる。
「一人でも幸せ」と「一人で生きると決めた」は、同じではありません。
心のどこかに「いつかは結婚したい」があるのなら、一人でいることに困ってからではなく、選べる今から動いてみる。
それも、マイスタイルタイプにとっての大切な「恋の勝ち筋」だと思います。
あなたはどのタイプ?