「俺に興味ないならもういい」急に冷める男性の落とし穴
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「すごいですね!」
「そんなことできるんですか?」
「〇〇さんといると安心します」
女性からこんな反応が返ってくると、俄然その女性が気になり始める。
デートにも積極的になれるし、「この子いいな」と思えば、自分から一気に距離を縮めることもできる。
ところが、反応が薄い女性になると話は別。
「俺に興味なさそう」
「なんか可愛げがない」
「たぶん合わないと思う」
さっきまで気になっていたはずなのに、急に気持ちが冷めてしまう。
もし心当たりがあるなら、あなたは相手そのものを見ているつもりで、実は相手から自分がどう見られているか」で女性への気持ちを決めているのかもしれません。
男性向け「恋の勝ち筋」診断、第4回。
今回は、認められたり頼られたりすると力を発揮する一方、相手からの反応が見えないと気持ちが大きく揺れやすい「ヒーロー願望タイプ」についてお話しします。
婚活がうまくいかない男性には「5つのタイプ」がある
男性の婚活をサポートしていると、「もっと積極的に」「女性の話を聞いて」「自信を持って」など、一つのアドバイスでは解決できないことがよくあります。
なぜなら、婚活でつまずく理由は人によって全く違うから。
そこで私は、男性が婚活でつまずきやすいパターンを大きく5つに分けて見ています。
① 委ね上手タイプ:穏やかで相手を尊重できる一方、好意や意思が女性に伝わりにくい。
② 頭脳派モテ戦略タイプ:合理的で分析力が高い一方、恋愛でも「正解」を探しすぎてしまう。
③ 直感アタッカータイプ:行動力がある一方、自分の気持ちが先行すると女性との温度差が生まれやすい。
④ ヒーロー願望タイプ:頼られたり認められたりすると力を発揮する一方、相手からの評価に気持ちが左右されやすい。
⑤ マイスタイルタイプ:自然体で自分を持っている一方、自分のペースを優先しすぎると女性との距離が縮まりにくい。
どのタイプが良い・悪いではありません。それぞれに女性から魅力的に映る強みがあります。
ただ、その強みが恋愛では裏返ってしまうことがある。
だから性格を変えるのではなく、自分の恋愛傾向を知って「恋の勝ち筋」を知ることが大切です。
今回は第4回、「ヒーロー願望タイプ」です。
▶ 第1回:なぜか女性から「脈なし」だと思われる男性へ|委ね上手タイプ
▶ 第2回:【高スペックの罠】仕事ができる男ほど恋愛が深まらない理由|頭脳派モテ戦略タイプ
▶ 第3回:婚活で積極的すぎる男性が女性に引かれる理由|直感アタッカータイプ
ヒーロー願望タイプは「女性を喜ばせる力」が強い
まず、このタイプの強みから。
ヒーロー願望タイプは、「自分が何かすることで相手が喜んでくれる」ことに大きな喜びを感じられる男性です。
女性から「ありがとう」「助かった」「頼りになる」と言われれば、もっとしてあげたくなる。好きな女性のためならデートを考えたり、お店を探したり、困っていれば力になろうとしたりする。
そのため恋愛のスイッチが入ったときの行動力はかなり高い。
女性から見ても、頼もしく、愛情表現がわかりやすい男性になりやすいタイプです。
問題は、この「相手の喜びが自分の喜びになる」という長所が、
「相手から肯定的な反応が返ってこないと、自分の価値まで否定されたように感じる」
に変わってしまうことです。
「俺を好き」が見えた瞬間、あなたも好きになっていませんか?
たとえば、お見合い。
Aさんは、あなたの仕事の話に「すごいですね」と興味を示してくれる。よく笑ってくれるし、質問もしてくれる。
Bさんは、感じは悪くない。でもリアクションは控えめ。自分から積極的に質問してくるタイプでもない。
帰宅して、
「Aさんはすごく良かった。Bさんはあまり合わないかな」
そう判断する。
もちろん、本当にAさんとの相性が良かった可能性もあります。
でも、ここで一度考えてほしいんです。
あなたがAさんを魅力的だと思ったのは、Aさん自身に惹かれたからでしょうか?
それとも、Aさんといると“自分が魅力的な男性になれた気がした”からでしょうか?
ここは似ているようで、全く違います。
ヒーロー願望タイプは、相手から好意や尊敬を感じると安心します。
「この女性は自分を認めてくれる」
「自分に興味を持ってくれている」
「自分を必要としてくれそう」
その安心感が、相手への好意に変換されやすい。
つまり、
「俺がこの人を好き」より先に、「この人は俺を好きそう」が恋愛の着火剤になることがあるんです。
反応が薄い女性を「脈なし」と決めるのが早すぎる
逆も起こります。
自分の話をしても、思ったほど反応が返ってこない。褒めてくれない。LINEもあっさりしている。デートでも「楽しい!」とわかりやすく表現してくれない。
すると、
「俺には興味ないんだろうな」
ここまでは、まだわかります。
でもヒーロー願望タイプは、その次に、
「じゃあ俺もいいや」
「この人、なんか可愛げないな」
「そもそもそんなに魅力的じゃなかったかも」
と、相手への評価まで一気に下げてしまうことがあります。
これが、このタイプのもったいないところです。
女性にも、好意の出し方には個人差があります。
初対面では慎重な女性もいる。褒めるのが得意ではない女性もいる。好意があっても、関係が浅いうちはあえて出しすぎない人もいます。
つまり、
「好意が見えない」と「好意がない」は同じではありません。
そこを一緒にしてしまうと、本当は相性の良かった女性まで、自分から切ってしまう可能性があります。
「自分を認めてくれない=魅力がない」に変換してしまう
さらに承認欲求が強く出ると、もう一段階あります。
「俺に興味を示さない」
という事実が、
「俺の良さがわからない女性」
に変わり、
「そんな女性なら、こっちも興味ない」
となる。
場合によっては、少し素っ気なくなったり、急に距離を取ったり、強がった態度になったりすることもあります。
これが、冒頭でお話しした「敵認定」に近い状態です。
本当に相手を敵だと思っているわけではありません。
むしろ、
「自分を認めてもらえないことで傷つく前に、こちらから相手の価値を下げて自分を守る」
という方が近い。
だから私は、このタイプに「プライドが高いから直しましょう」とは言いません。
必要なのは、自分の価値と、相手からの反応を切り離すこと。
相手があなたを褒めなかったからといって、あなたの価値が下がったわけではありません。
そして同時に、あなたを褒めてくれるからといって、その女性があなたにとって本当に相性のいい相手とも限らないんです。
直感アタッカータイプとの決定的な違い
ここまで読むと、
「第3回の直感アタッカータイプと似てない?」
と思う方もいるかもしれません。
確かに、どちらも恋愛のスイッチが入ると行動が早く、一気に距離を縮めることがあります。
でも、スイッチが入る理由が違います。
直感アタッカータイプは、
「俺が好き!」→だから動く。
自分の気持ちが先行するタイプです。
一方、ヒーロー願望タイプは、
「俺のこと好きそう!」→嬉しい・安心する→俺もこの子好きかも。
相手から返ってくる反応が、恋愛感情の燃料になりやすいタイプです。
だから直感アタッカータイプの課題は、自分の気持ちの速度に女性を巻き込まないこと。
ヒーロー願望タイプの課題は、女性からの評価と、自分の女性への評価を混同しないこと。
ここは大きな違いです。
ヒーロー願望タイプの「恋の勝ち筋」3つ
では、このタイプの強みを活かしながら婚活するにはどうしたらいいのか。
ポイントは3つです。
① 「私のどこが好き?」に答えられるようになる
ヒーロー願望タイプの男性に、ぜひ一度考えてみてほしいことがあります。
もし彼女から、
「私のどこが好き?」
と聞かれたら、あなたは何と答えますか?
「いつも褒めてくれるところ」
「俺のことを頼ってくれるところ」
「好意をちゃんと伝えてくれるところ」
「俺のことを大切にしてくれるところ」
もしこんな答えしか出てこないなら、少し注意が必要です。
なぜなら、それは「彼女のどこが好きか」ではなく、「彼女が自分に何をしてくれるか」だから。
「〇〇してくれるから好き」ではなく、
「仕事に真剣なところを尊敬してる」
「人の悪口を言わないところが好き」
「楽しそうに笑う顔が可愛い」
「好奇心旺盛で、一緒にいると自分まで楽しくなる」
「家族を大切にしているところが素敵だと思う」
そんなふうに、“彼女自身の魅力”を言えるようになってください。
もちろん、「自分を大切にしてくれる」「頼ってくれる」ことに惹かれるのが悪いわけではありません。恋愛は相互関係なので、自分がどう扱われるかも大切です。
でも、それしか出てこないなら、
あなたが好きなのは彼女なのか。それとも「彼女といるときの満たされた自分」なのか。
一度立ち止まって考えてみてほしいんです。
ヒーロー願望タイプは、「俺を好きでいてくれる女性」に惹かれやすいからこそ、デートの後には、
「今日、彼女自身の素敵なところを3つ見つけられたか?」
を振り返ってみてください。
そしていつか「私のどこが好き?」と聞かれたとき、
「俺を好きでいてくれるから」ではなく、「君のここが好き」と答えられること。
それが、“認めてくれる女性を好きになる恋愛”から、“自分がその女性を好きになる恋愛”へ変わる第一歩です。
② 「今、好かれていない」だけで、早く白黒をつけない
ヒーロー願望タイプは、相手からの好意が見えると一気に恋愛のスイッチが入りやすい。
だからこそ、自分と同じように相手の気持ちも早い段階で決まると思わないでください。
女性の中には、会った瞬間に「好き!」ではなく、何度か会う中で少しずつ惹かれていく人もたくさんいます。
最初は、
「感じのいい人だな」
くらいだった。
でも何度か会っているうちに、
「前に話したこと覚えてくれてた」
「ちゃんと私のこと見てくれてるんだ」
「この人にはわかってもらえる気がする」
「一緒にいるとなんか落ち着く」
そんな小さな感情が積み重なって、
「あれ、この人のこと好きかも」
に変わることがあります。
恋愛感情は、初回デートで完成するものではありません。
何度か会うことで親しみが増えることもあるし、「自分を見てくれた」「わかってくれた」という経験から、後から心が動くこともあります。
だから、お見合いや初回デートで女性の反応が薄かったときに、
「俺に興味ないんだな」
「脈なしだな」
「じゃあ俺もいいや」
と、早々に白黒をつけないこと。
もちろん、何度会ってもこちらに関心がない女性を追い続ける必要はありません。
でも、
「今、好意が見えない」と「この先も好きにならない」は全く別です。
ここを一緒にしないでください。
特に気をつけてほしいのが、相手の好意が見えないことで傷ついて、こちらまで急に態度を変えること。
LINEを減らす。素っ気なくする。「別に俺もそこまでじゃなかったし」と相手への評価を下げる。
これをやってしまうと、本当はこれからあなたを知って、好きになったかもしれない女性に、
「あ、この人は私に興味がないんだ」
と思わせて、自分から可能性を閉じることになります。
ヒーロー願望タイプに必要なのは、相手からすぐに「好き」をもらうことではありません。
女性の「好き」が育つまで、自分への評価を求めすぎずに関係をつくれること。
「俺をどう思ってる?」を確認するより、
「今日は前より彼女のことを知れたかな」
「彼女は前より自然に話してくれたかな」
「二人の間に少し親しさが増えたかな」
を見る。
恋愛は、毎回「脈あり・脈なし」の二択で採点するものではありません。
まだ好きとは言い切れない。でももう一度会ってみたい。
その“途中”にいられることも、大切なんです。
早く答えを取りにいかず、彼女の中に「この人、なんかいいかも」が育つ時間をつくる。
それが、ヒーロー願望タイプの二つ目の勝ち筋です。
③ 「してあげる」だけで、好かれようとしない
ヒーロー願望タイプは、好きな女性ができると本当によく動きます。
お店を探す。予約する。送り迎えをする。困っていたら助ける。相談されたら解決しようとする。
これは大きな魅力です。
でも、ここにも落とし穴があります。
「これだけしてあげたんだから、喜んでくれるはず」
が無意識に混ざり始めることです。
頑張って選んだお店なのに反応が薄い。
送ってあげたのに、思ったほど感謝されない。
相談に乗ったのに、その後のリアクションがない。
すると、
「普通もっと喜ばない?」
「可愛げがないな」
「俺だったらありがとうって言うけど」
とモヤモヤする。
でも、それは相手を喜ばせるためにしたはずの行動が、いつの間にか「自分を評価してもらうための行動」に変わっているサインかもしれません。
だから何かをしてあげる前に、一度だけ考えてください。
「これ、反応がなくても俺はやりたい?」
YESなら、やればいい。
NOなら、無理にヒーローにならなくていいんです。
そして恋愛では、何かをしてあげることだけが愛情表現ではありません。
「今日会えて嬉しかった」
「その考え方、好きだな」
「実は俺もこういうの苦手なんだよね」
「今度は〇〇ちゃんが行きたいところ教えて」
自分の感情を伝える。相手に任せる。自分も頼る。
そうやって、「俺が彼女を喜ばせる関係」から、「二人で関係をつくる恋愛」に変えていく。
結婚生活では、ずっとヒーローではいられません。
仕事がうまくいかない日もある。疲れて何もしたくない日もある。自分が助けてもらう側になることだってあります。
だから婚活の段階から、
「何かをしてあげる俺」だけではなく、「何もしなくても一緒にいられる俺」も見せておく。
それでも大切にし合える女性の方が、長い結婚生活ではずっと相性がいいはずです。
「認めてもらう恋愛」から「相手を見る恋愛」へ
ヒーロー願望タイプの男性は、決して「自分のことしか考えていない男性」ではありません。
むしろ逆です。
人を喜ばせたい。頼られたら応えたい。好きな女性のためなら頑張れる。
このタイプの「誰かのために動ける力」は、大きな魅力です。
ただ、その行動の先にいつも、
「喜んでくれたかな?」
「俺のことすごいと思ったかな?」
「俺を好きになってくれたかな?」
があると、いつの間にか女性ではなく、女性の目に映る自分ばかりを見る恋愛になってしまいます。
すると、褒めてくれる女性は魅力的に見える。頼ってくれる女性には尽くしたくなる。反応が薄い女性には急に冷める。
でも、それでは相手を選んでいるようで、実は、
「自分を高く評価してくれる女性」を選んでいるだけ
になってしまうことがあります。
だから、承認欲求をなくす必要はありません。
誰だって、好きな人には認めてもらいたいし、喜んでもらえたら嬉しい。
大切なのは、それを「好き」の判断基準にしすぎないこと。
デートのあと、「俺のことをどう思っていた?」だけで終わらず、
「俺は今日、この人の何を好きだと思った?」
まで考える。
そして「私のどこが好き?」と聞かれたとき、
「俺を好きでいてくれるところ」ではなく、
「君のこういうところが好き」
と答えられる。
そこまで相手を見ることができたとき、ヒーロー願望タイプの恋愛は大きく変わります。
「俺を認めてくれる人を好きになる」から、「俺がこの人を好きだから、大切にする」へ。
あなたが持っている「喜ばせたい」「力になりたい」という強さは、本来、承認を得るためのものではありません。
好きな女性を愛するために使ったとき、初めて本当の武器になります。
次回は「マイスタイルタイプ」
今回は第4回「ヒーロー願望タイプ」をご紹介しました。
▶ 第1回:なぜか女性から「脈なし」だと思われる男性へ|委ね上手タイプ
▶ 第2回:【高スペックの罠】仕事ができる男ほど恋愛が深まらない理由|頭脳派モテ戦略タイプ
▶ 第3回:婚活で積極的すぎる男性が女性に引かれる理由|直感アタッカータイプ
次回は、自分の軸を持っていて自然体。でも、その「自分のペース」が恋愛では距離の縮まりにくさにつながる「マイスタイルタイプ」についてお話しします。
どのタイプにも、恋愛で武器になる強みがあります。
大切なのは、その強みを消すことではなく、裏返ったときの自分の癖を知っておくこと。
あなたはどのタイプ?