年齢を気にしなくていい生き方

年齢の分類

いつのころからか30歳や40歳という大台刻みで年歳が分類されるようになってしまいました。

アラサー、アラフォーというやつです。

その定義はあるようなないような。

一説では大台の前後2～3歳でくくる説があるそうです。

28歳ごろから33歳ごろまでをアラサー、同じ要領でアラフォーアラフィフと続きます。

60歳にいたっては還暦の還をとってアラカンと呼ばれます。

また、四捨五入でくくるというかなり乱暴な説もあります。

アラサーひとつとっても25歳～34歳までとなります。

25歳からしたら、9歳も歳上の34歳と同じくくりにされるのが許せない。

アラサーに属する34歳が一年後には、アラフォーと呼ばれるようになります。

たった一年で一気に10歳も上の世代と同じ扱いとなりこれまた許せません。

残酷ですね。

アラサーをいじっていた24歳が一年後には「アラサーをいじるなー」と叫びます。

アラフォーをいじっていた34歳が一年後には・・・

ブーメランです。

なんか満員電車のステップ論とよく似ています。

満員電車に乗るまでは

「早く乗れー」と前のひとの背中を押します。

しかし、一歩でも電車のステップに足をかけたとたん

「押すなよー」となります。

年齢にこだわりすぎる日本人

ネット検索で年齢を入力して結婚相手を探す最近の婚活においてこの分類方法は笑ってられません。

本来なら34歳も35歳も年齢による差は実際に年齢を聞くまでわかりません。

34歳はまだアラサーなので・・・

35歳はもうアラフォーなので・・・

何度も言うようですがこの分類のせいなのかたった一歳で印象が全然かわってしいます。

最近の婚活の特徴であるネット検索ではそのわずかな年齢の差による印象の違いだけで残酷なほど結果に差が出てきてしまうのです。

日本ではお正月だの大事な一年の始まりだの大騒ぎの1月1日もアマゾンやアフリカの奥地に暮らす部族にとっては365日のうちのただの1日でしかない。

それどころか自分の生まれた年も誕生日もだいたいでしか知らないそうです。

そこでは、年上が好きだとか嫌いだとか年下だからああだこうだとか歳の差婚がどうのこうのなどないのでしょう。

さすがに日本で暮らしていくうえで

「たぶん20歳ぐらいなんでお酒飲んでいいですか」とか

「だいたい35歳ぐらいなんで・・・」は成り立ちませんが

年齢を気にしないでいい生き方というのは本当に自分に合った相手と過ごせるのかもしれません。