2020.08.18

男性仲人の「結婚相談所のスピード感を理解しよう」という話

婚活のコツ
男性向け
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仲人はせっかち？
結婚相談所のデメリット：意思伝達の遅さ
「月曜に返事」と「火曜に返事」では天地の差
”意味無く”時間をかけるのをやめよう！

仲人はせっかち？

少し前の事になりますが、他社の結婚相談所（非IBJ系列）に所属している男性会員さんとお話をする機会がありました。その方は現在の担当仲人に不満を持っているということで話を聞いてみると

「とにかくせっかちなんですよ。お見合い申込みをいただいて、受けるかどうか少し考えたくても返事を催促されるし、お見合いの翌日には交際OKかNGかの返事をしないといけないんです。もうちょっと活動してる当人の気持ちを考えてもらいたいです。」

との事。

正直言うと、あわよくばウチの相談所に勧誘を・・を考えていたんですが、それを聞いてそれ以上深入りするのを止めました。私もその現担当さんと同じく、お見合いの申受けやお見合い結果のOK/NGの返事はできる限り早く欲しいと会員さんにお願いしています。そのため、もしウチの相談所に来ていただくことになっても、その方は多分同じ不満を持つことになると思ったからです。

結婚相談所のデメリット：意思伝達の遅さ

コイワ・パートナーズ結婚相談所「男性仲人の「結婚相談所のスピード感を理解しよう」という話」-3

上記の男性のように、結婚相談所で返事を急がされることに不満を持つ方は多いようです。その中にはもしかしたら、お見合い料や成婚料を得るために急がせるような悪質な業者もいるかもしれません。ですが大多数の仲人さんは善意、もしくは必要にかられて急がせているのではないかと私は思います。

ではなぜ私たち仲人がそんなに返事を急がせるかというと、それは結婚相談所ゆえの事情があるからです。

まず一つは、仲人が介在するゆえの意思伝達の遅さです。結婚相談所では、初回のお見合いまでは会員さん同士が直接連絡を取ることができず、それぞれの担当仲人を通してやりとりをするルールになっています。これにより無用なトラブルを避けることができるというメリットがある一方で、意思伝達に時間がかかるというデメリットもあります。

例えば通常の交際であれば

①A男さんがB子さんにデートを申し込む

②B子さんがそれを承諾する

これが結婚相談所のお見合いになると

①A男さんがB子さんにお見合い申込をする旨を担当の仲人Cに伝える

②仲人Cがその旨をB子さん担当の仲人Dに伝える

③仲人Dがその旨をB子さんに伝える

④B子さんがお見合い承諾の旨を仲人Dに伝える

⑤仲人Dがその旨を仲人Cに伝える

⑥仲人Cがその旨をA男さんに伝える

こうなります。単純に矢印の数だけでも3倍になっているのが分かると思います。

（実際は、個々のやりとりはもっとシステム化されています）

そしてやりとりは1回で終わるわけではなく、日程調整などでこの矢印を何往復もする必要があります。なので通常のデートの申込みと同じような感覚でやりとりをしていると、時間ばかりが過ぎていつまでたってもお見合いが決まらない、ということになってしまいます。

「月曜に返事」と「火曜に返事」では天地の差

もう一つ知っておいてもらいたいのが、結婚相談所の業務スケジュールです。結婚相談所は火曜日か水曜日、もしくはその両方を定休日としているところが大多数です。

日曜日にお見合いを実施して「次のステップに進むかどうか月曜日中に連絡ください」と仲人に言われて「なんでそんなに急ぐの？月曜も火曜もそんな変わらなくね？」と思うかもしれません。ですが火曜日や水曜日に返事をもらっても、どちらかの相談所が定休日であれば取次ぎできないので、お相手に返事が伝わるのは遅ければ木曜日になってしまいます。

そして木曜日になってしまうと、そこから良い返事を貰ったとしてもその週末のアポを組むのはほぼ不可能ですので「それでは来週以降の日程で・・」ということになってしまいます。

つまり「月曜に返事をくれる会員さん」が1週間のターンで活動を回せるのに対して「火曜日以降に返事をする会員さん」は、その倍の2週間のターンでしか回せないことになります。安くない月会費を払っているのにこれは非常にもったいないです。