婚活で自分を知る
「どんな人と結婚したいですか?」
婚活を始めると、そう聞かれることがあります。
優しい人。
誠実な人。
価値観の合う人。
けれど、いざ具体的に考えてみると、意外と答えが浮かばないこともあります。
条件を挙げることはできても、その人とどんな毎日を過ごしたいのかまでは、まだ見えていない。
だからこそ、実際にお相手と会い、話してみることに意味があります。
例えば、カフェで向かい合って話している時。
こちらが言葉を探して少し黙っても、相手が急かさず、穏やかな表情で待ってくれる。
話し終えると、「それは大変でしたね」と一度受け止めてから、自分の考えを話してくれる。
そんな時間を過ごすと、帰り道の足取りまで少し軽くなることがあります。
会話の中で、自然体でいられる。
話を逸らさずに聞いてくれる。
意見が違っても、否定せずに受け止めてくれる。
そんな相手に出会った時、初めて気づくことがあります。
「私は、安心して話せることを大切にしてるんだ」
反対に、条件は申し分ないのに、会ったあとにどっと疲れることもあります。
帰宅して靴を脱いでも、会話の場面が頭から離れない。
「もっと明るく話さなければ」「変におもわれなかったかな」と振り返り続けてしまう。
そんなときに、「いい人なのに、なぜかまた会いたいと思えない」と感じることもあります。
その違和感も、自分を知るための大切な手がかりです。
婚活は、相手を選ぶだけの活動ではありません。
誰といる時の自分が好きなのか。
どんな関係なら無理をせずに続けられるのか。
結婚後、どんな時間を一緒に過ごしたいのか。
出会いを重ねるほど、自分の輪郭が少しづつはっきりしていきます。
最初から、理想の相手を明確に言葉にできなくても大丈夫です。
「これは嬉しかった」「これは苦しかった」「もう一度、こんな時間を過ごしたい」
その一つひとつを振り返ることが、相手選びの軸になっていきます。
うまくいかなかった出会いも、無駄ではありません。
相手を知るだけでなく、自分が何を求め、何を大切にしているかを教えてくれるからです。
その人といる時、無理をせずにいれる自分。
そんな自分でいられる相手を、少しずつ見つけていければいいのだと思います。
honey hunt🐻