『Tシャツが乾くまで』から考える。「それって不倫?」
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最近話題になっているドラマ、『Tシャツが乾くまで』。
「夫が別の女性と定期的に会っていたら、それは不倫?」
そんな、簡単には答えの出せないテーマが描かれています。
第7話では、充(松山ケンイチ)とあずさ(夏帆)の「第3金曜日」の真実が明らかになり、2人の関係を単純に「不倫」と呼んでいいのか、ますます考えさせられる展開になりました。
今回は、このドラマをきっかけに、結婚相手との「境界線」について考えてみたいと思います。
「不倫=肉体関係」だけではない?
婚活をしていると、
「どこからが浮気だと思いますか?」
という話になることがあります。
人によって答えはかなり違います。
例えば、
・異性と2人で食事をする
・毎日のようにLINEする
・仕事の相談をする
・悩みを配偶者より先に話す
・休日に2人で出かける
・配偶者には言わずに会う
このあたりを「全然気にしない」という人もいれば、
「それは嫌だな」と感じる人もいます。
つまり、法律上の不貞行為と、パートナーが「裏切られた」と感じる境界線は、必ずしも同じではありません。
『Tシャツが乾くまで』が面白いのも、まさにここ。
充とあずさには、お互いに夫婦には話していない感情や秘密がありました。
第7話では、2人が「好きだけれど、時々離れたい」という価値観を共有し、身の上話まで打ち明け合っていたことが明らかになります。
これを「ただの友達」と言えるのか。
それとも、夫婦に隠している時点で「裏切り」なのか。
見ている側によっても答えが変わりそうです。
結婚したら「異性の友達」は全部ダメ?
では、結婚したら異性の友達とは一切関わらないほうがいいのでしょうか。
私は、必ずしもそうではないと思います。
結婚していても、仕事関係の人、昔からの友人、趣味仲間など、異性と関わる場面は当然あります。
大切なのは、
「その関係をパートナーに隠しているか」
そして、
「パートナーが知ったらどう感じるかを考えているか」
ではないでしょうか。
例えば、
「昔からの友達とご飯に行ってくるね」
と普通に伝えられる関係なら、そこまで問題にならないかもしれません。
一方で、
「この人と会っていることは夫には言わないでおこう」
「LINEを見られたら困るから消しておこう」
となった瞬間、関係性そのものよりも、「隠す」という行動が問題になることがあります。
婚活でも「価値観の違い」は意外と重要
婚活では、
「優しい人がいい」
「誠実な人がいい」
「浮気しない人がいい」
という希望をよく聞きます。
でも、「誠実」の定義は人によって違います。
異性の友達と2人で食事するのはOKなのか。
元恋人と連絡を取るのは?
職場の異性と頻繁にLINEするのは?
異性と2人で旅行するのは?
ここを曖昧にしたまま結婚すると、
「私は普通だと思っていた」
「私は絶対に嫌だった」
というズレが生まれてしまうことがあります。
だからこそ、婚活では「浮気しない人」という条件だけではなく、「どこまでならお互いにOKなのか」を話せる相手かどうかも大切です。
「嫌われたくない人」と「嫌われてもいい人」
第7話で特に印象的だったのが、咲子の言葉です。
充にとって、あずさは「嫌われてもいい人」。
一方で咲子は、自分を「嫌われたくない人」だと感じていました。
この違いは、結婚について考えるうえでもかなり刺さるところだと思います。
結婚相手だからこそ、
「嫌われたくない」
「嫌なことを言わないでおこう」
「傷つけたくない」
と考えてしまう。
でも、その結果、本音を言えなくなってしまったらどうでしょう。
結婚生活では、「嫌われないこと」よりも「嫌なことも話せること」のほうが大切なのかもしれません。
「それされたら私は嫌だ」
「異性と2人で会うのは不安」
「そこまでは気にしないよ」
そんな話をできる相手なら、価値観が違っても調整できます。
逆に、何も言えないまま我慢してしまうと、小さな違和感が積み重なってしまいます。
婚活で大切なのは「不倫しない人」だけじゃない
『Tシャツが乾くまで』を見ていると、
結婚相手に求めたいのは「裏切らない人」だけではなく、「不安にさせない努力ができる人」なのでは?
と思います。
もちろん、相手を不安にさせないために何もかも制限する必要はありません。
大切なのは、
「自分はこれくらい普通」
ではなく、
「相手はどう感じるかな?」
と考えられること。
そして、お互いに「ここまではOK」「これは嫌だ」と話し合えることです。
結婚相手を探すとき、条件や年収、外見だけではなく、
「嫌なことを嫌と言える相手か」
「価値観が違ったときに話し合える相手か」
という視点も持ってみてください。
「それって不倫?」という問いに、誰にでも当てはまる正解はありません。
だからこそ結婚する前に、2人にとっての「境界線」を一緒に決められる関係を作ることが大切なのだと思います。
『Tシャツが乾くまで』は、単純な不倫の話ではなく、夫婦だからこそ「どこまで相手を知っているのか」「どこからが裏切りなのか」を考えさせてくれるドラマなのではないでしょうか。
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