自営業は結婚できない?データで見る課題と対策
- 婚活のコツ
こんにちは。
結婚相談所・縁橋〜ENBASHI〜の坂本です。
私自身も自営業者です。
「フリーランスは婚活で不利ですか」「収入が不安定だと結婚できませんか」
同じ立場としてよく受ける質問です。今日は感覚論ではなく、IBJのデータをもとに正直にお答えします。
まず、データを直視します
IBJの成婚白書(2024年版・成婚者15,374名の分析)によると、男性の職業別成婚率はこうなっています。
・弁護士:59.7%(最高)
・経営者・会社役員:33.7%
・自営業:25.4%
そして男性全体の平均成婚率は34.6%(成婚白書2025)。
つまり、自営業の成婚率が平均より低いのは事実です。ここをごまかして「自営業でも余裕です」と言うつもりはありません。
ただし大事なのはここからです。データを深く見ると、低さの原因は「収入の額」ではないことが分かります。
成婚男性の最多年収帯は、500万円台です
「婚活で選ばれるのは高年収だけ」というイメージがありますが、実際の成婚男性の年収分布はこうです(IBJ成婚白書2025)。
・最多は500万円台で20.4%
・600万円台が18.2%
・500〜600万円台だけで約4割を占める
つまり成婚市場の主役は、ごく現実的な年収帯です。年収1,000万円がないと戦えない、という世界ではありません。
自営業で収入に波があっても、平均すればこの帯に届く方は多いはずです。「額」は、思われているほど致命的な要因ではありません。
時代は共働きです。「一人で背負う」前提が崩れています
もう一つ、大きな変化があります。
IBJ成婚白書2025によると、成婚カップルの世帯年収は81.8%が1,000万円以上(東京では90.4%)。
女性側の年収帯別成婚率は30%台後半〜40%台前半でほぼ一定で、共働きで家計を作る前提のカップルが主流になっています。
これは自営業者にとって追い風です。
「夫一人の安定収入で家族全員を支える」モデルから、「夫婦というチームで、波をならしながら家計を作る」モデルへ。収入の波は、チームで組めばヘッジできるリスクになったからです。
では、なぜ自営業の成婚率は低いのか
私は、原因は収入ではなく「伝え方」と「開示」にあると考えています。
自営業者がやりがちなのは、この3つです。
・数字をぼかす。「まあ、なんとかやってます」で濁すと、相手には「不安定で、隠している」としか映りません
・見栄を張る。良い月の数字だけ話すと、後で必ず辻褄が合わなくなります
・将来の話をしない。事業の見通しや、うまくいかなかった時のプランBを語らない
相手の女性が不安なのは、波があること自体ではありません。波があるのに、それをどう扱うつもりなのか見えないことです。
差がつくのは「開示と計画性」です
やることはシンプルです。
・収入は「幅」で正直に伝える。「良い月は◯、厳しい月は◯、平均すると◯」
・お金の管理方法を言葉にできるようにしておく。変動月の備え、事業と家計の線引き
・うまくいかなかった時のプランを持っておく。これが言える自営業者は、実は会社員より頼れて見えます
誠実な開示は、それ自体が「この人となら一緒に設計できそう」という安心材料になります。
実際の伝え方の例
たとえばプロフィールやお見合いの場で、こんな違いになります。
伝わらない例:「フリーランスでやってます。収入はまあ、波はありますけど、なんとかなってます」
伝わる例:「独立して5年目です。月によって差はありますが、年間で見ると会社員の頃より安定してきました。変動がある働き方なので、生活費の半年分は常に確保するルールにしています」
内容はほぼ同じでも、後者には「数字を把握している」「ルールを持っている」「隠していない」が全部乗っています。相手が安心するのは、この3点です。
実は、相談所はフリーランスに向いた仕組みです
意外に思われるかもしれませんが、構造の話を一つ。
マッチングアプリでは、年収は自己申告です。だからこそ、会社員より収入の波があるフリーランスは「盛っているのでは」と疑われやすい。真面目に書いても、証明する手段がありません。
結婚相談所は逆です。入会時に収入証明を提出する仕組みなので、「疑われる」という入口の不利が最初から消えます。書類文化は面倒に見えて、実は収入を証明しにくい働き方の人ほど恩恵が大きい仕組みなのです。
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よくある質問
Q. 独立して間もないのですが、不利ですか?
年数そのものより、「見通しを語れるか」が見られます。「まだ2年目ですが、この仕事はこういう積み上げ方をしていて、3年後にはこうなる計画です」と語れる2年目は、何も語れない10年目より信頼されます。
Q. 借入や設備投資があります。マイナスに見られますか?
事業上の借入は、隠すことの方がリスクです。「何のための借入で、返済計画はこうなっている」と説明できれば、それは計画性の証明に変わります。事業と家計の線引きを言葉にできるようにしておくことが大切です。
Q. 相手に年収で判断されるのが怖いです
正直に言うと、年収を重視する方は一定数います。IBJの2025年3月調査(n=1,625)では、女性の74〜83%(地方〜都市部)が「年収」を重視すると回答しています。ここから目を逸らす必要はありません。
ただ、その「重視」の中身は「額の大きさ」だけではなく「生活が成り立つ見通し」です。だからこそ、本文で書いた通り、成婚男性の最多年収帯は500万円台なのです。額で戦えなくても、見通しの明瞭さでは今日から戦えます。
まとめ
・自営業の成婚率25.4%は平均より低い。これは事実(出典:IBJ成婚白書2024)
・ただし成婚男性の最多年収帯は500万円台。「額」は致命的要因ではない(出典:IBJ成婚白書2025)
・世帯年収1,000万超が81.8%の共働き時代。波はチームでヘッジできる(出典:同上)
・課題は収入ではなく「開示と計画性」。ここは今日から変えられる
縁橋は、自営業者・フリーランスの婚活を専門的に伴走する結婚相談所です。
代表の私自身が自営業者なので、収入の波の伝え方は、実体験ベースで一緒に設計できます。
よろしければ、相談所ページからお気軽にご相談ください。
まずは、いまのご自身の現在地を知るところから。
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出典
・IBJ成婚白書2025「男性の年収と成婚」:https://www.ibjapan.jp/mirai-lab/seikon-hakusho/538/
・IBJ成婚白書2025「共働き世帯年収」:https://www.ibjapan.jp/mirai-lab/seikon-hakusho/573/
・職業別成婚率・女性の年収重視アンケート(2025年3月・n=1,625):IBJ成婚白書2024ほかIBJ公式資料