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結婚相談所に入って半年~私の変化と本音~

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パピヨン結婚相談所「結婚相談所に入って半年~私の変化と本音~」-1

結婚相談所に入ってから、半年が経った。

季節がひとつ巡るように、私の中でも小さな変化がいくつも積み重なった。


入会を決めたあの日の私は、なんとなく心細くて、未来よりも“不安”のほうが輪郭をはっきり見せていた。

自分に何が足りないのか、どんな人を探しているのかも曖昧で、ただ「結婚したい」という言葉だけが胸の中で浮いていた気がする。


■ 静かに始まった「自分を見つめる」時間


最初に向き合うことになったのは、他でもない“自分自身”だった。


プロフィールを書くとき、私は初めて、

「私はどんな人として見られたいのだろう」

「どんな人となら、穏やかに日々を重ねられるのだろう」

と考えた。


まるで鏡の前で、自分の輪郭をじっくりと見つめ直す作業。

写真撮影も少し緊張したけれど、レンズの向こうにいる自分が、思ったより落ち着いた表情をしていたのが印象的だった。


■ お見合いの席で気づいたこと


最初の数カ月は、出会いのたびに小さな緊張を抱えていた。

テーブルの向こうの相手と話しながら、自分の言葉の選び方や、相手の反応を気にしてばかり。


でも、何人かと会ううちに気づいた。

人と話すという行為は、相手のペースに寄り添うことでもあり、自分の心地よさを大切にすることでもあるのだと。


話が弾む人もいれば、静かな間が流れる人もいる。

そこに「正解」はなく、ただ、その時間の空気が自分に合うかどうかだけが、ゆっくりと教えてくれた。


■ 半年後の私は、少しだけ柔らかくなった


半年というのは、決して長い時間ではない。

それでも私は、確かに変わった。


● ① “選ばれる側”から、“選ぶ側”へ


相手にどう見られるかばかりを気にしていた頃より、

「私はどんな未来を望んでいるんだろう」

という視点がゆっくり育ってきた。


● ② 理想が形を変えた


派手さよりも、安心感や落ち着き、自然体でいられる感覚を大切に思うようになった。

心が静かに整う相手と向き合えるかどうか――その基準は、昔よりもずっと明確だ。


● ③ 出会いの意味を、前より穏やかに受け止められる


良い日もあれば、少し胸が痛む日もある。

でもそのどれもが、次の出会いの礎になっている気がする。


■ そして今、そっと心に残る人がいる


最近出会った方とは、特別何か劇的な出来事があったわけではない。

大笑いするようなわかりやすい“相性”ではないけれど、

静かに、じんわりと「また会ってみたい」と思えるような人。


それは、派手さのない安心感が灯る、柔らかなご縁。


半年の活動が、生まれたばかりのこの感覚に繋がっているのだと思うと、

あの日、不安を抱えながら相談所の扉を開いた自分に「大丈夫だよ」と伝えたくなる。


■ 終わりに


婚活という言葉は、時に重たく聞こえるけれど、

実際はもっと静かで、繊細で、自分の心に耳を澄ませる時間だった。


急がなくてもいい。

焦らなくてもいい。

丁寧に、自分に合う人を探す旅は、思っていた以上に豊かだ。


これから先も、ひとつひとつの出会いに、大切に向き合っていきたい。

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