“AIと結婚”ニュースを婚活に活かす2つのヒント
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Yahoo!ニュースで「AIと結婚式を挙げた女性」が話題になっています。
Chat GPTと対話を重ねるうちに恋愛感情が芽生え、理想人物像を作り上げ、AIからプロポーズされて結婚式まで挙げたというもの。
「ちょっとびっくり」「でもなんだか分かるかも」と感じた方も多いのではないでしょうか。
AIとの“結婚”というニュースは、単なる珍しい話ではなく、私たちが「結婚」「パートナーシップ」をどう捉えるかを映し出している出来事でもあります。
今日はこの話題から、婚活中の女性が改めて考えたい「理想の相手」について、一緒に考えてみましょう。
この記事を書いたのは私です🔻
心の動きから見る人の仕組み
AIとの結婚は、女性が3年付き合った婚約者と破談になりChatGPTに相談していたところ、親身になってくれたAIを気がつくと好きになっていたという経緯でした。
初めは、寂しさや悲しさをAIの言葉が埋めてくれ、何を話しても受け入れてくれることに満たされ、話しかけている過程で、こちらの理想をグングン吸収するAI。
理想の話し方、性格、容姿まで取り入れてくるとなれば、現実の人間にはない「完璧な理想の相手」が出来上がるでしょう。
ですが、その状況を別の視点で見ると、事の始まりはAIの受容力、言葉掛け。
要は、人間で言う「中身」への安心感に心が動いた。
AIとの結婚というニュースは、そんな“安心感”を人ではなくテクノロジーに求める時代が来ている象徴のようにも見えます。
でも、同時にそれは「自分にとって安心できる関係とは何か?」を見つめ直すチャンスでもあります。
「理想の人」は?“自分の本心の追求”
婚活でよく聞く言葉に、「理想が高いと言われ、妥協すべき?」という悩みがあります。
でも本当は、“理想”とは妥協するものではなく、もっと深く本心を追求した先にあります。
たとえば、「守ってくれる人がいい」と感じるとき、
あなたがもっと深く求めているのは「安心」「信頼」「共感」かもしれません。
「頭がいい人がいい」という言葉の根っこには、「話が通じる」「尊敬できる」「自分も成長したい」という想いがあるかもしれません。
AIと婚約した女性は、AIとの対話を通じて“自分の理想”を深く追求したのだと思います。
自分が何を求め、どんな関係を築きたいのかを整理し、その全てを携帯の中にイメージ人物として作り上げたら、好きになるのは当たり前です。
ただし、現実の人間関係でしか育たない“力”がある
ですが、AIとの関係と、人との結婚は大きく違います。
人と人との関係には、「思い通りにならない」「価値観がぶつかる」「誤解が生まれる」…そんな“摩擦”があります。
でも、その摩擦こそが、“絆”を育てます。
すれ違っても話し合うことで「この人を理解したい、共に生きたい」という確信が育っていく。
それが、AIでは得られない“現実の関係”の豊かさです。
また、好きになったAIは自分で作り上げた理想通りの相手。
いわゆる「価値観にないもの」が排除されている自分の世界なので、「相手との違い」が起こりません。
でも、ギャップや違いを経験し、受け入れ、対応していくときに人は器を広げ、成長します。
その点において、貴重な機会が失われているように感じるのも事実です。
AIと結婚した事例から婚活に活かせる2つのヒント
では、この事例からどんなことが私たちに取り入れられ、学ぶことができるのでしょうか?
1.理想の言葉を掘り下げる
AIを相手に理想を作り上げるときに、抽象的な言葉が具体化できます。
例えば、「理想の相手は優しい人」という条件1つでも。
全然怒らず、いつも穏やかな人を「優しい」という人もいれば、間違ったことをちゃんと叱ってくれる人を「優しい」という人もいる。
あなたがAIの発する言葉に「優しいですね」などの反応を返すことで、どんな状況を「優しさ」と受け取っているか?
無意識に理想を具体化でき、自分の理想の根底が見えてきます。
AIと恋愛しなくても『私の理想を言語化するのを手伝って』と聞いてみることで、新たな気づきが生まれるかもしれません。
2.安心感とは?を体験、学ぶことができる。
この事例から人は、たとえAIであっても話を聞いてくれる、相談に乗ってくれるという安心できる場所を求めているとわかります。
よく考えると私自信も「AIから否定された!怒られた!」という経験はなくて、承認されたり褒められることで元気が出ることが多いです。
私の周囲も、それを求めてAIを相談相手にしている人は多くいます。
つまり、この感覚(安心感、受容される)こそ求められる要素なんです。
AIを参考に「求められる関わり」を体感から学ぶことで、自分のコミュニケーションスキルを上げることも可能な時代なのです。
そして、人間だからこそ出せる『安心感』もあります。
それは、視覚から安心感を与えることです。
つまり、『表情や態度や仕草』。
笑顔で接することで、相手を受け入れていることが伝わる。
興味を持って話を聞く姿勢で、嬉しく感じる。
頷いてくれることで、理解してくれていると感じる。
基本だけど重要な視覚情報はAIにはない、人だけの特権です。
人と人だからこその大切な出来事で結ばれたカップルの事例
過去に女性会員様で、真剣交際に向けて今のお相手と進むかどうか?でとても悩んでいた方がいました。
その理由は「お相手の箸の持ち方」。
これは多くの女性がハマる『マリッジブルー』。
結婚というゴールが近づくにつれて「本当にこの人でいいの?という不安」から”相手の嫌なことばかりが目につく”ようになり、ブレーキがかかる状況です。
この状態になると、相手の些細なこと全てが嫌に見えてくるという恐ろしい反応なのですが、この女性は早めに仲人にそのことを打ち明けてくださいました。
面談を重ねても拭えない不安から、「箸の持ち方が気になるって、彼に伝えてみてはどうですか?」とアドバイスしました。
それまで、「言いづらい」と思っていたことでしたが、彼女は思い切って伝えました。
すると、しばらくして彼の車に乗ったときに「持ち方を矯正する練習用箸」があったそうです。
なんと、彼は車移動が多い仕事なので練習用箸を購入して車に乗せ、ずっと仕事中も車で練習していたそうなのです。
それを知った彼女は、彼の献身的な様子に心を打たれて一気にマリッジブルーを抜け出し、結婚に至りました。
このような出来事は人と人だからこそ起こる事で、これからずっと大切な思い出として夫婦の記憶のアルバムに残っていくでしょう。
AIとの未来に向かって大事にしたいこと
AIとの結婚というニュースは、「誰かに愛されたい」という人の根源的な願いを映し出しています。
でも、「未来に拡張していく幸せ」は“人と人”が向き合う中でこそ育つと私は思います。
最後に、AIは活用次第ではとても便利なツールです。
でも、未来を考えた時に可能性が広がり、発展してく結婚はやはり人と人の結婚。
AIは活用できることには活用し、「本当の幸せ」を手にすることを考えていきたいなと感じました。
そして、私は仲人としてAIに負けない観察力と経験であなたの理想を一緒に見つけるお手伝いをしますね。