『人を好きになれなくなった』というお悩みの原因はこれ！

人を好きになれないのは病気ではない

「最近人を好きになれなくなった、もしかして病気？！」なんて思っている方はいますか？結婚相談所でも最初のお問合せの時に、「近頃恋愛からとんとご無沙汰で、人を好きになれるか、結婚相手を見つけられるか心配です」とおっしゃるお客様は多いです。

多くの人はどこかのタイミングで異性を気にしだし、男女のコミュニケーションがとれる年代になると交際をするようになります。中学生、高校生の、どうやって恋心を表現してよいのかお互いわからない中での恋愛って胸がキュンとなりますよね。今は人を好きになれなくなった、とお悩みの方も、過去を振り返ると、こんな甘酸っぱい恋愛経験が１つ、２つとあるのではないでしょうか。若い頃は普通に恋愛していたのに、年齢を重ねるにしたがい『人を好きになれなくった』というのはよくある話です。病気ではありませんのでご心配なく。

人を好きになれないのには、いくつか原因があります。こちらのブログでは、人を好きになれない原因と、その対処法をお伝えしています。まずは自分自身がどれにあてはまるのか知りましょう。原因がわかれば、その対処法が見えてきます。頭で「人を好きになりたい」と思っても、心はそうそう簡単には動きません。昔のように、心が自然と動いて人を好きになれる自分を目指していきましょう。

人を好きになれない原因

人は恋愛体質の人もいれば、そうでない人もいます。タイプは分かれるものの、恋愛体質でなくとも、良い人に出会えれば自然と惹かれ合うものです。「社会人になってから恋愛していない」とか、「過去は人を好きになれたのに、最近はめっきり人を好きになれなくった」「どうやって人を好きになるんだっけ？」と頭で考えてしまうのであれば、それはいくつかの原因が考えられます。自分がどのタイプに近いか、まずは以下の６項目から確認をしてみてください。

◆出会いがない

普段の生活の中に出会いが無いのであれば、人を好きになれないのは当然ですよね。自身の内面的な問題で人を好きになれなくなったわけではありません。恋愛をするには、まずは出会うことです。恋愛上手は、旅先でも、通勤電車でも、ふらっと立ち寄ったカフェでも出会えるものですが、そういうタイプで無いなら、出会うためには、出会える環境に身をおかなくてはなりません。

◆恋愛スイッチを自分でオフにしている

職場やサークルなどで出会いはあるものの、恋愛に発展しないのは、自分で恋愛スイッチをオフにしている場合があります。よく知った仲間の中で恋愛して、もしうまくいかなかったらその後の人間関係が面倒だ、と自分から人を好きになる感情に制御をかけています。「仕事は仕事、ここでは恋愛しない！」とシャッターを下ろしていると、相手も近寄れないので仕事モードの顔しか見せてくれなくなります。自然と、お互いに『恋愛しない関係』が作り上げられ、つまり人を好きになれない、という状況に陥ります。

◆傷つきたくない、という思いが強い

恋愛をすると、相思相愛の状態であれば幸せですが、そうでないケースも当然ありえます。相手を振ることも気持ちを使いますが、好きな相手に告白をして振られると傷つきますよね。現代はガラスのハートを持つ人が多いので、なるべくなら振られる経験はしたくないと考えます。

このような経験はありませんか？なんか気になる相手だけれど、自分から誘う勇気は無く、待ちの態勢でいるうちに次に会う機会が無くなってしまった…もしここで待ちの態勢でなく、積極的に自分から誘う、というコミュニケーションが取れていたら十分に恋愛に発展していた可能性はあります。つまり、人を好きになる可能性の芽はあったのに、自分からその芽をつんでしまっているんです。これは傷つきたくない、という思いから行動が消極的になり、人を好きになれない、につながっていると考えられるでしょう。

◆人を見る目が厳しい

「過去は人を好きになれたのに、最近はめっきり人を好きになれなくった」という人に一番多い原因はこれかもしれませんね。人は年齢を重ねると色々な経験を積みます。経験を重ねることで色々な人と出会い、色々なことを知っていくので、何に対しても見方が厳しくなります。昔はどのレストランに行っても「美味しい～！」となっていたのに、年を重ねると「雰囲気が・・・」「値段のわりにサービスが・・・」と何かと文句をつけたくなる。これが人に対してもおこり、人を好きになれなくなった、となります。

◆過去の恋愛経験により現在の恋愛に目を向けられない

これは主に２つにケースがわけられます。大失恋をして傷ついて「もうあんな思いはしたくない」とトラウマになっているケースと、過去の相手が理想的すぎでいつまでもその人の影を追いかけてしまっているケースです。いずれにしても過去の経験にひっぱられ、現在の恋愛に目を向けられず、人を好きになれなくなります。

◆そもそも人に興味が無い

人に興味が無く、別のことに没頭していることが原因で人を好きになりません。人を好きになれなくなった、と悩んでいるのであればなんとかしなくてはいけませんが、恋愛は義務感をもってするものではありません。

人を好きになるための対処法

『人を好きになれなくなった』ということに対して何ができるのか、原因がわかれば対処法が見つかります。前項で、自分がどれにあてはまるか確認できましたか？それぞれ、対処法が異なりますので、１つずつみていきましょう。

◆出会いがない

これが一番簡単です。出会える環境に身を置けばよいのです。社会人サークルやボランティアに入って、自然な出会いを目指すのもよし、婚活パーティーや結婚相談所などで目的に合わせた出会いを目指すのも１つです。普段の生活に出会いが無いのであれば、明日も明後日も、そして１年後も出会いは無いでしょう。出会うために行動を変えましょう、まずは出会える環境に自ら入っていくことです。

◆恋愛スイッチを自分でオフにしている

「ここでは私は恋愛はしない！仕事！仕事！」はプライドが高いか、傷つくのがこわいか、どちらかの可能性が高いです。何もおこらなければ波風たたず、穏やかに過ごしていけるかもしれませんが、もし人を好きになりたい、と思っているなら何かしら行動を変える必要があります。もし少し気になる人がいるのであれば、「ここでの恋愛もあり」と考え方を改め、休み時間や業務終了後、出張先などで、仕事では見せない隙のある一面を見せられるとよいですね。

それでも、やっぱり職場では無理！という場合は、恋愛スイッチをオンにできる場所に飛び込んでいくことです。例えば、「結婚する」と決めて結婚相談所に入った途端、恋愛スイッチがオンになって、相手を好きになれる人は多いです。プライドの高さが邪魔をするのであれば、ここであれば安心して恋愛スイッチをオンにできる、という場所を探すとよいですね。

◆傷つきたくない、という思いが強い

性格的に、消極的で大人しいタイプは、なかなか自分から動けないケースが多いですね。

「好きです」「付き合ってください」という、告白はハードルが高いという気持ちもわかります。このような人は、まずは自分の気持ちを素直に伝える、ということを日頃から意識するとよいでしょう。

恋愛だけでなく日常的に「これを言ったら相手はどう思うだろう」「こんなこと言ったら嫌われるかな」と、人がどう思っているかが気になることが多いのではないでしょうか。

人を好きになる以前に、自分の思いを伝え、相手がどう思っているかを知る、というコミュニケーションが取れないと人間関係を構築することは難しいです。まずは、どのような場面でも、自分の思いを素直に伝える、という訓練をしていくとよいでしょう。

◆人を見る目が厳しい

経験を積むことで人を見る目が厳しくなる、というのはありますが、それではおじいさん、おばあさんは全員が、人を見る目が厳しい、となってしまいます。経験もありますが、それに加えて、自分自身が満たされていないことに原因があります。自分のことは好きですか？自分の短所もひっくるめて「これが自分」と受けとめることができていますか？これができていないと、人に対しても自分への見方と同じように厳しくなってしまいます。

自分にとって大切なものを大事にしていますか？自分を常にご機嫌にできるように、幸せな時間を過ごせていますか？心が満たされていれば、まわりのちょっとしたことに感謝の気持ちを持つことができるようになります。そうです、対処法は、自分を丸ごと全部抱きしめることです。経験は本来素晴らしいものです。自分を好きになれれば、経験をプラスのものに変えられます。経験しているからこその恋愛ができるようになるのです。

◆過去の恋愛経験により現在の恋愛に目を向けられない

トラウマになってしまっている場合は、過去の辛い経験をまずは受け入れることです。見ないようにするのではなく、あえて振り返るのです。辛い経験は、必ずしも繰り返すものではありません。たとえ同じようなシチュエーションがきたとしても、あなたの行動次第で未来は変えられます。自分一人では難しい場合には、カウンセリングを受けるのも一つの方法です、欧米ではカウンセリングを受けることは特別ではなく、普通です。カウンセラーに話をすることで、自分一人では取れなかったしこりが取れるかもしれません。

過去の相手が理想的すぎでいつまでもその人の影を追いかけてしまっている場合も、同様に、過去を振り返ってみましょう。相手のどんなところが好きで、どんなお付き合いをしていたのか、その人の嫌な部分も当然あったのではないでしょうか。多くは時間が経つにつれて、実際のその人より良いイメージが膨れ上がり、壮大な理想像として掲げられてしまうことがあります。素敵な恋愛をして過去のその人が理想なのかもしれませんが、壮大になりすぎた理想像を超える人はそうそう現れないでしょう。その時のイメージで、ドキドキ鼓動がとまらないような、トキメキを求めすぎていることも考えられます。あなたはこの先、どうなっていきたいのですか？どきどきトキメキたいのであればドラマや映画を見ることでその気持ちを満たすこともできます。穏やかで幸せな人生を送るために何が必要なのかを考えてみましょう。現実の目の前の人をしっかり見るようにしましょう。

◆そもそも人に興味が無い

心のどこかで、人を好きになりたい、と思っているなら別ですが、そうでなければ自分が没頭できるものを突き詰めていきましょう。人を好きになる、恋愛する、結婚する、は望んでいないのなら幸せの道とは言えないでしょう。

サロンドナナでの婚活

漠然と『人を好きになれなくなった』と考えていても解決方法は見えてきませんが、原因がわかれば対処法が見えてきます。人を好きになれない、というのは病気ではありません、年齢を重ねるつれ比較的多くの人がもつ悩みでもあります。本当は人を好きになって、恋愛したり、その人と結婚したりということを夢みているのに、どうにもこうにも人を好きになれないのは苦しいですね。でも大丈夫です。プライドを捨て、丸裸になった自分自身を丁寧に振り返ってみましょう。今何をすればよいか少し見えてくるのではないでしょうか。