再婚相手も「価値観が合う人」がいい?
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再婚相手も「価値観が合う人」がいい?
「価値観の合う人と結婚したい」
婚活をしている方から、よく聞く言葉です。
もちろん、お金の使い方や家族との付き合い方、仕事への考え方など、大切にしていることが近い相手なら、
一緒に生活しやすいこともあると思います。
でも、そもそも、すべての価値観が合う人っているのでしょうか。
違う家庭で育ち、違う人生を歩んできた二人です。
私はよく、
「結婚は、異文化コミュニケーション」
だと思っています。
「普通」は、育った家庭によって違う
例えば、お正月のお雑煮。
お餅は丸いのか、四角いのか。
焼いてから入れるのか、そのまま煮るのか。
すまし汁なのか、味噌仕立てなのか。
入っている具材だって、家庭によって違います。
どれが正しいということではありません。
子どもの頃から食べてきたものを、それぞれが「普通のお雑煮」だと思っているだけです。
結婚生活にも、これと同じようなことがたくさんあります。
例えば家事ひとつとっても、
食洗機を使うのか、使わないのか。
使うとしても、お皿をどの向きに入れるのか。
そんな小さなことにさえ、それぞれの「普通」があります。
実家との付き合い方もそうです。
家族の誕生日には、必ずみんなで集まるのか。
お盆とお正月には、親戚みんなで集まって挨拶をするのが当たり前なのか。
もっと小さなことなら、
家の中で鼻歌を歌うことさえ、「楽しい人だな」と思う人もいれば、「うるさいな」と感じる人もいる。
どちらが正しいということではありません。
それぞれの家庭や人生の中でつくってきた「普通」があるだけです。
「価値観が一致しない」と「価値観が合わない」は違う
すべての価値観が一致する人と巡り合えたら、それはもう奇跡に近いことだと思います。
きっと「運命の人」と呼びたくなるくらいでしょう。
でも、価値観が一致しないことと、その人と価値観が合わないことは、同じではありません。
例えば、旅行でも、
「私は予定を決めて動きたい」
「僕はその日の気分で決めたい」
と、二人の考え方が違うことがあります。
そこで、
「じゃあ1日目は私のプラン、2日目はあなたのプランで過ごしてみよう」
と、二人なりの方法を話し合う。
そして大切なのは、相手の「普通」を自分も一緒に楽しんでみることだと思います。
「私はこうしたい」だけではなく、
「あなたのやり方もやってみよう」
と思えること。
自分とは違う過ごし方をしてみたら、今まで知らなかった楽しさに出会うことだってあります。
一度結婚を経験し、さまざまな人生経験を重ねてきたからこそ、違いをなくそうとするのではなく、違いとの付き合い方を二人で見つけていく。
それが大切です。
大切なのは、違ったときにどうする人なのか
ただ、結婚生活では、旅行のように「半分ずつ」にできることばかりではありません。
二人の考えが違ったとき、
「そんな考え方は理解できない」
「普通はこうでしょう」
と、自分の考えを正解にしてしまうのか。
それとも、
「あなたはそう考えるんだね」
と、まず相手の話を聞けるのか。
そして、
「じゃあ二人ではどうしようか」
と話せるのか。
結婚生活ではこちらのほうがずっと大切です。
価値観が合うかどうかだけではなく、価値観が違ったときに話し合える人なのか。
婚活中には、そんなところを見てほしいと思います。
「普通はこうでしょう」が増えると苦しくなる
結婚生活で気をつけたい言葉の一つが、
「普通はこうでしょう」
だと思っています。
「普通、夫ならこうするでしょう」
「普通、妻ならこれくらいするでしょう」
「普通、親とはこう付き合うでしょう」
でも、その「普通」は、どこから来たものでしょう。
自分が育った家庭かもしれません。
前の結婚生活かもしれません。
周りの夫婦を見てできたものかもしれません。
もちろん、自分が大切にしている考えを持つことは必要です。
でも、それを相手にとっても同じ「普通」だと思ってしまうと、二人の間に苦しさが生まれることがあります。
自分の普通と、相手の普通は違います。
同じ家庭で育った兄弟でさえ、通った学校も、出会った友人も、その後の経験も違います。
まして、まったく違う家庭で育ち、違う人生を歩んできた二人です。
「普通」が違うのは、当たり前です。
何でも合わせればいいわけではありません
だからといって、
「価値観なんて違っていても大丈夫」
ということでもありません。
どうしても譲れないことは、人それぞれにあります。
大事なのは、
「違っても受け入れられること」と「自分にとってどうしても譲れないこと」を、自分自身が分かっていること。
そして、大切なところで違いがあったときに、二人で話せることです。
二人の「普通」をつくっていけばいい
結婚したからといって、どちらかの家庭のやり方に、もう一人が全部合わせる必要はありません。
お雑煮だって、
「私の家はこれだった」
「僕の家ではこうだった」
と話して、
今年はこちら。
来年はあちら。
あるいは、二人が好きな新しいお雑煮をつくってもいい。
結婚生活も、それと同じなのではないでしょうか。
育ってきた家庭の「普通」を持ち寄って、
話して、
時には譲って、
時には相手に合わせてもらって。
違う家庭で育ち、それぞれの「普通」という異なる文化を持った二人が、コミュニケーションを重ねながら、新しい二人の文化をつくっていく。
私は、それが結婚なのだと思います。
もう一度、あなたらしい未来へ。
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