26歳女性の悩み
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- カウンセラーの日常
目次
- 彼の前では素の自分。でも、未来が見えない
- 性格診断の結果
- まとめ
彼の前では素の自分。でも、未来が見えない
「結婚したいんです」
そう言って、26歳の彼女が無料相談に来てくれたのは3ヶ月前のこと。
でも話を深く聞いていくと、彼女にはすでに交際している男性がいた。
エンジニアで、とても優秀な方。感情表現は控えめだけれど、彼の前では自然体でいられる。
そんな彼との時間は、彼女にとってかけがえのないものだった。
けれど、彼には結婚願望がなかった。
家庭にいい思い出がなく、「家族を持つ未来」が想像できないのだという。
一方で彼女は、仲の良い家庭で育ってきた。
将来も、自分の家のように笑顔の絶えないあたたかな家庭を築きたいと願っていた。
――「彼の前では自分らしくいられる」
でも――「このままでは未来が見えない」
その矛盾と不安を抱えて、彼女は私のところへ相談に来た。
性格診断の結果
私は性格診断の結果をもとに、彼女にこう伝えた。
「外では、周りの空気を読んで明るくしてるよね。
誰から見ても“明るくていい子”。
でも、合わせすぎて本音が言えなくて、家に帰るとどっと疲れてるでしょ?
“いい人”を演じるの、つらいよね。
でも、彼の前では力を抜ける。
自分らしくいられる。
そんな自分が好きだし、そうさせてくれる彼のことも、大切なんだよね?」
彼女ははっとしたように目を見開き、
ぽろぽろと涙を流しながらこう言いました。
「…なんでそんなに分かるんですか……」
きっと、誰にも気づいてもらえなかった自分の本音を、
初めて言葉にしてもらえた瞬間だったのかもしれない。
私は静かに言った。
「1番大切なのは、誰と結婚しても自分らしくいること。
言いたいことを言える関係を作ることよ。
それが彼なら彼を説得して結婚した方がいい。
その一方で結婚とは家と家とのものだから彼の家族とはうまくいかないかもしれない。
あなたが1番どうだったら幸せなのかを
その答えを、ゆっくりでいいから見つけていけるといいね」
彼女は「考えてみます」と言って、静かに帰っていった。
その後、しばらく音信不通だった。
私は「きっと彼女の中で、何か答えを探しているんだろう」と思いながら、
そっと見守っていました。
そして3ヶ月後――
「ナナマリさんとなら、自分自身と向き合いながら前向きに取り組んでいけると思っています。
サポートいただけましたら大変嬉しいです。」
彼女から届いたメッセージを読んで、私は心から嬉しくなった。
きっとあの時の涙は、彼女にとって“転機”だったのかもしれない。
まとめ
恋愛や結婚に迷っているとき、本当の気持ちに気づくのは、ひとりでは難しいもの。
誰かに話すことで、ようやく“自分の本音”に出会えることもあります。
もしあなたも、
「このままでいいのかな」
「本当に私、この人と一緒にいたいのかな」
そんなふうに感じているなら、一度お話ししませんか?
あなたの気持ちを大切にしながら、
一緒に“望む未来”を見つけていきましょう。
結婚相談所ナナマリ