「家事育児に自信ない」婚活女性が心配無用な理由
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目次
- 男性が結婚相手へ本当に求めていることは
- 結婚に踏み出せないその理由を検証
- 女性サイドにおけるガラスの天井とは
- こうあるべき思いから「ガラスの天井」
- 「家事育児に自信が持てない」でも大丈夫
男性が結婚相手へ本当に求めていることは
こんにちは。
婚活アドバイザーの平健次です。
今回は、私が支持するニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー天野氏の記事をご紹介します。
天野氏にはIBJが発表した2022成婚白書においても監修して頂いています。
これを読めば、家事や育児に自信がない婚活中女性でも、心配いらないことが分かります。
日本の2022年における合計特殊出生率が1.26との発表が政府からあり、日本の人口問題の深刻さが際立ってきています。
とはいうものの、合計特殊出生率をいまだに「夫婦のもつ子どもの数」と勘違いしている方が少なくありません。
そもそも「合計特殊出生率(メディア等での通称「出生率」)」は、15歳から49歳の全女性が未婚・既婚に関係なくもつ赤ちゃんの数を、女性の年齢別に集計(各歳出生率)して、足しあげたものです。
つまり、女性1人が生涯にもつだろう子どもの数の予想平均値、といったらわかりやすいでしょうか。この指標の高低には、未婚女性と既婚女性のそれぞれの出生率が影響してくることや、未婚女性の割合が多ければ多いほど出生率は下がる、というイメージはもってもらえると思います。
そして、日本の出生数の激減(50年で6割減)は婚姻減(特に初婚同士カップルが50年で6割減)と減少率がおおむね一致しており、夫婦の持つ子どもの数は50年であまり減っていないことも統計が示しています。
ですので、カップル数の減少こそが大問題、ということはわかっておかないと、日本の人口問題、すなわち出生減など止められるわけがありません。
結婚に踏み出せないその理由を検証
女性サイドにおけるガラスの天井とは
女性側の
「男性に結婚相手として選ばれる条件」
として、未婚・既婚問わず思い込みの強いことが示唆されたものは「家事や育児」についてでした。
女性回答者は結婚相手から自分が選ばれる条件として、
「家事や育児をしてくれる・できる」
が未婚女性で1位(49.8%)、既婚女性で3位(26.4%)となりました。
家事や育児をできることが、結婚相手として選ばれる女性の条件として非常に大切な条件だ、と思っている女性がとても多いことが示されています。
しかし、男性側から見た「(結婚の)決め手となったこと」の上位回答には、「家事や育児」は入ってきませんでした。
これは、調査チームの中年女性陣が「これは驚いた!」と声をあげた結果の1つです。
ちなみに、20~30代の若い男性回答者たちが結婚相手に選ぶ・選んだ条件に挙げたのは、
1位「価値観の一致」
2位「愛情深いこと」
3位4位「誠実さ・温厚さ(未婚男性では温厚が3位、既婚男性では4位)」
5位「容姿」
でした。
何ができるかよりも、性格が自分に合っていて、精神的に安心していられるかどうかの方が、大切な条件のようですね。
こうあるべき思いから「ガラスの天井」
天野氏がこれまでインタビューしたカップルでも、思い当たるケースがあるそうです。
それは中年離婚したエリート夫と専業主婦のカップルでしたが、妻は育児や家事に大変熱心で、お料理も完璧な方でした。しかし、夫は小食であったため、並べられた料理に負担を感じていました。
また、彼はドキュメンタリー番組が大好きでしたが、妻はそれのどこが面白いのか分からないという状態で、夫婦間での感性の差が大きかった、とのことでした。結局、夫側が耐えられなくなり、長い裁判の後に離婚しています。
このケースは、妻が結婚や結婚後のあり⽅に関して、こうあるべきという思いが強く、「家事や育児」ができることが妻にとっては重要だという“自分で作るガラスの天井” の存在が顕著にみられる事例と言えます。
しかし、この妻が思う理想の妻像こそが、破局という結果を生んでしまいました。
調査では他にも、未婚の男女が結婚相⼿に求める条件について誤った思い込みがいくつか見つかっています。このズレから、結婚に自信が持てず、踏み出す勇気が持てない、または相手に対して過剰防衛に走って頑なになってしまい、マッチングが難しくなっているのではないか、と思われる結果となっています。
家事育児能力を過剰に重要視する女性側の思い込みに関しては、自身の母親の姿が、娘にとって「結婚に踏み出すことを妨げかねないガラスの天井」となっている可能性があります。
育児休業法が施行されたのは1992年です。その年に生まれた赤ちゃんがやっと今年、31歳という状況にあります。
したがって、それより上の年齢の男女は、生まれたときにはまだ育児休業法すらなかったので、母親が出産後も継続的に働いている割合は高くなく、統計上も1990年代は専業主婦とパートなどを含めた共働き主婦がほぼ半々、という状況が続いている時代でした。
「家事育児に自信が持てない」でも大丈夫
女性の社会進出が進んできている令和時代においても、20〜30代の若い女性が、実際の男性側のニーズから大きく乖離して「家事や育児」を結婚相手として選ばれる決め手といまだに考えているという結果は、残念なことだと思います。
多くの若い女性が専業主婦やパート主婦であった自らの母親像を引きずり、過剰に家事育児を重要ととらえて結婚に踏み出す妨げとなる「ガラスの天井」を作る。
そのような自縄自縛が発生してしまっているとするならば、そんな若い女性たちに「家事育児に自信が持てない、そんなあなたのありのままでいいんだよ」と、この調査結果は強く訴えていると思います。
ということです。
→実際、若い男性が女性に「家事や育児」ができることを求めている割合は少なくなってきています。
今や、共働きが当たり前の世の中になりつつあるので、男性も家事・育児をすることが求められていますし、家事・育児が好きな人も増えています。
ちなみに、私は若い世代とは言えませんが、共働きでなくても育児は率先してやってきましたし、家事も普通にやっています。
家事や育児に自信がないために婚活をためらっているならば、それは杞憂です。
婚活をしている男性は、お相手との価値観の一致を重視しているので、気にせず積極的に婚活を始めましょう!
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