結婚する気がない男性が心変わりした瞬間
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目次
- うまくいかない婚活と母親からのプレッシャー
- 自分に合うパートナーの人柄を悟った頃の食事会で
- 突き付けられた「一緒にいるか、二度と会わないか」
- お互いに尊敬して譲り合える夫婦
うまくいかない婚活と母親からのプレッシャー
こんにちは。
婚活アドバイザーの平健次です。
自分に合うパートナーの人柄を悟った頃の食事会で
何度か嫌な体験をして、Cさんは自らの間違いも知ります。
自他に関する認識が甘く、「彼氏だったらお金を持っているほうがいい」ぐらいの感覚で婚活を始めてしまったことです。人生のパートナーとしては、競争好きの精力的な人ではなく穏やかで誠実な人が自分には合っていると悟りました。
そんな時、出身高校つながりで知り合った10歳年上の女性から飲み会に誘われました。都内の国立大学で働いていた頃の知り合いとの男女3対3の食事会だといいます。
参加したところ、「大学の研究室」は世間ずれしていない良き独身男性を見つける穴場だとCさんは感じました。
「北京大学の大学院にも留学経験があるとか、超高学歴。それなのにピュアな人たちが多いんです。自分の(婚活市場における高い)価値が分かっていないのだと思います」
婚活の場で苦汁をなめていたCさんは自分が取るべき行動が分かっていました。男性陣の中では最も年上で、博士課程を終えた後は飲食店チェーンに勤務していた、今の旦那さんに狙いを絞ることです。
「ほかの2人は私よりも5歳ぐらい年下で、結婚は明らかに考えていない様子でした。35歳になって切羽詰まっていた私には対象外。夫はカッコよくはないけれど面白い感じだなと思いました」
食事会で今の旦那さんと連絡先を交換したCさんはすかさず「ご飯に行きませんか?」と誘い、それからは頻繁に会うようになりました。大学院では哲学を専攻していたというその男性は、漫画から歴史まで知的好奇心の対象は広く深く、会えない時は様々なネット記事を送ってきました。
「なんとか大王の面白エピソードとかトラの赤ちゃん動画とか、色々です。私は全てに興味があるわけではないけれど、好きなことがたくさんある人だなとは思いました」
会社では人事部も経験しているその男性は、Cさんの仕事の悩みも親身になって聞いてくれました。誰に対しても優しい人なのだろうとは思いつつ、Cさんは今の旦那さんとの結婚を思い描くようになりました。
やや古風な家で育ったCさんは告白やプロポーズは男性からしてほしいと思っていました。しかし、週2回のペースでデートしているのに男性の口からは「付き合おう」という言葉すら出ないのです。半年近く経った頃、年上の友人夫婦が会食中にナイスフォローをしてくれました。
「あなた、結婚は考えてる?そういうことも考えてあげなくちゃダメだよ」
その場で男性は「結婚なんて考えていないです」と即答します。Cさんとの結婚は考えられない、という意味ではありません。結婚という人生の選択肢自体を考えたことがない、というのです。浮世離れしたところがある男性です。
突き付けられた「一緒にいるか、二度と会わないか」
Cさんにとっては勝負どころの到来です。それならば心を鬼にしてでも彼を切らなくちゃ、という覚悟を決めて「結婚がないなら、もう(関係性を)やめたい」とメールを送りました。
「(男性に)次に会った時に、『考えたけど、やっぱり結婚します』と言われました(笑)。こんな短期間で方針が180度変わるなんて不安です。と伝えたら、『考えて結論が出たことについては(気持ちは)変わらない』と言うので、よく分からないけれど信用しました」とCさんは言います。
繰り返しになりますが、恋愛経験がほとんどないCさんの旦那さんは、「結婚」を自分事として考えたことはそれまでに一度もありませんでした。自由主義の母親からは「(恋愛対象が)男の人でもいいのよ」と声をかけてもらっていたらしい。そんな旦那さんもCさんと一緒にいることは心地よく、離れがたい気持ちにまでなっていました。
Cさんから「これからずっと一緒にいるか、二度と会わないか」を急に突き付けられ、結婚生活について初めて自分事として考え、「一緒にいたい」という結論に至りました。
結婚してからの旦那さんをCさんは手放しで褒めています。大酒飲みだけどひたすらに優しいからです。
当初、旦那さんは「子どもは要らない」と話し、Cさんも「それならば2人で楽しく生きよう」と思っていました。新居はCさんの実家から自転車で20分ぐらいのところに構えたので母親も安心すると考えました。
しかし、2人が結婚してすぐに母親は気力体力が明らかに低下。がんが見つかりましたが、闘病しようとはせず2021年に70歳で他界されました。
生前、母親は「私が死んだらあなた1人になっちゃう」とCさんの身の上を繰り返し心配していたといいます。
「母が他界して、毎日のように泣いている私を、夫はかわいそうに思ってくれたみたいです。『子どもが欲しいと思ったときに遅いと困るから』と言ってくれました」
避妊をやめるとすぐに妊娠。翌年の冬には娘が生まれました。旦那さんは飲食店で鍛えた料理と清掃能力を発揮し、キッチンの換気扇などは当たり前のように分解掃除をしているそう。保育園への送りも旦那さんの担当です。
旦那さん自身にもいい変化がありました。結婚後、大学の研究室から「戻って来ないか」と声をかけられて、Cさんから背中を押されて学者の道を歩み始めたのです。
「以前は博士号を取っても研究者としての就職先がなく、知り合いに誘ってもらって飲食店チェーンに入ったのです。勉強が大好きな人なので、今は嬉しそうに論文を書いています。収入は下がりましたが、夫には好きなことをやってほしいです。まだ非常勤なので、次の勤務先の大学が見つからなかったら無理して働かなくてもいいよ、と話しています」
お互いに尊敬して譲り合える夫婦
母の死後は実家に戻って3人で暮らしています。固定費は光熱費と教育費ぐらい。Cさんはフルタイムだけどコロナ禍以降は完全リモート勤務に移行しており、家族仲さえよければ、旦那さんが一時的に無職になっても問題なく暮らしていけるそう。
「会社員と大学の研究者では働き方も環境も全く違うので、お互いに尊敬して譲り合えると感じています。
この1年をどうしたい?キャリアのゴールはある?と年明けに話し合いました。彼は論文を5本書きたいそうです。私は仕事でやりたいことは特にありません」
コミュニケーションにやや不器用なところがあるCさん。特に男性からは良くも悪くも誤解されがちでした。しかし、旦那さんに対しては「女友だち以上に何でも話せる」と感じている。
とのことです。
→なかなか結婚できないと、親御さんからのプレッシャーもありますよね。私もそうでした。
こればかりは縁だから・・・と割り切れないところもあるかと思います。周りに言われれば言われるほど、悲観的にもなり、反発してしまいますよね。特に親には。
また、マッチングアプリで知り合った人は、私の経験上、結婚や真剣なお付き合いを望んでいるというよりは、遊び目的の人が多い印象です。私が出会った人はロクな人がいませんでした。
マッチングアプリが悪いとは言いませんが、本気で結婚を考えているならば、結婚相談所でお相手を探すほうが賢明です。
私自身は結婚相談所で活動したことはありませんが、現時点で独身だったら、絶対に結婚相談所で活動しています。
「草食系男子」という言葉が世に出てだいぶ経ちますが、最近の若い男性は、「何にでもガツガツ積極的に行動する」人よりも、「大人しく控えめだけど真面目で芯がある」人が多くなってきたと感じます。
後者のような男性が結婚相談所に登録されているケースが多いので、少しでも気になるようであれば結婚相談所で活動されるメリットはあるでしょう。
とにかく、自分の人生プランをしっかり立てた上で、どのような方と結婚したら希望の人生が送れるかを考えて、今後の活動を進めていくことが大切です。
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