男性仲人が見た「アナと雪の女王2」の感想
- 婚活のコツ
- 男性向け
- 女性向け
目次
- 本日は「アナと雪の女王2」の公開日
- 今回は若干大人向けの「アナ雪」
- 婚活男女が参考にすべき、アナの「言語化能力」
- オラフという理想の仲人像
- 何度でも観たくなる「アナ雪2」
本日は「アナと雪の女王2」の公開日
ついに本日、日米同時公開となった「アナと雪の女王2」。この週末に鑑賞予定の方も多いのではないでしょうか?
筆者も公開初日の今日、早速観に行ってきました。前作と同じく、ディズニー映画らしい親しみやすさの中にも、示唆的な要素もある味わい深い作品でした。
これからご覧になる、という方も大勢いらっしゃると思いますので、極力あらすじには触れず、筆者が感銘を受けたところをエッセンス的に抽出してレビューしたいと思います。
今回は若干大人向けの「アナ雪」
前作から実に6年振りの続編となった今作。だからなのかどうか分かりませんが、視聴者のターゲットとしては前作より少し上を設定しているのかな、という印象を受けました。
晩秋という季節設定が全体的に落ち着いた雰囲気を醸し出していますし、「水には記憶がある」というテーマも大人向けで、子供には少し難解に感じるかな、と思いました。
作品の中の時間軸が前作より何年後なのか正確には分かりませんが、もともと大人びていたエルサはともかく、前回は若さが目立っていたアナやクリストフも、ちょうど6歳くらい年をとったのかな、という落ち着いた感じです。前回アナたちを導く役割だったトロールが今回はチョイ役でしか出演しませんが、それはアナたちがトロールを必要としないほど精神的に成熟した、という事だと思います。
婚活男女が参考にすべき、アナの「言語化能力」
二人のヒロイン、エルサとアナは姉妹ですが、性格は対照的です。エルサは内向的で、男性が守ってあげたくなる古典的なヒロイン像。それに対してアナは外向的で、自分から回りを巻き込んでいく現代的なヒロイン像といえるでしょう。
1人で問題を抱え込み、単独行動しがちなエルサに対して、アナは常にコミュニケーションを求めます。自分がどう感じているか、どう行動したいか、なぜそう思うのか、を、エルサに都度ちゃんと言葉で伝えます。
恋愛においても結婚生活においても、この「言葉で伝える」というのはものすごく大事ですが、アナはそれが本当に上手い。セミナーの教材にしたいくらいです笑。婚活戦士の皆さんは、「アナ雪2」を観る際はぜひこの「アナの言語化能力」に注意して観てください。
その割にはアナは、本来その能力を最大限発揮すべきボーイフレンドのクリストフに対してはそこら辺はテッキトーですが笑。それもアナのチャーミングなところですね。
オラフという理想の仲人像
アナとエルサの関係を男女の恋愛関係に置き換えたとき、「仲人」の役割をしているのが雪だるまのオラフです。筆者は前作でもこのオラフが一番好きなキャラだったのですが、今作を観てさらにオラフが好きになりました。
愛情を持ってアナとエルサに常にピッタリと寄り添い、過酷な運命を背負ってともすれば悲観的になりがちな二人を明るく励まし、時に示唆に富んだ言葉を与える。筆者は今作を観ながら、自分がオラフを好きな理由は、それが自分が目指す理想の仲人像、ひいては理想の人間像だからなのだなと気付かされました。
作中のオラフは雪だるまですが、私にはタキシードをビシッと着たジェントルマンに見えてしまいます。まあ日本のオラフは逮捕されてしまいましたが笑。
何度でも観たくなる「アナ雪2」
今作も2時間弱があっという間に過ぎた、前作に負けず劣らずの見ごたえのある作品でした。レビューでは触れませんでしたが、映像や音楽の素晴らしさは言わずもがな、です。
ただ前述したとおりテーマが少し難解で、一度観ただけでは正直消化不良なところもあります。最後もハッピーエンドではあるものの、「あれ?」と引っかかる所もあり、もう一度くらいは今年中に足を運びたいなと思っています。