婚活で「性格が歪む」と感じるあなたへ
- 婚活のお悩み
この記事を書いている私も、かつて婚活やってました。
その時に感じていたこと。
婚活って人格に悪影響がある…。
これ、分解して考えると要因がいくつもあるんですが、今日はそのうちの一つについて深掘りしてみたいと思います。
「条件で人を選ぶ自分は、なんて醜いんだろう」
「年収や学歴でフィルターをかける自分は、差別主義者なんじゃないか」
夜、一人でマッチングアプリの画面をスワイプしながら、そんなふうに自分を責めてしまったことはありませんか?
あるいは、出会った相手の容姿や行動について、どうだこうだと評価したことは?
ひょっとすると決死の覚悟でいってくれたのかもしれない「持病の告白」や「両親とのトラブルの話」にマイナスの感情を感じたことは?
私の場合、いまは婚活のお手伝いをするのが仕事なので割り切って情報を得ていますが、
日々、婚活情報に接していると、スペックによる「選別」の嵐の中で、
自分の心が削られ、トゲトゲしていく感覚に苦しんでいる方をたくさん見受けます。
「選別」は悪か?脳がバグるのはシステム上の仕様です
まず、ハッキリ言っておきます。
プロフィールを見て「この人はナシ」と瞬時にジャッジしてしまう自分を、責める必要は1ミリもありません。
なぜなら、結婚相談所やアプリというシステム自体が「人間をスペックに分解して比較する」ことを前提に作られているからです。
というか、それしかプロフィールの表示方法がないんですよ。
まだ出会っていない以上、文字や数字にして表現することしかできないですからね。
でもこれ、実は脳にとってはめちゃくちゃ不自然な状態じゃないですか?
1. 脳の「防衛システム」が作動しているだけ
ちょっと昔を思い出してみて欲しいんですけど、学校に入学する時に、同級生の身長一覧や親の年収一覧が配られたでしょうか?
学校でクラス替えの時、次のクラスのメンバーはこんな人ですってプロフィールが送られてきたでしょうか?
いまから入る居酒屋にはこんな人がいますと店頭に掲示してあるでしょうか?
一時流行った相席屋ですらそんなことないですよね(笑)
人間、そういう風にして他人と出会うわけじゃありません。
本来、人間は相手の「体温」や「声のトーン」、「笑った時の目尻のシワ」といった、数値化できない情報から先に受け取ります。
それが生物が何十万年もやってきた出会い方です。
でも、婚活は違います。
「年収:◯◯万円」「学歴:◯◯大学」「身長:◯◯cm」
まずはこの「ラベル」がドーンと提示される。
この時、私たちの脳は「リスク回避モード」に入ります。
自分とあまりに属性が違う人、あるいは自分が「苦労しそう」だと感じる属性を持つ人を排除しようとするのは、
生物としての生存戦略、つまり「防衛システム」なんです。
2. 「差別」ではなく「適応」である
あなたが相手をスペックで測ってしまうのは、あなたが冷酷な差別主義者だからではありません。
「この過酷な婚活市場というゲームに適応しようとしている証拠」なんです。
泥沼でレスリングをしていれば、どんなに綺麗な服を着ていても泥はつきます。
婚活という「条件の殴り合い」の場に身を置いている以上、心が少しばかり荒んでしまうのは、いわば「職業病」のようなもの。
まずは、「あ、今、心の防衛システムが動いてるな」と、一歩引いて自分を観察(メタ認知)してみてください。
それだけで、自己嫌悪の波はスッと引いていきます。
そして重要なことは、毒された言葉に「自分の人格」を乗っ取られてはいけないという事。
婚活が長引くと、ついつい手が伸びてしまうのがSNSですよね。
そこには「高望み女子」「地雷」「低スぺ」といった、刺激的で攻撃的な言葉があふれています。
ここが、実は一番の危ういポイントなんです。
ネットのスラングは「心の毒」になる
SNSで流れてくる過激な言葉は、一見すると自分のモヤモヤを代弁してくれているようで、スッキリするかもしれません。
でも、それらを使い続けると、あなたの思考回路そのものが「選別と排除」に固定されてしまいます。
「あの人はスペックが低いからダメだ」
「この属性の人はきっとこうに違いない」
こうした決めつけは、相手を「記号」としてしか見られなくさせます。
恐ろしいのは、相手を記号として見ていると、巡り巡って自分自身も「記号」としてしか扱えない世界に住むことになる、ということです。
自分の言葉を取り戻す「デトックス」を
もし、「最近、自分の口調がキツくなってきたな」と思ったら、一度SNSから離れましょう。
そして、ネットの定型句を使わずに、今の正直な気持ちを紙に書き出してみてください。
「本当は、将来のお金が不安なだけなんだ」
「本当は、誰かに大切にされたいだけなんだ」
そうやって「自分の言葉」を取り戻したとき、あなたの表情からは刺々しさが消え、本来の魅力が戻ってきます。
「不公平感」を「自分への誠実さ」に変換する魔法
世の中、婚活を経験せずに結婚する方も多くいます。むしろそちらがメジャーです。
あなたの周りの夫婦やご友人もそうかもしれませんね。
「なんでアイツは普通に結婚できたのに、私だけこんなに苦労して、人を査定しなきゃいけないんだ?」
そう思うこともあるでしょう。
この「不公平感」から、つい「見返してやりたい」「もっと上のスペックを!」と、復讐的な向上心が芽生えることがあります。
でも、他人との比較で選んだ相手と、あなたは一生を共にできるでしょうか?
1. 「相対的な比較」から「絶対的な幸福」へ
例えば女性が「友人より年収が高い夫」を探すのは、終わりなき比較の地獄です。
そうではなく、「家族が安心して暮らすためには、これくらいの経済力が必要だ」と考えてみてください。
これ、似ているようで全く違います。
前者は「他人への勝利」を目的とした選別ですが、後者は「自分の人生への責任」を果たすための誠実さです。
自分の人生に必要なものを正当に求めることは、決して悪いことではありません。
2. 「お断り」は相手への敬意である
相手に条件でお断りを入れるとき、「自分はなんて傲慢なんだ」と思う必要はありません。
それは、「今の自分の器では、この人を幸せにする責任が持てない」という、自分側の限界を認める誠実な行為です。
中途半端な同情で時間を奪うより、よっぽど相手を尊重している。そう思いませんか?
今日から変えられること:自分に「お疲れ様」と言う
この記事を読み終わったら、まず心の中で自分に「お疲れ様」といってあげてください。
自分を許せない人間は、他人のことも許せません。
まずは、葛藤している自分を「人間らしいな」と笑って許してあげることから始めましょう。
婚活は、自分のエゴを煮詰めて、削ぎ落として、最後に「それでも誰かと生きたい」という願いを叶えるための過酷な修行です。
その痛みを知っているあなたは、成婚したとき、きっと誰よりも優しいパートナーになれるはずです。
婚活を本気で頑張りたい、でも心が折れそう……という方は、いつでもご相談くださいね。