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結婚相手とは価値観が合わなければダメ?

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SOL.bridal「結婚相手とは価値観が合わなければダメ?」-1

大切なのは違いを尊重できること


結婚相手に求める条件に、価値観が合う、近い、というのは常々上位に上がってきます。


確かに、金銭感覚や将来についての考え方が近い相手であれば、結婚生活も想像しやすく、安心感を持てるかもしれません。


ただ、相談員として少し気になっていることがあります。


それは、一度会っただけで、


「価値観が合わないと思いました」


と判断される方が、決して少なくないことです。


その一方で、好きな食べ物や趣味、休日の過ごし方が似ているだけで、


「この人とは価値観が合います」


と感じる方もいらっしゃいます。


けれど、結婚における価値観とは、本当にそれだけなのでしょうか。


結婚相手を選ぶ上で大切なのは、すべての考え方が一致していることではありません。


むしろ、違いが見つかったときに、お互いの考えに耳を傾け、尊重しながら、二人なりの答えを探していけるかどうか。


私はそこに、長く続く夫婦関係の土台があるように感じています。


結婚相手とは価値観が合っていなければならない?


結婚相手と、すべての価値観が合っている必要はありません。


そもそも、育ってきた家庭も、これまで経験してきたことも違う二人です。


お金の使い方、家事に対する考え方、仕事の優先順位、家族との距離感まで、何もかも同じということは、ほとんどないはずです。


もちろん、価値観が似ていることで、一緒に生活しやすくなる部分はあります。


ただ、価値観が似ていることと、幸せな結婚生活を送れることは、必ずしも同じではありません。


実際に私がこれまで見てきたご夫婦の中には、性格も趣味も考え方も、驚くほど違う方々がいらっしゃいます。


それでも長年良い関係を続けておられるのは、お互いを自分と同じ人間に変えようとしないからです。


相手の存在や考え方、生き方を尊重し、違いも含めて一人の人間として認めている。


そして、その根底には相手への尊敬があります。


夫婦にとって本当に大切なのは、価値観の完全な一致ではなく、こうした姿勢なのではないかと感じています。


「価値観が合う」と「好みが似ている」は同じではありません


婚活では、価値観と好みが混同されることがあります。


たとえば、


好きな食べ物が同じ


旅行が好き


映画の趣味が似ている


休日は外出して過ごしたい


笑いのツボが同じ


このような共通点があれば、会話も弾みやすく、親しみを感じやすいでしょう。


けれど、これらは主に「好み」や「趣味」の共通点です。


結婚生活に深く関わる価値観には、もう少し具体的なものがあります。


例えば、


お金をどのように使い、どのくらい貯めたいか


家事や育児をどのように分担したいか


結婚後も仕事を続けたいか


子どもを希望するか


親や親族とどのように付き合いたいか


困ったときに二人でどう話し合うか


といったことです。


好きなものや趣味が似ていても、こうしたことについて全く話し合えない関係であれば、結婚後に苦しくなることがあります。


反対に、趣味や性格が違っていても、互いの考えを尊重しながら生活を組み立てられる二人であれば、安定した関係を築くことはできます。


「話が合うから、価値観も合う」と早い段階で決めつけず、結婚生活に関わるテーマを少しずつ話していくことが大切です。


一度会っただけで「価値観が合わない」と判断していませんか?


お見合いや初回のデートでは、緊張している方がほとんどです。


限られた時間の中で、相手の考え方や人柄をすべて理解することはできません。


それでも、


「休日の過ごし方が違った」


「好きな食べ物が合わなかった」


「ある話題について意見が違った」


という理由だけで、「価値観が合わない」と判断してしまうことがあります。


もちろん、最初から強い違和感があったり、相手の言動から尊重されていないと感じたりした場合は、無理に交際を続ける必要はありません。


ただ、一つの答えが違っただけで、その人との可能性を閉じてしまうのは、少し早いこともあります。


価値観は、一つの質問に対する答えだけでは判断できません。


なぜ、そのように考えているのか。


こちらの考えを伝えたとき、相手はどのような反応をするのか。


意見が違ったときにも、こちらの話を聞こうとしてくれるのか。


こうしたやり取りを重ねて、初めて見えてくるものがあります。


婚活で冷静に相手を見極めたいのであれば、一度の会話ですぐに答えを出すのではなく、より多くのテーマについて話してみることが必要です。


価値観が合わない結婚が不安なときに見るべきこと


「価値観が合わない人と結婚しても大丈夫でしょうか」


このように聞かれたとき、私は、単に違いがあるかどうかではなく、次の点を見てほしいとお伝えしています。


自分は相手の違いを受け入れられるか


相手と考え方が違ったとき、すぐに「間違っている」と感じるでしょうか。


それとも、


「私は違うけれど、この人はそう考えるのだな」


と受け止められるでしょうか。


相手の考えに賛成する必要はありません。


ただ、違う考えが存在すること自体を許せない場合、結婚生活の中では苦しくなってしまうことがあります。


大切なのは、その違いが自分にとって受け入れられる範囲なのかを知ることです。


自分が異なる考えを伝えたとき、相手は聞いてくれるか


こちらが異なる意見を伝えたときの反応には、その人の本質が表れます。


最後まで話を聞いてくれるでしょうか。


「そういう考え方もあるね」と受け止めようとしてくれるでしょうか。


それとも、


「普通はこうでしょう」


「そんな考えはおかしい」


と、一方的に否定してくるでしょうか。


結婚前の価値観のすり合わせで大切なのは、答えが一致すること以上に、異なる意見を出しても安心できることです。


そのやり取りをしたとき、自分はどう感じたか


話の内容だけでなく、そのときの自分の感覚にも目を向けてみてください。


異なる意見を伝えたあと、


安心できた


理解しようとしてもらえた


もっと話してみたいと思えた


自分らしく話せた


と感じたでしょうか。


それとも、


否定されたように感じた


怖くて本音を言えなかった


これからは黙っていた方がよいと思った


自分ばかりが合わせなければならないと感じた


でしょうか。


価値観の内容だけではなく、話し合ったあとの自分の気持ちも、結婚相手を判断する大切な材料になります。


 結婚で価値観はどこまで合えばよい?


すべての価値観を同じにすることはできません。


そこで、自分が大切にしていることを、次の三つに分けて考えてみることをおすすめします。


絶対に譲れないこと


自分の人生や尊厳に大きく関わることです。


たとえば、


子どもを持ちたい、持ちたくない


結婚後も仕事を続けたい


暴力や浮気は受け入れられない


借金や浪費に対する考え


宗教や信仰に関すること


などが挙げられます。


ここに大きな違いがある場合は、「結婚したら変わってくれるかもしれない」と期待するのではなく、慎重に考える必要があります。


できれば近い方がよいが、調整できること


たとえば、


休日の過ごし方


貯金のペース


家事の分担


住む場所


親との付き合い方


などです。


最初から完全に一致していなくても、二人で話し合い、具体的な方法を決めることで調整できる場合があります。


違っていても尊重できること


趣味、音楽、好きな食べ物、ファッションなどは、違っていても相手の自由として尊重しやすい部分です。


もちろん、どの項目をどこに分類するかは、人によって異なります。


だからこそ、相手を探す前に、自分にとって何が譲れず、何なら調整できるのかを整理しておくことが大切なのです。


価値観を確かめるときは、具体的な生活の話をする


価値観を知るために、


「金銭感覚は合いますか」


「家族を大切にしていますか」


と聞いても、多くの人は「はい」と答えるでしょう。


けれど、その言葉が意味する内容は、人によって違います。


価値観を確かめるときは、具体的な生活場面に置き換えて話してみてください。


たとえば、


毎月どのくらい貯金したいか


高額な買い物をするときは相談するか


家事はどのように分担したいか


仕事が忙しいときはどう支え合いたいか


子どもが生まれたら働き方をどうしたいか


親の介護が必要になったらどう考えるか


休日はどのくらい一緒に過ごしたいか


といったことです。


一度にすべてを確認する必要はありません。


交際を重ねる中で、自然な会話として少しずつ話していけばよいのです。


また、相手の答えを採点するように聞くのではなく、自分の考えもきちんと伝えてみてください。


価値観の確認は、相手を審査するためのものではありません。


二人が安心して一緒に暮らしていけるかを考えるための対話です。


恋愛感情があるからこそ、価値観の判断は難しくなる


婚活において、価値観の相違と恋愛感情を完全に切り離すことは難しいものです。


相手に好意があれば、多少の違いは気にならなくなることがあります。


反対に、まだ恋愛感情が育っていない段階では、小さな違いが大きな欠点のように見えることもあるでしょう。


だからこそ、一時的な感情だけで答えを出さないことが大切です。


「好きだから、すべて受け入れる」


「少し違ったから、合わない」


という両極端な判断ではなく、


この違いは結婚生活にどの程度影響するのか


相手と話し合える内容なのか


自分が無理をし続けることにならないか


相手もこちらの考えを尊重してくれるか


という視点で考えてみてください。


恋愛感情はもちろん大切です。


ただ、相手を好きであることと、安心して生活を築けることは、少し違います。


どちらか一方だけではなく、両方を見ながら判断していく必要があります。


歩み寄りと一方的な我慢は違います


結婚生活には、歩み寄りが必要です。


ただし、歩み寄りとは、一人だけが我慢し続けることではありません。


相手が怒るから、自分が黙る


関係を壊したくないから、毎回自分が譲る


「普通はこうだ」と言われ、反論できない


話し合っても、最後はいつも相手の希望になる


このような状態は、価値観のすり合わせとは言いにくいでしょう。


本当の歩み寄りとは、お互いが希望や不安を伝え、双方が少しずつ工夫しながら、納得できる方法を見つけることです。


ある場面では自分が譲り、別の場面では相手が譲る。


そして、どちらかが苦しくなったときには、もう一度話し直す。


そのような関係であれば、価値観に違いがあっても、二人なりの結婚生活を築いていけます。


結婚相手に必要なのは、価値観の一致より尊重と尊敬


まったく違うタイプの夫婦でも、長年よい関係を続けている方々がいます。


そのようなご夫婦を見ていると、共通しているのは、何もかも同じであることではありません。


相手の存在や考え方、生き方を尊重し、尊敬し合っていることです。


相手を自分の考えに合わせようとするのではなく、


「この人は、自分とは違う考えを持つ一人の人間だ」


と認めている。


そして、違いがあるたびに、どちらが正しいかを争うのではなく、二人にとってどうするのがよいかを考えているのです。


結婚相手を選ぶときは、


「私と同じ考えの人か」


だけではなく、


「違う考えを安心して伝えられる人か」


「私の話を聞き、尊重しようとしてくれる人か」


という視点を持ってみてください。


価値観の違いに迷ったときは、一人で結論を急がなくても大丈夫です


婚活では、相手との違いを見つけるたびに、


「この人ではないのかもしれない」


と不安になることがあります。


けれど、一度の会話や一つの違いだけで、その人との関係を決める必要はありません。


大切なのは、より多くのテーマについて話し、相手の考え方や反応を知ることです。


それと同時に、自分自身が何を大切にし、何なら受け入れられるのかを整理することも欠かせません。


当相談所では、単に条件が合う相手をご紹介するだけではなく、交際中に感じた違和感や迷いについても、一緒に整理しています。


「これは価値観の違いなのか」


「もう少し相手を知った方がよいのか」


「自分が我慢しすぎていないか」


こうした悩みを一人で抱えていると、そのときの感情だけで判断してしまうこともあります。


結婚相手に必要なのは、すべてが同じであることではありません。


違いがあっても、お互いを尊重し、話し合いながら関係を育てていけること。


そのような相手と出会うためにも、まずは自分の価値観を知り、相手との違いを丁寧に見つめてみてください。


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