法学者がなぜロマンス詐欺に騙されたのか⑰【婚プロ77】
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名誉教授も騙されたロマンス詐欺師の手口⑰【婚プロ77】
最終話 髙倉教授が伝えたかったこと
こんにちは。
結婚相談所 紅絲線(こうしせん)の
堀越(ほりこし)です。
🔷前回は、
「私は騙されない」
そう思う心に潜む
「楽観性バイアス」について
お話ししました。
🔶今回は、
髙倉教授が伝えたかったことを
お話します。
◆なぜ、髙倉教授は実名で被害を語ったのか
これまで、17回にわたり
香川大学名誉教授で法学者の
髙倉良一さんが遭った
ロマンス詐欺について、
お話ししてきました。
高倉さんの被害額は925万円。
友人からお金を借り、
自宅マンションまで売却しました。
そして最後には、
愛子からの連絡が途絶えました。
普通なら、誰にも知られたくないと
思うのではないでしょうか。
しかも髙倉教授は、長年、大学で
法律を教えてきた方です。
「法律の専門家なのに」
「名誉教授なのに」
そう言われることは、
想像できたはずです。
実際、教授には
「いい歳をして、みっともない」
「名誉教授が聞いてあきれる」
といった厳しい言葉も
向けられました。
それでも、
髙倉教授は実名を出しました。
そして、自分がどのように騙され、
どのように判断を誤り、
どのようにお金を失ったのかを
公にしました。
◆「恥」を隠さなかった
髙倉教授は、自らの体験を本にしました。
タイトルは、
『70歳の法学者が、
なぜロマンス詐欺に騙されたのか』。
その中には、
愛子とのLINEのやり取りまで
記されています。
教授自身、それを
「恥」の記録として受け止めています。
なぜ、そこまで見せるのでしょう。
自分を正当化するためではありません。
自分を慰めるためでもありません。
自分が犯した判断の誤りまで
隠さずに見つめ、
そこからもう一度
生き直そうとしているのです。
◆騙された人を「愚か」で終わらせない
ロマンス詐欺のニュースを見ると、
つい、
「どうして騙されたの?」
と思ってしまいます。
しかし、髙倉教授自身も、
騙された人を「愚かだ」と
断罪する社会の風潮について書いています。
「私なら絶対に騙されない」
そう思いたいからこそ、
被害に遭った人を
自分とは違う人だと考えてしまう。
けれども、それによって被害者が
恥ずかしくて声を上げられなくなれば、
詐欺の手口も実態も見えにくくなります。
そして、次の被害を防ぐための情報も
表に出てこなくなります。
髙倉教授が自分の体験を公にした意味は、
ここにもあるのではないでしょうか。
◆「自分は賢い」という過信
テレビ朝日系の取材で、
髙倉教授は、
「自分は賢いと思っていた」
「自分の能力への過信を相手に
見事に突かれた」
という趣旨を語っています。
これは、とても重い言葉だと思います。
法律を知らなかったから
騙されたのではありません。
社会経験がなかったからでもありません。
法律を専門とし、50本以上の論文を
書いてきた方です。
それでも、人は騙されることがある。
だから、
「騙される人」と
「騙されない人」がいるのではなく、
誰の心にも、判断を誤る可能性がある。
私は、そう受け止めています。
◆忠告が聞こえなくなることがある
髙倉教授は、銀行で「詐欺ではないか」
と声をかけられたこともありました。
それでも、その言葉は届きませんでした。
教授自身、銀行の窓口へ行くまでに
愛子との信頼関係が出来上がっていたため、
「詐欺ではないか?」と言われても
揺るがなかったと語っています。
人は、頭だけで恋をする
わけではありません。
心が動きます。
信じたいと思います。
自分を理解してくれる人を
失いたくないと思います。
だからこそ、
婚活では、
相手だけを見るのではなく、
自分の心の状態を見ることも
大切なのだと思います。
◆親友の厳しい言葉
被害のあと、髙倉教授には
もう一つ大きな出来事がありました。
お金を借りた親友に、真実を打ち明けた
ときのことです。
親友から返ってきたのは、
「詐欺かどうかは、どうでもいい。
大事なのは、いつ返すかだ」
という、慰めとは程遠い言葉でした。
しかし教授は、その言葉によって、
親友が自分を「かわいそうな被害者」
としてではなく、
間違いを犯した一人の友人として
対等に扱ってくれたことに気づいた
と書いています。
本当の優しさとは、何でしょう。
ただ、「かわいそうですね」
と言うことだけではない
のかもしれません。
相手がもう一度、自分の足で
立てるように、
必要なときには現実を伝える。
それもまた、人を大切にすること
なのだと私は思います。
◆髙倉教授の今
髙倉教授は、被害を隠して
人生を終わらせる道を
選びませんでした。
自分の名前を出しました。
顔を出しました。
本を書きました。
そして現在は、自らの体験を講演など
で伝え、ロマンス詐欺の被害を
一人でも減らせるよう活動したい
としています。
925万円は、戻ってこないかも
しれません。
失ったものも、たくさんあります。
それでも、その経験を
次の誰かを守るために使うことはできます。
自分の失敗を隠すのではなく、
誰かが同じ場所で転ばないように伝える。
私は、そこに髙倉教授の愛を感じました。
◆身口意
婚活プロファイリングでは、
身(行動)
口(言葉)
意(心)
を大切にしています。
今回のシリーズでは、詐欺師の
「身・口・意」を見てきました。
しかし同時に、私たち自身の
「身・口・意」も見てきました。
何を信じたのか。
なぜ信じたかったのか。
違和感があったとき、
自分の心は
何を選ぼうとしたのか。
◆最初の違和感
「最初の違和感!
後(のち)に確信に変わる!」
違和感は、相手を疑うためだけ
のものではありません。
自分を守るために、
心が知らせてくれている
小さな合図なのかもしれません。
そして、もし判断を誤ってしまった
としても、そこで人生が終わる
わけではありません。
誰かに話す。
助けを求める。
自分の経験が誰かを助けるかも
しれません。
人生は
やり直しはできないけれど、
見直しと出直しは
いつからでもできます。
婚活プロファイリングは、
結婚相手を見極めるためだけ
ではありません。
すでにある幸せを感じることのできる
心の育て方をお伝えしています。
幸せは外から手に入れるものではなく、
今あるご縁や日常の中にこそ
見いだしていくものなのかも
しれませんね。
◆簡単にできる行動
今日、誰かの失敗を知ったときに、
すぐに
「どうしてそんなことをしたの?」
と言うのではなく、
「何があったの?」
と聞いてみてください。
責めるより、
まず話を聞く。
それが、誰かを孤立させない
小さな一歩になります。
🔶今回は、
髙倉教授がロマンス詐欺の被害を公表し、
今、伝えようとしていることについて
お話ししました。
長く続いた
髙倉教授のロマンス詐欺シリーズは、
今回で最終話となります。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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髙倉良一教授の著書
『70歳の法学者が、なぜロマンス詐欺に騙されたのか』
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あとがき
私の大切な親友も国際ロマンス詐欺の
被害に遭いました。
どうか一人で悩まないでください。
紅絲線(こうしせん)
堀越瑤盛(ほりこし ようせい)
合掌
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🔷次回は、
結婚相談所Presia(プレシア)の
来島美幸氏から、
結婚相談所 紅絲線(こうしせん)の
代表・堀越が独占インタビューを
受けましたので、
そのお話をしたいと思います。
婚活を始めたい方への
お得な情報もありますので、
どうぞお楽しみに。
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来島美幸氏×ほりこし!独占インタビュー【婚プロ78】
https://www.ibjapan.com/area/kyoto/27371/blog/178284/
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記事一覧はこちら
https://www.kousisen.jp/17869600761918
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結婚詐欺・ロマンス詐欺 記事リンク集【保存版】
https://www.ibjapan.com/area/kyoto/27371/blog/180204/
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♪「逆境は好運の始まり」369Hz
作詞・作曲・声:ほりこし ようせい
編曲:AI
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紅絲線(こうしせん)
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