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BLISS PARTNER
ふるさと茨城で日本中の‟本当に結婚したいお相手”と出会えます
やっとお見合いが成立して、準備万端で当日を迎え、ドキドキしながらお相手とお会いして、夢のような1時間あまりを過ごすと、もうそれで満足してしまう新入会員様も居られます。しかし、本番はそこからです!。今日は「毎日の婚活サポートについて(その5)」として、プレ交際について感じていることを書かせていただきたいと思います。 <お見合いの感想>「鉄は熱いうちに打て」とは言いますが、お見合い後の感想は印象が明確に残っている間に報告して貰います。①良かった点、②気になる点、③自分の反省点、④次に繋がる点、の4つのポイントでお願いしています。興奮冷めやらずの感じですと、①良かった点ばかり羅列されていることが多くなってしまいます...。 <先方仲人様との情報共有>お見合い終了後、なるべく早い時間でこちらの情報を先方仲人様へお伝えし、お相手様の状況もリアリティのある感想をお聞きする様にしています。男性会員の「良かった!最高でした!」の感想ほど当てにならないものはありません…。得てして先方のお相手女性との温度差が激しく、ただの独りよがりの場合がかなり多く見受けられます。反対に女性会員様はネガティブな感想を持つ方が多く実に不思議です。冷静に自己分析してお相手の人となりの本質的なところを見極めておられるケースが見受けられます。本能的な感覚の鋭さとでも言いましょうか、男性会員の表面的で一方的な感想とは差があり過ぎだと思っています。 <お見合い結果の入力>お見合いを申し込んだ側にしても、申し込まれた側にしても、「交際希望〇」の場合には、1分1秒でも早く入力をする様にしています。自社会員の希望を早く伝えたい、お相手の気持ちに早く答えたい、あくまで交際成立を前提とした対応を心掛けています。同時に、終了後の感想を整理してお伝えします。残念ながらお断りの場合は余計に丁寧にお伝えする様にしています。先方仲人様からの情報、そして自社会員様の感想次第ではもう一度お会いして見たら?!と言うこともありますが、余り引っ張るのは良い結果を生まないことは、経験的に理解しているつもりですので、個人的な感想や思いで、口を挟むことはしない様にしています。未だお見合いのレベルですから、会員様の感覚を尊重して、意識的に前向きにどんどん進む様にしています。婚活がストレスにならない事も大事だと思うからです。 <ファーストコール>めでたく交際が成立しますと、その日のうちに男性側から「ファーストコール」をするのですが、これが意外にすんなり繋がらないケースが結構あるのです。色々な理由があるとは思いますが、一番多いのが、凡そ一ヶ月の休日日程が既に埋まってしまっていることです。交際成立したら、なるべく早くに初デートを決めたくても日程に余裕が無くファーストコールにすら出られない…。最近特に多い感じがいたします。そんな時は、雰囲気で察しがつくものなので、担当仲人様は正直にスケジュールが混雑してしまっている状況を、隠さずに情報共有していただきたいと声を大にして申し上げたいと思います。どういう訳か仕事が多忙だとかを理由にして、誤魔化しまくるケースが実に多いのです。これは不信感に繋がります。プレ交際がこれから始まろうとしている段階なのですから、他の方とのお見合いや複数交際が進行中であったとしても、それはお互いの権利なのですから、仲人同士で隠さずに情報共有していただきたい、と本音でお願いしたいと願ってやみません。 <初デート>今年の初めに実際にあったケースなのですが、プレ交際が決まった途端に、男性会員が彼氏気取りになってしまうケースです。何の根拠があってそうなってしまうのか頭の中を覗いて見たくなりますが、ショートメールや電話を何度も掛けてしまう行動に出るのです。最初の内は希望を聞いてくれて気遣いの行き届いた男性だと評価してコミュニケーションにお付き合いしてくれるのですが、そのうち少々面倒になって返事が来なくなったりする場合もあります。コミュニケーションの取り方、質と量はプレ交際の大切なポイントになると思います。何といってもバランスが大事です。どちらかが一方的に偏るとロクなことはありません。仮に男性の一途な一生懸命さを評価してくれたとしても、多かれ少なかれ女性は我が儘な生き物です。「もうお腹一杯!」とは中々言ってくれません。特に男性からの愛情行動をより多く求められる様になると、今度は男性に無理が生じて負担に感じる様になってきます。日頃からバランスが大事だと申し上げているのは、自分の気持ちと身体を楽なスタンスへ保って置くのも、お互いの関係を無理なく長続きさせるコツでもあるからなのです。今日はこの辺で失礼します。
今回は「毎日の婚活サポートについて(その4)」として、いよいよお見合いが成立してから、当日を迎えるに際して感じていることを書かせていただきたいと思います。 <待ち合わせ場所=お見合い場所>待ち合わせ場所とお見合い場所はなるべく近い場所、できれば同じ場所を設定しています。勿論、会員様と相談して、どんな場所で出会いたいか、の希望をなるべく叶えてあげる様にしています。何故、近い場所や同じ場所にするかと言えば、移動時間が勿体ない、初対面で間が持たないことが多い、スマートなエスコートが難しい、段取りが悪い印象が残ってしまう、等々余り良い結果になりません。故に待ち合わせ場所=お見合い場所が理想的なのです。 <お見合い場所の予約を取る>シフト勤務の会員様だと平日の空いている時間にお見合いが組めるのですが、そうでない場合は、どうしても土日の混雑している状況でのお見合いが多くなってしまいます。そこで、いつも決め事をしているのは、必ずお店の予約を取る、と言うことです。毎回探すのに苦労しますが、結構なんとかなるものです。会員様が当日お相手と間違いなくお会いできると言う状況を調えてあげることは、気持ちのゆとりを生む効果があり、お見合いがスムーズに進み、交際が成立する確率も上がると思っています。 <服装を予め先方へ伝える>どうしてもお店の予約が取れない場合は、せめて当日の服装を、先方仲人様を通してお伝えする様にしています。女性会員様の場合には、中々予め服装を決めることが難しい場合は何か目印になるバックやスマホケースの色などをお伝えすることにしています。お互い写真だけでは不安なことが多いので、目印をお伝えすることでも気持ちの余裕が生まれると思います。 <お見合い前日の10の注意点>いよいよお見合い前日を迎えますが、初対面のお相手と1時間のお見合いをするのは、何度やっても緊張はするものだと思います。そこで忘れがちな10の注意点を必ずお送りする様にしています。移動中にでも軽く目を通して、頭の片隅にでも留めて貰っています。気持ちを落ち着かせる効果もあると仰っていただいています。 ①お相手を喜ばせるホスト役(ホステス役)になる。※同じ日に複数のお見合いが組まれている場合は、特に名前やプロフィール情報を間違えない様に注意が必要です。②8:2で聞き役に徹する、時間は90分を越えない。※お二人の話が盛り上がっても、決して90分を超えない様に、特に注意が必要です。③必ず30分前に到着し待ち合わせ場所を確認。④何かしらのトラブルが発生しそうな時は早めに連絡。何かあればメールではなく電話を入れて下さい!(仲人の電話番号を明記)⑤当日も直前のニオイ対策を怠らない。男性はブレスケアやマウスウォッシュ等を使いましょう。女性はニオイのきつい香水や厚化粧になってないかチェックしましょう。※当日の天気予報を伝え、雨の有無、気温、湿度を伝え、今の時期は特に、念のため大き目のハンカチ、制汗剤、等を忘れずにお願いします。⑥服装、髪型、表情などの身だしなみに注意。⑦うなずき、あいづち、アイコンタクト、笑顔で共感の姿勢。⑧次回の初デートにつなげる話題を出すことを忘れない。※お相手を気に入ったら「次は〇〇へご一緒しませんか?。」は重要なサインです。⑨お相手が女性の場合は、会計前に「先に済ませてきますので、こちらでお待ちください。」と気遣いの一言を言うこと。お相手が男性の場合は会計の時にお財布を出して「私の分は自分で…?!」と支払う姿勢を見せ、男性が「ご馳走させてください。」と制したら「ありがとうございます!」と笑顔で礼を言う。※実は女性への「お手洗い大丈夫ですか?」とか、男性への笑顔での「ありがとうございます!」と言った、ほんの少しの気遣いが決め手になることがあります。⑩交際が形になる様に自らの気持ちを前向きにコントロール。その日の体調によってもお相手への印象は変わって感じるものです。「たった一度の思い込み」より「客観的な評価」を優先し仲人としっかりとレビューして、次の行動を決めましょう。 <お見合い当日>お見合い当日はこんなメッセージをお送りしています。「おはようございます。本日はお日柄も良く、お相手様との良き出会いに恵まれます様、お祈り申し上げております。(一応、念のため、恐縮ですが...)くれぐれも最初の挨拶は気持ちを込めましょう!。『初めまして〇〇と申します。今日はお会いできてとても嬉しいです。宜しくお願いします。』、最後の挨拶も重要なポイントです。『今日は楽しい時間をありがとうございました。またお会いできると嬉しいです!』きちんと視線を3秒合わせて言うと印象に残り易いと言われています。なお、お見合い後の感想は、なるべく時間を置かずに率直な感想をお聞かせください。お相手仲人様とも一部情報共有させていただきますが、①良かった点、②気になる点、③自分の反省点、④次に繋がる点、の4つのポイントでお考えいただくとご自分でも整理がつくと思います。今日と言う日が最高の幸せな時間になります様に、思いっきり楽しんでください。吉報をお待ちしています!。」 <お見合いが終わったら>終了後なるべく時間を置かずにご連絡をいただいています。率直な感想を4つのポイントで話して貰い、意思確認をした上で、先方仲人様とお互いの情報共有をさせていただきます。なお、先方仲人様へは、前日の最終確認メールをお送りする中で、当日終了後の情報共有を改めてお願いしておくとスムーズに相談できる感じがします。 今日は、この辺で失礼します。
お見合いが決まらない事には交際は始まりませんし、成婚の二文字は1ミリも近付きません。『如何に効率の良い方法で数多くのお見合いを申し込むか!』、そして『如何に確率の高い方法を駆使してお見合いを申し込むか!』に尽きると言えると思います。今日も「毎日の婚活サポートについて(その3)」と題して、会員様にお読みいただければと思いながら、最近思う事をつらつらと書かせていただこうと思います。 <お気に入り登録の有効活用>昨日ご紹介した2つの手法です。①「プレ申し受け」お気に入り登録をして下さった「相手がラブマーク💗」のお相手を、ご本人に「プレ申し受けが来ていますよ!」と言ってシステム紹介いたします。すると、そのお相手へ申し込んだ際の、お見合い成立確率が比較的高くなります。 ②「プレ申し込み」こちらからお気に入り登録をすることで、お相手の担当カウンセラー様の管理画面に「相手がラブマーク💗」が付きます。これをお相手が認識して好感を持てば、こちらへお見合いを申し込んでくれる確率が高くなると言うものなのです。断られるのを怖がって中々お申込みをしようとしない会員の方には‟奥の手”だと思います。 <AIマッチング紹介>弊社会員様とお相手会員様の、お顔の好みや行動履歴をAI分析する「AIマッチング機能」がIBJSver.4.0に搭載されましたので、人工知能によるマッチングデータを使ってシステム紹介をしています。お見合い成立に役立っていると感じています。 <共感マッチ申し込み>会員がご自分でお相手のプロフィールをご覧になる時、「プロフィールタブ」の横にある「共感マッチタブ」をクリックすると「ふたりの共感マッチ度」、「ふたりのプロフィール共通点」を参照することができます。これを、感性・共感で出会う「共感マッチ」と呼んでいて、各自がマッチングツールとして自由に使うことができます。そのプロフィール写真の右下には「共感度〇〇%」の数値が出ていますので、なるべく75%以上のお相手を中心に、お見合い申し込みをしていただく様にお約束をしています。これを「共感マッチ申し込み」と呼んでいて、お見合い成立の向上に役立っていると感じています。 <仲人のお節介紹介>入会時にお聞きしたお相手への希望5項目を基にした「相互マッチング機能」を使って、相性の良いお相手を「仲人によるお節介紹介」と称してシステム紹介しますので、お見合い確立アップに貢献しています。 <最後に>今回は「毎日の婚活サポートについて(その3)」として、お見合い申し込みの様々な工夫を凝らした手法をご紹介してみました。今日は、この辺で失礼します。
昨日に続き「毎日の婚活サポートについて(その2)」と題して、会員様にお読みいただければと思いながら、最近思う事をつらつらと書かせていただこうと思います。今日は、お見合い申込みについてですが、「お気に入り登録」を上手く使ってお見合い成立の確立を上げる方法=「プレ申し込み」&「プレ申し受け」を含めて、ご紹介したいと思います。 <お見合い申し込み>毎週10人~20人のお見合い申し込みをしていただき、多い時で月に5~6人のお相手とお見合いをしていただいていますが、最近思うところがいくつかございます。①プロフィールをきちんと読む写真ばかりを注目せずに、プロフィールに目を通し、特に「自己PR」と「担当カウンセラーからのPR」は良く読みましょう。写真を隠してPRを読むと、お相手の方の人となりが偲ばれますので、お勧めです。 ②お気に入り登録の「プレ申し受け」活用お相手にお気に入り登録をしていただくと、こちらの担当カウンセラーの管理画面に「相手がラブマーク💗」が付きますので、「これは、先方がお見合い申し込みをする前に、あなたの気持ちを探っているシグナルですよ!」と言って、私の場合は、この状態になった段階で、ご本人に「プレ申し受けが来ていますよ!」と言ってシステム紹介する様にしています。すると、お見合い成立確率が比較的高くなります。 <お見合い申し受け>お見合い申受けは、男性会員の場合も月間で20名を超えることも珍しくありませんが、こちらも、最近思うところがいくつかございます。①女性会員様に比較的多いのですが、ご自分からの「お見合い申し込み」には消極的で、ひたすら「お見合い申し受け」を待っている方がいらっしゃいます。当然、お見合いそのものをお断りされることは無くなる訳ですが、あくまでも受け身になりますので、ご自分の希望にピッタリとマッチするケースも少なくなります。そこはメリットとデメリットをきちんと説明する様に心掛けています。 ②お気に入り登録の「プレ申し込み」活用先ほど、ご説明した様に、お相手が「お気に入り登録」をした段階で、「相手がラブマーク💗」が付きます。これを逆に利用して、こちらが積極的に「お気に入り登録」をすれば、それはお相手にとっては「プレ申し込み」に相当しますので、実際の申し込みが嫌だという方も、このお気に入り登録と言う名の「プレ申し込み」を使って、相手からお断りされるリスクを無くした上での「積極的なプレ申し込み」が出来るのです。この「相手がラブマーク💗」をお相手が見て下さって好感を持てば、お見合いを申し込んでくれる確率が高くなると言うものなのです。ただし、先方カウンセラー様が「相手がラブマーク💗」に注目して、且つ当の会員様へご紹介いていただかなくてはならない所が難点と言えるのです。今日は、この辺で失礼します。
今日は「毎日の婚活サポートについて(その1)」と題して、会員様にお読みいただければと思いながら、最近思う事をつらつらと書かせていただこうと思います。先ずはプロフィール作成についてですが、特に重要なことは次の3つだと思います。 <プロフィール写真>WEBとアプリの両方で表示される写真は、やはり重要ですので2枚とも掲載するようにしてください。必ずプロのスタジオで素敵な写真を撮ってもらいましょう。外で緑をバックに背景をぼかしたものが最近の流行りかも知れません。アプリのみで表示される写真は、3枚掲載できる仕様ですので、こちらも空欄にせずにアップロードいたしましょう。プライベート写真ですから、季節によっても変更することをお勧めいたします。 <自己PR>一般的には、「客観的な自己紹介」、「仕事について」、「家族について」、「プライベートの過ごし方」、「結婚について」、「将来の夢」、と言った内容を骨子にして書いていただいているのですが、これはどこの相談所様も同じようになされていると思います。しかし、最近思うのですが、個性的な文章が少ないと感じるのです。自分でも反省したのですが、会員様が書かれた文章の手直しを、し過ぎる傾向がありませんでしょうか?。少しでもお相手へ良い印象を持っていただきたいとの一心で、ついつい熱の入った「添削?!」をやってしまうのです。その結果、没個性的な気持ちのこもっていない、印象に残らない「丁寧な文章の羅列」になってしまうのです。本当に最近強く思うのですが、そんなに上手い文章でなくても、「その人らしさ」が出ている方が味のある感じがいたしますし、読んだお相手の気持ちに刺さる、印象深い表現になるのではないでしょうか。最近では、余程ご本人の強い希望が無い限り、誤字脱字以外はなるべく添削しない様にしています。どうしても不安に思う会員様にはインタビュー形式で口頭にて言葉を話してもらって、それを口述筆記する様に心掛けています。後は、自分で何度も読んでもらって気付いた所は、いつでも自由に修正してもらい、掲載し直して差し上げる様にしています。自分で自分の文章をブラッシュアップしていくと、不思議と婚活への主体性が強くなっていく副次的な効果も見受けられる気がいたします。 <担当カウンセラーからのPR>こちらも、一般的には会員様の初回面談の際に、色々とインタビューに答えていただいた内容の中で、ご本人が自己PRへ書かなかった内容を、抜けの無い様に拾い集めて「自己PRその2」的な内容と書き方をしていた気がするのです。ところが最近自分の書いた文章を改めて読んでみて、何か面白みがない、無味乾燥な、味気無さを感じてしまったのです。そこで、今迄の「自己PRその2」を一切止めにして、仲人として初めてお会いした時に抱いた感想や、自分の感覚でのお相手評価や人物感、を書きたい様に書き、ご本人に読んでいただいて意見を添えてフィードバックして貰う、と言う方式に完全に変えてしまったのです。これが、自画自賛するのも変ですが、実に面白い文章になるのです。 <最後に>写真とプロフィール以外には、趣味の項目を二人で楽しめそうなものを必ず入れておくこと、それから空欄を全て埋める、丁寧で且つ分かり易い文章表現にする、などに気を付ける様にお願いしています。新規入会の会員さんは、一日でも早く「お見合い申し込み」を始めたい気持ちで一杯になるのですが、そこを敢えて準備に時間と手間をかけて、より良いプロフィールを準備することは、決して無駄ではありません。何といっても「お会いして見たい」と思わせてなんぼですからね!。この方式を暫く続けてみようと思います。今日はこの辺で失礼します。
昨日までベーシックインカムにフォーカスしてお話をさせていただきましたが、今日はもう少し見かたを広げて、「ナショナル・ミニマムと言う考え方」と題してお送りいたします。「ナショナル・ミニマム(NationalMinimum)」は、イギリスの社会保障政策の実現に尽くし、労働党創設にも加わった社会運動家夫妻として有名なウェッブ夫妻が『産業民主制論(1897年)』で提唱したもので、「最低賃金」、「労働時間の上限」、「衛生・安全基準」、「義務教育」の4項目からなり、国家(政府)が国民に対して保障する生活の最低限度=最低水準のことを言います。勿論、現在ではより広い概念として進化しています。 <ウェッブ夫妻の提案>20世紀に入るとアメリカとドイツの影響でイギリス経済は後退局面に入って行きました。そこで、その昔17世紀初頭にエリザベス1世によって制定された貧民救済の法律である「救貧法」、その後の「新救貧法」では対応しきれなくなった資本主義の矛盾をウェッブ夫妻が社会保障政策で補おうと、具体的な提案を行ったとされています。①公的職業紹介所の創設による雇用の推進と監視の強化。②ナショナル・ミニマム(国民が最低限度の生活を維持すること)の徹底。③政府支出による公共事業。 <日本に於ける現状>我が国は生存権を憲法25条にて規定しているのは、昨日までの3日間で、課題も含めてお話しした通りです。それを実際の制度で担保しているのが、生活保護法などによる、所謂「セーフティネット」と呼ばれるものになると思います。これは、安心で安定した労働市場を形成し、失業者の生活を保障するための、雇用に関する社会的制度のことを意味します。①公共職業安定所先の太平洋戦争直後に発生した大量の失業者を救済する必要性から1947年(昭和22年)に労働条件の基準となる最低限のルールとして「労働基準法」「職業安定法」「失業保険法」が制定され、職業安定所が創設されたことで、雇用のセーフティーネットとしての役割を担い、失業保険の事務手続きも担当することになったのです。次の3つ以外にも、求職者支援制度や人材育成支援事業などが整備・運用されています。 ②職業訓練雇用保険法第63条では、能力開発事業として職業訓練が規定されています。政府も、職業能力開発施設の設置・運営業務を雇用のセーフティネットとして位置付けて2007年(平成19年)に閣議決定しています。 ③雇用保険失業の予防、雇用状態の是正及び雇用機会の増大、労働者の能力の開発及び向上その他労働者の福祉の増進を図ることを目的として、1975年(昭和50年)雇用保険法が施行され、失業等給付および「雇用安定事業」と「能力開発事業」が実施されたのです。この保険もセーフティーネット機能を充分に果たすべく位置付けられていると言えるのです。 <海外に於ける現状>東京都立大学人文学部教授の星野信也氏「イギリス・アメリカの社会扶助」によりますと、次のようになります。「海外に於いては、福祉国家の一つのメルクマールとして、ナショナル・ミニマムの保障制度をどの様に確立しているかがあげられます。だが、国際的にみて、イギリス、アメリカ、オーストラリァ、スウェーデンといった先進諸国にも、必ずしも全国的、統一的ナショナル・ミニマムがあるとは言えません。」「イギリス、アメリカでは、一貫して働く貧困者(WorkingPoor)がミニマム保障の対象外とされています。アメリカ、オーストラリアでは、老人、障害者等にのみ全国的ミニマムが保障されており、アメリカの要扶養児童家族扶助基準は、州ごとに異なります。スウェーデンの場合も、全国的ミニマムに代わって地方公共団体別基準が保障されています。」「発展途上国の場合,公的扶助基準は国家財政の枠内で政治的に決定されますから、ほとんどの国がナショナル・ミニマムを設定しているとはいえませんし、例えばシンガポールでは、一定の慈善・博愛を想定して公的扶助はミニマム以下に押しとどめられています。また、タイの場合、扶助は原則として期限3か月間に限定され、その間に親族扶養や自立の道を見出すべきものとされているのです。」星野氏は「わが国は、対象者類型別、地域別に格差はあるが、統一的ナショナル・ミニマムが設定されている点で、いわば稀有の例である。」と結んでいます。 <ナショナル・ミニマムの進化>20世紀初頭に提唱されたこの考え方は今や広く世界に広がりを見せ進化をし続けていると言っても過言ではありません。ナショナル・ミニマムは、生活保護のみならず、年金、最低賃金、雇用保険、労災保険、医療保険、介護保険、保育等の児童福祉、住宅手当、子ども手当等の関連する社会保障施策・雇用施策によって重層的に確保されています。生活保護をはじめとする各制度は、保障するニーズやリスクに応じて制度設計され、給付水準も設定されているのです。 <最後に>これも星野氏の提言を引用させていただきますが、「貧困や格差の問題を是正するためには、社会保障関係支出の増加が不可欠ですが、今後は社会保障を『コスト』ではなく『未来への投資』と位置付ける必要があります。特に医療、介護、保育等の分野は今後確実な需要の増大が見込まれ、大きな成長が期待されるとともに、地域における雇用創出効果も極めて高いことを再認識すべきなのです。そうすれば、これまで給付削減目標が設定されることの多かった社会保障分野について、今後は給付や利用者数の増加、『投資のリターン』等を目標にする方が馴染むと考えられる様になるのです。」と仰っています。ベーシックインカムと言う視点だけでなく、ナショナル・ミニマムと言う、より広い観点から社会保障を拡充させコストから有効な投資へ考え方を進化させ、科学技術の発展に伴う社会の急激な変化に人々の生活が脅かされることの無い様に、セーフティネットからこぼれ落ちてしまうケースが無い様に、生存権を全ての国民が自分たちの権利として行使できる様にしなければならないと思います。全ての国民が社会的貧困から免れ、現在の様な超格差社会が是正され、安心して結婚し、家庭を営み、子供を育てられる、人間らしい生活を送れる環境が改善されることが、日本を人口減少社会から救う唯一の処方箋なのではないでしょうか。お見合いプロフィールに少な目の年収を記入せざるを得ない状況が少しでも少なくなることを願う毎日です。今日は、この辺で失礼します。
ベーシックインカムが近年注目されるようになったのは、①貧富の差の拡大に関して「何かあったとき限定」での社会保障では担保しきれないこと、②社会保障制度の抱える問題として、公平な制度運営や生存権の考え方の進化があること、③AIの進化による失業増加が現実味を帯びてきたこと、の3点を述べさせていただきました。今日は「ベーシックインカムが導入されたら?!(完結編)」としてお送りいたします。 <ベーシックインカムのメリット>何と言いましても、現在の社会保障制度が抱える問題点として、全国で2000万人以上いるとされている「隠れた貧困層」を救う手立ての一つになるのではないか、と言うことだと思います。我が国は高度成長を遂げながらも、バブル崩壊後の「失われた20年」で負の側面が加速したと言われています。現実に生活保護レベル以下でありながら受給できずにいる「隠れた貧困層」への決め手としての対策が必要ですし、メリットとして充分期待できると思われるのです。二つ目は、生活保護の至急には各自治体の結構な時間と予算が割かれていますが、ベーシックインカムは無条件での交付となりますので、コスト削減に寄与することもメリットの一つと考えられています。三つ目は、「好きな仕事で食べて行かれる」状況を作り易くなることだと思います。ワークライフバランスを取りながら社会生活をより充実した毎日に変えて行くことに繋がると言う期待はメリットの一つだと思います。 <ベーシックインカムのデメリット>最初に必ずと言っていいほど問題視されるのが、「収入が増えて生活が安定したら、人は皆働かなくなってしまう」との意見です。これは、この制度の性格が「最低所得保障」ですから、これだけで悠々自適の生活が送れる筈もなく、せいぜい労働時間を減らすことができるレベルであり、「働かなくなってしまう=怠惰な国民になってしまう」心配には及ばないと思います。<財源はどうすれば良いか>これは懸念される材料として良く言われますが「財源をどうするの?」と言う意見です。その心配に対して、現在最も良く引用されているのが、経済評論家の「山崎元(やまざきはじめ)氏」の試算です。これによれば、年金・生活保護・雇用保険・児童手当や各種控除をベーシックインカムに置き換えることで、1円も増税することなく日本国民全員に毎月に4万6000円のベーシックインカムを支給することが可能であるとする内容を発表しています。もう少し具体的にご紹介すれば、日本の社会保障給付費は平成21年度で総額99兆8500億円であり、ここから医療の30兆8400億円を差し引くと69兆円となります。これを人口1億2500万人として単純に割ると月額4万6000円です。同じく経済学者で福祉財政論と生活経済学が専門の「小沢修司(おざわしゅうじ)氏」も月額5万円程度のベーシックインカム支給ならば増税せずに現行の税制のままで可能と試算しておられます。 <各国での取り組み>①フィンランドでは、2017年1月より、無作為に選ばれた失業者2000人に対してひと月およそ600ドルを2年間支給する、ベーシックインカムの試験導入が行われています。失業率が8.8%と深刻な状況であったことを踏まえ、新しい社会保障制度の可能性を模索することや、人々の生産性がどう変化するかを見極める、等の目的をもって試験導入されることになったものです。導入後の影響としては、数か月でシングルマザーが所得の増加により貧困から抜け出せた、失業者が思い切って起業できた、等が報告されているそうです。(出典:弁護士相談広場) ②カナダのマニトバ州では、1970年代にすでにベーシックインカムの導入実験が行われていました。「MINCOM(MinimumIncomeの造語)」と呼ばれ4年間パイロットプログラムとして実施されたのです。2011年に出された成果レポートでは、労働意欲の喪失ではなく、子どもや家族と過ごす時間が増えたり、10代の若者が家計を支えるために家の仕事を手伝わなくても良くなったことが影響して、良い意味で労働時間の減少が見られた。出生率の向上、犯罪率、子供の死亡率、家庭内暴力の件数が減少。他にも、メンタルヘルスの悩みも減り、中でも最も大きなインパクトがあったのが、交通事故や傷害に関連する入院期間が8.5%短縮したことだとの結果が出ています。この地域は農業に依存した地域で多くの世帯が農家を営んでいるそうです。農業は、農作物の価格変動や気候の変化などリスクを抱えています。そんな人々が多く住む地域に毎月決まって無条件に支給される所得は、彼らに経済的な安定と備えを提供したのです。カナダのハフィントンポスト誌は、当時のMINCOMを振り返り、「貧困を撲滅した」と評価しています!。(出典:DR!VE) ③スイスでは2016年にベーシックインカムを巡る国民投票が行われました。結果は、否決。予定月額はなんと28万円。高すぎるという理由で国民の賛同を得られませんでした。スイス国民は高すぎる設定額に、財政が立ち行かなくなる危機感を感じたのでしょう。(出典:EARTHLAB) <最後に>現在、「老後資金が2000万円必要」とする金融庁の報告書をめぐって連日大炎上していますが、そんなの今更何を言うの?以前から既にある程度分かっていたことでしょ?。もう誰もが制度破綻を感じている現行の社会保障制度を抜本的に改め、ベーシックインカムを導入することにすれば良いと思うのです。勿論、懸念される問題点もいくつかあるのは事実ですが、財源の問題の見込みがあれば、すぐにでもテストケースを始めるべきだと考えています。その財源ですが、あくまで個人的な意見としては二段階方式が良いと考えています。第一段階は山崎元氏や小沢修二氏の試算する様に、年金・生活保護・雇用保険・児童手当・障害者保証や各種控除を全てベーシックインカムに置き換えることによって、一切の増税なしで実現しようとするものです。それが上手くいって効果を検証した上でメリットがデメリットを上回れば、次に第二段階として①「通貨発行益(450兆円)の一部を充てる」②「景気刺激策としてのベーシックインカム費(4兆円/年)」③「公共事業費半減(-4兆円/年)」として実施し、最終的には全ての国民1人あたり15万円程度の給付額を達成できれば、生活にゆとりが生まれるのではないかと考えています。100年安心な社会保障制度はベーシックインカムの導入が唯一希望を持てる解決策なのではないでしょうか?!。金銭的にも精神的にも全ての国民が生活にゆとりを持つことができれば、男女の収入面での不安も解消し、結婚し易い状況が生まれ、婚姻率も必ず上昇するし、願わくば少子化対策としての有効性も期待できると「一石二鳥三鳥」の思いを強くしております。皆さんはどう考えますか?!。今日は、この辺で失礼します。
「日本の失われた20年」の間に貧困率15.6%、所得格差はOECD加盟国中でワースト8位になってしまった現実をお話ししているうちに腹立たしくも悲しい気持ちになってしまいましたが、もはや60年以上もの長きに渡り「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する(生存権)」の文言を直視することを避け、国の努力目標だと言い続けてきた歴史も含めて、何とか国民的な合意を取れるならば、今こそ生存権を国の義務だと認め、国民にその権利を保障し、ベーシックインカムの制度を我が国が率先して導入すべき時代だと思います。などと言うとご批判を頂戴してしまいますでしょうか?!。今日は「ベーシックインカムが導入されたら?!(後編)」と題してお送りいたします。 <朝日訴訟の影響>昨日ご紹介した朝日訴訟は社会的意義が大きかったことは事実です。例えば「プログラム規定説」と言われる国の努力目標に過ぎないとしながらも、あらためて生活保護制度が国民の権利であることが確認されました。特に勝利した第一審の判決では「健康で文化的な最低限度の生活とは『生物として、かろうじて生存できる程度の生活ではなく、人間らしく生活できるもの』でなければならない、保護費は低すぎる」として、さらに「国家には、人間らしい生活を保障する義務があり、財源のあるなしではなく、優先的に配分すべき」として、国による積極的な保障義務を認めた画期的裁判だったのです。当時「人間裁判」とも言われた、この我が国最初の行政訴訟は、正に人としての尊厳とは何かを正面から問いかけ、国民的議論を巻き起こし、生活保護費の大幅引き上げや生活保護行政そのもののあり方について改善が見られるなどの大きな成果をもたらしたのです。 <生存権の解釈>「プログラム規定説」に関しては既にご紹介した通りですが、生存権を定めた憲法25条の持つ法的性格については、逆の解釈も存在し「法的権利説」と呼ばれています。即ち、国民が国家に対し、必要な義務を講ずるよう要求する権利が保障され、国家もこれに応ずる義務があるという考え方です。この考え方には更に2つの考え方があります。①抽象的権利説国の法的義務を規定したものであるとする説ですが、具体的に生存権を実現するためには法律による具体化を待たねばならず、国民一人ひとりが25条に基づいた直接の請求を行うことはできないとする、個人的には腑に落ちない考え方ですが、学説ではこの解釈が有力なのだそうです。 ②具体的権利説同じく、国の法的義務を規定したものであるとする説で、具体的に生存権を実現するためには法律による具体化を待たねばならない、との解釈は一緒ですが、各々の国民は国の立法不作為に対して25条を根拠に違憲確認の訴えを起こすことができると言う点で、一歩踏み込んで権利を認めようとする考え方です。 実際に裁判で採用された「プログラム規定説」を含めて幾つかの考え方があり、生存権をより積極的な国の義務として認めさせようと、21世紀に入ってから沢山の行政訴訟が提起され、現在9ヶ所で100人以上が原告となって裁判が継続中です。これらは「第二の人間裁判」とも呼ばれ、国家賠償責任を問う行政訴訟の大きなテーマになっているのです。 <ベーシックインカムの必要性>繰り返しになりますが、ベーシックインカムとは、別名「最低所得保障」とも呼ばれ、年齢・性別・所得の有無を問わず、すべての人に所得保障として一定額の現金を支給する制度のことです。平たく言えば「全ての人が最低限の生活を送れるように、そのための収入を無条件で政府が支給する」制度だと言えます。つまりこれも昨日の繰り返しになりますが「何かあったとき限定」での公的扶助とは全く違うということです。日本では希望の党が先の衆議院選挙で公約にしたことで議論の広がりを見せていますが、世界では意外に古く18世紀には存在していたと言われています。近年注目される様になったのには理由があります。①貧富の差の拡大高度な情報化によって経済のグローバル化が進み、貧富の差が著しく拡大したこと。特に生活保護の条件を満たさない、ワーキングプアといわれる貧困層の拡大は深刻な社会問題となっており、「何かあった時限定」の社会保障では担保しきれない現状があります。 ②社会保障制度の抱える問題社会保障に関しては、日本だけでなく世界的に制度の複雑化、厳格化が進んでおり、生活保護受給者が、いざ仕事を始めると、却って収入減になると言った矛盾点もあり、公平な制度運営そのものに問題を抱えています。更に「生存権」の考え方も様々な議論を重ねつつ進化していると言えます。 ③AIの進化による失業増加そして何よりもAIをはじめとする関連技術が飛躍的な進化を続ける現在、もう近い将来、人間が行っている仕事が代替されて急激に失業が増加してしまうのではないかという世界的な不安が現実味を帯びてきました。テスラCEOのイーロン・マスク氏やフェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏など、シリコンバレーの著名人も続々と支持を表明しています。 しかし、いざ現在の経済状況でこの制度を導入しようとすると様々な困難が立ちはだかってくることも知られる様になってきました。やはり前・後編の2回では書ききれませんでしたので「完結編へつづく」とさせていただきます(笑)。今日はこの辺で失礼します。
毎日、会員の皆様と婚活をさせていただいていますと、男性の「収入」がネックになり、お相手の女性会員からお見合い承諾の良いお返事を中々いただけないケースが多々あることも事実です。仮にベーシックインカムが導入されれば、男性が「収入」を理由に残念な思いをすることが減るのではないでしょうか。これからはAIがどんどん生活の中へと入ってくることは必然でしょうし、事実そうなって来ています。2015年に英・オックスフォード大学と野村総研の共同研究で発表された「代替可能性が高い100種の職業」と「代替可能性が低い100種の職業」が話題になったのは記憶に新しいことです。果たしてAIにより仕事が奪われてしまうか否かは別として、近年いくつかの国々で支給対象やエリアを絞っての試験的導入がすでに始まっていることもあり、今日は「ベーシックインカムが導入されたら?!(前編)」と題してお送りしたいと思います。 <ベーシックインカムとは>ベーシックインカムとは、別名「最低所得保障」とも呼ばれ、年齢・性別・所得の有無を問わず、すべての人に所得保障として一定額の現金を支給する制度のことです。現行の社会保障制度では「何かあったとき限定」で公的扶助が受けられる仕組みがありますが、実際は審査が厳しく、満足いく額を受給できない場合があったり、全く支給されなかったり、その割には不正受給が横行するなど、憲法で保障されている「健康で文化的な最低限度の生活」を送るべくして送れない人も沢山いると聞き及びます。そこで、誰でも最低限度の生活保障が受けられるベーシックインカム制度に近年注目が集まっているのです。現に、世界の国々の中では支給対象やエリアを絞っての試験的導入がすでに始まっています。 <生存権はプログラム規定>我が国の憲法では、その第25条1項で「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する(生存権)」を規定しており、2項では「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」として、本来は、生存権を保障するための社会保障政策を国に義務付けています。しかし1967年(昭和42年)最高裁判決の朝日訴訟以来、司法の判断は「生存権については、個々の国民に具体的な権利を保障したものではなく、国の政治的・道義的な努力目標を定めたプログラム規定にすぎない」との立場を取り続けています。 <貧困と格差>厚生労働省の調査によると、現在生活保護の受給者は2017年5月の時点で約164万世帯、約213万人おり、「貧困率」は15.6%(ひとり親世帯では50.8%となっており、先進国の中では最悪のレベルに近い。)となっています。総務省の人口統計では、2019年5月時点での人口が1億2620万人ですので、約2000万人弱の人が貧困生活を強いられていることになります。この貧困率の算定基準となるのは可処分所得の金額になりますが、1人当たり可処分所得は年間245万円(2015年統計)で、この半分以下の所得世帯を貧困層と呼んでいるのです。年収122万円ですよ!。どうやって生活するのですか?!。何とバブル崩壊後1997年からの20年間で52万円も下がったのだそうです。一方で経済格差的にはどうかと言いますと、ユニセフ調査による日本の所得格差レベルはOECD加盟41カ国中8位、先進国の中でワースト8になるそうです。それこそ1970年代は「一億総中流社会」などと言って、日本国民の大多数が自分達を中流階級だと考えていた訳ですが、もう遥か昔の思い出ばなしに過ぎないのです。ちなみに、お隣り中国では鄧小平の開放政策により、この20年間で実に6億人が貧困から免れ、先進国の中流階級並みの生活を送っているそうです。巷では「日本の失われた20年」と呼ばれていますが、我が国の貧困と格差の状況が厳しさを増しているのが実感として伝わってくる感じがいたします。書いているうちに頭皮から湯気が沸きそうです(笑)。今日は、この辺で失礼します。
個人的な事で恐縮ですが、昨日18日(火)は小生の誕生日でした。友人や教え子、元同僚の皆さんから沢山のお祝いメッセージを頂戴し、感謝感激いたしました。そこで、新たな一年を迎え、初心に帰り、「婚活茨城!仲人ひきうけ隊」を運営する「FarmA,Inc.」としての「道しるべ」を作成することにいたしました。これは現役時代、長年仕事をさせていただいた(株)日本HPの企業理念である慣れ親しんだ「HPWay」の精神をそのまま生かしたものになっています。 <OurWay>「OurWayとは、私達は男女を問わず、良い仕事、創造的な仕事をやりたいと願っていて、それにふさわしい環境に身を置けば、誰でもそうするものだという信念に基づいた方針であり、行動規範のことを包括した言葉です。」私たちはOurWayを大切にし続けることで「尊敬と信頼」を築こうとする企業文化を創造して行きます。 <HOUSHIN>・お客様からの尊敬と信頼を獲得する(CustomerLoyalty)・顧客の立場でニーズを把握し問題を解決する(SolveCustomerProblems)・人と社会に貢献する(SocialContributions)・適正な利益を確保する(FairProfit)・日々楽しく遣り甲斐を感じる(Worthwhile)・マネジメント経験を生かす(ManagementExperience)・性善説を通す(InherentlyGood)・心の機微に触れる(SubtletiesOfMind)・喜怒哀楽を身近に感じる(Emotions)・結婚相談所業界でのリーダーシップを発揮する(MarketLeadership)・たゆまない成長を続ける(ContinuousGrowth)・充実のITデバイスで高効率な婚活を実現する(EfficientActivity)・主体性を支えるパートナーに徹する(PartnerToSupportInitiative)・常に会員の幸せに奉仕する(ServeYourMembers'Happiness)・働く人へのコミットメントを守る(EmployeeCommitment)・良き市民たれ!(GlobalCitizenship) これからも「FarmA,Inc.」そして「婚活茨城!仲人ひきうけ隊」をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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