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BLISS PARTNER
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※この物語は実話にもとづいては居りますが、あくまでフィクションとしてお読みください。 膠着状態もついに8日目となっていました。6月17日の午後に先方相談所とやりとりして、お相手の鈴木様(仮名)の気持ちを尊重し、こちらが最大限の譲歩をしたことで、7月1日に改めて話し合うことになりました。今日は、あるお見合いの顛末(その12)をお送りいたします。 お相手の鈴木様が現在予定されているお見合いを消化する間、この先約二週間はこの“果たされない初デート”を棚上げにした訳ですが、田中様(仮名)も私も毎日のコミュニケーションの中で、どうしても一言二言は触れずにはいられませんでした。「ペナルティーが嫌ならとりあえず会って直ぐに引き上げてこい!それでアリバイ成立だから!と先方仲人が鈴木さんに吹き込むことが容易に想像出来ます。ペナルティーの有無はさておき、1ヶ月半も先の初デート、二時間のピンポイント提案、お見合い予定がないはずの1ヶ月間の空白(6月30日~7月28日)、この辺りは交際の意志がない証拠として充分な追及要因になりうると考えます。また進展ありましたら何卒よろしくお願いいたします。」「そうですね、取り敢えず7月1日(月)に改めて連絡があると思いますが、それまでは先方から何か言ってくれば別ですが、暫くは腹の立つやり取りをせずに済むのかな、とは思っています…。それよりも鈴木様との事で田中様の婚活が滞ってしまう事が心配です。どんどん他の素晴らしい女性へのお見合い申し込みもお待ちしています!。よろしくお願いいたします。」 そして、約二週間の(平和な?)時が流れ、7月1日の打合せ当日を迎えました。前回の話では、「鈴木様の残り7件のお見合いが6月29日に終了する予定なので、その後の7月1日(月)に再度打合せを行い、田中との交際希望を確認し、やはり意思がない場合は違約金を支払って終了とする。」ことになっていました。しかし、先方相談所からは一向に連絡が来る様子はありませんでした。もしや自然消滅させようと言う作戦なのか?!と言う考えが頭をよぎり出した頃、夜の18時少し前に1本の電話が入りました。「テリブル緑山の山本(仮名)です。鈴木は7月も忙しいのですが、お会いしたいと言っています。候補日を2つあずかっています。」との簡単な内容に加え、次に1通のメールが届きました。「お世話になっております。佐藤様のデートの候補日です。21日午前中、27日午前中、よろしくお願いいたします。」何と!!これだけ!!。6月10日に交際成立してから早21日目、先方の事情を最大限に尊重して待っていた相手に、こ、これだけ???。テリブルみどりやまぁぁぁぁぁ。すぐに返信いたしました。「いただいた7月下旬のピンポイント候補日をそのまま田中へ伝えるには抵抗を感じます。ここまで日程をお待ちしている田中の気持ちになって見れば、散々そちらのスケジュールを優先して差し上げているのに、何コレ?!初デートなのに優先順位が低すぎる!と感じてしまうと思います。鈴木様から田中へのお気遣いのメッセージとかは何もないのでしょうか?。多分このまま、この事実だけを伝えても良い感じには決してならないと思います。流石の田中も誠意の無さに失望してしまうのではないでしょうか。如何思われますか?。」 すると、それから1時間経ってから、また1通のメールが届きました。「鈴木より、田中様へ。その節は、大変不愉快な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。活動を始め不慣れでよく理解をしておらず、田中様には大変ご迷惑をお掛け致しました。社会人としても大人としても、未熟な私ですが、もう一度お会いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。7月は、21日、27日の午前中にて如何でしょうか。もしご都合が難しい場合は、田中様のご都合の良いお日にちをお聞かせくださいませ。よろしくお願いいたします。」仲人の山本様が書かれた文章なのでしょうが、仕方なく書いた、気持ちのこもってない、違約金さえ逃れられればそれで良い、と言う内容が透けて見える稚拙な文章です。 取り敢えず、先方からの反応を田中様へ伝えなければならないと感じ、そのままの文章を私からの返信文を含めてメールし、「開いた口が塞がりません!」と途中報告を入れたのです。今日は、この辺で失礼します。
※この物語は実話にもとづいては居りますが、あくまでフィクションとしてお読みください。 テリブル緑山の山本様(仮名)は、「7月16日(日)の午前中に鈴木様(仮名)と個人面談を行い、直ぐに結果報告をいたします。」そう言ったきり、またもや約束を守らず、私の腹の虫が収まらない状態が続きましたが、17日(月)の午後になって、何とごく普通に?!電話がかかってきました。以下はその内容を文字起こししたものです。----------------------------------------先方仲人:お世話になっております。テリブル緑山の山本と申します。私:お世話になっております。昨日(16日)の鈴木様との面談は如何でしたか?先方仲人:昨日の午前中に鈴木と長い時間面談をいたしましたが、その後一日中、他のお客様への対応が詰まっていて、内容の報告ができませんでした。私:それで鈴木様のお気持ちは何と仰ってましたか?。先方仲人:交際を承諾した後にファーストコールに出なければならないシステムを理解してなかったそうです。その日は遅くまで仕事をしていて、知らない番号から電話がかかってきたことは分かっていましたが、交際を承諾した田中様からの電話だとは思いませんでした。私:お見合いのシステムを良く理解していなかったと言うことは、説明していなかったことと同じじゃないですか?。先方仲人:説明はしましたが、理解できていなかった様です。確かに説明していなかった事と同じですね。私:ところで、鈴木様の気持ちはどうなのか本当のところを聞かせて貰えませんか?。先方仲人:鈴木と随分と長い時間話しましたが、彼女は田中様とのお見合いを嫌な感じが残らなかったので、もう一度会ってみようかと、ほんとに軽い気持ちで仮交際をOKしたと言うことの様です。随分話し好きな方だなとの印象があったそうです。私:これから先の事を話さなければいけないと思うのですが、田中は鈴木様の気持ちを尊重したいと申して居りますが、鈴木様はどうしたいと思っているのですか?。先方仲人:正直なところを言えば、田中様とお会いしてから、もう4人の方とお見合いして、2人はお断りをし、お一人の方とは仮交際をすることになりました。でも田中様にはファーストコールに出なかったり、僅か1時間の初デート日程をメールしたり、今回申し訳ないことをしてしまったし、入社間もない社会人としては違約金が発生するのも困るので、もう一度お会いしたいと思います。と言うのが本音だと思います。私:今、お聞きしていると「会いたい」と言う一番大切な部分が抜けている気がしたのですが、もし、そこの気持ちが無いのにお会いしても意味がない気がいたしますし、ただの違約金逃れにしか聞こえないのですが、正直なところ、どう感じますか?。先方仲人:初めてのお見合いで、お会いしたばかりなので、好きと言う感じではないものの、嫌な印象もなかったので、もう一度会って見ようか、くらいの気持ちが正直なところだと思います。私:実は一昨日、田中からある提案がありました。それは、次の二つです。①鈴木様が優先した7件のお見合い全てを終わらせてもらい、自分が誰と交際したいのか考えてもらう。②その結果、やはり田中と交際したいと言う気持ちがある場合は、改めて初デートを検討しましょう。非常に感動ものの提案内容だと思いますが、如何でしょうか?。先方仲人:確かにそう思います。鈴木にご提案を伝える様にします。現在の予定ですと6月29日が今のところのお見合いの最後ですので、そこまで交際の日程を空欄にしておくことになりますが…。あと初デート無しに交際が終了になった場合に違約金が発生するのは新入社員の鈴木には正直しんどいかも知れません。私:日程を空欄にしておくのは珍しいケースですが、特に問題ないでしょう。違約金の件は、もしお会いしないで交際終了になった場合は、当然お支払いいただく事になりますが、会いたい気持ちが無いのに違約金逃れで初デートするのは田中へも失礼だと思うし、仮にルールを理解していなかったのが本当だとしても、これ迄の5回のコールに出なかったこと、1時間初デートをピンポイントで提案したこと、ファーストコールへの折り返し通話すらいただけなかったこと、等々を考えれば、そこは違約金は当然支払われるべきかと思います。それでは、6月最終日にもう一度、今後の話し合いをいたしましょう。先方仲人:7月1日が月曜日なので、そちらの方が良いかもしれませんね。私:はい、では1日(月)にご相談をいたしましょう。先方仲人:では。----------------------------------------やっと本音の部分が出てきたと思いました。ある意味想像通りですが、次の事が発覚いたしました。①先にプレ交際を決めていた田中様との初デートを蔑ろにして、他の方とのお見合いやプレ交際を優先させていた。②「入社間もない社会人としては違約金が発生するのも困るので、もう一度お会いしたいと思います。」と言う、正に違約金逃れの対応だった。③鈴木様の残り7件のお見合いが6月29日に終了する予定であること。そして7月1日(月)に再度打合せを行い、田中との交際希望を確認し、やはり意思がない場合は違約金を支払っていただいて終了とすることを確認したのです。 これらを田中様へ報告し、更にその時の様子をメールいたしました。「先方仲人様との電話は30分くらい話していましたので、実際にはもっとたくさんのやりとりがありました。最初は特に悪びれる様子もなく建て前ばかりを話すので、「最初から7件のお見合いのことを隠さずに打ち明けていれば、こんな状況にはなっていないと思いませんか?もう建て前で話すのは無しにしましょう。」と促した後に、やっと本音を話し出した感じです。しかし、聞けば聞くほど、その内容の身勝手さに途中で話すのをやめたくなりました。一応、7月1日に再度今後の話をすることにいたしましたが、正直もう関わるだけ時間の無駄の様な気がいたします。他の方との出会いをどんどん進めましょう!!。」「辛抱強くご対応いただきありがとうございます。もう呆れて笑うしかありません…。ファーストコールは私二日にわたってかけているので、初日によく解らない人から連絡あったとしても二日目で察しがつきますよね。そして安心トークにもメッセージ入れているのに彼女は無視してます。極めつけはこれだけお見合いでいっぱいいっぱいと言っておきながらちゃっかり仮交際成立させていますよね。じゃあその人は7月28日より後に会うことになるのですかね。お見合いが6月29日に消化しきれるという事は7月28日までの1ヶ月の間が説明付かないですよね。言い訳が雑過ぎてそういう意味で癇に障ります。もうペナルティ逃れで仕方なく会うのが見え見えです。」「はい、突っ込みどころ満載の言い様に、呆れて通話終了ボタンを押したくなるのを我慢していました。今日の内容で先方の目的は一つだと思いました。それはたぶん、“如何にペナルティ無しでこのまま交際終了に持ち込むか!”です。ペナルティの話は先方が持ち出すまでこちらからは触れませんでした。故に関心の高さが透けて見える感じがいたします。」「解りました、引き続きよろしくお願いいたします。それと今後は先方仲人の会員とは関わりたくないので、もし同じ相談所の会員へ申込んでしまった場合は止めていただければ幸いです。…それにしても新社会人だから支払いが難しいって。これだけ迷惑かけておいて、実に厚かましい考えですね。まったく呆れます!。」「はい、了解いたしました。同じ相談所への申し込みは止めさせていただきますので、ご安心ください!。たぶん口では申し訳ないと言ってますが、違約金逃れの行動を平気で取っていると言う事は、本当に迷惑をかけているとは思ってない証拠だと思います。先方仲人の言葉の中に何度か出てくる『本当に軽い気持ち』なのでしょう...。」「今晩も熱くなってしまいましたが、22時をとっくに過ぎていますので、そろそろ終わりにいたしましょう。」「また明日よろしくお願いいたします。お休みなさい。」長い一日でした…。今日は、この辺で失礼します。
※この物語は実話にもとづいては居りますが、あくまでフィクションとしてお読みください。 昨夜、田中様(仮名)から、何と鈴木様(仮名)が予定されている7件のお見合いが終了するまで待ってから、交際する気持ちがあるか否かを確認しても良いと言う、正に‟神対応”の申し出をお聞きし、この素晴らしいアイデアに感動し、朝一番に賞賛のメールを書くことにいたしました。今日は「あるお見合いの顛末(その10)」をお送りいたします。 田中様の申し出に、ついつい私も長文になってしまいました。「素晴らしいですね!。実は先ほど思ったのですが、先方が昨日まで隠していた事を全て白状しているとは考え難い気もしたのですよ。そもそも7月28日の2時間だけと言ってきたのは7件の見合いだけなのかどうかは知る由もありませんが、少なくともその全てよりも優先順位が後回しになっていたことは事実な訳です。だとすれば、仰る様にやはり時間を置いて、少なくとも先方が優先しようとした7件のお見合い+何かの事情?を全部済ませてからにしてもらう方が良いのかも知れませんね。鈴木様も「お見合い」がどういうシステムなのかを理解されるでしょうし、当然、田中様と他のお相手との比較もされるでしょう。自分はいったい誰と交際したいのかをきちんと考える時間にもなる気がいたします。それに何よりも、こちらの度量の大きさ、懐の深さを示すことになります。普通だったら‟感動もの”の提案のはずですよ!。そんな感受性をお持ちの方なのか否かをこちらが判断する材料にもなると思います。先方が明日の日曜日の面談で、交際継続の希望を出した場合には、それを言葉通り受け取り性善説で行動するなら、今の鈴木様を身動きが取れない苦しい状況から解放してあげることが、結局は太陽の光で優しく暖めて自らコートを脱ぐことに繋がるかも知れません。少なくともサクラなんかじゃないとすれば、この数日何をどう考えていたのか否か、本当の気持ちを話していただくための効果的な呼び水になると思います。ペナルティ逃れか否かの件は交際希望が出た後で、こちらのホッとする提案を聞いてからの鈴木様のメール内容やその後の行動やらで、察しがついてしまうのかも知れません。一石二鳥三鳥になると思います。是非、その方法でいきましょう!。」 そして明くる日曜日、先方は午前中に面談を終えて、すぐに結果を報告してくれる約束でしたが、何とその日の先方の営業時間20時を過ぎても連絡をいただくことはありませんでした!。僅かでも期待していたこちらが間違っていたのか、腹の虫が収まらない誠意の無さを感じました。しかし、“神対応”されている田中様の婚活を、これ以上ストップしたままにしておく訳にはいかないと言う思いで、仕方なく先方仲人へメールだけは入れておきました。「お世話になっております。午前中の鈴木様との面談は如何でしたでしょうか?。先日のお電話で申し上げた通り、そちら様の意思を尊重させていただきたいと存じますが、田中の活動を止めたままで置く訳にも行きませんので、本日より、お見合い申し込みを再開させていただきましたのでご了承ください。よろしくお願い申し上げます。」 田中様へも報告を入れました。「本日の午前中に先方仲人様と鈴木様との面談が行われたと思われますが、残念ながらその結果報告は届いておりません。状況が分かり次第連絡を入れさせていただきます。」「直ぐに報告すると言っていたことすら守れないのですから、あちらの相談所は…所詮他人事なのでしょうね。」「何か良く分かりませんが、とても報告できる内容じゃないレベルの話なのか、面談自体が行われなかったかの、どちらかではないでしょうか?。まあ、先方の出方を待つしかありませんね。」「それにしても普通何かしら連絡はしますよね…ずさんですね。」「本当に良く理解できません...。それでも相談所を営むことが出来ていると言うのは、何か秘訣があるのかもしれません。」結局、既に日曜日も日付が変わろうとしています。田中様も私も、期待しては裏切られの繰り返しに、もう呆れ果ててしまいました。せっかくの“神対応”が先方へは伝わらなかった事が悔しくてたまりません!。今日は、この辺で失礼します。
※この物語は実話にもとづいては居りますが、あくまでフィクションとしてお読みください。 初デートも決まらないまま四日目の膠着状態も日付が変わり、五日目に突入しようとしていました。冷たいシャワーで頭を冷やして、田中様(仮名)が鈴木様(仮名)をサクラではないかと真面目に仰ったことに、申し訳なさ、情けなさを感じながら、お約束した通り、とにかく正攻法で先方仲人の考えをただして見る事にしようとメール書こうとしていました。今日は「あるお見合いの顛末(その9)」をお送りします。 すると、何と、初デートの日程を鈴木様と調整後に私へご提案いただきたいと申し上げてから、またもや連絡が途絶えていた先方仲人様から、実に惚けた返信が送られて来ました…。「テリブル緑山の山本(仮名)です。本日、田中様へ日時のご連絡をした様でございます。よろしくお願いいたします。」この仲人にして、この会員あり!。面倒なトラブルから‟我関せず”とばかりに、逃げ腰なのが明らかに分かる言い方です!。先ほどの田中様の心中を察しながら冷静に言うべきことを伝えなければとメールを返しました。「お世話になっております。実は残念なご報告があります。今晩、鈴木様からショートメールが送られてきたそうです。内容は『申し訳ありません。6月29日(土)11:00~12:00しかありません。』とのことでした。直ぐに田中からクレームの電話を受け、延々とIBJのクオリティについて叱責を頂戴いたしました。田中が申しますに、『本来活動前に理解しておくべきルールやマナーがごっそり抜け落ちていて、恐らく自分の何が間違っているのかさえ自覚していないと推察します。』憤りを感じるのも、尤もだと思いました。あれ程、止めていただきたいと念を押した直接のアプローチを敢えて行い、しかも電話ではなくショートメール、更に通常は2時間が恒例の初デートにも関わらず、日付指定&時間指定のピンポイントすぎる要求。付け加えれば、システムには何度もログインされているのに鈴木からのファーストコールを5回とも無視した件、翌日の再度の電話にもお出にならなかった件、折り返しコールを一度もいただいてない件、等々枚挙にいとまがありませんが、それら全てに対して特に礼儀を弁えた謝罪もなし…。この様な非礼を仲人様がご指示なさるとは到底思えませんでしたので、こうして夜な夜なご報告のメールを書かせていただいています。仲人様へお願いを挙げさせていただきます。①鈴木様と仲人様で、メールではなく直接ご面談いただき、改めて本来のルールやマナーをご指導いただきたいと思います。②本当に田中とお付き合いしたいとのお気持ちがあるのか否かをご確認ください。③もし、あるとすれば優先順位をあげて、初デートの日程をご調整ください。④もし、乗り気でないのであれば、別途ご相談ください。⑤かなり異例ですが、暫くの間、鈴木様⇔先方仲人様⇔私⇔田中の情報ルートを必ずお守りください。以上、ご報告とお願いを申し上げました。何とぞご配慮いただき、お二人のご縁を無駄にしないためにご努力とご協力を、心よりお願い申し上げます。」 すると、またそこから連絡が途絶えてしまいます…。仕方がないので、ほぼ丸一日経った夜に、やんわりと催促のメールを入れました。「お世話になっております。昨夜、お送りしたメールにて5項目の検討事項をお願い申し上げましたが、ご検討いただきましたでしょうか。万事ご配慮の上、リプライをいただきたくお願い申し上げます。」 すると、今度は直接電話が入り、約10分ほど話しました。内容は次の通りです。----------------------------------------先方仲人:「テリブル緑山の山本です。正直に申し上げれば、鈴木は入会直後で良くシステムを良く理解できてないうちにお申し込みを始めたところ、次々に7件のお見合いが成立してしまいました。仕事で新入社員の入社後研修中とも重なり、調整がつかなくなってしまいました。もう田中様のお気持ちもあれかな?と思ってお電話しました。」私:「鈴木様の田中へ対するお気持ちは正直なところどう思われているのですか?。」先方仲人:「把握できていません。」私:「面談のご予定はあるのですか?」先方仲人:「16日(日)の午前中に会って話をする予定にいたしました。」私:「それでは、その結果をご報告いただけますか?。」先方仲人:「勿論、直ぐに報告させていただきます。田中様もお待ちいただけるでしょうか?。」私:「現状がクリアになること、鈴木様の本音をお聞きしたいでしょうから、その旨を申し伝えさせていただきます。どうか、積極的に仲人様が関与されて、鈴木様のお気持ちと行動を整理してあげて下さい。よろしくお願いいたします。」先方仲人:「今回はご迷惑とご心配をおかけしまして、誠にすいませんでした。田中様へ、くれぐれもよろしくお伝えください。」---------------------------------------- と言う事でした。流石にまずいと思ったのか、今迄になくきちんとした内容に、少しだけトンネルの先に明かりが見えた気がいたしました。直ぐに田中様へ報告をいたしました。「先方仲人様は、16日(日)の午前中に鈴木様と面談をした上で正直な気持ちの確認を行うそうですので、お待ちしてみては如何でしょうか?」「解りました。どうなるにせよ鈴木さんのことは暫く考えたくないので、それでかまいません。遅くまでご対応いただきありがとうございます。ここまで来て彼女が交際継続を希望するとは思えませんが、もし交際終了を持ち出さないのであれば、まず7件のお見合いを済ませた上でなお交際の意志がある場合にあらためて考えましょう、とするのがベターではないかと思います。鈴木さんも、私をよく解らないまま勢いで交際希望を出してしまった可能性がありますし、たくさんの方をよく見比べてご判断いただいた方が納得のいく結果が得られるかと思います。」何と鈴木様が予定されている7件のお見合いが終了するまで待ってから、交際する気持ちがあるか否かを確認しても良いと言うのです。正に‟神対応”です!。この言葉を聞いたら、鈴木様は今度こそ田中様のことを惚れてしまうのではないでしょうか?!。この素晴らしいアイデアには、朝一番に賞賛のメールを書こう、と思いながら深夜に渡る業務を終了といたしました。今日は、この辺で失礼します。
※この物語は実話にもとづいては居りますが、あくまでフィクションとしてお読みください。 交際成立後、四日目の膠着状態が続く中、田中様(仮名)との打合せ後、19時過ぎには先方仲人様へ再度提案のメールをいたしました。しかし、先方相談所の営業時間20時を過ぎても、“音無しの構え”は続きました。今日は、「あるお見合いの顛末(その8)」をお送りいたします。「お世話になっております。先ほど、田中からその後の状況確認の連絡が入りました。今のところ鈴木様(仮名)からの改めてのご連絡はいただいてない、との事です。実は事態が何も進まない事に、田中も少々センシティブになっております。先のメールでもお願いいたしましたが、仲人様と鈴木様でご調整いただき、私へ調整後の日程をご提案いただきたいと存じます。お二人の事を考えての判断です。ご配慮の上、ご了承いただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。」すると、その直後に先方仲人様ではなく、田中様からメールが入りました。「今度は6月29日、午前中の1時間をピンポイントで提案してきました(笑)。どうしましょうね…。」「そうですか、直接連絡を入れない様に念を押したのですが、申し訳ございません。初デートは1週間から10日以内にお会いするのがセオリーですが、6月29日(土)でもギリギリ許容範囲かも知れませんね。ところで、この連絡は電話でしたか、それともショートメールですか?、他の候補日はありませんでしたか?。肝心のお詫びの一言はありましたか?。」「SMSです。申し訳ありませんと冒頭にありますが、何に対してなのか解りません。候補日はこの1時間だけです。交際の意味が解ってないのでは?。本当に付き合いたいんですかね…全然そう見えませんけど。」「これはペナルティを払いたくない為の苦し紛れの回答で間違いないでしょう!。先方仲人は、関わるのを避けて29日でのお二人の直接交渉で納めたいと思っていると思います。6月29日(土)にお受けするか否かは田中様のお気持ち次第です。ちなみに初デートは2時間くらいが普通ですね。ちなみに1時間と仰いましたが、時間指定されていたのですか?。早朝ですと当然行くのが大変ですし、場所はこちらから提案できますが...。時間指定がなく1時間との条件であれば、ギリギリ了承の範囲内ではありますね。もう少し時間に余裕が欲しいと言うことも可能だとは思います...。いづれにしても出来る限り希望に沿う様にいたしますので、ご指示ください。よろしくお願いいたします。」「ですよね…。時間は11時から12時で指定されています。まだ考えていますが、率直な気持ちとしては、東京へ行ってお茶して帰るならまあやっても良いかな、くらいではいます。それこそ茨城側に来て貰えるならありがたいですが、どうせ無理でしょうから…。」「であれば先方からの提案内容を、仲人へどう思うのか、ただして見るのも良いかも知れませんね。それでも先方が“糠に釘”状態なら、①場所を茨城にして交渉する。②田中様から夕方にご提案いただいた『双方ペナルティ無しでの終了』を提案する。を選ぶのは如何でしょう?。何れにしても、もうお会いしたくない感じですよね?!。」「そうですね、はっきり言って会いたくないです。候補日が一日だけ...しかも一時間の時間指定というのも不誠実だと私は受けとりました。しかもこちらが会いに行くのに…。是非、聞いて見て下さい、お願い出来ますでしょうか。」「はい、了解いたしました。今晩中に先方へメールさせていただきます。明日状況を報告いたします。お疲れ様でした。」 例によって22時を過ぎてしまい、やれやれ、今日も事態を良い方向へ進めることが出来ずに申し訳なかったな…。と反省しながらシャワーを浴びようとしたところ、田中様からまたメールが入りました。「実は…、一つ気になっているのが、彼女がサクラじゃないかという可能性です。考えたくなかったのですが、お見合いに即決したことや、お見合い後のこのやる気のなさ、お見合いとのギャップ、多忙の理由の拙さ、わざとこちらが受け入れ難い様に、やたら時間を区切りたがる、キャンセル料目当てのサクラと仮定すればしっくり来るのですが、不自然過ぎます。ご一考ください。」「そうですね、そう言われてみれば不自然なことが多過ぎますね。仮にサクラだとして、先方に何の得なことがあるのかを考えて見ますと、正直思い当たらない感じもいたします。とにかく正攻法で先方仲人の考えをただして見る事にいたしましょう...。田中様が他に何か別の方法をとりたいと仰るのであれば、私は従うつもりです。いつでも仰ってください!。」「承知しました、考え過ぎかもしれません。引き続きよろしくお願いいたします。」「これから、先方が申し訳ないと思い、心情的に受け入れ易そうな文章を考えようと思います。北風と太陽の正攻法で行ってみます。今朝、鈴木様から届いたメールを私へ転送しておいていただけませんか?。一応、正確に内容を把握しておきたいので、よろしくお願いいたします。」「そのメールでしたら、『申し訳ありません。6/29の11:00-12:00はいかがでしょうか。』これだけです…。」「えっ!たったこれだけですか?!。了解です。ありがとうございました。お休みなさい。」 明日こそ、何とかしなければ!。冷たいシャワーで頭を冷やすことにしました。今日は、この辺で失礼します。
※この物語は実話にもとづいては居りますが、あくまでフィクションとしてお読みください。 プレ交際が成立し、せっかくのご縁を大切にしたいとの願いも叶わないまま、初デートも決まらず、お相手の鈴木様(仮名)は勿論、先方仲人様からの連絡も途絶えがち…。今日は「あるお見合いの顛末(その7)」をお送りいたします。 「初デートの日程調整をしています。」との連絡があって、更に丸一日が経った日の午後、業を煮やして、こちらから、当の先方仲人様へ連絡を入れました。「お世話になっております。その後、鈴木様とのお話は如何なりましたでしょうか。ご連絡をお待ちしております。よろしくお願いいたします。」すると、まるで他人事の様な無責任な返事が返ってきました。「テリブル緑山の山本(仮名)です。鈴木には現在お会いできるお日にちを再度検討し、近いお日にちでお会いできるよう話をし、田中様(仮名)とやり取りする旨の報告は受けております。よろしくお願いいたします。」出ました!鈴木様へ丸投げです…。いったいこの丸一日の無駄な時間は誰のせい??。「昨日から、丸一日経過しておりますが、鈴木様からは、その後何もご連絡をいただけてないようです。仲人様が報告を受けられたのは昨日の何時頃でしたでしょうか。お聞かせいただけますか?。」「昨日の夕方17時でございます。」 苛立ちを押さえながらも、何とかしたい一心で、踏み込んだメールを送りました。「田中から何度か連絡を貰っていまして、昨日の午後に仲人様から『今一度予定の調整など提案いたしております。日程確保まで今しばらくお待ちくださいませ。』とのご連絡をいただきましたことを伝えております。現在までにご本人様から何もご連絡をいただけてないことは先ほどお伝えいたしました。仲人様が鈴木様と直接お話しされたのが昨日の17時だと言うことですので、恐らくこのままですと鈴木様から田中へのご連絡はいただけないのではないかと危惧いたします。日程を調整された結果を本日中に仲人様からご提案いただきたいと存じますが如何でしょうか。弊社会員の田中へ事態の報告が出来ずに苦慮しております。何とぞ事態の打開へのご努力とご協力を重ねてお願い申し上げます。」 すると、先方仲人様の責任逃れの対応が加速してきます。1時間後に後ろ向きのメールが来ます。「テリブル緑山の山本(仮名)です。この時間帯から夜にかけては鈴木も仕事だと思いますので、少し手が空いている時間に、でなければ仕事終わりに、田中様へ予定の調整をし、連絡する事の旨を伝えました。本日中には田中様へ連絡をさせますのでよろしくお願いいたします。現在の鈴木の詳しいスケジュールまでは弊社では把握しておりませんので、今のこの時点では鈴木の都合の良い日時は私は把握しておりません。ご了承くださいませ。よろしくお願いいたします。」 何か日本語が不自然になっています...。もう先方仲人様のキャパを越えてしまった感じがいたしました。いったい、この一日何をやっていたのでしょう。鈴木様へ「自分で何とかしろ」と傍観者になってしまい、何も事態を収拾するために主体的に動こうとはしていなかったと言うことです。そこを深刻に感じて次のメッセージを送りました。「ご連絡ありがとうございます。この状況でご本人同士での調整は事態を前向きに打開するとは思えません。ここは、仲人様と鈴木様でご調整いただき、私へ調整後の日程をご提案いただきたいと存じます。ご了承いただけますか?。」 すると、そこからまた連絡が途絶えます…。仕方なく田中様へ一日の報告を入れました。田中様も返信してくださいました。「こんばんは。やはり連絡はありません。提案ですが、これまでの彼女の対応を見ていると交際に前向きとは思えないし、信頼関係も構築出来ないので、彼女が交際終了を希望するのであればそれも良し、逆に交際継続を希望するのであれば一旦相談所に交際の心構えの教育と意志の確認をしていただき、あらためて先方からデートを申し込んでいただくということにしませんか?。本来活動前に理解しておくべきルールやマナーがごっそり抜け落ちていて、恐らく自分の何が間違っているのかさえ自覚していないと推察します。結局あちらの仲人は、鈴木さんへ丸投げしているじゃないですか…。これでまた適当な日取り提案してきたらどう言い訳するのですかね。このままなら仮にデート日が決まっても、待ちに待った初デートを楽しめる雰囲気にはなれそうもありません…。」 田中様の気持ちは痛いほど理解できます…。私も返信いたしました。「仰る通りですね。それでは、こういたしましょう。多分、先方がこの調子ですと、こちらから交際終了にしましょうと言いだす様に仕向けている、としか理解できません。もう少し考えて見ますので、あと二日だけお時間をいただけますか?。よろしくお願いいたします。」「解りました、お任せします。こちらもこの方と円満な交際は諦めているのですぐに会いたいとも思いません。なんなら最初に提案された7月28日でも良いとすら思っています。」「ありがとうございます。相手の出方を踏まえつつ対応してみたいと思います。ところで、経過はご覧になりますか?、それとも結果だけの報告が良いですか?あくまで大人の対応を心掛けますが、ややもすると気分が悪くなるやり取りも含まれるかも知れませんので...。一応お聞きしておきます。よろしくお願いいたします。」「私生活に差し支えるのはまずいので大きな進展があった時のみで大丈夫です。ご迷惑をおかけし本当に申し訳ございません。」「かしこまりました。事態が何も進捗せず、本当に申し訳ございません。取り敢えず先方仲人へは、鈴木様⇔先方仲人⇔私⇔田中様の連絡ルートを守る様に申し上げておきます。それでは、この件は預からせていただきます。よろしくお願いいたします。」 田中様との打合せを済ませ、明日こそは、この膠着状態を良い方向へと向かわせなければ…。そう気持ちを鼓舞させながら業務終了といたしました。今日は、この辺で失礼します。
※この物語は実話にもとづいては居りますが、あくまでフィクションとしてお読みください。二日間の“悪夢”を経験した田中様(仮名)、三日目の朝にやっとプレ交際相手の鈴木様(仮名)からショートメールが届き、「電話には気づいていたが、仕事が忙しかった。」とだけ書かれていたことに、釈然としない思いを持ちながらも、初デートの日程調整を始めた田中様。そこへ、お相手の鈴木様からメッセージが入ります。今日は「あるお見合いの顛末(その6)」をお送りいたします。 私は田中様から、初デートの日程調整を始めたとの連絡を受け、今朝の段階で既に先方仲人様へメールしました。「お世話になっております。せっかく成立したご縁ですので、何事かで齟齬が生じるのは本意ではございません。今朝、鈴木様からいただいたメールへ田中から返信をさせていただき、初デートの日程を確認中で、鈴木様からの返信をお待ちしている状況です。仲人様からもなるべく早めに都合の良い日を答えていただける様に、ご確認願えればと存じます。今後とも仲人間の情報共有も含めて、何とぞよろしくお願いいたします。」 一方で田中様は、せっかくのご縁を無駄にしたくない、と自分自身に言い聞かせ、朝届いた鈴木様からのメールへ、直ぐに返信しました。「初デートは、いつにしましょうか?。今後の予定を相談しましょう。」ところが、田中様からの調整を促すメッセージにも関わらず、鈴木様からは待てど暮らせど返事が来ず…。やっと昼過ぎに来たかと思えば…。「土日の空きが解らず、確実なのは7月28日の二時間だけど…。」7月28日と言うことは1ヶ月半以上も先…。ピンポイント過ぎる…。しかもタメ口…。 すぐに私のところへ連絡がありました。「また不信感が…本当に交際する気があるのでしょうか。やっぱり付き合いたくないからそんな回答して断らせようとしていませんか?どうしたら良いんですかね…。」「マジですか???、7月28日とは…。良く分かりませんね…。一応、先方仲人様から真意を確認していただきます。不快な思いをさせていること、誠に申し訳ございません。」これまで“神対応”を通してきた田中様ですが、先方の非常識な態度に不信感が募ります。 事態が少しづつ坂道を転げ落ち始めます。先方仲人様から、こんな返信が返ってきます。「テリブル緑山の山本(仮名)です。鈴木より、デートのお日にちでの相談の連絡もしており、本人自身現在、新卒にて就職したばかりで仕事が忙しく、中々予定が分からないと申しており、田中様へもご迷惑をお掛けしないよう、デートのお日にちを優先に早く回答するよう伝えました。よろしくお願いいたします。」予定が分からないのは鈴木様ご本人のせいだと言う内容です。私も次のメールを返します。「つい先ほど昼過ぎに、鈴木様から初デートの日程のご連絡をいただいたそうですが、『土日の空きが解らず、確実なのは7月28日の二時間だけど…。』との内容だったそうです。つまり、来月の末と言うお返事です。少々ご本人様の優先順位が低い気もいたします...。誠に恐縮ですが、いま一度鈴木様とお話しいただいた方がよろしいのではないでしょうか。お手数かけますが、よろしくお願い申し上げます。」「テリブル緑山の山本(仮名)です。鈴木より、こちらにも同様の内容の連絡がきまして、今一度予定の調整など提案いたしております。日程確保まで今しばらくお待ちくださいませ。」「かしこまりました。何とぞよろしくお願いいたします。」一見すると、まともな受け答えに感じますが、先方仲人様からの連絡は、そこで途絶えてしまいます。 仕方がないので、田中様へ現状報告をすることにしました。「先方仲人様へ連絡を取ってから1時間半経ちますが今のところ連絡はございません。もしかすると、お見合いの予定をたくさん入れてしまっていて、身動きが取れないのかも知れませんね...。先方仲人様へは、『7月28日の2時間だけしか予定が空いてない、と言うのは優先順位が低い気がするので、今一度鈴木様と良くお話しください。お手数かけますが、よろしくお願いいたします。』と丁重にお伝えしてあります。何かしらのお答えをいただけるとは思いますので、またご報告いたします。」「お任せします。私は正直疲れてしまいました…。7月28日なんて回答したら相手にどう思われるか、容易に想像つくと思うのですが…まいりました。」 そこから更に6時間弱が過ぎ、20時になった段階で田中様へその日の報告を入れました。「先方の相談所様の平日の営業時間20:00を過ぎましたが、今のところ初デートに関する新しいご提案はいただいておりません。何か連絡があり次第ご報告いたします。」「解りました、ありがとうございます。こちらも今の心境では冷静に返事する自信がないので仮に彼女から連絡があっても明日に確認します。今回の7月28日提示の件はファーストコール2日間無視の比にならない暴言と受け取っており、何かしらの申し開きがなければこちらも相応の態度で応じます。そうならないよう先方には真摯に向き合ってほしいと願っております。」 私も田中様の願いと同じく、先方には真摯に向き合って欲しいと願っていたのですが、何と次の日の午後になるまで先方仲人様からの連絡は途絶えたままだったのです。今日は、この辺で失礼します。
※この物語は実話にもとづいては居りますが、あくまでフィクションとしてお読みください。こちらからの延べ6回に及んだファーストコールへの“折り返しコール”が無いまま、3日目の朝を迎えました。今日は何か別の打開策を考えなければならない…。でなければ田中様(仮名)が可哀そう過ぎる…。彼のプライドを守って差しあげねば…。そう考えを巡らせていた矢先に、メールの着信音が鳴りました。今日は「あるお見合いの顛末(その5)」をお送りいたします。 それは田中様からのメールでした。「おはようございます。先ほど鈴木さん(仮名)からSMSで返信がありました。仕事が忙しかったそうです。電話には気づいていたとのこと。釈然としませんが取り急ぎご報告まで。」すると、今度は先方仲人からのメール着信です。「テリブル緑山の山本(仮名)です。鈴木に確認を取りました。仕事により夜は遅く電話が取れなかったようでございます。ショートメッセージだけでも返信する旨を伝えましたので、よろしくお願いいたします。尚、鈴木は初めてのお見合いで今回が初めての交際となり要領をつかんでおらず、申し訳ございませんでした。田中様へも御社様へも、大変なご迷惑とお手数をお掛け致しまして申し訳ございませんでした。」 丸一日経過している状況でのこのメール内容に、実際は何があったのかを聞かないと、待ちぼうけをくらわされた田中様に納得して貰えないと思い、先ずは先方へ事実確認のメールを返信いたしました。「お世話になっております。今朝、8:30頃に田中から連絡が入り、鈴木様からSMSメールをいただいたとのことです。『仕事が忙しかった。電話には気付いていた。』との内容でした。10日の21時46分に貴仲人様から連絡を取る旨のご対応をいただき、本日12日の早朝まで丸一日以上が経過しており、何事があったのだろうと田中と共に話しておりました。実際には、どの様な事情がおありだったのかを、情報共有願えませんでしょうか。何とぞよろしくお願い申し上げます。」 すると、間もなく先方仲人様からリプライが届きました。「テリブル緑山の山本(仮名)です。一昨日の21時46分の際に鈴木と連絡を取るとのお約束した件は、直接話した訳ではなく、その時刻に管理画面において田中様へ“折り返しコール”をする様に伝えました。ただその後、丸一日空いてしまったのは、弊社定休日の為、既読になっているかの確認が出来ませんでした。しかし、本当に連絡が取れているのか心配で昨日夜に鈴木へ再びショートメッセージを送り田中様への件を伝えました。本日朝になって、ようやく鈴木より返信が来た状態でございます。本人が申すには、『仕事が夜遅くまでになったことに加えて、交際決定後に送られてきた、ファーストコールに関する案内が書かれたメールを、確認していなかったために田中様から入るファーストコールのルールを失念しておりました。』との事です。今回は田中様と御社様には大変ご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう徹底していきます。よろしくお願いいたします。」 先方仲人様は幾つかのミスを犯しています。①一昨日の21時46分の際に鈴木様と連絡を取ると約束しておきながら、実際は専用ツールで「交際相手の田中様へ“折り返しコール”をする様に。」とメッセージを入れただけの対応だった。②定休日を理由に、丸一日、その内容が「既読」になっているか否かを確認しなかった。③昨夜、ファーストコールの件で、丸一日経っても事態が好転しておらず、状況を確認していただきたい旨のメールが私から届き、それでも鈴木様と直接話すことはせず、仕方なくご本人へ確認メールを送って田中様へ「ショートメッセージだけでも返信する様に」と促した。④そもそもお見合い後のプレ交際に関するルールを予め説明し納得していないうちにお見合いを始めてしまった。恐らく契約時に必ず行わなければならない、「重要事項説明書」や「入会申込契約書」に書かれている違約金などの項目を含めてFacetoFaceで1行づつ説明し、納得しておらず、サインだけ書かされた。と直ぐに感じました。 正直、いい加減な先方の対応に、空いた口が塞がらない感じになりながらも、ご縁を繋げなければと言う気持ちで返信しました。「お世話になっております。せっかく成立したご縁ですので、何事かで齟齬が生じるのは本意ではございません。今朝、鈴木様からいただいたメールへ田中から返信をさせていただき、ファーストデートの日程を確認中とのことで、鈴木様からの返信をお待ちしている状況です。仲人様からもなるべく早めに都合の良い日を答えていただける様にご確認願えればと存じます。今後とも仲人間の情報共有も含めて、何とぞよろしくお願いいたします。」 田中様へも現在の状況を伝えると…。「概ね予想通りの反応でつい笑ってしまいました。せっかくの縁を台無しにしたくないので、これ以上の追及は本意でありません。先方仲人も彼女もそんな感じですので、いつも以上のご負担をおかけすると思いますが、今後も何卒よろしくお願いいたします。追伸:これが同世代以上でしたら怒りが収まらなかったと思いますが、相手が年下と言う利点が今回改めて自認出来た気がします。」 丸二日も無視され続けたのに、この“神対応!”。しっかりと今後の段取りを効率よく進め、二日間の“悪夢”を帳消しにしてあげなければならない、との思いを強く感じました。今日は、この辺で失礼します。
※この物語は実話にもとづいては居りますが、あくまでフィクションとしてお読みください。お見合い翌日に鈴木様(仮名)との交際が成立した田中様(仮名)は喜びもつかの間、ファーストコールを時間を区切って5回ほど入れても連絡がつかず、安心トークと言う会員専用ツールへチャットを入れても“折り返しコール”をいただけず、先方の仲人様から鈴木様へ状況を確認して貰えるとの話で、一先ず様子を見守ることになったのが、昨夜の22時でした。今日は「あるお見合いの顛末(その4)」をお送りします。 それからほぼ丸一日たった次の日の夜、田中様からメールが入りました。「まだ連絡はありませんが、しばらくたっても音沙汰なければ、またこちらからかけた方が良いのでしょうか。今日何もないと流石に疑心暗鬼にならざるを得ません。」私からも答えて、「余りしつこくするのもどうかとは思いますが、もう一度だけおかけしてみては如何でしょう?!。それでも反応なしの場合は、今晩の内に先方相談所へメールを入れてみようと思います。よろしくお願いいたします!。」「解りました、ではこれから一度かけてみます。」「性善説でお話し下さいね!!」「やはり出ませんでした。ファーストコールに出ないなんて…何を考えているんでしょう…。」「何か事情があるのかも知れませんが、想像して気を揉んでも仕方のないことですので、先方仲人様へ、再度現状を報告してみます。先方の明日の営業時間は11時となっていますが、何か反応があり次第、連絡させていただきます。少々お時間が掛かるかも知れません。よろしくお願いいたします。」「解りました、お手数おかけします。何か理由があるのであればそれもぜひご教示願います。」「いえいえ、こちらこそ仲人間のコミュニケーションが上手く取れずに、大変ご迷惑をお掛けいたします。申し訳ございません。」そう答えて、すぐに先方の仲人様へ状況確認のメールをいたしました。「お世話になっております。さて、ファーストコールの件ですが、田中からの連絡によりますと、鈴木様からの折り返しのお電話を今日一日お待ちしていたそうですが、いただけなかったとのことで、何かお身体でも悪いのではないかと心配しております。先ほど私の指示でもう一度だけ田中から鈴木様の携帯へお掛けいたしましたが、お出になる様子はなかったそうです。私も少々心配ですので、夜分遅くにメールをさせていただいた次第です。仲人様のほうで現状をご確認いただければ幸いに存じます。何とぞ、よろしくお願い申し上げます。」しかしそれから2時間経っても返事はなく、田中様へこうメールしました。「先ほど、先方仲人様へメールしました。本日、鈴木様からの折り返しのお電話をいただけなかったこと、何かお身体でも悪いのではないかと心配していること、先ほどこちらからの電話にお出になる様子がなかったこと、の3点をお伝えし、先方仲人様のほうで事情を確認いただきたい旨のお願いをいたしました。先方からの連絡を待ちたいと思います。反応があり次第ご報告をいたします。しかし23時の段階では返答がありませんので、明日のご対応になってしまうと思います。先方相談所様の営業時間は11時~となっていますので、午前中には何かしらのリプライをいただけるのではないかと思います。事が思う様に進まず申し訳ございません。よろしくお願いいたします。」「解りました、遅くまでありがとうございます。SMSでは送付確認出来ていますが、まさか番号が間違っていて他の方へ送ってしまっているのでは…まで考えてしまいます。それくらいの理由がないと、この無反応には私も納得出来ません。いずれにせよ、過去に経験したことのない異例な事態ですので、先方にはきちんと釈明していただかなければ然るべき措置を取らざるを得ません。引き続きよろしくお願いいたします。」まったく困ったことになったものです…。こちらの気持ちと行動が空回りしていることに頭を抱えながらも、時刻は日付が変わろうとしていました。今日は、この辺で失礼します。
※この物語は実話にもとづいては居りますが、あくまでフィクションとしてお読みください。お見合いが成功し、いよいよ交際に辿り着いた田中様(仮名)はお相手の鈴木智子様(仮名)の下のお名前と連絡先が公開され記念のファーストコールをすることになりました。今日は「あるお見合いの顛末(その3)」をお送りいたします。 弊社ではお相手とのお見合いが成功した時点で交際成立となりますが、それを「プレ交際」と呼んでいます。IBJ加盟店の共通のお約束として、この時点では、他の方とのお見合いやプレ交際を同時進行させることが認められています。その意義はとても大きいと感じています。一つには、最短期間で出来るだけ多く出会い、より自分と相性の良いお相手とご縁を繋げること。二つには、お相手への気持ちを分散させ、一喜一憂せずに冷静にお互いを見極めることです。 さて、お相手の鈴木様へのファーストコールは一体どうなったんでしょうか?。田中様から連絡が入ったのは、遅めの21時を回った頃でした。私はその内容に驚くことになります。「時間区切って5回ほどコールしたのですが、電話繋がらないので、ひとまずチャットにメッセージ入れました。登録仕立てでまだ慣れないんですかね…あちらの仲人さんがきちんとレクチャーしてくれると助かるのですが…。」更に10分後、「ちなみに先方の相談所はあれから何か反応はありましたか?成立の連絡だけ淡々としてきただけですかね。」えっ!5回コールしても繋がらない???…安心トーク(交際中の会員専用ツール)へチャット入れても既読にならない???…。過去にファーストコールが繋がらなかったケースは何度かありましたが、いづれも直ぐに先方から“折り返しコール”をいただいて一安心した感じでした。今回は少々極端な例で、心配しなくてはならないと悪い予感がいたしました。「遅いので心配してました...。先方仲人様へすぐに連絡しておきます。」と田中様へ返信し、先方相談所へも直ぐにメールした事は言うまでもありません。「お世話になっております。さて、田中より鈴木様へのファーストコールを時間を区切って5回ほど入れさせていただいたそうですが、連絡がつかなかったそうです。ひとまず安心トークへチャットを入れたとの事ですので、田中より連絡が入る旨、仲人様からも鈴木様へご確認いただけると幸いです。何とぞよろしくお願いいたします。」 夜分でしたが、先方相談所でもすぐに反応して下さって、「テリブル緑山の山本(仮名)です。ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんでした。鈴木にはその旨お伝えいたします。鈴木の方より折り返しのお電話をさせますので、よろしくお願いいたします。」との内容に感謝し、田中様へ状況報告をしました。「今、先方仲人様との連絡が取れました。鈴木様から折り返しのお電話をいただける様に連絡をしてくださるそうです!。もう少し時間がかかるかも知れません。ご了承ください。」心配していた田中様からも、「解りました、遅くまでご対応いただきありがとうございます。」と返事があり、何かしらの事情があるにせよ事態が悪化することは無いだろう、遅いので次の日には先方から連絡があるに違いないと思い、一先ず鈴木様からの電話を待つことにしたのです。しかし、先方仲人様が動いてくれたにも関わらず、その夜は電話が鳴る事はありませんでした。 気が付けば、昨夜同様に時計の針は22時を過ぎていました。今日は、この辺で失礼します。
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