結婚相談所一覧
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ふるさと茨城で日本中の‟本当に結婚したいお相手”と出会えます
相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事”を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。 今日は、『バツイチ男性と結婚する時の見極め方』をお送りします。 初婚でもバツイチでも、彼が本気で結婚したいと考えているのかどうかは、女性にとって重要な問題です。「もし彼が本気ならこのまま付き合うけれど、結婚する気がないなら別れる」という潔い考えの女性も少なくありません。理由としては、やはり「妊娠や出産」があります。平均出産年齢が上がっているとはいえ、一定以上の年齢になるとリスクが高まるもの。子どもが欲しいと考えている女性が結婚を急ぐのは当然のことかも知れません。 また、経済的な面でも結婚をしたいと思う女性は少なくありません。収入が少なく、今の生活が大変な場合、老後への不安は半端ではありません。そうなると、結婚をしてダブルインカムになれば、少しでも貯金を増やせます。30歳までに子どもを持てば、子どもにお金がかかるのは50歳を少し超えるまで。その後は、自分たちの老後の資金を作る時間に充てられます。独身貴族という言葉もありますが、例え収入が安定していても、家庭を持たないと将来への備えについて真剣に考えていなかったりするものです。 では、そのお相手の再婚男性の本気度をどうやって見極めれば良いかを考えて見ましょう。 <本気度が低い危険サイン>(出典:みかん企画) ①離婚の理由を言わない 離婚するなら当然何かしらの理由があります。それが後ろめたいことでなければ、答えられるはず。もちろん、言いにくいこともあるとは思いますが、それも含めて正直に話ができることが、誠実さの表れです。そういった、性格的な問題も、離婚の理由の説明の仕方で判断ができます。 ②離婚の理由を相手のせいにする 離婚するのは、お互い様の場合がほとんどです。理由は何かあるとしても、性格が合わないとか、生活が合わないとか。それを自分は正しくて、相手が悪いと一方的な態度を取るとしたら危険です。こういうタイプだと、誰と結婚しても、何か起きると相手のせいにする傾向があります。 ③致命的な離婚理由 離婚の原因がお互い様とはいえ、決定的にNGな場合もあります。それは、「借金」「不倫」「DV」「モラハラ」です。そもそも結婚に向いていないタイプばかりですね。これの何がいけないのかというと、繰り返す傾向にあるからです。結婚相手が変わったとしても、これらの傾向はなかなか変わりません。 ④前の奥さんと比較する 誰かと誰かを比較する、という傾向は結婚生活にとってかなり居心地が悪い。前の奥さんと比べてどうとか、そういう話が出てくると危険サイン。 「前の奥さんより、君のほうが良いよ」という一見褒められているケースでも注意が必要です。褒めるとか、けなすとか、それが大事なのではなくて、比べるという行為がダメです。比べる人は、褒めていたとしても、急にけなし始める場合があります。それは、褒めるもけなすも、比べるという意味では同じだからです。 ⑤前の奥さんの悪口を言う 客観的に離婚の理由を話せるかどうかですね。それに自分の主観を混ぜてしまうとしたら、結婚後、あなたも悪口を言われる可能性が高いです。もちろん、前の奥さんに致命的な離婚の理由があるかもしれません。それでも、悪口になっているとしたら、やはり注意が必要です。 ⑥責任を放棄している 客観的に離婚の理由を話せるかどうかですね。いくら離婚したからと言って、子どもがいたり、自分に離婚の原因があったりする場合、自分は知らない、という態度なら危険です。あなたにとっても、前の家族は関係ないのかもしれません。ですが、その責任感がないという傾向は、新しい家族でも同じように出てしまいます。見極めるという点では、前の家族に対する責任の取り方は大事なチェックポイントです。 ⑦別れ方がきれい 誠実かどうか、というのは見極めのポイントになります。ですが、誠実かどうかというのは、曖昧なので見極めるのは難しいですよね。普通は、長いこと付き合ってみてはじめて誠実かどうか段々と分かってきます。ではどうすれば、出会ったバツイチ男性が誠実かどうかを見極めることができるのでしょうか?それは、前の奥さんと今どんな関係でいるのか?ということが1つの見極めポイントになります。相性が悪かったり、何かしら離婚の原因があったとしても、人としては相手を尊重できているなら、最悪な関係にはなっていないはずです。こういう所に、その男性の本質が出てきます。たとえ離婚したとしても、誠実な男性ならきれいな別れ方をしています。 <子持ち再婚男性との交際で必要なチェックポイント>(出典:婚活成功ノウハウ、みかん企画) バツイチ男性との交際にまでは発展したものの、再婚は思いとどまるというケースも少なくありません。 大抵の場合、前回の結婚に関する内容がその理由です。男性にとっては両立できる、差し支えがないと感じるような些細な物事でも、女性は過敏に反応をすることがあります。 再婚を真剣に考えるのであれば、前回の結婚において「離婚後の取り決め」などがどのように決められているのかを、明確に交際相手に伝えましょう。 ①子どもの養育費 子どもがいるか、いないかはほとんどの場合、事前に確認をしているでしょう。ところが、その養育費がどうなっているのかはなかなか聞きづらいものです。交際が始まった後なら、相手に聞くのも失礼ではありません。真剣であればあるほど、聞いておくべきだと思います。 ②子どもとの面会について 前の子どもと、どれぐらいの頻度で会うのか?これは確認しておきたいところです。再婚してあなたに子どもが生まれたら兄弟になるわけですから、どうしていくのかも考えていかなくてはいけません。 ③財産について 子どもの養育費とは別で、前の夫婦間での財産がどうなっているのか、ということは重要です。慰謝料を支払うケースもありますし、真剣交際ならはっきり確認をしなくてはいけません。これが、ただの恋人なら特に問題にはなりませんが、結婚を意識する男性なら確認しておきましょう。 離婚の時期も重要で、何もなしで離婚した場合でも慰謝料の請求は3年間できることになっています。財産分与や年金分割も2年間は請求できます。結婚の期間が長くなれば負担も大きくなってきます。離婚をするときの取り決めで、後から年金や退職金の一部を支払わなくてはいけない、ということも起こります。 ④書面で確認する 前の奥さんや子ども、お金について、確実なのは離婚の合意書や公正証書、調停調書などです。この書面には、子どもやお金のことが書いてあります。結婚を考えるなら、それも含めて考えていかなくてはいけません。バツイチ男性が見せたがらないなら、それは危険サインです。見せて欲しい、と言ったときのバツイチ男性の態度も、あなたに対する本音を知る良い機会になります。 ⑤再婚にあたっての約束 再婚にあたっては、「転居、新居を構えること」「前妻との写真や思い出の物の処分」「子供との交流の制限や見直し」「経済的負担の軽減」などについても、現在の交際相手としてきちんと話し合って約束しておきましょう。たとえ写真1枚であっても後に破局に至る原因になりかねないので、再婚を決める際には十分な注意を払って話し合いをし、お互い納得して将来を決める様にしましょう。 バツイチ男性の婚活、交際、再婚において「バツイチ」という肩書だけでNGが出されることは減っていますが、このような部分で前妻の影を感じたり、存在感がちらついてしまうことがNGなのだと理解することは、とても大切なことです。 今日は、この辺で失礼します。
相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事”を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。 今日は、『再婚男性が婚活を成功させるには?!』をお送りします。 離婚する夫婦が増え、再婚男性も多くなりました。落ち着いた雰囲気が魅力的に映り、独身女性からは人気だと言われています。しかし、再婚男性の中には、なかなか再婚に踏み切れない人が多いのが現状です。そこで、再婚男性が婚活を成功させる方法を考えて見ましょう。 <離婚の原因と気持ちの整理>(出典:バツイチ婚活ガイド) 再婚できたとしても、また離婚したら意味がありません。再婚に踏み出すには、まず離婚した原因をしっかり考え、次の再婚者に求める条件を見直すことが大切です。 「家事がまったくできなかった」「お金がかかって大変だった」という経験をしたバツイチ男性はいるのではないでしょうか。逆に、家事や子育てを相手にすべて任せっきりにしていませんでしたか?。離婚は、お互いに原因がある場合が多いと思います。自分が悪かったところを反省するのも大事になります。 再婚へ向けた婚活をスタートさせるためには、心をリセットさせることが重要です。離婚経験がネックになり、再婚への多少のためらいは仕方がありません。しかし、ずっと悩み続けるのはただ時間がもったいないだけ…。行動を起こしながら考えるのも1つの方法だと思います。 <再婚男性が結婚しやすい婚活方法>(出典:バツイチ婚活ガイド) 「再婚だから…」と考えでいる男性は、いつまでたっても再婚はできません。ではどうすればいいのか?離婚歴があってもOKだという女性を探せばいいだけです。そこで、バツイチ男性におすすめしたい婚活方法と言えば…。再婚を目指す男性は、より確率の高い方法、且つ自分に向いている方法を選びましょう。 ①婚活パーティー 婚活パーティーの種類も多様化が進み、今では「再婚者限定」や「バツイチ理解者限定」といった企画が開催されています。再婚男性にとって婚活パーティーがおすすめのポイントは、一度結婚した経験が武器になるところです。ある程度の年齢を重ねている男性は、一度も結婚を経験したことがない男性と比べたら人気があると言われています。 再婚男性は同じ失敗は二度と繰り返さないという強い想いがあるため、結婚に対して変な理想を抱いていません。その冷静さと謙虚さは、本気の出会いを求めている人が集まる婚活パーティーならば、大きなメリットになります。 初対面の人と会話するのが苦手でも、自分の趣味に関連したパーティーを選んで参加すれば、共通の話題で盛り上がれるので安心です。参加費用も余り高くないので、取り敢えず何度かトライしてみる価値はあると思います。 ②結婚相談所 一日でも早く再婚したい、でもバツイチだから不安もあるし、次は失敗したくない。そう考えている再婚男性には、プロの手を借りることができる結婚相談所がおすすめだと思います。仲人カウンセラーが「バツイチでもOK」といった女性を自分で検索してお見合いを申し込むことをメインの活動にすることが出来ますし、仲人カウンセラーから紹介して貰うことも勿論可能ですので、時間に無駄のない婚活が可能です。最近は、最先端のAI技術を使った紹介方法を備えたり、再婚者向けの特別プランを用意しているところもあるほど、バツイチの人が結婚相談所を利用するのは珍しくありません。まずは無料カウンセリングを受けてみるのもアリだと思います。 ほかにも、会員限定の様々なパーティーやイベントを開催しているので、お見合い申し込み&申し受け、そしてカウンセラーからの紹介以外の出会いも期待できます。「一度結婚に失敗した」と悲観的に捉えるのではなく「結婚という経験を積んだ」という前向きな考えを持つことも必要です。結婚相談所では、パーティーよりも出会いの質があがり、前向きに活動できるようサポートしてくれることは間違いないと思います。 <バツイチ婚活男性の魅力>(出典:婚活マニュアルZ) ①次こそは良い結婚生活にするという熱意 一度結婚し離婚した経験があるバツイチ婚活男性は、どうすれば良好な結婚生活を送れたのか、を考えたはずです。その結果、次に選ぶ相手は「この人となら幸せな結婚生活がおくれる!」と判断した相手のはずです。故に、そのお相手に選ばれた女性は安心して結婚を決意できるという訳になります。 ②女性に対して期待値が低い 結婚の経験が無い男性は「結婚相手」というものに期待しすぎている人も多いのです。自分の母親のように、美味しい料理を作り、掃除をし、たまに叱ってくれ、大切に思ってくれる…などと、大きな勘違いをしている男性もいます。 母親は何十年も家事をし、子供を育ててきているのですから家事が上手になって当たり前ですが、結婚適齢期と言われる30歳前後の女性は、家事の経験はまだまだ未熟です。母親にかなう訳がありません。 一度結婚した男性はそのことを知っており「結婚相手」に対する期待値が低いので、女性としても安心なのです。 ③女性の「可愛くない」部分にも免疫がある 結婚して一緒に住むとなると、当然ですが女性の「可愛くない」部分も見ることになります。 化粧で隠していたシミや吹き出物、眉なしの顔、ムダ毛の処理、オナラ、トイレ、ちょっと雑に収納された下着や洋服たち…。 女性と一緒に住んだ経験のあるバツイチ男性なら、当たり前の事として慣れていると考えて良いと思います。 ④「一度誰かに選ばれた男性」という安心感 結婚したことがあるなら、少なくとも過去に一人は「この人と結婚したい」と思った女性がいたと言うことです。この人とは結婚したくない、と誰にも相手にされなかった人ではないので、そういう部分では安心感があります。 たまたま前の奥さんとは合わなかっただけで、自分となら大丈夫なのではないかと考える女性も多いと思います。 ⑤「バツイチでも選んでくれた」と女性を大切にしてくれそう 再婚の男性を受け入れた女性ということで、多分大切にしてくれるのではないか、という感じを持つのだと思います。 男性としてもバイツイチ再婚で、更に妻から愛想つかされてまた離婚、なんて経験はしたくないはずです。再婚相手を大切にしてくれるのではないか、という期待が持てます。 ⑥結婚の段取りがスムーズ 結婚式や両家の顔合わせなどを面倒に思う女性も少なくありません。再婚なら派手な結婚式を挙げないというカップルも多いですから、ササッと婚姻届けを出して終わり、というスピーディー且つコンパクトな結婚で済ませることができます。 また結婚までの段取りもバツイチ男性は把握しています。両家への挨拶、婚姻届の提出、戸籍などの各種役所への手続き、引っ越しから一緒に済む流れなどスムーズに進めてくれそうではないか?!、と女性は思うのです。 <再婚男性の婚活を成功させるために>(出典:Parties) ①婚活を成功させるために!バツイチになった理由を話す 元既婚者の男性が婚活を成功させるためには、なぜバツイチという立場になってしまったのか、ということに対して女性が納得できる説明をすることが重要です。例えば… “私が見る限りこの人は魅力的な男性に見えるけど、そんな男性が何でバツイチになってしまったんだろう?もしかして酒癖が悪いとか、それとも魅力がありすぎて他の女性と遊んじゃうような人なのかな?” と言う感じで、バツイチの男性には何かとんでもない問題が潜んでいるのではないのか?と言うふうに不安に思ってしまう女性もいるので、それを払拭できるように正直に“なぜ離婚してしまったのか”ということを説明する必要があります。 しかし、そこで「よく聞いてくれました!俺が離婚した原因はね、元の奥さんが本当にろくでもないやつでね!」と言うふうに相手を貶すような説明はいけません。例えそれが事実であったとしても、他に何かもっともらしい説明をしてください、別に嘘をついている訳ではありません。 「昔の妻には本当に申し訳ないと思っているよ…俺のせいなんだ。俺がもうちょっと彼女の話を聞いていれば、あんなふうに彼女を傷つけてしまうようなことはなかったんだ…」と言うふうに、相手を悪く言わないで自分のせいということを強調した方が良いでしょう。 仲良くなって真剣交際に発展して、そろそろ結婚というタイミングで女性から「本当はどうだったの?」と言うことを聞かれた時に本当の事を言っても良いでしょうが、自分から言うようなことはやめておきましょう。 ②前妻との関係はどうなのか説明をする 離婚したから前妻との関係が、すっぱりと切れてしまったというような例もありますが、子供がいる場合は月に何回か面会の機会も出てきますので、その時に元奥さんと会うこともあるでしょうし、メッセージのやり取りをすることもあるかも知れません。 ですから、あなたと結婚を考えている女性にとっては「前の奥さんとの関係は本当に切れているの?!」という風に、不安に思ってしまう可能性があるので、心配ないことをきちんと説明しましょう。 もし、前妻との間で何らかのトラブルが起こっていたり、気持ちの整理がついていなかったりした場合は、そんな状況で婚活するようなことはしないで、ある程度関係性を整理してから婚活に踏み切ってください。 ③何よりも大切!新しい妻への責任を持つ 離婚というのはどちらかに100%原因がある場合というのはなかなか存在しないものです。50対50とは言いませんが、その原因はどちらもあるはずですので、もし、離婚によってバツイチ子持ちになってしまった場合は“どちらかに100%原因があるわけじゃない!俺にも悪いところはいっぱいあった!”と言うふうに正直に、謙虚に、責任転換せずに、‟自責”と言うものに目を向けましょう。 そうやって初めて、自分の新しい妻になるかもしれない女性に、向き合う準備ができます。ですから、自分が更にバツを増やさないために、新しい妻を泣かせないためにも、強い意志と覚悟と責任感を持って婚活に励んでください。 <おわりに> 再婚の男性というのは、酸いも甘いも経験しているので、‟どうすれば女性が自分を魅力的だと思ってくれるのか?”と言うことがある程度分かっているものです。そういう男性というのは、多くの女性の注目を集めるものですから、色々と誘いが来ると思います。 しかしながら、いざ特定の女性とめでたく結婚することになったその時は、“この女性は、前の奥さんみたいに泣かせるようなことはしない!”と言うふうに強い信念を持って、ポジティブな気持ちで婚活に励むことが重要なのです。 今日は、この辺で失礼します。
相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事”を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。 今日は、『嫁姑トラブルを回避するには?!(同居編)』をお送りします。 昨日は、同居していない場合の嫁姑の関係を良好に保つ方法を考えて見ましたが、「うちは同居だから、“適度な距離”なんて無理」という方も多いことでしょう。確かに同居をしている場合は、日々の生活が一緒なのですから、当然摩擦も増加いたします。そこをうまく切り抜けるには、別居よりももう一歩踏み込んだ覚悟、より巧妙なテクニックが必要になってきます。そこで今日は、「同居をしている場合でも嫁姑関係に悩まされない方法」を考えて見ましょう。これから成婚されてお姑さんと同居する可能性がある方は必見です。 <嫁姑トラブル回避のポイント(同居編)>(出典:AllAbout暮らし、35style) ①良い嫁を演じない、頑張りすぎない 誰しも「嫌な嫁だな」と思われるより「良い嫁だ」と思われたいもの。お料理上手で、家の中は隅々まで埃が一つもなく、洗濯物にもしわ一つない。いつも笑顔で性格はつつましく、早起きで働き者…。そんなお嫁さんだったらと空想に耽るのは勝手です…。でも、そんな完璧な人は絶対とは言いませんが、まず居ません。もしかすると、義父母と別居で年に1回くらいしか会わないのなら、そんな「素敵なお嫁さん」を演じ通すのも不可能ではないかも知れません。 しかし、一緒に生活しているとなればそうはいきません。時間がない時はお惣菜を買ってきて夕食を済ませたり、出前を取ることだってあるかも。洗濯物がたまることもあれば、1週間、掃除機をかけないことだってあるでしょう。そんな自分を、まずは自分が認めてあげましょう。いつまでも「良い嫁でいよう」とすると自分が苦しくなるばかり。何でも完璧にしようと頑張らず、「周囲に教えてもらったり、手助けを借りてもいいのだ」と考えると、気持ちが楽になりませんか? もちろん「だって、できないんだからしょうがないでしょ!」と開き直るのはいけませんが、家族のメンバーに「できることをできる人がしましょうよ」という姿勢を求めるのは間違ってはいません。周囲への感謝を忘れなければ、完璧なでなくても十分平気なのです。 ②イラつく言葉にいちいち反応しない お姑さんは、ほめ言葉のボキャブラリーが少ないと思うことにしましょう。相手の気持ちを想像するのが苦手なので、ワンパターンな言い方になると思いましょう。それに対していちいち感情を動かしていたら、ムダにエネルギーを消耗します。「文句を言われるよりはマシ」と聞き流すことです。 「姑の気に入る嫁は世が早い」と言われるように、お姑さんに気を遣ってばかりではストレスがたまる一方です。かと言って無下な態度をとれば、夫との関係も気まずくなるし、子どもへの影響もあるかも知れません。 何よりあなた自身が、“鬼嫁”と化すことで自己嫌悪に陥る可能性もあります。お姑さんとは、つかず離れずのシンプルな関係がベター。シンプルな関係を築くためのコツを知っておきましょう。 ③コミュニケーションのクセを知る 人にはそれぞれ、コミュニケーションにおける“クセ”があります。お姑さんにもあれば、当然自分にもあります。これによって、「何を考えているのか、わからない」「どう説明しても、わかってもらえない」…といったすれ違いが生じます。 しかも、お姑さんの場合、年齢を重ねていることで、クセに磨きがかかっています。それに、耳が聞こえにくくなっていることで、何度も聞き返したり、言い間違いがあったりするわけで、すれ違いの要因もより一層面倒なことになるのです。 しかし、同じような誤解やトラブルをくり返していては、エネルギーをムダに消費するだけです。相手のコミュニケーションのクセと、自分のコミュニケーションのクセを把握して、相手と向き合ったときにどういう化学反応が起きるのか押さえておきましょう。そうすれば、相手のペースに巻き込まれない話し方ができるようになるはずです。 ④価値観の違いを知る 価値観というのは、人それぞれ違います。固定観念、思いぐせ、教え込まれたもの、長年の習慣は凝り固まっているので対応するのは難しいものです。お姑さんが持っている価値観に何か意見でも言えば、それは意見ではなく、“文句”であったり“口答え”になる可能性のほうが大きいでしょう。 しかし、黙っていては何も変わりません。ブレない自分であり続けるために、どういう行動をとるか選択していきましょう。例えば、「今日は言わない」「今は妥協する」というのもアリです。流されたと思うのではなく、主体的に選択していると意識することが自信に繋がります。 ただし、あなたの価値観は本当にあなたのものかを見つめ直す必要もあります。親、友だち、社会、メディアなど、あなたの周りの全てから、気づかないうちに多くの影響を受けています。誰かの価値観を自分の価値観と思い込まされている場合もあります。自分の価値観を再チェックし、譲れる部分、譲れない部分、調整可能な部分と分けて整理していきましょう。 ⑤悲劇のヒロインにならない シンプルな関係を築こうと思ったら、お互いに被害者意識を持たないことです。「あなたのせいでこうなった」と相手を責めていては、自分の成長はありません。また、「あなたはかわいそう。苦労している」という一見思いやりに満ちた言葉も、「自分は悪くなくて、相手が悪い」という思いを助長してしまいます。 被害者意識を持たないためには、お互い悲劇のヒロインにならないようにすること。相手が悲劇のヒロインタイプの場合は、話を聞き過ぎないようにし、相手のレベルにまで落ちないように気をつけましょう。自分が被害者というそぶりを見せられると、「あなたは加害者でしょ。被害者はわたしのほうよ」と思ってしまい、自分も悲劇のヒロインに堕ちてしまいます。悲劇がくり返されないように、マイナスを解毒する思考回路を作りましょう。 ⑥境界線を引く 「同居しているから」「家族だから」といって、お姑さんのとる行動にあなたが責任をとる必要はあるでしょうか?。例えば、「雨が降って足元が悪いから、出掛けないほうがいいですよ」と言っても義母が出掛け、それで何かあったとしても、あなたの責任になりますか?認知症の場合は対応が異なりますが、元気な場合は望むようにさせてあげましょう。 境界とは、自分で形づくっている輪郭のようなものです。例えば、落ち込んでいるときに夫に「家が暗い。笑え」と言われたら、“感情の境界”が侵されています。プライベートな時間の使い方まで義父母に干渉されたら、“時間の境界”が侵されているわけです。家族には、互いに境界を越えたり、超えられたりする部分があります。自分の身を守るためにも、境界を意識するようにしましょう。 ⑦認める・立てる・褒めるお姑さんは妻として、母として、女性として先輩です。先ずは、まともに張り合うことはやめましょう。まともに競って、こちらが負ければ悔しいですし、こちらが勝っても相手に不快な思いを残すだけで、良いことは何もありません。張り合わず、先輩として相手の存在を認めてあげましょう。 もちろん、お姑さんも完ぺきではないでしょうから、そのすべてを肯定する必要はありません。しかし、たとえ自分と違う価値観を持っていたとしても、それを否定せず、まずは認めてあげましょう。上手に相手を立てて、褒めて、お姑さんの得意なことはやってもらったり、教えてもらったりしてみてはいかがでしょうか。誰しも褒められたり、頼りにされたりすれば嬉しいもの。お姑さんのプライドを上手にくすぐって、たまには「かわいい嫁」になって、ポイントを稼ぐのも上手な世渡り術です。 ⑧「押す」と「引く」を使い分ける相手を立てることは有効ですが、いつも自分が引いてばかり、相手を立ててばかりでは疲れてしまいます。「まぁ、事を荒立てずに流しておこう」というところと、「ここはきちんと言おう」というところの両方を持つことが大切。「押すべきところ」と決めたところはきちんと主張し、結果として多少のぎくしゃくを生んでもしかたないと割り切りましょう。 しかし、あまり押すことばかりにこだわると、さまざまなところに弊害が出てきますので、潮時を見て引くことも忘れずに。ボクシングの戦法ではないですが、ヒットアンドアウェイが上手な戦い方のコツです。 ⑨仲良くできなくて当たり前と思うヒットアンドアウェイ作戦で自己主張してみたところ、思わぬ大きな壁にぶつかるようなことも、もしかするとあるかも知れません。そんなときには、「仲良くできなくて当たり前だ」と腹をくくってしまうことも必要です。何だか投げやりに聞こえるかも知れませんが、仲良くなれないことで悩んで夫を責めたり、自分に絶望したりするよりは、ここまで割り切ってしまう方が楽と言うものです。 もともと、嫁は血のつながりのない赤の他人。母と息子の結びつきは、かなり強いことが多いのです。嫁というのは姑にとって、「かわいい息子を奪った憎き女」。そう考えれば、「敵対心を持たれるのも無理ないなぁ」と思えてきませんか?このように割り切ってしまえば、少し嫁姑関係が改善されただけでも、ぐっと気持ちが楽になり、喜びを感じることができるという効果があります。 ⑩同じ女性として見てみるどうしても「夫の母親」という目で見てしまいがちなお姑さんですが、改めて考えてみれば、一人の女性。母として、妻としての自分の未来の姿を映し出す鏡でもある訳です。絶対に理解しあえない地球外から来たエイリアンではなく、数十年後、私たちが「なっているかもしれない」姿なのです。 そう考えると「息子に執着する気持ちもわかるなぁ。男の子ってかわいいものね…」とか、「普段、あの亭主関白な夫(お舅さん)に抑えつけられているから、その分こっちで発散しているのかしら」とか、「仕事一筋の夫(お舅さん)に構ってもらえず、きっとさびしい結婚生活だったから、趣味三昧なのかしら」とか、いろいろと違った目線でお姑さんが見られるようになると思います。 同じ女性として、人生の、結婚生活の先輩として学ぶべきところ、あるいは同じようにはなりたくないところなど、いろいろ見えてくるのではないでしょうか。いつも憎たらしく思っていたお姑さんの存在にちょっぴり親近感を持てるようになったら、嫁姑の距離が一歩縮まった証拠。たまには、「お義母さんのころは、どうでした?」と昔話を聞いてあげながら、一人の女性としてのお姑さんの姿を発見してみるのも良いかもしれません。 <おわりに> 確かに同居は大変なことが多いでしょう。でもその分、家事の分担や経済面等、プラスになることも必ずあるはず。割り切りと前向き且つ柔軟な発想で嫁姑関係を良い状態にしていくことを心より願っております。 今日は、この辺で失礼します。
相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事”を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。 今日は、『嫁姑トラブルを回避するには?!(別居編)』をお送りします。 結婚と同時に愛する旦那様にもれなく付いてくるのがその家族。かつてほど「義両親と同居」という形態は多くないようですが、離れて暮らしているからといって嫁姑トラブルが減っているわけでもありません。近年、子離れできない母親が増えるに従って、結婚後も姑から息子家庭への過干渉が続く傾向にあります。 また晩婚化、少子化の傾向を受け、比較的遅めに結婚した嫁への「子作りプレッシャー」は以前よりも強くなっているとも言われています。せっかく婚活の末に、縁あって義理の親子となるのですから、できれば仲良く、少なくともトラブルは避けて付き合っていきたいものです。 <嫁姑トラブル回避のポイント(別居編)>(出典:AllAbout暮らし、たまひよ) ①程良い距離感を保つ お互い他人同士ですから、土足で踏み込まないことは最低のルールだと思います。結婚当初は、息子しかいない姑は嫁に対して初めて娘ができた!と、喜びのあまりすべてに深入りをしてくる場合もあり、正直辛いと思います。しかし、時間の経過とともにお互いに気持ちのよい距離感を見付け、お付き合いが出来る様になってくるのです。 いつの時代も嫁の頭を悩ます“嫁姑問題”。嫁の立場でも姑の立場でも、結局は他人。些細なことでイラっとしてしまうこともあるのではないでしょうか。そこを上手くやって行くには、「お互いに自分の考えを押しつけない」「相手の考えを尊重する」ことが大切です。 それから、「良い嫁になろう」「仲良くしなきゃ」と考える真面目な人ほど、お姑さんに近づきすぎてしまう傾向がありますが、近づくほど仲良くなれるとは限りません。逆に近づきすぎることによって相手に負担に思われたり、見なくてよいものを見てしまって困ったりするものです。 だからと言って、コンタクトは年賀状のみ、というのも寂しすぎます。ある調査では理想の嫁姑の距離は電車で30分程度で行ける場所だとか。プライバシーは保ちつつ、でも行こうと思えば気軽に行ける。つかず離れずのバランスを取りながら、お互いが気持よく過ごせる距離を探し、その距離感を上手に保つことが良いでしょう。 ②嫁が夫に対して偉そうな口調で接しない 家の中では二人の関係は自由にすれば良いのですが、義両親、特に姑の前では夫を立てておきましょう。親にとって息子が嫁に偉そうにされているのを見せられるのは、実に嫌な気持ちになるものだと思います。 ③ツボを押さえたコミュニケーション 訪問、電話、メール、手紙といったコミュニケーションの手段を上手に使い分けることが必要になってきます。話をするのが面倒だと、何でもメールで済ませてしまうのはいけません。たとえば、安否確認も兼ねた「元気ですか?」のような挨拶はメールでもOKです。義両親も、都合のよい時に返事をすれば良いので、応える方としても気が楽と言うものです。 一方、何かプレゼントなどが送られてきた時などは、すぐに電話を入れてお礼を言うのがポイントになります。到着してからの時間がたっていない方が、「喜んでいます」のニュアンスが伝わります。目的に合わせて様々なツールを使い分けることが“ツボを押さえたコミュニケーション術”になると思います。 ④姑は妻としても母としても大先輩 人生の先輩として子育ての相談、家事の相談、アドバイスをもらうこともあろうかと思います。年上の人に聞く耳をもつことはある意味で得をすることもあることは間違いないでしょう。 ⑤悪いところは見ず、良いところを見る いったん感情がこじれると、どうしても目につくのは相手の嫌なところ、そして酷い点になりがちではありませんか?。でも、どんなに鬼のようなお姑さんでも、探せば良いところ、素敵なところがあると思います。「口うるさいけど煮物はうまい」「最低な性格だけど字はキレイ」「嫌味な言動ばかりだけど家の中が片付いている」…。まずは相手の「嫌なところ」とセットで「良いところ」を見るようにしましょう。 それができたら、次には素直に「このみそ汁の味付けはいいな」と良いところを認めるようにしていくと、不思議なことにだんだんと「ま、しょうがないか」と嫌なところが許せるようになってきます。「納得はできないけど、許せる」という心境になれば、お姑さんへのイライラもぐっと減るはずです。 ⑥結局は相性次第 性格とか相性の良し悪しで義両親との関係性は決まるかも知れません。姑の性格がとにかく明るいとか、細かいことは気にしないタイプだったり、とにかく嫁である自分のことを良く褒めてくれるとか、夫の悪口も言い合える関係などは普通は有り得ませんが、相性が良ければ自然と良い関係性が生まれてくるのかも知れません。いくら姑が褒めてくれても、素直に喜べないタイプなら嫌になるでしょうし、結局は相性次第なのだと思います。 ⑦相手の価値観は変わらないと諦める 良い意味での「諦め」も自分の気持ちを楽にするために有効です。相手は少なくとも何十年もその暮らし方、その言動、その考え方で世の中を渡ってきたのです。若い息子夫婦が生まれるずっと前から…。そんな筋金入りの価値観が、そう簡単には変わる訳がありません。 価値観の違いを解決するためには「相手の価値観を変える」でも「自分の価値観を変える」でもなく、「相手の価値観は変わらないものだ」と先ず、諦めてしまうことです。1+1が必ずしも2になるとは限らないのが人生の面白いところ。「この人にとっては1+1は1なんだ」と相手の価値観を認めてあげることがポイントです。“みんなちがって、みんないい”のです。 ⑧夫に期待し過ぎない 世の中の「嫁姑問題の解決マニュアル」などでよく言及されるのが「夫の役割」「なるべく間に入ってもらいましょう」「言いにくいことは旦那様に言ってもらいましょう」など、嫁と姑の間を取り持つ役目を持たせることを勧める記述が目立ちます。しかし、「夫に期待し過ぎないこと」が大切だと思います。 昨今は母親べったりの男性も多く、間に立ってもらうつもりが、いつの間にか「お袋のこともわかってやってくれよ」と“姑応援団”になっていることも…。あるいは「仕事で疲れて帰ってきているのに、そんなことまでやってられない」と最初から関わりを拒否する夫も…。夫への過度の期待は、結局夫への失望感や不満につながり、夫婦関係まで悪化させてしまうこともあるのです。問題を解決するのはあくまでも自分。夫には、へこんだ時に癒してもらう程度の役割をお願いするつもりでいると良いでしょう。 どんなに嫌な相手だったとしても、大好きな夫の産みの親なのです。感謝の気持ちで、コツコツと良い関係を築いていきましょう。 今日は、この辺で失礼します。
相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事”を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。 今日は、『仁義なき?嫁姑問題の原因は…』をお送りします。 「この子、ちょっと太りすぎじゃない?」「◯歳にしてはおしゃべりが遅いわね」「まだオムツ取れていないの?」…。義両親からのこんな何気ないひと言に、カチンと来た経験があるママは多いはずです。なかには育児干渉が嫁姑問題に発展して、離婚を考え始めるというケースも…。子育て経験者だけに口うるさくなりがちな義両親からの干渉には、どう対応すべきなのかを考えて見ましょう。 <子育てに関するトラブル>(出典:ママテナ) 祖父母と孫が密に付き合える期間は、せいぜい七五三まで。子どもが成長すると習い事も増えてくるし、小学生になると友だち同士の付き合いが大事になってきます。その段階までいけば、親がすべてを主導して矢面に立つ必要もありません。 関係があまり上手くいっていない、わずらわしいと思うなら、子どものために小学生になるまで最低限のおつきあい、関係をキープしておけば良いでしょう。小学生になったら親がいなくても祖父母のところにお泊まりできる位を目標にするれば良いのです。そう考えると、ぐっと気が楽になります。 ゴールが見えていれば、心に余裕も生まれてくる。母や義母の口うるさいひと言も、「干渉してくる元気があるうちが花」と思いながら受け流すのが賢い付き合い方だと言えると思います。 義両親は嫁にとってはさほど利益がなくとも、子供達にとってはたくさん利益をもたらしてくれる存在です。姑は上手くいっているときは良いですが、気が合わない、ぎくしゃくしているかもと感じたら、会社の上司と思って付き合うと良いのではないでしょうか。 <生活習慣に関するトラブル>(出典:mamastaSELECT) 夫婦は家族とはいえ、結局は価値観が異なる他人です。ましてや義両親となればなおさらです。夫の実家で、自分の実家との違いに驚いたことはありませんか?食生活の違い、お正月やお盆などの風習の違いもさることながら、普段の生活の小さなことでも、初めて目の当たりにするとびっくりしてしまうことがあるかも知れません。例えば… 「テレビのリモコンに、ラップが巻いてある」「食後に必ずみんなで昼寝する」「お風呂場の脱衣所に扉がない」「巨大な蜘蛛が出る。ムカデも出る。蛇も出る」等々…。 もちろん生活スタイルはご家庭それぞれなので、そこに住んでいない人がとやかく言うことでもないのですが、あえて違いを楽しんでみたり、良い所は真似したりしても面白いかも知れませんね。 今のうちに義両親の生活スタイルを理解しておくと、将来介護や同居の必要が出てきたときにスムーズに事を運ぶことができるかも知れません。 <息子夫婦への過干渉>(出典:夫婦問題リカプル) 姑と会うことや姑と一緒に過ごすことが、嬉しいと思っている女性もいるとは思いますが、多くの妻が姑との時間を憂鬱に思っていると見受けられます。 日頃から、姑の過干渉に悩まされている嫁にとって、夫の実家への帰省ほど悩ましいものはないと思います。姑の過干渉にもさまざまなケースがありますが、うまくかわしたり乗り越える対策を考えてみましょう。 そもそも姑の「過干渉」というのは、息子夫婦のことに必要以上に立ち入って、口出しをしたり自分の考えを押し付けたりしようとすることです。では姑からのどのようなことで、嫁は過干渉と感じるのでしょう。 「嫁の家事のやり方が気に入らなくて、勝手にやり直したり、手出し口出ししてくる。」「子どもはまだなの?」とか、夫婦のことや子づくりに関することに口をはさんでくる。」「嫁の料理や味付けや栄養のことが不満で、自分の作った料理を届けに来たりする。」「子どもの子育てや躾のことに、いちいち自分のやり方を押し付ける。」「夫の下着や服、趣味の合わない子ども服などを買って来る。」「夫婦喧嘩をしてると聞いたら、頼みもしないのに仲裁しにやってくる。」「自分が気に入っている店や病院を、やたらにすすめて連れていかれる。」「長い休みに、息子や孫が実家に行かないと、こちらに押しかけてくる。」「嫁が息子のことを大事に思ってくれているか、大切にしてくれているか心配で、しょっちゅう電話が来たり、突然訪ねてきたりする。」等々…。 義両親からの過干渉に悩んでいる場合は、思い当たることもあるのではないでしょうか。 <義両親の過干渉への対策>(出典:夫婦問題リカプル) ①できるだけ姑との距離を置く夫婦の住まいを替えることはすぐにはできないかも知れませんが、姑が簡単に一人では来られないような距離があることが望ましいと思います。 ②姑のいうことには、否定はせずにまず肯定する「そうですね」「そういう方法もあるんですね」など、一度認められれば姑も悪い気はしないものです。必要であればそのあとに「今回はこのようにしてみます」「一度こうしてみたいと思います」など、自分の考えを伝えてみることだと思います。 ③姑を頼ってみるこちらから「こういう時はどうしたらいいですか?」「お義母さんならどうしますか?」などと、意見を聞くことで姑の気持ちが落ち着くこともあります。「私を頼ってくる可愛い嫁」と感じ、夫婦に何か困ったことがあれば相談してくれるのねと安心して、過干渉も少なくなるでしょう。 ④姑に夫のことを、愚痴らない愛する自慢の息子の文句を言われて、嬉しい母親はいませんね。むしろ夫を褒めることで、姑からも「いい嫁」と思ってもらえる可能性が高くなり、夫婦仲良くやっていると安心できて姑からの過干渉も減ることでしょう。 ⑤夫や子供に間に入ってもらう頻繁に電話がかかってくるような姑には、息子である夫や、孫である子どもから電話をさせることで姑も喜んでくれます。姑は息子や孫と話せて、心配している気持ちも少しは落ち着くことでしょう。 ⑥妻の実家ばかりを大切にしない姑から、嫁の親ばかりを大切にしていると思われないように注意しましょう。負けず嫌いの姑の場合は特に、過干渉を助長させることが考えられます。 ⑦迷惑していることを、夫とよく話し合う夫も大事な母親の悪口は聞きたくないと思っていますので、悪口でなく「お義母さんがこうしてくれると嬉しいんだけど、貴方から話してくれない?」などと話してもらえるように伝えましょう。 <おわりに> たいていの姑は「よかれ」と思ってやっていますし、可愛い息子夫婦や孫のためにと考えていて、悪気はないものです。だからこそ対処が難しいのですが、過干渉してくる姑にはいくつか特徴があリます。例えば…。「負けず嫌い」「自分の意見が一番正しいと思っている」「自分の価値観を他の人にも押し付ける」「夫とうまくいっていない」「趣味もなく友達も少ない」などです。 夫婦の話し合いで、解決策が見つかる場合もあると思います。夫婦間も嫁姑間もお互いの思いやりが大切なのです。悪い所ばかり見ずに、姑のいい所を見つけていくことも必要なことだと思います。また、中々解決策を見出せない場合は…“無理に仲良くなろうとしないこと”に尽きると思います。今日は、この辺で失礼します。
相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事”を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。 今日は、『義両親との同居ってどうなの?(デメリット編)』をお送りします。 女性会員の皆さんのプロフィールを拝見していますと、お相手への希望として、相手家族同居の欄を「難しい」と書かれていることが、かなり多く見受けられます。そうなると普通に考えれば「長男」は条件的に不利になってくる訳です。では、実際問題として、結婚相手の彼の親と同居することでどんな問題が起こってくるのでしょうか?。今日はいよいよ、そのデメリットについて具体的に考えて見ましょう。 <同居するデメリット>(出典:mimot.ミモット、famico、人生を楽しく生きる) ①自由が無くなる 義両親がいくら優しい人でも、自分たちの好きなように行動することはできなくなると思います。たとえば、休みの日はだらだらと寝ていたいのに、早起きなお姑さんにつきあって掃除・洗濯などの家事をしなくてはならないような気がするし、今日は晩ご飯を作るのが面倒だから外食しよう!と言う訳にもいかなくなります。 ②生活スタイルの違い いくら結婚して家族になったとはいえ、血の繋がらない他人がいきなり家族というのは無理があります。今までの1日の流れ、例えば食事の時間、お風呂の時間等々…が違うことから調整しなければなりません。しかし彼の親と同居となると、既に相手の生活リズムが固定されている場合があります。 自分とはまったく違う生活リズムかも知れませんし、彼の親に合わすことが出来るならまだしも、仕事をしていたりするとそうともいきません。また、彼の親がこちらの生活リズムに合わしてくれることも難しいことが多いようです。お風呂も好きな時間に入ることが出来ず、夜も遅くまで起きて物音を立てる訳にもいかない…そうなるとストレスがどんどんたまってしまうのかも知れません。 ③家事の違い 料理の味付けや掃除の仕方や頻度、洗濯物の干し方やたたみ方など、お姑さんと自分のやり方が食い違った時に微妙に気まずくなったり喧嘩になったりしてしまうのも嫌な気がいたします。 ④親戚付き合い こちらも付き合い方はそれぞれ違うため、年に何度も集まるのか、年に数回集まる程度なのかで大きく異なります。特にストレスの原因になりやすい旦那の兄弟姉妹との付き合い方は確認しておいた方がいいでしょう。 ⑤性格と相性 これらのデメリットも、性格や相性が良ければ、お互い譲歩したりして合わせていけますが、合わなければ大変です。しかしながら、同居前は仲良くしていても生活をしてみると疑問に思うことは多々あります。 しっかり者の義母かと思いきや、実は家事が苦手で抜けていることが多々あったりしますし、効率が悪く、食事の支度もかなり時間がかかったり、洗濯の干し方やたたみ方が雑だったり、掃除もあまりしていない場合だって有り得ます。寧ろどちらも完璧などと言うことの方が珍しく、その加減や度合いのズレがお互いにストレスを感じたり、揉める原因にもなるのだと思います。 ⑥プライベート時間が減ってしまう 休日であれば一人、または彼とまったりすることが出来るかも知れません。しかし同居していると、なかなか一人の時間が持てなくなります。 一人部屋があれば良いですが、多くは寝室が唯一一人になれる空間という人も少なくありません。リビングにしかテレビがない場合、親がすでにテレビを見ている場合もあり、自分のやりたいことが出来なくなることもあります。 過干渉な親の場合、一人でゆっくりしていても、何かと声をかけてきたりすることもあります。放っておいてほしいと思いつつ、なかなかそのようなことを言えないのも彼の親ならではと言うことです。 ⑦プライバシーがなくなる 彼の親から「気にしないで」と言われても、お互いの習慣や趣味などは気になってしまいます。特に女性の場合、洗濯物やお風呂、すっぴんなど、彼氏でも少し恥ずかしいようなことが、彼の親にまで丸見えになってしまう可能性があります。 良かれと思って彼の親もお世話をしてくれるかもしれませんが、気まずいときはきちっと断るようにしましょう。その際、プライバシーが、と言うと関係を悪化させてしまうこともあるかも知れないので、恥ずかしいので、自分のことは自分でやります、などなるべくオブラートに包んだ言い方が良さそうです。彼に頼んで親に伝えてもらうのも良いでしょう。 ⑧共有スペースの使い方 家の中の共有スペースというと、玄関、キッチン、リビング、お風呂場が挙げられます。二世代で利用するとなると、どうしても物が溢れかえってしまったり、お互いの物が混合してしまうこともあります。 悪気がなくても、自分の物を勝手に使われるのは少し嫌ですよね。できれば親と自分たちと、二世帯用にリフォームしてしまうのも手です。しかしリフォームも簡単ではないため、予め置き場所を分けたり、使い方のルールを決めておくのが賢明です。使い方だけでなく、掃除などもこだわりがあります。彼の親のルールなど事前に把握しておきましょう。 ⑨彼が親離れしていない 彼が親離れしていないと、いくらこちらがストレスを吐いても、親の味方になってしまう可能性があります。彼女の前で親にわがままをいったり、甘えたり、見たくない姿を見ることもあります。それだけでなく、親の言う通りにしろ等と言う可能性も否定できません。 親を大切にするのは良いことですが、自分のことを犠牲にしてまでする必要があるのか、深呼吸して考えてみてください。特に母親と親離れできていない場合、子供が生まれた後に育児に口を挟まれることもあります。それが半ば強制的な言い回しになったとき、彼は親の肩を持つかもしれません。彼が悪い意味で親離れできていないときは注意しましょう。 ⑩介護 今は元気でも、高齢の親の場合はいつ体調が崩れるかわかりません。障がいをもってしまい、寝たきりになることもあります。同居をしていなくても、彼の親が倒れたときなどに介護をする必要が出てくるかも知れません。 自分でどうしても介護をしたい場合は良いですが、そのような女性は決して多くはありません。介護が必要になると、仕事をやめなくてはいけなくなったり、金銭的にも負担が増えることもあります。 専門の医師や病院があるわけですから、自分ひとりでの介護はとてもストレスになります。肉体だけでなく、精神的にも参ってしまうので、事前に彼や親とどのような介護をするのか話し合っておくと安心です。 <おわりに> 血の繋がらない義理の両親との同居。価値観も、育ってきた環境ももちろん違います。違って当たり前なのです。 お互いに上手く受け入れることができ、お嫁さんが溜め込まずに甘えるところは甘えて、当然の配慮がきちんとできれば同居生活も楽しくて、助け合える面もあるのだと思います。 同居に関して悩んでいる方は、ぜひ旦那さんと腹を割って話してみてください。その結果、やはり同居はなし!という場合の方が多いのかも知れませんが、お姑さんや旦那さんの家庭の事情によっても同居するか否かと言うのは変わって来ると思います。状況に応じて臨機応変に対応できるようにしておいた方が良いかも知れません。同居でも別居でも、義両親は家族の一員だという認識で接するように心がけるべきかとは思います。 最後に、“べき論”ですか?!とツッコミが入りそうですが…今日は、この辺で失礼します。
相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事”を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。 今日は、『義両親との同居ってどうなの?(メリット編)』をお送りします。 女性会員の皆さんのプロフィールを拝見していますと、お相手への希望として、相手家族同居の欄を「難しい」と書かれていることが、かなり多く見受けられます。そうなってくると、男性が長男で実家を継いだりする場合は、普通に考えれば不利になってくる訳です。では、実際問題として、結婚相手の彼の親と同居することでどんな状況が展開されるのでしょうか?。先ずは良い事も沢山ありますよ、と言うメリットについて具体的に考えて見ましょう。 <同居するメリット>(出典:mimot.ミモット、PridalTIMES、HowTwo) ①子供の面倒を見て貰える 義両親と同居するのはなしだと答える人が多い中、同居のメリットも見逃せません。同居のメリットとして最も多く挙がるのが、子供の面倒を見てもらえるということです。 特に共働きの家庭では、子供が急に熱を出したときや、体調が悪くて保育園などに預けられないとき、お姑さんが活躍します。自分が仕事で抜けられないときは、お姑さんが子供についていてくれていると思うとそれだけで安心できると思います。 また、お姑さんが家にいて子供にご飯を食べさせてくれるとなると、自分は夜遅くまでも勤務にも対応することができるため、収入面でも優位になります。 更に、家に義両親がいると面倒を見る大人がいることになるので、保育園の入園優先順位を後ろに回されるかも知れません。そこで義両親の協力です。やむをえず、保育時間の短い幼稚園に行くことにしても、送迎や降園後の面倒を見てくれれば大きな問題はなくなると言うものです。 ②その地域ならではの習慣を補って貰える 地域ならではの伝統やしきたりなど、外から来た自分では把握しきれない部分を義両親が補完してくれるというのも重要なメリットです。 自分や夫が外で恥をかかないように、お姑さんが礼儀や作法を教えてくれるとなると、非常に心強い味方になると思います。 また、子供たちにとっても地域の文化や伝統に触れられるだけではなく、最近は祖父母や地域の大人達とのコミュニティーの中で一緒に暮らすことになりますので、将来社会的弱者と呼ばれる人たちに優しく接することができるように成長するとも言われています。祖父母や地域社会との経験はとても重要になると思います。 ③経済的なサポートを受けられる どちらが主の家に同居するか、また家族の考え方にもよりますが、基本的には家計経済的な合理化が期待できます。単純に、2つの家族が1つに暮らすことで総じれば光熱費などの軽減につながるほか、例えば、住宅ローンだけ負担をしてくれたり、生活費の一部を負担してくれたり、食費もサポートしてくれるなどといったケースがあるようです。 また、子供ができれば、祖父母として孫に何か買ってあげたいという心理がはたらき、あなたが負担しなくてもプレゼントをしてもらえることがあります。特に大きな買い物になればなるほど「協力してあげよう」という気持ちになるものです。 ④家事の軽減につながる 同居にも様々なスタイルがありますが、少なくとも共有スペースの掃除などに協力してもらえるので家事の軽減につながる可能性が高いです。特に共働きの場合、出かけに洗濯機を回して、干したり取り込んだりするのは義両親がしてくれる、こんな分担も可能です。 ⑤精神的なサポートを得られる 義両親は実の両親以上に優しく接してくれるかもしれません。もちろん、あなたの子供ではなく、あなた自身に対してです。あなたが義両親に気を遣うように、義両親もあなたに気を遣っています。 あなたの扱いに慣れていない分、様子を見ながら接する義両親は、もしかしたらあなたのパートナーよりもあなたのことを親身に考えてくれるかもしれません。どんな小さなことでも丁寧にサポートしてくれる義両親の存在は、きっとあなたの精神的な柱となってくれるはずです。 ⑥仕事を続けられる 保育所で子どもを預けられない場合には、義両親に子どもの面倒をお願いして働きに出ることができます。夫婦共働きで生活設計を立てる、そう決めて結婚した2人にとってはありがたい存在です。 ⑦補助金や助成金が受けられるかも?! 実際、地方自治体によっては、政府に先駆けて、同居や近居する世帯に対して、補助金や助成金を出しています。 確かに政府や自治体が提供してくれる補助金や助成金はメリットだと思います。ただそれ以上にメリットなのが、二世代による子育ての喜びの分かち合いであり、祖父母の懐の深い愛情により孫に与える好影響ではないでしょうか。 <おわりに> 以上が義両親と同居する上での大まかなメリットです。やもするとデメリットばかりを考えがちですが、そんなことはなくメリットも多くあります。 お互いに他人同士なので、実の親子関係以上に複雑で難しい部分もありますが、持ちつ持たれつの関係で感謝の言葉を大切に同居生活を送っていけば、意外と上手くいくのではないでしょうか? 今日は、この辺で失礼します。
相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事”を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。 今日は、『晩婚化・非婚化(その4)』をお送りします。 日本が深刻な少子化・人口減少時代を続けていることは、これまで述べさせていただいてきた通りです。もう察しの良い皆さんなら、今日本が抱えている大きな社会問題のいくつかは、「晩婚化・非婚化」を解消することで、一気に解決できてしまう事にお気付きなのではないでしょうか?!。 <「少子化」より深刻な「晩婚化・非婚化」問題>(出典:10MTVより) 一昨日の晩婚化・非婚化(その2)でも書かせていただきましたが、政府は「晩婚化・非婚化」については、事ここに至るまで、ほぼ無策に等しかったと思います。長期予測による出生率推計を何度も見誤っていたことに加え、3回目のベビーブームの山も来るだろうと楽観視していたようですが、団塊ジュニアの子どもたちの世代には、残念ながら、このピーク、山が見られませんでした。 この“幻に終わった第三次ベビービーム現象”の根本には、「晩婚化・非婚化」という、「少子化」より手前の問題があるにも関わらず、特に政策として具体的な手が打たれることがありませんでした。ようやく、少子化の原因として認識され、政策に取り上げられたのは2012年頃からで、実に「1.57ショック」から20年以上が経過していました。これも一昨日に指摘させていただきましたが、この対策の遅れが、生涯未婚率の急上昇にも表れており、男性の5人に1人、女性の9人に1人が未婚のまま50歳を迎えているというのが現状なのです。 <晩婚化・非婚化がもたらす社会問題>(出典:社会人の教科書より)それでは、「晩婚化・非婚化」を解消することで、どの様な社会問題が解消されるのかを挙げてみたいと思います。えっ、こんなに?!、と愕然とされると思います。 ①「少子高齢化」日本は晩婚化・非婚化、女性の社会進出、高学歴化など様々な理由により出生率が減少し少子化が進んでいます。また、高齢化は医療の発展や健康意識の高まりなどにより進んでいます。少子高齢化が問題視されている背景には、現役世代、つまり労働人口が減少することによりこの後紹介する年金制度や医療制度が成り立たなくなるといった社会問題へと発展することにあります。また、制度以外にも人手不足などが発生したり、人手不足などにより日本の経済成長率が低下するなど様々な社会問題へと発展していく可能性があります。 ②「相対的貧困」貧困には大きく分けて必要最低限の生活も送ることができない「絶対的貧困」と税金などを引き、生活などで自由に使えるお金が国内の平均(等価可処分所得)の半分に満たない「相対的貧困」の2つに分けられますが、今の日本では後者の相対的貧困が、特に大きな社会問題となっています。ちなみに2015年の等価可処分所得の中央値は年間245万円、その半分の122万円に満たない可処分所得しかない世帯を「相対的貧困層」と言い、その割合を「貧困率」と言います。2015年の最新値では15.6%、実に7人に1人が貧困にあえぎ、母と子のシングルマザー世帯では半数以上が貧困に苦しんでいます。また、高齢者の相対的貧困も大きな社会問題となっており、70歳以上になると約26%、つまり4人に1人以上が相対的貧困に該当すると言われています。 ③「人口減少社会」人口減少社会とは生まれてくる子供の数よりも亡くなる人の数が多いと言ったことが続き人口が減っていく社会のことです。日本の人口は2008年(平成20年)の1億2,808万人をピークに減少が始まっており、すでに社会問題の1つとされていますが、厚生労働省によると2053年には日本の総人口は1億人を下回ると予想され、さらに深刻化していくと言われています。人口が減少すれば、消費は減少するため経済の縮小や経済成長率の低下を引き起こすと言われています。また、人口が減少すれば私立大学だけでなく国立でも定員割れが起きる可能性があったりと、少子高齢化と同様に医療制度や年金制度の崩壊にも繋がってきます。 ④「年金制度の崩壊」一定の年齢に達すると受け取ることが年金。現在は65歳を超えると年金を受給することができますが、この先この年金制度が崩壊すると予想され社会問題となっています。少子高齢化によって最も問題視されていると言っても過言ではないのが年金制度です。年金は現在働いている現役世代から国民年金や厚生年金と言った名目などで徴収した保険料を年金として高齢者に支払われています。昔は現役世代が多かったことから年金制度はうまく回っていましたが、少子高齢化によって現役世代の減少と高齢者が増加したことにより徴収した保険料だけでは賄えなくなってしまっています。現在は現役世代の年金保険料率を引き上げし徴収する保険料を増やしたり、年金を支給する年齢を引き上げたり、支給額を減額することで年金の支出学を減らし運用されていますが、いつかは限界を迎え年金制度が崩壊すると言った問題にまで発展する可能性もあるのです。 ⑤「老老介護・認認介護」老老介護とは高齢者が高齢者を介護することです。つまり65歳以上の高齢者同士で介護を行っている状態のことを意味します。2016年(平成28年)の段階で全在宅介護の内の51.2%が老老介護であると厚生労働省の調査で明らかにされています。介護は肉体的にも精神的にも大きな負担となることから高齢者同士の介護は共倒れとなってしまう可能性があると懸念されています。そして、老老介護と関連してもう一つ社会問題となっているのが認認介護です。認認介護とは認知症患者が認知症患者を介護することで、老老介護による負担に加えて、火の不始末による火事などの可能性もあります。さらには介護を放棄してしまったり、要介護者の存在そのものを忘れてしまい、亡くなられたケースもあるようです。日本の高齢化は今後さらに進むと予想されており、2025年には3人に1人が65歳以上の高齢者となり、2040年には3人に1人が85歳以上になるとも予想されているため、老老介護・認認介護はさらに深刻化してと予想されます。 ⑥「国民医療費の高騰」国民医療費とは日本国民が医療にかけた年間費用の総額のことで、年々増加していることが社会問題となっています。年によっては前年を下回る年もありますが、平成元年には19.7兆円だった国民医療費は、平成10年に29.5兆円、平成20年に34.8兆円、そして今では40兆円を大きく超え、今後さらに膨れ上がっていくと予想されています。国民医療費が増加している理由は様々あると言われていますが、高齢者は現役世代の4倍の医療がかかっていると言われており、高齢化社会が加速していることも国民医療費の増加の原因と言われています。 ⑦「後継者不足」後継者不足が社会問題にまで発展した背景には少子化によって後継者が減っただけでなく、子や孫などに債務を継がせたくないと言った経営者が多いことなどがあると言われています。後継者が見つからなければ廃業する企業や事業主も出てくるため、伝統的な技術が継承されずに消滅したり、働いていた社員は仕事を失うことになりかねません。また、農家や漁師の後継者が減れば食料自給率などの社会問題へも直結する可能性があります。すでに国内企業の3分の2の経営者は後継者がいない状況にあり、2025年には団塊の世代が75歳以上となるため、この年の前後から後継者不足はさらに加速すると考えられています。 ⑧「人手不足」すでに飲食業や建設業など一部の業界を中心に人手不足が社会問題化していますが、今後はさらに拡大し、2030年には600万人以上の人手不足が発生すると予想されています。人手不足は企業の成長を阻害するだけでなく、日本経済全体の停滞にも直結します。現在は外国人労働者などによって保たれていますが、日本人労働者とは違い、文化や言語の違う外国人労働者の雇用には教育や研修と言った費用がかかるため簡単に取り入れられない企業も多く存在しています。また、少子化により働く現役世代が減少すれば人手不足は日本人だけでは解決できない社会問題ともなりかねません。 ⑨「一生働く時代へ」2004年に改正され2006年に施行された高齢者雇用安定法により65歳までの継続雇用が義務化され、さらには近い将来には70歳にまで引き上げられると予想されています。継続雇用年齢が引き上げられる原因にはこれまで紹介した少子高齢化によって起きる問題を回避するための対策として行われていますが、今後さらに引き上げられるようであれば様々な問題が発生すると言われています。例えば建築や介護と言った肉体的な負担の大きい仕事は高齢者にとって継続して働くことが困難なだけでなく、別の仕事につくと言っても新しいキャリアを1から構築していく必要があり、満足のいく給与を貰えるとは限ません。また、ITと言ったような技術革新が早く常に新しい技術を身につけるような業務も高齢者には難しいと言われています。さらに、退職せずに今の職場に残る高齢者が増えればポストが開かず若い世代へのチャンスも減少する可能性が出てきます。 ⑩「経済成長率の低迷」少子高齢化によって現役世代の数が減れば必然的に経済成長率も低迷していきます。経済成長率が下がれば、上記の年金制度の崩壊と言ったことにもなりかねませんし、雇用の低迷、給与や福利厚生などの雇用条件の低下と言った問題へと発展する可能性があります。2050年には日本は少子高齢化などの問題により現在の先進国から発展途上国へ格下げされると予想されています。発展途上国となれば国際競争力や国内経済の衰退していく可能性が高くなり、国民一人ひとりの生活水準が低下してしまいます。 ⑪「市区町村の統合」全国的にこのまま少子高齢化が進めば地方は成り立たなくなり市区町村の合併の動きはさらに加速していくと予想されます。合併は「公共の施設が統一され公務員数を減らせる」「予算が増え大きな公共事業が行えるようになる」などメリットがある反面、「その地域に住む人達の声が反映されにくくなる」、「公共施設が統一されることで一部の住民は距離が遠くなり不便になる」と言った問題が発生する可能性があります。また、同じ地域内で格差が生まれるなどの問題も発生する可能性があります。 ⑫「医師不足」人手不足は医療の世界でも起きています。医師不足は単に医師が足りないと言った問題だけではなく、医師が都心に集中しているため地方では医師不足していることや、都心でも病院や診療所などに雇用される勤務医の不足と言った様々な問題が起きています。OECD(経済協力開発機構)の調査によると日本の人口1,000人当たりの医師の数は加盟国の平均を大きく下回り、メキシコ、韓国、ポーランドに次いでワースト4位に位置しています。医師不足は病院の経営が難しくなるだけの問題ではなく、医師不足により病院が閉鎖し病気や怪我、さらには出産と言った時に近くに病院がないと言った事態へとなりかねません。 ⑬「空き家問題」総務省統計局の調べでは日本の総住宅数は現在6063万戸と言われており、その内の820万戸が空き家と言われています。つまり約10戸に1戸以上の割合で空き家が存在していると言うことになり社会問題となっています。しかも上記でも触れたように日本はこの先人口が減少していくと予想されていることなどから空き家は更に増加していくと見込まれています。空き家は動物が住み着き、虫が湧いたりすることにより近隣住民の迷惑になる可能性があるだけでなく、不法占拠や放火などの犯罪により治安の悪化の原因ともなりかねません。 <「晩婚化・非婚化」を解消する自治体独自の対策例>(出典:山形県ホームページより) ①次世代の親としての家庭観の醸成a.生命の大切さや家庭の役割について学習する機会の充実家庭の果たす役割を理解し、青少年の結婚に対する考え方が深まるよう、高校生等が乳幼児とふれあう機会を提供することなどにより、子どものときから、家庭観、家族観に関する学習・広報・啓発を推進しようとするものです。 b.男女が共に家事や育児を担う意識の啓発と能力の育成家庭における男女共同参画意識が根付き、男女とも家庭を持つことに前向きになるようにするため、男女が協力して家庭を築き子どもを生み育てる意義などの学習機会を提供する施策を推進していくものです。 ②出会い・結婚につながる支援の充実a.男女の出会いを支援する施策の充実若者の結婚への意識啓発を行なうとともに、希望する者が結婚できるよう、出会い・結婚につながるサポート体制を充実させる施策を推進するものです。 b.出会い・結婚を支援する人材の育成出会い・結婚につながるサポート体制を構築するため、支援に携わる人材育成を推進します。 <最後に、声を大にして以下の2つの必要性を提案したいと思います!> ①自治体による婚活助成金の創設“成婚への近道”“婚活の最後の砦”“合理的な最も実績のある婚活”とも言われ、大規模な婚活者データベースを運用し、今や婚活事業の中心的存在となっている「仲人型結婚相談所ネットワーク」を始めとした「婚活支援サービス」を利用しようとする“一般市民の婚活希望者”を対象にした「助成金制度」或いは「住民税控除制度」を創設し、「地域在住婚姻者の増加」や「地域出生数の増加」及び「地元定住者の促進」への呼び水政策として実施する。 ②官民協力しての抜本的な婚活支援の早急な推進地域ボランティアによる“無償奉仕活動”や婚活パーティーや街コン等の“出会いイベントサポート”から脱却し、一定数以上の会員データベースを持つ「仲人型結婚相談所連盟組織」の各地域正規加盟店と積極的にタイアップし、「お見合いから始まる本気の婚活」「定期的に多くのお見合いが組める婚活」「希望に合ったお相手を自分で選ぶ婚活」「成婚まで寄り添う手厚いサポートが受けられる婚活」「結婚できるノウハウを提供して貰える婚活」「安全と信頼の裏付けがある婚活」等々を理念として、その実現を強力に推進できる官民協力体制を構築する。 「晩婚化・非婚化」を解消する“婚活支援”は官民が共に手を携えて協力体制を構築し、婚活を希望する市民への積極的な助成金活用制度を有効利用できる様になることが、早急に望まれていると感じています。今日は、この辺で失礼します。
相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事”を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。 今日は、『晩婚化・非婚化(その3)』をお送りします。 <嫡出子と非嫡出子(婚外子)>(出典:法務省ホームページより) 法律上、子供は「嫡出子(ちゃくしゅつし)」と、「非嫡出子(ひちゃくしゅつし)」とに分けられます。前者の「嫡出子」は法律上婚姻関係にある夫婦間に生まれた子をいいます。「非嫡出子」は「婚外子(こんがいし)」などとも呼ばれ、法律上婚姻関係にない男女の間に生まれた子をいいます。 また、「非嫡出子」は法律上2つの立場に分かれ、一方は親に「認知された子」、もう一方は「認知されていない子」であり、前者は相続権がありますが、後者はいわゆる内縁関係の間に生まれた子と言うことで、相続人となる資格自体がありません。 以前の民法上の規定では、認知された「非嫡出子」は「嫡出子」とは全く同じ相続を受けることができず、認知された「非嫡出子」の相続分は「嫡出子」の2分の1に制限されていました。この理由は、民法上は法律上の婚姻関係にある夫婦から生まれた子を優先する法律婚主義を採用していたためです。 しかし、2013年(平成25年)9月4日最高裁判所の大法廷によって、「非嫡出子」の相続分を「嫡出子」の相続分の2分の1とする規定が法の下の平等を定める日本国憲法(14条1項)に反し違憲であるという判断がなされました。 これは、諸外国の状況や国民の意識の移り変わりを理由に、父母が婚姻関係になかったという、子としては自ら選択や修正する余地のない事柄を理由としてその子に不利益を及ぼすことは許されず、「非嫡出子」であっても個人として尊重し、その権利を保障すべきであるという考え方が確立されてきたことによるものでした。 <米国の「未婚の母」による出生率>(出典:Yahoo!ニュースより) 先進国における出生率動向の鍵の一つとなるのが、未婚の母による非嫡出子です。アメリカ合衆国ではこの値が高いことで、出生率全体が底上げされている現状があると言われています。2013年の最新データですが、アメリカで出産した子供の40.6%は「未婚の母」によるもの(婚外子、非嫡出子)となっています。 日本では2%前後でしか無い婚外子出生率ですが、アメリカでは全体で4割、出生率の一番高いヒスパニック系で5割強、黒人では7割強に達するのです。これはアメリカをはじめとして諸外国では、結婚しないまま子供を出産する「非嫡出子」が、社会的・文化的に容認されつつあること、国や社会全体が支援する仕組みを構築しつつあること、或いは個人の「何とかなるだろう」という楽観的な考え方、「そうせざるを得ない」という悲観的状況の増加などが要因にあると言われています。 なお、アメリカ合衆国国内のアジア・太平洋圏系の「婚外子出生率」は10%強のまま推移しており、過去からの推移も含めて他の属性と比べて極めて低いのも事実です。文化的な発想・結婚に対する考え方の違いが表れているのかも知れません。 そんな中、一方で日本の場合は、元々社会文化として「婚姻」と「出産」が結びついており、それが維持されたまま「晩婚化・非婚化」が進んでしまったのが少子化の一因と言えます。この「晩婚化・非婚化」の要因としては「経済的な不況」「若年層に対する労働市場環境の悪化」など複数の要因が挙げられていますが、その他に「結婚のスタイル」の変化、つまり「昔ながらの見合い結婚の減少」が遠因であるとの指摘もなされています。 「未婚の母」に関する問題は本人達の意志はもちろん、文化的側面、社会的側面、人口の維持観点など、多方面から考慮すべき問題に違いありません。その上で、アメリカの実情は、大いに参考になるものと言えると思います。 <婚外子が増えれば日本の少子化問題は解決する?>(出典:Newsweek日本版より) 人生にはいくつかのステージがあり、それぞれを区切るイベント(ライフイベント)があります。日本では通常「学校卒業」→「就職」→「結婚」→「出産」という順番を守ることが期待されていると思います。「就職」と「結婚」が入れ替われば“定職もないのに”と嫌味を言われ、「結婚」と「出産」が逆になれば“結婚してないのに”と偏見を向けられてしまうのです。 しかし、これは日本の慣習によるものでしかありません。最近ではこれにとらわれない人も増えていますし、世界に目を転じれば、4つの順序があべこべな社会は多くあります。「結婚(法律婚)」についてはもう普遍的な考え方ですらありません。 ヨーロッパでは、出生数に占める婚外子の割合がとても高くなっています。2014年の42カ国の統計によれば、フランスやスウェーデンでは、生まれてくる子どもの半数以上が婚外子なのです。 日本(2.3%)や韓国(1.9%)ではごくわずかですが、中南米やヨーロッパでは半分以上という国が結構あります。北欧や西欧では“事実婚”が幅を利かせているためだと考えられます。フランスでは56.7%、スウェーデンでは54.6%が婚外子ですが、何ら差別を被ることはなく、婚内子と同等の権利が保障されているのも特筆すべきことだと思います。 最初に触れた通り、日本でも2013年(平成25年)の民法改正により、遺産相続での婚外子の差別規定は撤廃されましたが、社会的な偏見はまだまだ強いのが現実だと思われます。なお、各国の婚外子の割合と出生率にはプラスの相関関係が認められると言われています。つまり、おおむね婚外子の割合が高い国ほど出生率が高い傾向にあると言うことです。 これが因果関係を意味するとは限りませんが、結婚(法律婚)をしなくても子を産める選択肢が開けている国ほど出生率が高い、ということが言えるのです。2005年の『国民生活白書』では、「欧米諸国においては、法律婚以外の形での結び付きが一般化していることや、それに伴う婚外子の出生率が高くなっていることなどが、合計特殊出生率の低下に歯止めをかける要因となっている」と指摘されています。 「結婚は望まないが子どもは欲しい」。こういう考えの女性は日本でも結構います。内閣府『我が国と諸外国の若者の意識に関する調査』によれば、20代の未婚女性の18.3%がこうした考えを持っているのです。20代の未婚女性数にこの比率を乗じると、実に約80万人になります。もしこれらの女性が出産に踏み切ったら、出生数は一気に倍増し,第2次ベビーブームの頃に匹敵する数になるのです。 いろいろと「縛り」が生じる結婚(法律婚)をしなくても、子どもを産む育てることが現実的になれば、少子化問題は解決するかも知れません。対策としては、事実婚のカップルに法的保護を与えたり、シングルの親への経済的支援を手厚くしたりすることが考えられます。少子化に歯止めがかかるならそのコストは十分回収されるのではないでしょうか。 最近になって、やっと少子化の原因は“晩婚化・非婚化”という認識がなされ、各地で「婚活」の取り組みが実施されつつありますが、結婚と出産をセットで考える必然性はありません。発想を転換する時期に来ているのかも知れません。今日は、この辺で失礼します。
相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事”を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。 今日は、『晩婚化・非婚化(その2)』をお送りします。 昨日は、1人の女性が生涯に産む子どもの数にあたる「合計特殊出生率」が1990年「1.57ショック」の話から、「八百屋お七」の話へと本題から逸れてしまいましたが…、その「合計特殊出生率」は、その後2005年(平成17年)には1.26となり、昨年の2018年は1.42となって、底打ちした様にも見えますが、実はこれを実際の子供の「出生数」でみると、何と91万8397人で過去最低を更新している状況で、3年連続の100万人割れと言う、正に“非常事態”なのです。 もう一つ付け加えれば、この「合計特殊出生率」の低さもさることながら、政府が出している「希望出生率」は何と1.8です!。官僚の方々の“机上の空論”だとは言え、政府の年金や医療費等の社会保障対策の見通しは、この“希望出生率1.8”の上に成り立っているふしがあり、非常に気になります。 国民の意識を調査し、少子化の原因を分析する内閣府の「家族と地域における子育てに関する意識調査」の結果によると、「若い世代で未婚・晩婚が増えている理由」について、未婚男性は「経済的に余裕がないから」との回答が5割以上で最も多くを占めています。未婚女性では、「独身の自由さや気楽さを失いたくないから」、「希望の条件を満たす相手にめぐり会わないから」と続き、未婚や晩婚の背景に経済的理由があることが浮き彫りになっているのです。 <未婚者が結婚を決める理由> 先の内閣府から出された「家族と地域における子育てに関する意識調査」から「結婚を決める理由」を整理してみますと…①「経済的に余裕ができること」:46.3%②「希望の条件を満たす相手にめぐり会うこと」:37.8%③「結婚の必要性を感じること」:32.9%④「異性と知り合う(出会う)機会があること」:30.5%⑤「仕事(または学業)が落ち着くこと」:28.0%⑥「精神的に余裕ができること」:25.6% これを性別に見ますと、男性では「経済的に余裕ができること」(47.7%)が最も多く、次いで「異性と知り合う(出会う)機会があること」(34.9%)、「仕事が落ち着くこと」(33.7%)になります。 一方、女性は「経済的に余裕ができること」(44.9%)と並び、「希望の条件を満たす相手にめぐり会うこと」(44.9%)が多く、次いで「結婚の必要性を感じること」(34.6%)となっています。総括では、「男性の2位は『異性と知り合う(出会う)機会があること』であり、女性では同率1位が『希望の条件を満たす相手にめぐり会うこと』です。男性では『出会いそのもの』が、女性では『希望の条件を満たす相手との出会い』が必要となっており、男女で結婚を決心する状況に差がみられる」と報告しています。 このブログでも度々触れていますが、結婚する意志を持つ未婚者、即ち「いつか誰かと結婚したい」と考えている人々の割合は85%~90%にも及びますし、「一生結婚するつもりはない」とする未婚者は10%にも満たないのです。結婚したいのに結婚できていない…このギャップはいったい何なのでしょうか?!。このギャップを埋めることが出来なければ、日本の晩婚化・非婚化、ひいては少子化にストップをかけることは出来ないと思います。次に、政治学者の曽根泰教氏による、戦後3回目のベビーブームが来なかった事についての考察を紹介した、10MTVの記事をご紹介していきましょう。 <戦後3回目のベビーブームは?!> 日本では、1973~74年あたりで第二次ベビーブーム、つまり、団塊ジュニア世代が結婚、出産のピークを迎えました。しかし、団塊ジュニアの子どもたちの世代には、このピーク、山が見られなかったのです。それは、結婚、出産の年齢が広く分散してしまったことが原因でした。しかも、肝心の政府は「晩婚化・非婚化」については、ほぼ無策だったと言えます。長期予測による出生率推計を何度も見誤っていたことに加え、3回目のベビーブームの山も来るだろうと楽観視していたようなのです。 <政府による対策の遅れ> 事実、第三次ベビーブームは起きませんでした。この幻に終わった現象の根本には、「晩婚化・非婚化」という、「少子化」より手前の問題が潜んでいます。しかし、政府が多少なりとも具体策として講じてきたのは、男女共同参画、待機児童対策といった、既に結婚、出産、子育てを経験している人たちに対するものです。ちなみに、既に結婚している人たちが何人の子どもを生み、育てるかという点では、かなり安定的に2.0を超えた数字で推移しており、少子化に深刻な影響を与えるほどのものでは無かったのです。 しかし、その手前の「晩婚・非婚」については、特に政策として具体的な手が打たれることがありませんでした。ようやく、少子化の原因として晩婚化・非婚化が政策に取り上げられたのは2012年と言われています。何と「1.57ショック」から20年以上が経過していました。この対策の遅れは、生涯未婚率の急上昇にも表れており、2015年の数値では男性の4人に1人、女性の7人に1人が未婚のまま50歳を迎えているというのが現状です。 <結婚したくても実際にしていない現状への対応> こうした晩婚化・非婚化傾向に具体的に「手を打つ」と言っても、これは制度や環境を整える以前の問題にかかわってくるもの。つまり、個々人の精神面にかかわる部分が大きいので、なかなか事態はややこしいと思います。 また、特に先進国の都市部では、お金さえ払えば衣食住のほとんどのサービスを手にすることができるという事実があります。デリバリーサービスなどを利用して美味しく栄養バランスのとれた食事を味わうこともできますし、留守の間にロボットが掃除を済ませてくれたり、下着一枚から洗濯して届けてくれるサービスさえあるといいますから、夫婦、親子関係に気をつかうより気軽な独身生活を続けたい、という人が増えても無理からぬことと言えるでしょう。 曽根氏は、政策としては今まで少子化対策としてはタブー扱いだった婚外子や移民受け入れといった問題の対策も迫られているとしており、また、それと同様に、各分野での手厚い研究が必要と指摘しています。さらに加えるならば、「結婚しない」人だけでなく、「結婚したがらない」人に対する研究、対策も急務かもしれません。 今日は、この辺で失礼します。
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