話が脱線しやすい人でもお見合いが上手くいく会話テク
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お見合いで話しているうちに、気づけば最初の質問からどんどん遠い話になっている。楽しく話していたはずなのに、帰り道で「結局、何を話したんだっけ」と不安になる。話が脱線しやすい人には、そんな経験があるかもしれません。
でも、脱線しやすいことは、必ずしも悪いことではありません。会話が広がる力があるということでもあります。大切なのは、話を広げる力をそのままに、相手が迷子にならないように少しだけ道しるべを置くことです。
その1 最初に結論を置く
話の入口を作る
話が脱線しやすい人は、頭の中でいろいろな連想が起きています。相手に「休日は何をしていますか」と聞かれて、映画の話をしようと思ったのに、映画館の思い出、学生時代の友人、最近のカフェ、仕事の疲れまでつながってしまうことがあります。
これは話題が豊かとも言えますが、初対面のお見合いでは、相手が話の目的を見失いやすくなります。
そこでおすすめなのが、最初に短く結論を置くことです。
「休日は映画を観ることが多いです」
「最近は家でゆっくり過ごす時間が好きです」
「外に出るなら、落ち着いたカフェに行くことが多いです」
先に答えを置いてから、少し補足する。これだけで、会話はかなり分かりやすくなります。
お見合いは、話の面白さを披露する場ではなく、相手に自分を知ってもらう場です。入口が分かりやすいと、相手も安心して話についてきてくれます。
その2 一つ話したら戻る
本題へ橋をかける
脱線そのものを完全になくそうとすると、会話が窮屈になります。むしろ、少しの脱線は人柄が見えて面白いものです。問題は、脱線したあとに戻ってこないことです。
たとえば、趣味の話から旅行の話になり、そこから食べ物の話になり、気づけば相手が聞いた質問とは別の方向へ進んでいる。相手が楽しそうならよいのですが、初対面では「どこで返事をしたらいいのかな」と困らせてしまうこともあります。
そこで、話を広げたあとに一度戻る癖をつけましょう。
「少し話がそれましたが、休日はそんな感じでゆっくり過ごすことが多いです」
「つい好きな話で広がってしまいましたが、旅行は食べ歩きが楽しみなんです」
「戻ると、仕事では人と調整する場面が多いですね」
このような一言があるだけで、相手は安心します。
話が脱線しやすい人に必要なのは、脱線禁止ではありません。戻ってくる技術です。会話に橋をかけるだけで、広がりも魅力になります。
その3 相手に渡す
話しすぎを防ぐ
話が脱線しやすい人は、話しているうちに自分でも楽しくなって、少し長く話してしまうことがあります。お見合いでは、会話の量が片方に偏ると、相手が置いていかれたように感じることがあります。
自分の話をしたら、早めに相手へ渡す意識を持ちましょう。
「私はこんな感じなのですが、〇〇さんはどうですか」
「少し話しすぎました。〇〇さんは休日どんな過ごし方が多いですか」
「今の話で思い出したのですが、〇〇さんは旅行はお好きですか」
こうして相手に渡すと、会話が一方通行になりません。
ポイントは、長く話してしまったことに気づいたら、焦って言い訳しないことです。明るく相手に戻せば大丈夫です。
婚活で大切なのは、話題の豊富さより、二人で会話を作れるかどうかです。自分が話す時間と、相手が話す時間。その行き来ができる人は、初対面でも安心感を持たれやすくなります。
その4 深掘りは一段だけ
質問を広げすぎない
脱線しやすい人は、相手の話にも興味を持ちやすいです。それ自体は素敵なことです。ただ、相手が一つ答えるたびに、次々と関連質問を投げると、会話が枝分かれしすぎることがあります。
相手が「料理が好きです」と言ったとします。そこから、得意料理、いつ始めたか、調理器具、外食の好み、家族の食事、健康管理まで一気に広げると、相手は少し疲れてしまうかもしれません。
お見合いでは、深掘りは一段だけで十分です。
「料理がお好きなんですね。最近よく作るものはありますか」
このくらいなら答えやすく、会話も自然です。相手が楽しそうに話してくれたら、さらに少し広げる。反応が短ければ、別の軽い話題に移る。その温度調整が大切です。
会話を広げる力がある人ほど、あえて一段で止める勇気を持ちましょう。余白があるほうが、相手も話しやすくなります。
その5 最後に印象を整える
余韻で締める
話が脱線しやすい人は、会話全体がにぎやかになりやすいぶん、最後の印象を整えることが大切です。お見合いの終わり際に、話題が散らかったままだと、相手は「楽しかったけれど、少し疲れたかも」と感じることがあります。
そこで、最後に一言、会話の印象をまとめましょう。
「今日は色々お話しできて楽しかったです」
「〇〇さんの旅行のお話が印象に残りました」
「少し話が広がってしまいましたが、楽しくてあっという間でした」
このように伝えると、会話に温かい余韻が残ります。
自分で少し脱線を認めるのも、やわらかく言えば好印象になります。「話しすぎました、すみません」と重く謝るより、「楽しくて少し広がってしまいました」と言うほうが自然です。
最後の一言は、会話の着地点です。どれだけ途中で広がっても、終わりが丁寧なら印象は整います。
まとめ
話が脱線しやすい人でも、お見合いは上手くいきます。大切なのは、話を広げる自分を否定することではなく、相手がついてきやすい工夫を入れることです。
最初に結論を置く。一つ話したら本題に戻る。自分の話をしたら相手に渡す。深掘りは一段だけにする。そして最後に、会話の印象を温かく整える。
これだけで、脱線しやすい会話は「まとまりがない話」ではなく、「広がりがあって楽しい会話」に変わります。
婚活では、完璧な話し方をする必要はありません。むしろ、少し話が広がる人のほうが、親しみやすさや人間味が伝わることもあります。ただし、相手を置いていかないこと。ここだけは意識したいところです。
お見合いの会話は、台本通りに進めるものではありません。相手の言葉に反応し、自分の話も少し出しながら、二人で作っていくものです。
話が脱線しやすい人は、会話の種をたくさん持っています。その種を一気にまくのではなく、相手が拾いやすいように少しずつ置いていきましょう。話を広げる力に、戻る力と渡す力が加われば、あなたの会話はきっと「また話したい」と思われる魅力になります。