身長175cmの呪縛
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東京・新宿の結婚相談所「婚活サロンmarriage pro(マリッジプロ)」です。
※【IBJ AWARD2021〜2025】受賞結婚相談所
今回は「高身長男性を求める女性」について解説します!
婚活の現場にいると、どうしても避けて通れない条件があります。
それが身長です。
年収や学歴、職業については、
「少し視野を広げてみようかな」
「人柄を見てから判断しよう」
と考えられる方でも、
身長だけは最後まで譲れない。
これは決して珍しい話ではありません。
むしろ、真剣に結婚を考えている30代女性ほど、
この条件に強く縛られている印象があります。
そして多くの方が、心の中でこう葛藤しています。
「自分でも厳しい条件だとは分かっている」
「性格が良い人だと思うのに、どうしても男性として見られない」
「そんな自分が嫌で、婚活がどんどん苦しくなる」
私たちは、この苦しさそのものが、
身長問題の本質だと考えています。
なぜ「身長」の話は、ここまで心を締めつけるのか
条件の話なのに、自分を責めてしまうから
身長は、婚活条件の中でも特別です。
年収や職業は、
「今後変わるかもしれない」
「努力でどうにかなる」
と未来を見られる条件ですが、
身長はそうではありません。
・変えられない
・数字で一瞬に判断される
・自分の価値観まで否定してしまいやすい
だからこそ、
判断する側も、される側も、心が削れやすい条件なのです。
「結婚相談所 身長 譲れない」と検索する方の多くは、
身長が理由でお断りしている自分を、どこかで責めています。
ですが、現場にいる私たちは断言します。
身長へのこだわりは、わがままではありません。
身長を求めてしまうのは「本能」です
あなたの感覚は、間違っていません
進化心理学では、
女性が高身長の男性に安心感を覚える理由を、
・守ってくれそう
・体力がありそう
・困った時に頼れそう
といった生存本能に近い反応だと説明します。
つまり、
「170cm以下 男として見れない」
と感じてしまうのは、
性格の問題でも、冷たい判断でもありません。
理屈では割り切れない生理的な感覚だからこそ、
本人が一番苦しむのです。
現場で必ず出てくる「2つの本音」
ヒールと遺伝子という、真面目な不安
身長条件に悩む女性会員さんに理由を聞くと、
ほぼ次の2つが挙がります。
① ヒールを履いた時の身長差が気になる
② 遺伝子を考えると、低身長だと子どもが可哀想ではないか
どちらも、とても現実的で、
「結婚後の生活まで考えている」からこそ出てくる不安です。
私たちは、この不安自体を否定しません。
ただ、必ずもう一歩踏み込んで考えてもらいます。
結婚後の生活を、どこまで想像していますか?
婚活中の視点と、結婚後の現実は違います
婚活中は、どうしても「デート」が生活の中心になります。
・ヒールを履く
・横に並んで歩く
・周囲の目が気になる
しかし結婚後、特に子どもを望む人生では、
・保育園の送り迎え
・公園
・スーパー
・病院
こうした日常が、生活の大半を占めます。
ヒールを履く頻度は、驚くほど減ります。
成婚者を数多く見てきた立場から言うと、
「ヒール基準」で一生を判断してしまうのは、
少しもったいないと感じるのです。
遺伝子への不安は、もっと複雑です
身長よりも、受け継がれるものがあります
「低身長だと、子どもが可哀想ではないか」
この言葉を聞くたびに、私たちは思います。
本当に子どもに影響するのは、
身長そのものより、その人が自分をどう扱ってきたかではないかと。
・自己肯定感
・物事の捉え方
・人との関わり方
低身長でも、前向きで魅力的な人はたくさんいます。
そして、そうした姿勢は確実に子どもに伝わります。
データで見る「175cmの壁」の現実
条件を重ねるほど、世界は狭くなる
ここで、客観的な数字を見てみましょう。
データ①
30代日本人男性で身長175cm以上は約30%
出典:厚生労働省
国民健康・栄養調査(身体状況調査)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/index.html
データ②
年収500万円以上・大卒・未婚男性は「それぞれ」少数派
年収500万円以上の男性
国税庁「民間給与実態統計調査」
男性全体のうち約3割前後
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/index.htm
大卒(大学・大学院卒)の男性**
総務省「国勢調査」
約3〜4割程度
https://www.stat.go.jp/data/kokusei/index.html
30代男性の未婚率
同じく国勢調査より約4割
https://www.stat.go.jp/data/kokusei/index.html
これらは単体データですが、
条件を一つ加えるごとに対象者が確実に絞られていく
という現実は、数字からも読み取れます。
データ③
「170cm以上」で検索条件を設定する女性は約7割
~高身長男性に関するアンケート調査~ナイル株式会社
https://www.nikkei.com/compass/content/PRTKDB000000384_000055900/preview
身長=カップ数、という少し残酷な現実
条件への執着は、男女共通です
男性の中には、
「できれば○カップ以上がいい」
と希望を出す方もいます。
その時、私たちはこう考えます。
身長も、カップ数も、本質は同じ。
・第一印象
・本能
・数値化しやすい
だからこそ執着しやすく、
それだけに縛られると、婚活は長期化します。
過去の会員事例|価値観の優先順位を整理した結果
過去に、30代で身長を強く気にされていた女性会員がいました。
決して高望みではなく、
性格も穏やかで、条件的にも問題のない方でしたが、
・身長を満たすと他が気になる
・別が良いと今度は身長が気になる
という状態を繰り返し、苦戦していました。
そこで私は、
身長を求める気持ちは尊重した上で、
結婚観の中で何を最優先したいか整理しましょう
とお伝えしました。
彼女が書き出した優先順位は、次の3つでした。
1. 暖かい家庭を作りたいので、共家事・共育児ができるパートナー
2. 穏やかな時間が過ごせそうな、安心感のあるパートナー
3. 何でも話し合えて、友達のように楽しめるパートナー
この整理をしてから、
彼女の視点は大きく変わりました。
身長が希望通りでなくても、
人柄や結婚観に自然と目が向くようになり、
結果として希望の身長ではありませんが、
価値観の合う素敵な男性と成婚されました。
成婚祝いの場で、彼女が言った言葉が印象的です。
「身長に拘り続けていたら、
いつまで経っても成婚できていなかったかもしれません」
「妥協」ではなく「最適化」という考え方
マイナス3cmが、人生を変えることもある
私たちが提案しているのは、
条件を捨てることではありません。
・検索条件をマイナス3cm
・会ってから判断する
・数値より空気感を見る
ほんの少しの視野の広げ方です。
年齢と時間という、もう一つの条件
これは誰にも止められません
身長を求めること自体は否定しません。
ただ、婚活が長期化している方には必ず伝えます。
婚活中も、年齢と時間は確実に進んでいる。
結婚相談所として、最後に伝えたいこと
「結婚 身長 関係ない」と無理に思い込む必要はありません。
でも、
身長だけで人生を狭めない婚活は、できます。
条件と感情を一人で抱え込まず、
第三者の視点を使って整理してみてください。
●無料相談
https://prop-p.com/counseling/
新宿駅11分、西新宿駅2分、オンラインも可能です!