結婚相談所の婚活で「テイカー」から「ギバー」に変わる
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はじめに
結婚相談所の現場にいると、似た条件の会員でも不思議なくらい結果に差がつく瞬間を何度も見ます。学歴や年収、容姿といった表面的な要素では説明できない差を生むのが、人への関わり方の「姿勢」です。このブログでは、その姿勢を「テイカー」「ギバー」「マッチャー」という三つの型で整理し、テイカー気質を自覚した人がギバーへとシフトするための具体的な道筋を、結婚相談所での活動の参考になるよう丁寧に解説します。
テイカーとは・ギバーとは・マッチャーとは
テイカーは、関係の起点を常に「自分の得」に置く人です。どの店なら相手が多く払ってくれるか、どういう返事をすれば自分に有利か、どの選択なら相手に奉仕してもらえるか。頭の中の羅針盤が、自分の利得に強く磁化されています。テイカーが悪人だという意味ではありません。むしろ多くは、傷つきたくないや、失敗したくない不安から自己防衛的に「先に確保しておく」癖が身についているのです。
ギバーは、関係の出発点を「相手に価値を渡す」ことに置きます。差し出すのはお金や時間だけではありません。丁寧な言葉、相手の尊厳を守る配慮、約束の守り方、気持ちの扱い方。ギバーは見返りゼロを前提に献身するのではなく、関係全体の質を高める行動を静かに積み重ね、結果として自分も豊かになる循環を生みます。重要なのは、境界線を持った健全な与え方をすることです。
マッチャーは、与えることと受け取ることのバランスを常に測ります。あなたがこれだけしてくれたから、私もこれだけ返す。等価交換の発想は公平感を生み、短期的には関係を安定させますが、計算が前に出すぎると、温度が上がりきらないまま関係が停滞します。婚活初期の接点ではマッチャー的な慎重さが役に立ちますが、親密さが育つ局面ではギバー的な一歩が必要です。
婚活の現場で三者がどう振る舞うか
お見合いや交際初期のデートで、
テイカーは自分の条件を早めに並べたり、自分の条件の人なのか見極めがちです。年収や家事分担や家の場所など、必要な話題ではあるのに、相手の温度が整う前に持ち出すことで、取り調べのような空気を作ってしまいます。
ギバーは同じ論点を扱うにしても、まず相手の生活の大切なリズムに関心を向け、背景を理解しようとします。また未来の条件より、目の前の相手の「現在」「過去」を掘り下げ、人柄を知ろうとして関係構築を優先します。
マッチャーは相手がどこまで話すかを見て、等量を返すように調整します。
LINEのやりとりで、
テイカーは「既読なのに返事がない」と焦り、怒り、自分が不利にならない文面に終始します。
ギバーは返信のしやすさを考え、相手のペースを尊重しつつも「あなたの話をもっと聞きたい」という明るさを保ちます。
マッチャーはやり取りの回数や長さを揃えにいき、無難に終わりがちです。
仮交際以降、デートで差が広がります。
テイカーは自分の居心地の良い店、自分が話しやすいテーマ、自分が得をする何かに意識が向きます。
ギバーは相手の緊張を溶かす導線や、移動負担、相手の好みがあるメニュー、支払い時の所作など細部を考えます。
マッチャーは「次はそっちの希望を聞くね」と交互に計画しますが、どちらも主導しないまま沈黙に陥ることがあります。
テイカーが婚活で嫌われる理由
テイカーが自然と相手へ与えている印象は、安心感の欠如です。結婚は長期の協働です。
相手は「この人と生活を重ねたとき、私の尊厳は守られるのか」を無意識に測っています。テイカーの言動は、相手の安心を削る微細な摩耗として現れます。予約が取れなかった責任を状況のせいにする言い方、店員へのぶっきらぼうな反応、小さな遅刻への軽い扱い、感謝や謝罪に主語がない文章。どれも直接的な非難ではないのに、受け手は「大切にされない兆し」を拾ってしまいます。
次に、コスト超過の予感です。
テイカーは相手の労力や時間を自分の都合に平然と組み込みます。たとえば平日の夜に長距離移動を依頼したり、返信の間隔に不満を示したり、相談所の仲人に対しても「とにかく良い人紹介してください」「まともな人がいない」という一方通行の要求をしがちです。相手は今だけでなく未来の家事育児、親のケア、金銭判断の場面にその癖を投影し、「疲れる未来」を想像して離れていきます。
さらに、短期最適化の匂いや予兆です。良く見せるためのポーズや、相手の好みに合わせた擬態は、ふとした瞬間に綻びます。ギバーは同じ「気配り」をしても、長期前提で積むため、持続の手触りが違います。テイカーの気配りは打算の影が薄く差し込み、相手はそれを嗅ぎ分けます。
テイカー気質な人は「良いお相手」の前で頑張りますが、なかなかその時だけ頑張ってもうまくいきません。
最後に、対等性の欠落です。テイカーは無自覚の上下関係を作りやすく、相手の意見が「参考情報」にしかならない配置を好みます。話し合いではなく通達になる。相談ではなく報告を求める。関係の中に共同意思決定の余白がないと、相手は参加者ではなく「資源」として扱われている感覚を覚えます。
テイカーの自覚チェック
ここからは、自分に問いを投げかけるように読んでみてください。凹む必要はありません。まずは自分を知ることは大きな成長です。
最初の問いは、「相手の好意や時間を、当然の前提として見積もっていないか」です。たとえば、メッセージの返信が遅い時、あなたは不安の言語化に努めるでしょうか。それとも、相手の配慮不足という解釈に素早く飛びつくでしょうか。後者に心が動くなら、テイカー的な思考の影響を受けています。
次の問いは、「交際のステップが進むほど、相手の自由度を広げる言動が増えているか」です。関係が深まるほど制限を増やすのはテイカー、自由を拡張する提案が増えるならギバーです。たとえば週末の予定を決めるとき、「週末だし疲れているかもしれない」という発想が出てくるなら、ギバーの芽があります。
三つ目は、「感謝と謝罪の言い回しに主語と具体があるか」です。「すみません」「ありがとうございます」だけではなく、「予約を任せてもらったのに確認が甘くて開始時刻がずれました。待ってもらって助かりました」という具合に、出来事と相手の働きを正確に言葉にできるかどうか。曖昧に済ませがちなら、相手の労力を資源扱いしている可能性があります。
四つ目は、「仲人との会話で『してほしいこと』より先に『自分がやること』を報告しているか」です。活動の主体は自分にあります。仲人に要求が先行するほど、テイカーの比率は高まります。まず自分の改善と実施状況を具体に語れれば、ギバーの方向に舵が切れています。
最後は、「別れの場面を丁寧に扱えているか」です。ご縁を見送りたいとき、相手の人格を傷つけず、時間を尊重し、感謝を言葉にして離れられるか。別れ方の品位は、その人のギバー度を強く映します。
テイカーからギバーに変わるために
変化は性格改造ではありません。行動の設計を変えることです。まず「目的の再定義」から入りましょう。婚活の目的が「条件の良い人を捕まえる」だと、行動はテイカー化します。ここを「良い結婚生活を共同で設計できる相手と出会い、二人で育てる」に置き換えるだけで、会話の質が変わります。相手の現在だけでなく、未来の生活の作り方を一緒に描く姿勢が自然と生まれます。
次に「言葉遣いのデザイン」を見直します。ギバーの言葉には、相手の自由を守る余白が含まれます。たとえばデートの提案をするとき、「行けますか?」と聞くのではなく、「暑いですし二人の体調のためにも、移動少なめのこの店を候補にしてみました。別の案も喜んで検討します!」と伝えます。ここには相手の負担の見積もり、代替案の余地、共同意思の尊重が同居しています。
そして「時間とお金の使い方」を調整します。ギバーは見栄に投資しません。相手の安心と快適のために投資します。無理な高級店を頑張るより、合流後の会話を考えたり、コートを預ける導線を整え、支払いはスマートに済ませ、遅くならないよう解散時刻に配慮する。さらに、帰宅後の一通の丁寧なメッセージに時間を割く。相手の当日の小さな努力や素敵な一面を具体語で拾い、感謝と次の一歩を短く明るく添える。お金より手間と心配りに価値を置く配分へ移行します。
「境界線を持つ与え方」を学びます。ギバーは何でも許す人ではありません。約束が守られない、尊厳が削られる、誠実さが失われる。それらには静かに線を引きます。たとえば度重なる当日キャンセルに対しては、怒りをぶつけるのではなく、「今回で三度目で、私の時間の管理が難しくなっています。今後の約束も同様であれば、確実な時間じゃないと会うのは難しいです。」と伝えます。与える力と同じくらい、守る力もギバーには必要です。
「場面ごとの実践」を設計します。お見合いでは、最初の5分を相手の安心に費やします。席の位置、荷物置き、暑さ寒さの配慮、飲み物のペース。表面的な気配りに見えて、相手の体調と緊張を受け止める下地づくりです。会話は経歴の羅列ではなく、相手の価値観の背景を丁寧に開く質問で構成します。たとえば「土日の過ごし方」を聞くなら、何で気分転換をするのが好きかや、家では何をするのが好きか、出かける時は何をするのが好きかを尋ねます。仮交際に進んだら、デートは「安心が増える場所」「好きなものや事に触れる」を最優先にします。天候や混雑の読みに気を配り、移動の短さや落ち着く場所に投資します。
「メッセージの整え方」は決定的に効きます。ギバーの文面は短くても温度が伝わります。相手の固有名詞を一つ入れ、相手の小さな努力を一つ拾い、次の一歩を一つだけ提案します。たとえば、「今日は予約を任せてくれて助かりました。席が静かで話しやすかったですね。次は駅から雨に濡れないルートの店を見つけたので、◯さんの都合に合わせて候補を送ります」といった具合に、感謝・実感・提案が三点で結ばれています。
「フィードバックの受け取り方」もギバーの要諦です。仲人や相手からの指摘は、人格否定ではなく関係構築の素材です。反射的な自己弁護をやめ、まず受け止めの一言を置き、次に改善の具体を約束し、期限を設定し報告の予定を伝えます。「遅刻しがちですね」と言われたら、「開始前の緊張感が薄く、時間管理が甘くなっていました。次回は前日にアラーム設定を済ませ、出発は二〇分早めます。結果を当日中に報告します」。この一往復が、信頼の回路を作ります。
テイカーな相手を選ばないために
誰しも状況次第でテイカーになる可能性があります。見抜くべきは、性格の固定ではなく「癖の濃さ」と「改善への意志」です。初期の観察点として、約束にまつわる扱い方を丁寧に見ます。時間に関する小さな遅れや変更の伝え方は、その人の他者尊重の基礎体力を映します。遅れること自体よりも、伝達の速さ、理由の具体性、相手への配慮語の有無が指標になります。
金銭の場面もシグナルに富みます。支払いの負担をどう言語化するか。奢りたがるか割りたがるかではなく、相手の気持ちと状況に照らして柔らかく提案できるかどうか。店員さんへの態度は、対等性の感覚を覗く小窓です。上下を無自覚に作る人は、家庭内でも上下を作ります。注文が通らない時の表情や言葉は、予期せぬ不都合への向き合い方を教えてくれます。
会話の主語にも注目しましょう。「私はこうしたい」ばかりでも、「みんなはこうしてる」ばかりでも、共同設計の余白がありません。「二人ならどうしたい」を自然に口にできる人は、関係の共同体化が得意です。過去の交際の語り方も手がかりです。元交際相手を貶める表現が多い人は、原因分析が外向きで、自分の改善課題に光を当てにくい傾向があります。
最後に、感謝と謝罪の扱いを見ます。ありがとうとごめんなさいが、場面に対して具体であるか。言葉が足りなくても、目線や間の取り方に誠実さが滲むか。テイカーはここが薄く、形式的に流します。ギバー傾向の人は、不器用でも相手の労に光を当てる言語を探します。
さいごに
今までテイカー気質な人が「気付き」、自己改善をし成婚した事例を多くみてきました。
テイカーと指摘されて否定するより、なぜそう思うのか、そう思わせたのかという視点が今後の成婚の一歩になります。
諦めず頑張ってください!!
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