おじいちゃんがやってた仲人の『令和版』
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私たち夫婦が結婚相談所を始めた理由
先日、また一人の会員さんが成婚退会されました。
結婚相談所をやっていて、やっぱり一番うれしい瞬間です。
そんな時、ふと思うことがあります。
「そもそも、なんで私は結婚相談所を始めたんだっけ?」
実は、最初から結婚相談所をやろうと考えていたわけではありません。
今日は少しだけ、私たち夫婦がこの仕事を始めた理由についてお話ししたいと思います。
すべては朝霞駅前の小さな3坪から
妻の実家が70年ほど続けてきた商売を廃業することになり、朝霞駅前にある3坪ほどの小さな店舗が空くことになりました。
駅前という立地ですから、人に貸して家賃をいただくことも考えました。
当時、私は50代後半。
せっかくなら、この小さな場所で妻と二人、何か新しい仕事ができないだろうか。
飲食店という選択肢もありました。
でも、人生も後半に差しかかり、どうせ新しい仕事を始めるなら、誰かに喜んでもらえる仕事がしたい。
長く会社員として働いてきた私にとって、今度は人の人生の節目に関わり、直接「ありがとう」と言ってもらえるような仕事ができたらいいな。
そんなことを考えていました。
祖父の葬儀で知った『人とのご縁』
そんな時、昔の祖父のことを思い出しました。
祖父は1907年生まれ。
戦前、戦中、戦後を生き、晩年は自分の仕事をしながら地域の役にも積極的に関わり、老人会の会長なども務めていました。
祖父が80歳で亡くなった時、私はまだ20代半ばでした。
祖父は特別大きな財産を残した人ではありません。
ところが、葬儀の準備が始まると、家の前の路地に次々と大きな花輪が運ばれてきました。
気がつけば十数本。
そして弔問に来られた方の中には、
「おじいちゃまに仲人をしてもらったんですよ」
という方が何人もいました。
後になって父から聞いた話では、祖父が仲人をした夫婦は20~30組ほどいたそうです。
その時初めて、
「おじいちゃん、ずいぶん地域の人たちに慕われていたんだな」
と思ったことを覚えています。
祖父が残したものは、大きな財産ではなかったかもしれません。
でも、人と人との間には、確かなご縁が残っていたのだと思います。
これ、おじいちゃんがやってた仲人の令和版?
それから何十年。
祖父の葬儀のことなど、すっかり忘れていました。
そんな時、インターネットでIBJの結婚相談所というビジネスを知り、説明会に参加しました。
話を聞きながら、真っ先に頭に浮かんだのが祖父でした。
「これ、おじいちゃんがやってた仲人の令和版じゃないか!」
もちろん、祖父は商売として仲人をしていたわけではありません(笑)。
でも、人と人をつなぎ、その人たちの人生の大きな節目に関わる。
形は違っても、どこか共通するものを感じました。
しかも、朝霞駅前の3坪の店でもできる。
「これなら妻と二人でできるんじゃないか?」
妻に話してみると、女子校時代の“恋バナ好き”の血が騒いだのか(笑)、幸い反対されませんでした。
そして2019年秋。
朝霞駅前の小さな店舗で、夫婦二人の結婚相談所を始めました。
ところが、開業して間もなく世の中はコロナ禍に。
人と人を出会わせる仕事を始めた途端、「人と会わないでください」という世の中になってしまいました。
さすがに、これは参りました。
そんな中、友人が娘さんを連れて相談に来てくれました。
そして、その方が無事にご成婚。
初めて成婚退会する会員さんを送り出した時、
「この仕事、本当に人の人生の大きな節目に関われるんだ」
と実感しました。
あの成婚は、開業したばかりの私たち夫婦に、大きな自信を与えてくれました。
8年目の今も、成婚の喜びは変わりません
あれから年月が経ち、El Doradoも開業8年目に入りました。
そして先日、また一人の会員さんが成婚退会されました。
婚活は、決して順調なことばかりではありません。
お見合いがなかなか成立しなかったり、交際が思うように進まなかったり。
会員さんと一緒に悩むこともあります。
それでも、最後にご本人から結婚が決まったという報告をいただくと、何とも言えないうれしさがあります。
正直なところ、この朝霞駅前の3坪の店でタイヤキでも焼いていた方が、もっと儲かったかもしれません(笑)。
でも、
「結婚することになりました」
と会員さんから聞く瞬間。
あの感覚は、何度経験してもいいものです。
これ、本当にクセになるんですよね。
祖父が20~30組のご縁をつないだように、私たち夫婦も、この小さな相談所から一組ずつ。
これからも、人と人のご縁に関わっていけたらと思っています。
小さな相談所だからこそ、できること
結婚相談所には、それぞれの特徴や考え方があります。
私たちEl Doradoは、朝霞駅前の小さな店舗で夫婦二人が運営する結婚相談所です。
大勢の会員さんを抱える大きな相談所ではありません。
その分、一人ひとりのお話を聞き、その方に合った婚活を一緒に考えていきたいと思っています。
結婚は、人生の大きな節目の一つ。
だからこそ、焦らせたり、無理に背中を押したりするのではなく、ご本人の気持ちを大切にしたい。
そんな思いで、今日も夫婦二人で相談所を続けています。
婚活を始めようか迷っている方も、まだ結婚相談所を利用するか決めていない方も。
朝霞駅前に、こんな夫婦がやっている小さな結婚相談所があることを、少しだけ覚えていただけたらうれしいです。
朝霞駅前 結婚相談所 El Dorado
※写真は1963年8月、56歳だった祖父と1歳11か月の私です。
まさかこの小僧が、何十年後かに「おじいちゃんがやってた仲人の令和版」を始めるとは……二人とも夢にも思っていませんでした(笑)。