婚活で好かれるのは嬉しいけど…心が動かない時の向き合い方
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婚活というマラソンに真剣に取り組む人を、最後まで応援したい。
結婚相談所Same Side（セイムサイド）代表カウンセラーの大石晃弘です。
「好かれるけれど、好きになれない」その葛藤
婚活をしていると、「悪い人じゃないんだけど、気持ちが追いつかないな」と感じる出会い、ありますよね。
相手が誠実に向き合ってくれているほど、断ることに罪悪感を覚えてしまう。
そんな気持ちを抱えている方は、とても多いです。
「私って冷たいのかな」
「せっかく好意をもらったのに申し訳ない」
そうやって自分を責めてしまう方も少なくありません。
でも、好意を頂いたことに対する“感謝”と“恋愛感情”は別のものなんです。
好かれること自体は嬉しい。
けれど、心が動かない自分を否定しなくていい。
それは決して贅沢でも、わがままでもありません。
「ありがとう」を心の中で伝えるだけで、前に進める
そんなときこそ、無理に「好きにならなきゃ」と頑張る必要はありません。
相手に誠実に向き合う優しさと、
自分の気持ちを大切にする勇気のバランスが大切なんです。
気持ちが動かなかった相手に対して、
そっと「ありがとう」と伝えてみてください。
直接お伝えしても良いですし、ハードルが高ければ、心の中だけでも十分です。
その「ありがとう」は、
“感謝”と“お別れ”をやさしくつなぐ、静かな心のおまじないのようなもの。
相手を否定せず、
自分の気持ちを丁寧に整える一言にもなります。
無理をしない婚活って、
こうした小さな思考の切り替えから始まるんですよね。
「好かれたからといって、“期待に応えなきゃ”ではない」
もちろん、「ありがとう」と心で伝えたあとも、気持ちはすぐに晴れないこともあります。
そんなときは、少し視点を変えてみるのがおすすめです。
相手に好かれたからといって、
“期待に応えなきゃいけない”わけではありません。
この視点を持てるだけで、心がふっと軽くなる方はとても多いんです。
相手の「好き」という感情は、
その人が“あなたの魅力をどう受け取ったか”という、ひとつの意見にすぎません。
あなたが必ず応える必要はありませんし、その気持ちに応えられなかったからといって、
あなたの心が曇っているわけではありません。
だからこそ、
「あなたはそう感じてくれたんだね」と、心の中で静かに線を引けるようになります。
そして、思い出してほしい大切なことがあります。
それは、「私は“選ばれる側”ではなく、“選ぶ側”でもある」という視点です。
この一言は、好意に応えられない不安や焦りで揺れたとき、そっと呼吸を整えてくれる大事な考え方です。
「どうして、好きな人には伝わらないんだろう？」
婚活をしていると、ふとこんな疑問が浮かぶことがあります。
「どうして、好きでもない人には好かれるのに、好きな人にはなかなか伝わらないんだろう？」
この“差”は、一体どこから生まれるのでしょうか。
好きでない相手の前では、意識しないぶん、本来の自分が自然と出せることはありませんか？
気を張らず、肩の力が抜けて、いつも通りに話せたり、笑えたりしますよね。
実は、その“自然さ”や“柔らかさ” が、相手には好印象として伝わっているのかもしれません。
一方で、好きな相手の前では、
「良く思われたい」「嫌われたくない」そんな気持ちがどうしても働きやすくなります。
気をつかいすぎたり、相手の反応を読みすぎたり。
その結果、本来の魅力である“あなたらしさ”が霞んでしまうこともあります。
つまり、「自然体のときのほうが、あなたの良さが伝わりやすい」
そんなケースが、実はとても多いんですね。
ここに気づけるだけで、
「好きな人に伝わらない＝自分に魅力がないからだ」
そんな苦しい誤解も、少しずつほどけていきます。
素を見せても大丈夫だと思える相手を見つける
恋愛や婚活では、一見好きになれそうな人と、長く安心して付き合える人が一致しない。
そんなことがよくあります。
とくに、普段の自分を見せるのが怖い相手、つい背伸びしてしまう相手。
こういった相手とのご縁は、最初はうまくいきそうに見えても、
時間が経つとどこかで苦しさが出てきてしまうことがあります。
逆に、飾りすぎず、気を張りすぎず、あなたの“素の部分”が自然と出せる相手。
その相手は、あなたの“素の温度”を受け止めてくれる人でもあります。
ここまで読むと、「やっぱり、好きでない人の好意を受け止めなきゃいけないの？」
そんな気持ちを抱くかもしれません。
ですが、やはり本当に大切なのは、あなた自身がその相手を“いいな”と思えること。
素の自分を受け止めてくれて、しかも自分も惹かれる相手。
この組み合わせこそが、長く続く安定した関係のベースになります。
つまり、「自分らしさを見せても大丈夫だと思える人」の中から好きになれる人を探す
これは、ときに難しく感じると思います。
ですが、それこそが幸せへの確かな道しるべ
結婚相談所Same Sideでは、そう考えています。
さいごに
婚活では、気持ちと現実の間で揺れる瞬間があって当然です。
無理に応えなくてもいいし、無理に好きにならなくても大丈夫。
大切なのは、自分らしさを見せても心が落ち着く相手を、ゆっくり選んでいくこと。
そのうえであなたが「いいな」と感じられる人こそ、長く安心して関係を育てられるご縁です。
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