シングルマザーさんとして、社会や周りの目がどうしても気になってしまうことがあります。例えば、子どもの学区の問題や、引っ越しができない環境にいると、男性と一緒にいるところを誰かに見られることが不安に感じることがあるでしょう。婚活をしていること自体が周囲に知られるのが怖かったり、子どもとの生活に支障をきたすのではないかと心配になったりすることもあります。こうした理由で、婚活に対して一歩踏み出せない方が多いのも現実です。周りの目を気にしてしまうことは、決して珍しいことではありませんが、その気持ちに正直でいることはとても大切です。そして、その気持ちを少しずつ整理し、自分のペースで進んでいくことが重要です。

「みんな再婚していくのに、なんで私は…」と、シングルマザーのあなたが感じた本音を聞くことがあります。知り合いや周囲が次々と新しいパートナーを見つけていくのを見て、焦りや不安を感じることは、自然なことです。そんな気持ちが、時には自分を押し込めてしまうこともありますよね。自分が遅れているように感じたり、焦って無理に次を探そうとしたりすることもあります。

仕事を通じて知り合った、とても素敵なシングルマザーさん。中学生のお子さんがいるとは思えないほど、若々しくおきれいな方でした。そんなある日、「山田さんのところでお世話になりたいんです」と、再婚についてご相談をいただきました。でも——いざ動き出そうとするとき、一番大切にしなければならない存在が「お子さん」だという現実に、改めて向き合うことになったのです。お母さんが誰かに取られてしまう不安、受験を控えたプレッシャー、繊細な思春期の心は、すぐに「猛反対」という形で現れました。

若い頃は、少し返事を遅らせたり、すぐに既読をつけなかったり——今思うと、ちょっと恥ずかしい恋の駆け引きをしていたと思う。でも、大人になった今、「好きだから、素直に連絡したい」そんな気持ちの方がずっと自然だと、やっと思えるようになった。

「ディズニーランド、ずっと行きたいと思ってたんです」——会員さんから、そんな素直な声を聞いたのは、ある面談のときでした。でも、婚活中ってなんとなく…「結婚相談所でディズニーランドってハードル高いかな？」「テーマパークってダメかな？」そんなふうに、自分の気持ちにブレーキをかけてしまいがち。だけど私は、思うんです。「行きたい」「楽しみたい」という気持ちを、大切にしていいって。

「がんばってるのに、うまくいかない」そんなときもある婚活をしていると、ときどき立ち止まってしまうこと、ありませんか？——こんなにがんばっているのに。——こんなに勇気を出しているのに。それでもなかなかうまくいかないと、「もしかして私にはご縁なんてないのかな」って、そんなふうに思ってしまうこともあるかもしれません。でも、大丈夫。焦らなくてもいいんです。

2回目のデートは、春の陽ざしの中、湖のボートに2人で乗った。手を取り合うわけじゃなくても、漕ぐリズムがだんだん合ってきて、ふたりの距離が、少しずつ縮まっていくのを感じた。こんな穏やかな時間を、誰かと“自分のために”過ごすのは、どれくらいぶりだっただろう。

お花見なんて、何年ぶりだろう。春が来ても、桜をゆっくり眺める時間なんて、なかった。ベビーカーを押して、スーパーに向かう途中。その道にある桜の木の下を、ほんの少し通るだけ。それが、私と子どもの“お花見”だった。それでも、子どもがかたことで「……きれい、ね」って言ってくれた時、その小さな声が、私の心をそっとあたためてくれた。

約束の時間まで、あと2時間。久しぶりにメイクを丁寧にして、選んだ服を何度も見直して——気づけば、鏡の前で何度も深呼吸していた。「変じゃないかな」「浮いてないかな」そんな不安もあったけど、心の奥ではずっと、**“少しでも素敵に見られたい”**って思ってる自分がいた。

お見合いを終えてすぐに、私は彼に交際希望を出しました。迷いはなかったけれど、彼からの返事を待つ時間は、想像していた以上に長く感じられて——「もし、断られたらどうしよう…」胸がぎゅっと締めつけられるような思いで過ごした今日。だからこそ、「交際希望」という彼からの返事を見た瞬間、胸の奥で、何かがやさしく震えたんです。