25 シャネルの生き方:「嫌い」という価値観
- 結婚準備
- 自分磨き
目次
- 今も光るシャネルの名言
- 「嫌い」が生み出す革新的なファッション
- 婚活で迷いがちなら「嫌い」から考えても
- 社会が変化するタイミングで自分枠を超える
今も光るシャネルの名言
コロナ禍で、すっかり習慣となった夕方のお散歩。こんな本を、立ち寄った書店で買いました。
『ココシャネルの言葉』(山口路子著 大和書房 2017年)引き込まれたのは、この文章。
…けれどシャネルは違います。
『嫌い』という感情を重視し、
『嫌い』なものを自分の周りから、
自分の人生からなくすことに
エネルギーを注いだのです。
心に刺さるような言葉でした。
シャネルは「こうあるべき」という価値観を揺さぶったデザイナー。ファッションを通じて女性の「生き方そのもの」を変えていきました。アーティスト・レベルの仕事を展開した人物です。
「嫌い」が生み出す革新的なファッション
コルセットと装飾過多の、動きにくい服装は、嫌い。
―だから、ジャージーの服を作りました。
ハンドバッグは、失くしそうで嫌い。
―だからショルダーバッグを作りました。
すぐに香りの消える天然香水は嫌い。
―だから人工香水、シャネルの5番を作りました。
シャネルの「嫌い」はたんなる排除ではありません。
自分の人生から「嫌い」を無くすため、新しいモノを創造したのです。
婚活で迷いがちなら「嫌い」から考えても
日本人は「何をしたいかよくわからない…」という悩みを持つ人が多いんだそうです。
誰とでも、仲良く・愛想よく・親切にという和の精神で、いつのまにか、自分の本音を押さえがちになっているのかもしれません。
でも婚活では「私はこういう人生を送りたい!」がないと、「あの人もいい、この人もいい…」と、いつまでも迷う危険性が。そんなとき、何が「嫌い?」を考えてみてください。
幸せって何?は漠然としてしまうのですが「嫌い」はなぜか具体的に言葉にしやすい。
古今東西の絵画でも「地獄絵」はバリエーションが豊富。微に入り細に入り、描いてあります。人間って、嫌なモノやコトの方がイメージしやすいんです・笑
ここはちょっと自分の本音に正直に。友人と「嫌いトーク」をしてみるのもありですね。
社会が変化するタイミングで自分枠を超える
改めて、シャネルの合理的な考えに基づくファッション。
それは、第一次世界大戦で、あらゆる人が生活の変化を強いられたとき、輝いたのでした。
そして今、ビフォーコロナ・アフターコロナと言われるほど、社会の変革期を迎えています。昨日までの常識が、これからはもう通じない。
しんどい時代ではあるけれど「こうあるべき」という枠組みをどんどん再構築して、アクションを起こしていけたら、そんなことを思うこの頃です。